第5【経理の状況】

1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に基づいて作成しております。

 

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2024年1月1日から2024年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2024年1月1日から2024年12月31日まで)の財務諸表について、フロンティア監査法人による監査を受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、公益財団法人財務会計基準機構、監査法人など専門的な情報を有する団体等が主催するセミナーへの参加及び会計の専門書の購読等を行っております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2023年12月31日)

当連結会計年度

(2024年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,824,994

1,471,151

売掛金

782,148

990,313

未収消費税等

52,710

10,093

未収還付法人税等

93,225

-

その他

87,860

198,045

流動資産合計

2,840,940

2,669,603

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

31,348

31,348

減価償却累計額

6,791

8,917

建物(純額)

24,557

22,430

工具、器具及び備品

23,891

23,940

減価償却累計額

17,471

19,430

工具、器具及び備品(純額)

6,419

4,510

その他

0

0

有形固定資産合計

30,977

26,941

無形固定資産

 

 

のれん

66,970

59,014

顧客関連資産

1,054,633

586,390

ソフトウエア

62,055

46,681

その他

10,895

15,483

無形固定資産合計

1,194,555

707,569

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

24,593

97,553

差入保証金

21,170

22,571

長期未収入金

-

14,424

破産更生債権等

1,482

179

繰延税金資産

36,491

32,230

その他

62,631

32,193

貸倒引当金

1,482

14,707

投資その他の資産合計

144,886

184,445

固定資産合計

1,370,418

918,957

資産合計

4,211,359

3,588,561

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2023年12月31日)

当連結会計年度

(2024年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

595,870

518,120

1年内返済予定の長期借入金

421,284

354,431

役員賞与引当金

6,300

-

契約損失引当金

50,616

-

未払金

53,047

85,502

未払費用

127,161

108,862

未払法人税等

10,973

43,517

預り金

12,567

12,152

その他

35,027

76,059

流動負債合計

1,312,848

1,198,645

固定負債

 

 

長期借入金

502,371

147,940

繰延税金負債

239,919

142,499

退職給付に係る負債

5,047

6,679

その他

4,309

1,541

固定負債合計

751,647

298,659

負債合計

2,064,496

1,497,305

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

372,004

372,454

資本剰余金

365,840

366,290

利益剰余金

1,723,347

1,796,846

自己株式

815,076

815,076

株主資本合計

1,646,117

1,720,515

その他の包括利益累計額

 

 

為替換算調整勘定

21,946

50,261

その他の包括利益累計額合計

21,946

50,261

新株予約権

6,601

15,701

非支配株主持分

472,197

304,777

純資産合計

2,146,863

2,091,256

負債純資産合計

4,211,359

3,588,561

 

②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

売上高

5,433,558

6,347,970

売上原価

3,845,111

4,785,787

売上総利益

1,588,447

1,562,182

販売費及び一般管理費

※1、2 1,277,980

※1、2 1,230,301

営業利益

310,467

331,881

営業外収益

 

 

受取利息

1,080

1,232

為替差益

1,692

4,642

受取賃貸料

500

-

還付加算金

64

619

助成金収入

200

-

その他

211

440

営業外収益合計

3,749

6,935

営業外費用

 

 

支払利息

7,812

6,427

投資事業組合運用損

481

1,039

営業外費用合計

8,294

7,467

経常利益

305,922

331,350

特別利益

 

 

関係会社株式売却益

-

8,865

特別利益合計

-

8,865

特別損失

 

 

投資有価証券評価損

※3 30,291

※3 15,518

減損損失

※4 236,666

※4 439,943

契約損失引当金繰入額

※5 50,616

-

特別損失合計

317,575

455,461

税金等調整前当期純損失(△)

11,652

115,246

法人税、住民税及び事業税

118,987

96,669

法人税等調整額

105,705

102,172

法人税等合計

13,281

5,502

当期純損失(△)

24,934

109,743

非支配株主に帰属する当期純損失(△)

58,360

183,241

親会社株主に帰属する当期純利益

33,426

73,498

 

【連結包括利益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

当期純損失(△)

24,934

109,743

その他の包括利益

 

 

為替換算調整勘定

22,025

38,757

その他の包括利益合計

※1 22,025

※1 38,757

包括利益

2,908

70,986

(内訳)

 

 

親会社株主に係る包括利益

51,143

101,813

非支配株主に係る包括利益

54,052

172,799

 

③【連結株主資本等変動計算書】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

361,375

355,211

1,746,693

815,076

1,648,204

当期変動額

 

