第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たに発生したリスク及び前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について変更した重要な事項はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は前第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。

(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間における我が国経済は、企業収益の改善を背景とした設備投資の増加や雇用・所得環境の改善に伴う個人消費の持ち直し等が続くなかで、緩やかな回復が期待されております。

当社が主に事業を行う介護業界においては、2018年4月1日に介護報酬が改定され、全体としては0.54%のプラス改定(*)となった一方で、加算の取れない事業所においてはマイナス改定となるケースも多く、介護業界全体においては厳しい状況が続いております。その結果、介護報酬改定を受けた介護事業所の再編が加速しており、M&Aによる事業承継への需要が高まっている状況にあります。また、我が国の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は年々上昇し、介護サービスの需要が拡大していることを背景として、介護高齢者マーケットへの参入意欲は引き続き旺盛であります。

 このような環境のもと、当社は商談型展示会「CareTEX」と商品ジャンル特化型展示商談会「CareTEX One」の開催エリア拡大を図っており、2018年度においては「CareTEX」を東京、大阪、福岡で、「CareTEX One」を神奈川、埼玉、愛知でそれぞれ開催することで、各エリアの介護事業者及び各種サプライヤー(介護用品メーカー、機械浴槽や建材等の設備備品メーカー及び介護ソフトや配食等の施設向けサービス事業者等)といった取引先の需要を満たしつつ、取引先の囲い込みを実施することで、介護業界におけるマッチング・プラットフォームの確立に注力しております。2018年5月に埼玉県で初開催となった「CareTEX One大宮2018」を皮切りに、同7月には九州で初開催となる「CareTEX福岡2018」、同8月には愛知県で初開催となる「CareTEX One名古屋2018」をそれぞれ開催し、来場者である介護事業者や出展社である各種サプライヤーからは、満足度の高い評価を頂いております。特に、「CareTEX One名古屋2018」においては、来場者及び出展社の双方から商談型展示会への移行ニーズが強いことから、2019年8月には「CareTEX名古屋2019」として開催することを決定いたしました。

以上の結果、当第2四半期累計期間における経営成績は、「CareTEX福岡2018」、「CareTEX One大宮2018」、「CareTEX One名古屋2018」の開催があったことや、M&A仲介においても譲渡実行に伴う売上を積上げてきたこと等から、売上高は502,325千円となり、営業損失は139,105千円、経常損失は141,812千円、四半期純損失は91,798千円となりました。

(*)厚生労働省『平成30年度介護報酬改定の主な事項について』

 

当第2四半期累計期間における各セグメントの概況は、以下のとおりであります。

(イ) BtoB事業
BtoB事業は、商談型展示会である「CareTEX」並びに商品ジャンル特化型展示商談会「CareTEX One」の運営、介護事業者及び医療事業者向けのM&A仲介サービスの提供、介護事業者向け検索情報・マッチングサイトである「CareTEXクラウド」を運営しております。当第2四半期累計期間においては、「CareTEX」並びに「CareTEX One」の開催エリア拡大に向けて、出展社候補である各種サプライヤーへの営業活動や展示会自体の企画・設計に注力いたしました。また、M&A仲介サービスにおいては、新設したアウトバウンド専門チームによる、新規取引先及び既存取引先の掘り起こしを行っているほか、サービスサイトのリニューアルによる問い合わせ件数の増加を図るなどの取組みを実施しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間においては、「CareTEX福岡2018」、「CareTEX One大宮2018」並びに「CareTEX One名古屋2018」を開催したほか、M&A仲介においても譲渡実行された案件数が堅調に推移した一方で、人員拡大に伴う人件費の増加や2018年10月以降に開催を予定している展示会のプロモーションコスト等が先行して発生していることから、BtoB事業の売上高は237,778千円、セグメント損失は8,228千円となりました。

 

(ロ) BtoC事業

BtoC事業は、主に介護用品や健康器具を取り扱うeコマースサイトを運営しており、特に介護用品の分野では、eコマースサイトでありながら電話接客を強く打ち出した「対面販売に限りなく近い接客」にこだわり、お客様に寄り添うサービスを心がけております。しかしながら、前年末に実施された検索エンジンのアルゴリズム変更による表示順位変動の影響により、リスティング広告による広告出稿コストは高止まりしている状況にあります。そのような中で、物流の最適化や広告出稿条件の最適化等でコストコントロールに努めましたが、収益性は若干ながら悪化しました。

以上の結果、当第2四半期累計期間においては、BtoC事業の売上高は264,546千円、セグメント損失は15,924千円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

当第1四半期会計期間より、繰延税金資産及び繰延税金負債について表示方法の変更を行っており、当該変更の内容を反映させた組替え後の数値で前事業年度末との比較・分析を行っております。

(資産)

当第2四半期会計期間末の総資産は1,011,939千円となり、前事業年度末に比べて297,472千円の増加となりました。

流動資産は879,025千円となり、前事業年度末に比べて189,752千円増加しました。主な増加要因は、四半期純損失を計上した一方で、2018年4月に当社が東京証券取引所マザーズ市場に上場したことに伴う公募増資の払込や、オーバーアロットメントによる第三者割当増資の払込を受けたことにより現金及び預金が増加したこと等によるものであります。固定資産は132,914千円となり、前事業年度末に比べて107,719千円増加しました。主な増加要因は、四半期純損失に伴う繰延税金資産を計上したことに加え、2019年4月に移転予定となっている新オフィスの敷金相当分の払込みなどによるものであります。

(負債)

当第2四半期会計期間末における負債合計は519,182千円となり、前事業年度末に比べて62,903千円の増加となりました。

流動負債は473,054千円となり、前事業年度末に比べて81,941千円の増加となりました。主な増加要因は、支払に伴い買掛金及び未払金が減少した一方で、2018年10月以降開催予定分の展示会の出展料金について、出展社からの支払を受けたことにより前受金が増加したこと等によるものであります。固定負債は46,128千円となり、前事業年度末に比べて19,037千円の減少となりました。主な減少要因は、借入金の返済に伴う長期借入金の減少と新オフィス移転予定に伴い資産除去債務を流動負債に移動させたことによるものであります。

(純資産)

当第2四半期会計期間末における純資産は492,757千円となり、前事業年度末に比べて234,569千円の増加となりました。主な増加要因は、四半期純損失を計上した一方で、公募増資の払込や第三者割当増資、新株予約権の行使に伴う払込を受けたことによる資本金及び資本準備金の増加によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ197,912千円増加し、790,693千円となりました。

当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は、50,407千円となりました。これは主に、2018年10月以降開催の展示会出展料の払込みにより前受金が増加した一方で、税引前四半期純損失の計上や前事業年度の買掛金の支払に伴う仕入債務の減少等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、57,584千円となりました。これは主に、2019年4月より入居予定の新オフィスの敷金相当分の支払によるもの等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果獲得した資金は、305,905千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出があった一方で、上場に伴う公募及びオーバーアロットメントによる株式発行による収入があったこと等によるものであります。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期累計期間において、有価証券報告書に記載した経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間に新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2018年9月3日に万芳(杭州)科技有限公司及び寧波叶同仁国際貿易有限公司等との間で、中国市場における介護関連商材の販売・普及を目的とする、合弁会社の設立を前提とした合弁契約を締結いたしました。