第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、消費税増税前の駆け込み需要の反動による影響が一部で見られましたが、ラグビーのワールドカップが日本で開催されるなど、個人消費が景気を下支えしました。また、世界経済は、海外情勢などに対する懸念もある一方、持ち直しへの期待が高まりつつあります。

当社が属する音声合成市場におきましては、電話自動応答システム、カーナビ、防災行政無線、スマートフォン音声対話などの利用用途から、AI(人工知能)の品質向上によるPepperをはじめとしたコミュニケーションロボット、コールセンターのオペレータ業務の自動化、車載器への対話システムなどの対話型利用用途へと変化しております。また、東京オリンピック、観光客の増加に伴う外国人への情報提供手段としての利用用途も見込まれており、堅調に推移しております。

音声合成市場には、多くのサービス事業、アプリケーションが投入され、競争が激化しており、より品質の高い技術を投入するために研究開発費、製品開発費が増加する傾向にありますが、当社では今後更なる成長機会と捉えて、「音声技術の応用サービス化を通して、音声技術の新しい文化を創出し、生活文化の向上に貢献すること」に引き続き注力してまいります。

このような事業環境の中で、当第3四半期累計期間の音声合成事業は、法人向けサービスが順調に推移した結果、売上高508,270千円(前年同期比3.8%増)、営業利益132,914千円(同0.1%増)、経常利益132,493千円(同10.0%増)、四半期純利益115,356千円(同25.4%増)となりました。

なお、当社は音声合成事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりませんが、特性に応じた3つの区分につきましては、法人向け製品販売274,106千円(前年同期比6.5%増)、法人向けサービス収入170,751千円(同13.0%増)、コンシューマー向け製品販売63,412千円(同21.8%減)となりました。

また、当第3四半期会計期間末の資産合計は前事業年度末と比較して156,832千円減少し、1,055,145千円となりました。これは主に、現金及び預金の減少113,347千円、売掛金の減少50,795千円によるものです。

当第3四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して42,161千円減少し、66,233千円となりました。これは主に、賞与引当金が5,551千円増加したものの、未払法人税等が24,564千円、流動負債「その他」に含まれる未払金が10,061千円、未払費用が3,963千円、預り金が8,140千円減少したことによるものです。

当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して114,671千円減少し、988,912千円となりました。これは、自己株式が199,680千円増加したこと、及び、四半期純利益の計上により利益剰余金が115,356千円増加、配当金の支払いにより利益剰余金が40,287千円減少したことによるものです。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、82,911千円であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。