当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、2020年11月20日に提出した有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
①経営成績の状況
当社グループは、現在2025年8月期を最終年度とする中期経営計画「VG1000」の達成に向けた取組を推進しております。世界中のパートナー(オークションにおける取引先リユース事業者。以下同じ。)の仕入から販売までをワンストップで支援するラグジュアリー品に特化した「Global Reuse Platformer」となり、リカーリング型ビジネスへの転換を図ることで、持続的な成長の実現を目指しております。
この成長戦略を実現するため今期は集中的に先行投資を実施する年と位置付けており、広告宣伝費をはじめ人件費や、システム保守・開発関連の費用等を増加させる計画です。この計画に基づき取組みを進めた結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結業績は以下のとおりとなりました。
なお、当第3四半期連結会計期間に株式会社NEO-STANDARDをバリュエンスジャパン株式会社が吸収合併したこと等により繰延税金資産が増加し、法人税等調整額△510百万円を計上したため、経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益の差が大きくなっております。
当社グループは「ブランド品、骨董・美術品等リユース事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
当第3四半期連結累計期間における具体的な取組は以下のとおりです。
まず、仕入を拡充する施策として、国内では15店舗の新規出店と1店舗の退店を、海外では12店舗の新規出店を実施いたしました。海外についてはスピード感を持った店舗展開のため直営に加えて現地企業との協業も進めており、12店舗の内訳としては、直営5店舗、協業7店舗となっております。また、M&Aにより取得した買取店舗「ネオスタ」28店舗を2020年12月から「なんぼや」にブランド統一しており、仕入の強化に努めてまいりました。この結果、当第3四半期連結会計期間末における買取店舗数は、前連結会計年度末と比較してグループ全体で54店舗純増し、140店舗となりました。
買取面におきましては、第1四半期連結会計期間は接客数・仕入高ともに順調に推移していたものの、度重なる緊急事態宣言の発令及び長期化により、買取環境としては厳しい状況が続きました。「なんぼや」のブランド認知の向上とゴールデンウィークにおける集客拡大を目的とし、4月9日より全国の店舗展開地域において1ヶ月間のCM放映をスタートしましたが、3回目の緊急事態宣言が4月25日に発令され最大で19店舗の買取店舗が休業となりました。しかし、同様に緊急事態宣言が発令されていた前期の第3四半期連結会計期間と比較すると仕入は大きく伸ばせており、緊急事態宣言の影響のない当期の第1四半期連結会計期間並みの仕入を確保することができました。
仕入高・店舗数の四半期推移につきましては以下のとおりです。
[仕入高・店舗数]

※店舗数のうち()は海外店舗数。
販売面におきましては、緊急事態宣言下においても仕入を確保できたことや、第2四半期連結会計期間では開催できなかった香港におけるダイヤモンドオークションを4月に1回実施したことから、当第3四半期連結会計期間においてはオークション販売が拡大いたしました。なお、香港オークションは本大会よりオンラインに移行しており、これをもって当社グループの運営するオークションはすべてがオンライン開催となりました。また、今後のフルフィルメントサービス展開に向け、引き続き小売ブランド「ALLU」の強化を図っており、小売販売は順調な推移となりました。第2四半期連結会計期間においては時計の相場変動の影響による売上総利益率の一時的な悪化がありましたが、2月以降は売上総利益率は回復しており、当第3四半期連結会計期間においては直前四半期から3.8ポイント改善の27.5%となりました。
売上高(toB・toC)の四半期推移につきましては以下のとおりです。
[売上高(toB・toC)]

※1 2021/8期1Qより、SBAにおける海外売上を、卸売・その他(地金除く)から自社オークションに変更。
※2 FY21/2Qの売上実績のうち、2Q決算発表資料では小売に含めていた株式会社NEO-STANDARDの売上高571百万円を、自社オークション、卸売(地金)、卸売・その他(地金除く)にそれぞれ103百万円、220百万円、247百万円含めたため、2Q決算発表資料とは記載内容が異なります。
当社の主力チャネルである業者向けオークション「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション、以下SBAという。)」におきましては、順調にパートナー会員数を伸ばしており、登録者数は前連結会計年度末の602社(国内467社/海外135社)から641社増加し1,243社(国内823社/海外420社)となりました。海外パートナー数の順調な拡大に加え、第2四半期連結会計期間の終盤からは為替相場の円安傾向もあり、SBAにおける海外からの落札額が拡大しております。当第3四半期連結会計期間においては上述のとおり香港オークションを開催したこともあり、海外売上高比率は全体の18.5%となりました。
売上高(国内・海外)の四半期推移につきましては以下のとおりです。
[売上高(国内・海外)]

②財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、運転資金及び仕入資金確保のための現金及び預金の増加1,084百万円や、販売好調により前連結会計年度末時点で縮小していた在庫が順調に積み上がったことによる商品の増加959百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べて2,557百万円増加し、13,817百万円となりました。固定資産は、新規出店及びM&Aによる買取店舗の増加、並びに倉庫移転実施に伴う建物及び構築物(純額)の増加298百万円、繰延税金資産の増加505百万円を主な要因とした投資その他の資産の増加557百万円等により、前連結会計年度末に比べ1,053百万円増加し、5,172百万円となりました。これらの結果、総資産は前連結会計年度末に比べ3,610百万円増加し、18,989百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、仕入増加等の事業拡大のための短期借入金の増加2,708百万円や、賞与引当金の増加184百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べ3,112百万円増加し、10,758百万円となりました。固定負債は、長期借入金の減少100百万円があった一方で、資産除去債務の増加84百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べ119百万円増加し、1,116百万円となりました。これらの結果、負債額は前連結会計年度末に比べ3,232百万円増加し、11,875百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産額は、新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加それぞれ25百万円や、利益剰余金の増加179百万円があったこと等により前連結会計年度末に比べて378百万円増加し、7,114百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間において、M&Aによる事業規模の拡大等に伴い、当社グループの従業員数は293名増加し、880名になりました。
当第3四半期連結累計期間の主な設備投資については、商品仕入れを担う買取店舗「なんぼや」の新設を国内で15店舗、海外で5店舗(直営)実施いたしました。また、取扱キャパシティの拡大や物流効率化のため倉庫移転も実施するとともに、商品のクリーニングやメンテナンスに必要な設備の拡充も実施いたしました。この他、オークションのオンラインシステム開発や、倉庫管理システム導入、オンライン買取のシステム開発など、システム投資も継続してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間に実施した設備投資の総額は787百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。