 

 

 

 

新株の発行

10,629

10,629

 

 

21,258

剰余金の配当

 

 

56,772

 

56,772

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

33,426

 

33,426

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

10,629

10,629

23,345

2,087

当期末残高

372,004

365,840

1,723,347

815,076

1,646,117

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

新株予約権

非支配株主持分

純資産合計

 

為替換算調整勘定

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

4,229

4,229

11,767

513,535

2,177,737

当期変動額

 

 

 

 

 

新株の発行

 

 

 

 

21,258

剰余金の配当

 

 

 

 

56,772

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

33,426

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

17,717

17,717

5,166

41,337

28,786

当期変動額合計

17,717

17,717

5,166

41,337

30,874

当期末残高

21,946

21,946

6,601

472,197

2,146,863

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

372,004

365,840

1,723,347

815,076

1,646,117

当期変動額

 

 

 

 

 

新株の発行

450

450

 

 

900

剰余金の配当

 

 

 

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

73,498

 

73,498

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

450

450

73,498

 

74,398

当期末残高

372,454

366,290

1,796,846

815,076

1,720,515

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

新株予約権

非支配株主持分

純資産合計

 

為替換算調整勘定

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

21,946

21,946

6,601

472,197

2,146,863

当期変動額

 

 

 

 

 

新株の発行

 

 

 

 

900

剰余金の配当

 

 

 

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

73,498

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

28,315

28,315

9,100

167,420

130,005

当期変動額合計

28,315

28,315

9,100

167,420

55,606

当期末残高

50,261

50,261

15,701

304,777

2,091,256

 

④【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前当期純損失(△)

11,652

115,246

減価償却費

130,147

112,674

のれん償却額

27,523

25,215

投資有価証券評価損益(△は益)

30,291

15,518

減損損失

236,666

439,943

関係会社株式売却損益(△は益)

-

8,865

役員賞与引当金の増減額(△は減少)

14,400

6,300

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

5,047

1,631

契約損失引当金の増減額(△は減少)

50,616

50,616

貸倒引当金の増減額(△は減少)

-

14,437

受取利息及び受取配当金

1,080

1,232

支払利息

7,812

6,427

為替差損益(△は益)

0

19

売上債権の増減額(△は増加)

155,807

150,776

仕入債務の増減額(△は減少)

119,585

123,137

未払金の増減額(△は減少)

417

36,844

未払費用の増減額(△は減少)

863

25,088

未収消費税等の増減額(△は増加)

40,676

42,616

その他

47,969

18,837

小計

727,792

195,229

利息及び配当金の受取額

1,080

1,232

利息の支払額

7,812

6,427

法人税等の支払額又は還付額(△は支払)

529,920

24,920

営業活動によるキャッシュ・フロー

191,139

214,954

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有形固定資産の取得による支出

2,845

-

無形固定資産の取得による支出

35,249

24,807

投資有価証券の取得による支出

60,000

投資事業組合への出資による支出

30,000

-

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出

※2 24,312

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入

-

6,925

差入保証金の差入による支出

6,538

3,203

その他

20,518

720

投資活動によるキャッシュ・フロー

95,151

104,678

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

短期借入れによる収入

100,000

100,000

短期借入金の返済による支出

100,000

100,000

長期借入金の返済による支出

421,284

421,284

配当金の支払額

56,601

54

株式の発行による収入

16,092

900

新株予約権の発行による収入

-

9,100

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出

-

62,000

財務活動によるキャッシュ・フロー

461,793

473,338

現金及び現金同等物に係る換算差額

1,137

9,219

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

364,667

353,843

現金及び現金同等物の期首残高

2,189,662

1,824,994

現金及び現金同等物の期末残高

※1 1,824,994

※1 1,471,151

 

【注記事項】
(継続企業の前提に関する事項)

該当事項はありません。

 

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

連結子会社の数  4

主要な連結子会社の名称

株式会社テクノミックス

合同会社アクリートキャピタル

VietGuys J.S.C.

