第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルスの感染拡大による当社グループの事業への影響については、今後の推移状況を注視してまいります。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

   ①経営成績に関する説明

     当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳し

    い状況にあるなか、ワクチン接種などの各種感染拡大防止策の影響を注視する必要がある状況が続いています。

     当社グループの属する教育サービス業界におきましては、少子化・採用難・地域格差等が続くなかで、様々な

    対応策を講じることが必要になってきております。

     また、新型コロナウイルス感染症の影響により、あらゆる産業でアナログからデジタルへの転換、サービスの

    在り方が見直されるなか、IT技術の活用等による新たな教育・指導形態の必要性がなお一層高まっております。

     このような状況のもと、当社グループでは第1四半期連結会計期間より、株式会社湘南ゼミナールがグループ

    に加わり、学習塾サービスにおいては、個別指導の「森塾」、「自立学習RED」、前期よりサービスを開始し

    た「そら塾」に加え、株式会社湘南ゼミナールの運営する「森塾」、集団指導の「湘南ゼミナール」、大学受験

    指導の「河合塾マナビス」も合わせ、これまで以上に充実したサービスを展開しております。

     中核事業である「森塾」(個別指導塾)におきましては、当第3四半期連結会計期間末において175教室(前

    年同期比18教室増)展開しておりますが、その内訳は、株式会社スプリックス運営が130教室(前年同期比15教

    室増)、株式会社湘南ゼミナール運営が45教室(前年同期比3教室増)であります。

     新型コロナウイルス感染症の影響のもと、生徒・保護者様及び従業員の安心安全を最優先としつつ、高水準の

    学習指導及び、研究開発を継続した結果、各学習塾サービスの生徒数は前年同期比のみならず、新型コロナウイ

    ルス感染症の影響の無かった2019年度と比較しても好調に推移しております。

     これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における「森塾」在籍生徒数は38,625人と新たに当社グループに

    加わった株式会社湘南ゼミナールの運営する「森塾」と合わせ、前年同期比11,943人増となりました。その内訳

    は、株式会社スプリックス運営が29,883人(前年同期比3,201人増)、株式会社湘南ゼミナール運営が8,742人で

    あります。

     「湘南ゼミナール」は、小中学生をメインターゲットとした集団指導形式の学習塾であり、当第3四半期連結

    会計期間末において178教室(前年同期比1教室増)を展開しております。

     「河合塾マナビス」は、講義映像とチューターを用いた大学受験指導を行う学習塾であり、当第3四半期連結

    会計期間末において株式会社湘南ゼミナールがフランチャイジーとして47教室(前年同期比変動なし)を展開し

    ております。

     「自立学習RED」は、教育ITを利用した学習塾であり、当第3四半期連結会計期間末において直営5教室

    (前年同期比変動なし)、FC152教室(前年同期比37教室増)を展開しております。

     なお、当第3四半期連結累計期間における主な学習塾ブランドごとの売上高、事業利益、教室数及び生徒数

    は、以下のとおりであります。

 

森塾

 

湘南ゼミナール

(注1)

河合塾マナビス

(注1)

スプリックス

運営

湘南ゼミナール

運営(注1)

売上高(注2)

9,467百万円

8,001百万円

1,466百万円

4,431百万円

1,296百万円

事業利益(注2、3)

2,159百万円

2,013百万円

146百万円

897百万円

40百万円

期末教室数

175教室

130教室

45教室

178教室

47教室

期末生徒数

38,625人

29,883人

8,742人

19,293人

4,530人

 

   注1)株式会社湘南ゼミナールが運営する「森塾」、「湘南ゼミナール」、「河合塾マナビス」の売上高及び事業

      利益は、2020年12月1日~2021年5月31日の6カ月分を、当第3四半期連結累計期間に計上しております。

   注2)売上高、及び事業利益は、各事業部間取引の相殺前の数値であります。

   注3)事業利益は、管理部門等の共通費用配賦前の事業部門における営業利益であります。

 

    また、教育関連サービスにおきましては、個別指導用教材「フォレスタシリーズ」、ICTを活用した映像教材

   「楽しく学べるシリーズ」、塾講師募集Webサイト「塾講師JAPAN」などの既存事業がいずれも好調だったことに

   加え、株式会社サイバーエージェントグループと協業中の「キュレオプログラミング教室」「プログラミング能力

   検定」などの新規事業も順調に拡大しております。さらにAIタブレットで基礎学力を養成する「フォレスタ学習道

   場」や、スプリックス基礎学力研究所による国際基礎学力検定「TOFAS」の提供を開始するなど、学習塾サービス

   との相乗効果を最大限に発揮できる取組みも積極的に進めております。

    一方、組織力強化のための人員増及び新教室の設備関連投資などを当初の想定通り進めたこと、及び広告宣伝、

   研究開発活動を積極的に行ったことなどにより、売上原価、販売費及び一般管理費が増加しました。

    以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は16,846,703千円(前年同期比99.6%増)、営業利益は

   1,392,859千円(前年同期比10.9%増)、経常利益は1,393,728千円(前年同期比11.1%増)、親会社株主に帰属

   する四半期純利益は788,485千円(前年同期比12.1%減)、EBITDA(=営業利益+のれん償却+減価償却費)は

   1,972,044千円(前年同期比43.9%増)となりました。

 

    なお、当社グループの業績は、中核事業である「森塾」「湘南ゼミナール」「河合塾マナビス」などの学習塾

   サービスにおいて、夏期(7月・8月)、冬期(12月・1月)、春期(3月・4月)の講習実施時期に、他の月と

   比較して売上高が増加する傾向にあります。

    教育関連サービスのテキスト販売においては、新学期開始前の3月前後に売上高が集中する傾向にあります。

    当社グループは教育サービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しておりますが、

   主な学習塾ブランドごとの売上高及び事業利益は、上述の通りとなります。

 

   ②財政状態に関する説明

   (財政状態)

   (資産)

    当第3四半期連結会計期間末における総資産は19,087,707千円(前連結会計年度末比7,601,908千円増)とな

   りました。主な増減要因は、子会社買収に伴うのれんなど無形固定資産が4,717,661千円増加し、子会社運営の

   塾に関わる建物など有形固定資産が1,956,953千円増加したことなどによるものであります。

   (負債)

    当第3四半期連結会計期間末における負債は10,906,477千円(前連結会計年度末比7,512,141千円増)となり

   ました。主な増減要因は、子会社の増加に伴い、短期借入金や前受金など流動負債が5,389,518千円増加し、長

   期借入金や子会社運営の塾に関わる資産除去債務など固定負債が2,122,622千円増加したことによるものであり

   ます。

   (純資産)

    当第3四半期連結会計期間末における純資産は8,181,230千円(前連結会計年度末比89,767千円増)となりまし

   た。主な増減要因は、配当金の支払いによる減少、親会社株主に帰属する四半期純利益の増加、自己株式取得によ

   る減少により86,106千円増加したことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、228,003千円となりました。

 なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。