第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、2020年11月20日に提出した有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績の状況

当社グループは、現在2025年8月期を最終年度とする中期経営計画「VG1000」の達成に向けた取組みを推進しております。世界中のパートナー(オークションにおける取引リユース事業者。以下同じ。)の仕入から販売までをワンストップで支援するラグジュアリー品に特化した「Global Reuse Platformer」となり、リカーリング型ビジネスへの転換を図ることで、持続的な成長の実現を目指しております。

この成長戦略を実現するため今期は集中的に先行投資を実施する年と位置付けており、広告宣伝費をはじめ人件費や、システム保守・開発関連の費用等を増加させる計画です。この計画に基づき取組みを進めた結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の連結業績は以下のとおりとなりました。

 

売上高

23,743百万円

前年同期比16.9%増

営業利益

66百万円

前年同期比90.3%減

経常利益

36百万円

前年同期比94.3%減

 

親会社株主に帰属する四半期純損失

123百万円

前年同四半期の親会社株主に帰属する四半期純利益は366百万円

 

 

なお、当社グループは「ブランド品、骨董・美術品等リユース事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

当第2四半期連結累計期間における具体的な取組みは以下のとおりです。

まず、仕入を拡充する施策として、国内では8店舗の新規出店と1店舗の退店を、海外ではフランス、タイ、マレーシアなど世界各地で7店舗の新規出店を実施いたしました。また、M&Aにより取得した買取店舗「ネオスタ」28店舗を2020年12月から「なんぼや」にブランド統一しており、仕入の強化に努めてまいりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末における買取店舗数はグループ全体で42店舗純増し、128店舗となりました。

同時に、顧客の多様なニーズに応えるため、オンライン買取サービスを強化すべくシステム開発等を進めてまいりました。サービスのリニューアルは4月に予定しております。

このような中、新型コロナウイルス感染拡大に伴い人出の抑制が続き、買取店舗への来店客数も軟調に推移いたしました。成約率向上により仕入確保に努めましたが、1月からの緊急事態宣言の再発令の影響により来店客数がさらに減少したことに加え、地金相場も下落傾向にあるなど厳しい仕入環境となりました。2月後半からは人出の回復が見られており、Webマーケティングやキャンペーン実施の効果もあって来店客数・仕入ともに回復傾向となりました。

仕入高・店舗数の四半期推移につきましては以下のとおりです。

 

 [仕入高・店舗数]


 

販売面におきましては、今後のGMV拡大への対応と、運営の効率化・コスト削減を図るため、2月末に倉庫を移転し、新たに倉庫管理システムを導入いたしました。さらに、今後の本格的なフルフィルメントサービス展開に向け、商品のクリーニング、メンテナンスに必要な設備の拡充など先行投資を進めるとともに、小売ブランド「ALLU」を強化すべく商品の品揃えを拡充いたしました。また、相場変動により落札額低下が見込まれる在庫を戦略的に小売販路に仕向けたこともあり、小売売上が拡大しております。その他、2月後半から仕入が増加傾向にあったことや、倉庫移転に備える目的から、2月に卸売販売を意図的に増加いたしました。

以上のような戦略的販売チャネルの選択の結果、当第2四半期連結会計期間における自社オークションの売上は直前四半期比で減少しております。

売上高(toB・toC)の四半期推移につきましては以下のとおりです。

 

 [売上高(toB・toC)]


 

当社の主力チャネルである業者向けオークション「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション、以下SBAという。)」におきましては、オンラインサイトのUI・UX向上に努めるとともに、パートナーへより良いサービスを提案・提供し、委託商品も含め取引拡大を積極的に推進してまいりました。この結果、SBAの新規パートナー数は順調に推移し、登録社数は前連結会計年度末の602社(国内467社/海外135社)から311社増加し913社(国内638社/海外275社)となりました。SBA香港につきましては4月からのオンライン開催準備のため、当第2四半期連結累計期間での開催は1回(11月のみ)となりましたが、SBAにおける海外販売が好調に推移し、海外売上高比率は全体の10.1%となりました。

売上高(国内・海外)の四半期推移につきましては以下のとおりです。

 

 [売上高(国内・海外)]

 


 

  ②財政状態の状況

 (資産)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、売掛金の減少121百万円があった一方で、店舗展開拡大に伴う仕入量増加に備えた現金及び預金の増加1,680百万円や、仕入の拡大に伴う商品の増加953百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べて2,540百万円増加し、13,800百万円となりました。固定資産は、新規出店及びM&Aによる買取店舗の増加、並びに倉庫移転実施に伴う建物及び構築物(純額)の増加182百万円、差入保証金の増加115百万円等により、前連結会計年度末に比べ486百万円増加し、4,605百万円となりました。これらの結果、総資産は前連結会計年度末に比べ3,027百万円増加し、18,406百万円となりました。

 

 (負債)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、仕入増加等の事業拡大のための短期借入金の増加2,425百万円や、未払法人税等の増加121百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べ3,171百万円増加し、10,817百万円となりました。固定負債は、長期借入金の減少95百万円があった一方で、資産除去債務の増加90百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べ135百万円増加し、1,132百万円となりました。これらの結果、負債額は前連結会計年度末に比べ3,306百万円増加し、11,949百万円となりました。

 

 (純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産額は、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ25百万円増加した一方で、配当金支払等による利益剰余金の減少404百万円があったこと等により前連結会計年度末に比べて278百万円減少し、6,456百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,680百万円増加し、7,955百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各区分ごとのキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、130百万円の支出前年同期は349百万円の収入)となりました。これは減価償却費325百万円や法人税等の還付額239百万円、株式報酬費用194百万円、売上債権の増加額137百万円等による資金の増加があった一方で、たな卸資産の増加額885百万円や法人税等の支払額269百万円等による資金の減少があったためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、188百万円の支出前年同期は283百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入657百万円等による資金の増加があった一方で、貸付けによる支出500百万円や、有形固定資産の取得による支出218百万円、差入保証金の差入による支出108百万円等による資金の減少があったためであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,990百万円の収入前年同期は773百万円の収入)となりました。これは配当金の支払額327百万円や長期借入金の返済による支出119百万円等による資金の減少があった一方で、短期借入金の増加額2,425百万円等による資金の増加があったためであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

当第2四半期連結累計期間において、事業規模の拡大に伴い、当社グループの従業員数は217名増加し、804名になりました。

 

(7) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間の主な設備投資については、商品仕入れを担う買取店舗「なんぼや」の新設を国内で8店舗、海外で7店舗実施いたしました。また、取扱キャパシティの拡大や物流効率化のため倉庫移転も実施いたしました。その他にも、オークションのオンラインシステム開発に加え、倉庫管理システム導入や商品のクリーニング、メンテナンスに必要な設備拡充など、フルフィルメントサービス開始の基盤整備のため、先行投資を実施いたしました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間に実施した設備投資の総額は444百万円となりました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

   当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。