第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は2021年11月25日に提出した有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当社グループは、現在2025年8月期を最終年度とする中期経営計画「VG1000」の達成に向けた取組を推進しております。世界中のパートナー(オークションにおける取引先リユース事業者。以下同じ。)の仕入から販売までをワンストップで支援するラグジュアリー品に特化した「Global Reuse Platformer」となり、リカーリング型ビジネスへの転換を図ることで、持続的な成長の実現を目指しております。

 中期経営計画2年目となる2022年8月期は、前期に引き続き先行投資を実施する年として、広告宣伝費や人件費のほか、システム開発や運用・保守に関連する費用を増加する計画です。システム開発としては、買取・販路選定におけるAI開発、顧客管理基盤の整備、フルフィルメントサービス開始に向けた開発などにより、既存システムも含めた運用・保守にかかる業務委託費や償却費用が増加する計画です。

 上記計画に基づいた事業活動の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結業績は以下のとおりとなりました。なお、2022年8月期第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。また、収益認識に関する会計基準等の適用については、収益認識に関する会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従い、前第3四半期連結累計期間においては、新たな会計方針を遡及適用しておりません。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

 

売上高

44,399百万円

(前年同期比

18.7%増)

営業利益

934百万円

(前年同期比

105.0%増)

経常利益

879百万円

(前年同期比

240.5%増)

親会社株主に帰属する四半期純利益

367百万円

(前年同期比

20.0%減)

 

 当社グループは「ブランド品、骨董・美術品等リユース事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 当第3四半期連結累計期間における具体的な取組は以下のとおりです。

 買取面においては、上期の天候不順や新型コロナウイルス感染症の影響から回復しており、2月以降は地金相場及び時計相場の高騰に伴い接客数・仕入高ともに順調に推移しました。加えて4月14日より全国の店舗展開地域において約1ヶ月間テレビCMを放映するなど仕入拡大に向けて注力しました。

 店舗政策については、国内5店舗、海外6店舗を新規出店し、当第3四半期連結会計期間末におけるグループ全体の買取店舗数は、国内130店舗、海外23店舗となりました。また、更なる仕入拡大に向け、店舗買取のほか、宅配、出張、オンライン買取及び他業種とのアライアンスによる買取も強化しております。

 その結果、当第3四半期連結会計期間における仕入高は14,516百万円となり、3四半期連続で過去最高を更新しました。

 

 仕入高・店舗数の四半期推移につきましては以下のとおりです。

 

[仕入高・店舗数]

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 販売面においては、各チャネルの売上高が順調に推移し、当第3四半期連結会計期間における売上高は過去最高を更新しました。自社オークション「STAR BUYERS AUCTION(以下SBAという。)」におきましては、11月から開催数を大幅に増やしたものの、参加パートナーが分散し落札率が一時的に落ち込みました。1月から開催方法の改善を進め、3月より大きなリニューアルを実施した結果、落札率は以前と変わらない水準に回復し自社オークションの売上が拡大しました。また、地金相場上昇の影響もあり、卸売(地金)売上は直前四半期から2倍以上の大幅な上昇となりました。一方で、時計相場の変動リスクを分散するため優先的にSBAでの販売を増やすなど機動的に対応した結果、小売売上は直前四半期から減少しました。

 売上総利益率に関しては、販売構成に占める時計・地金の割合が急増したことにより悪化するも、SBA開催方法の変更などによる施策が奏功し、当第3四半期連結累計期間における売上総利益率は前年同期並みの水準となりました。

 売上高(toB・toC)の四半期推移につきましては以下のとおりです。

 

[売上高(toB・toC)]

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 海外売上高比率については、SBAパートナー会員数の堅調な推移と為替の影響も加わり、直前四半期から5.6ポイント増加し、25.0%に達しました。これは、「Global Reuse Platformer」となる中長期的な経営目標に基づき、コロナ禍においても積極的に海外展開を進めた結果によるものであり、今後も海外リユース市場における事業の拡大に注力してまいります。

 売上高(国内・海外)の四半期推移につきましては以下のとおりです。

 

[売上高(国内・海外)]

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② 財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、商品調達及び設備投資等の事業拡大に伴う現金及び預金の減少1,742百万円、商品の増加3,546百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べて3,064百万円増加し、16,474百万円となりました。固定資産は、買取店舗及び販売店舗の新規出店・移転等に伴う有形固定資産の増加391百万円、システム開発に伴うソフトウェア及びソフトウェア仮勘定等の無形固定資産の増加221百万円等により、前連結会計年度末に比べて688百万円増加し、6,005百万円となりました。これらの結果、総資産は前連結会計年度末に比べて3,752百万円増加し、22,479百万円となりました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、仕入増加等に伴う短期借入金の増加3,259百万円や、買掛金の増加114百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べて3,514百万円増加し、13,816百万円となりました。固定負債は、長期借入金の増加116百万円があったこと等により、前連結会計年度末に比べて73百万円増加し、1,228百万円となりました。これらの結果、負債額は前連結会計年度末に比べて3,587百万円増加し、15,045百万円となりました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産額は、配当金の支払や収益認識基準の適用による減少があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金の増加22百万円があったこと、自己株式の取得等による自己株式の増加183百万円があったこと、そのほか、為替換算調整勘定の増加103百万円や新株予約権の増加143百万円等により、前連結会計年度末に比べて164百万円増加し、7,434百万円となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は46百万円であります。

 

(5)従業員数

 当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい増減はありません。

 

(6)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間の主な設備投資については、商品仕入を担う買取店舗の新設を、国内5店舗、海外1店舗(直営)、移設を国内4店舗、海外1店舗(直営)、加えて小売販売を担う販売店舗の新設を国内1店舗実施いたしました。

 また、新しい顧客価値の創造を目的として、国内においてプレミアム顧客向けアートラウンジを新設するとともに、オークションをはじめとしたシステム開発・強化を進めてまいりました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間に実施した設備投資の総額は835百万円となりました。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。