株式会社ズノー・メディアソリューション

上記のうち、株式会社ズノー・メディアソリューションについては、当連結会計年度において新たに株式を取得したため、連結の範囲に含めております。

なお、前連結会計年度において連結子会社でありました株式会社Xoxzoは株式を売却したため、連結の範囲から除いております。

 

2.持分法の適用に関する事項

該当事項はありません。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

すべての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1)重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等……移動平均法による原価法

なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。

(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

当社は定額法、国内連結子会社は定率法によっております。

主な耐用年数は以下のとおりであります。

建物

15年

工具、器具及び備品

3年~8年

② 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法によっております。

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

(3)重要な引当金の計上基準

 貸倒引当金

債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

(4)退職給付に係る会計処理の方法

一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

(5)のれんの償却方法及び償却期間

のれんの償却については、効果の発現する期間を合理的に見積り、当該期間(5年~7年)にわたり均等償却しております。

(6) 顧客関連資産の償却方法及び償却期間

顧客関連資産の償却については、効果の発現する期間を合理的に見積り、当該期間(11年~16年)にわたり均等償却しております。

(7)重要な収益及び費用の計上基準

当社グループの顧客との契約から生じる収益に関する主要な収入における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

コミュニケーション事業:SMSをはじめとするメッセージングサービス事業活動を行い、顧客との契約に基づき、約束したサービスを提供した時点で、当該サービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。

ソリューション事業  :SMS以外のGPUサーバー等の取扱いによる事業活動を行い、顧客との契約に基づき、約束した財又はサービスを提供した時点で、当該サービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。

投資・インキュベーション事業:有望な開発系やAIベンチャーへの投資を図ることで当社での社内活用やインキュベーションを通じた顧客との契約に基づき、約束した財又はサービスを提供した時点で、当該サービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。

(8)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めて計上しております。

(9)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

(重要な会計上の見積り)

のれん及び顧客関連資産を含む固定資産の減損

(1)連結貸借対照表に計上した金額

連結貸借対照表において、のれん及び顧客関連資産の金額は、以下のとおりです。

勘定科目

前連結会計年度

当連結会計年度

のれん

66,970千円

59,014千円

顧客関連資産

1,054,633千円

586,390千円

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

のれん及び顧客関連資産は規則的に償却しておりますが、経営環境の著しい悪化等、のれん及び顧客関連資産を含む資産又は資産グループに減損の兆候があると認められる場合には、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要があります。

のれん及び顧客関連資産の帳簿価額には、各連結子会社の買収時点における将来の事業の成長見込みに基づいた超過収益力や顧客基盤の価値等を反映しております。このため、これらののれん及び顧客関連資産を含む資産又は資産グループが使用されている営業活動から生ずる損益が継続してマイナスとなっていない場合であっても、各連結子会社の買収時点で見込んでいた将来の事業の成長が達成されない場合や事業計画の前提となった経営環境に著しい悪化が認められた場合、あるいはそのような見込みがある場合には、減損の兆候があると認められ、減損損失の認識の判定が必要となる可能性があります。

なお、VietGuys J.S.C.の顧客関連資産について、当連結会計年度において、ベトナムの市場環境の変化に対応して事業計画を見直したことを受け、減損の兆候があると判断いたしました。当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回るため、回収可能価額まで減損損失を認識いたしました。

割引前将来キャッシュ・フローの見積りに係る主要な仮定は合理的であると判断しておりますが、見積りの不確実性が高く、これらの仮定について見直しが必要となった場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表における固定資産の減損の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

(会計方針の変更)

該当事項はありません。

 

 

(未適用の会計基準等)

・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日 企業会計基準委

 員会)

・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日 企業会計基準委

 員会)

 

(1)概要

 2018年2月に企業会計基準第28号「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等(以下「企業会計基準第28号等」)が公表され、日本公認会計士協会における税効果会計に関する実務指針の企業会計基準委員会への移管が完了されましたが、その審議の過程で、次の2つの論点について、企業会計基準第28号等の公表後に改めて検討を行うこととされていたものが、審議され、公表されたものであります。

・ 税金費用の計上区分(その他の包括利益に対する課税)

・ グループ法人税制が適用される場合の子会社株式等(子会社株式又は関連会社株式)の売却に係る税効果

 

(2)適用予定日

 2025年12月期の期首から適用します。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

 

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員

 会)等

 

(1)概要

 企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

 

(2)適用予定日

 2028年12月期の期首から適用します。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

 

(表示方法の変更)

     (売掛金)

 売掛金について従来「受取手形、売掛金及び契約資産」として表示しておりましたが、売掛金以外の残高に重要性がないことから、実態をより明瞭に表示するために当連結会計年度より「売掛金」として表示しております。前連結会計年度については変更後の方法に基づいて表示しておりますが、当該変更による表示金額の変更はございません。

 

 

(会計上の見積りの変更)

該当事項はありません。

 

 

(連結貸借対照表関係)

当社グループは、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と当座貸越契約を締結しております。これらの契約に基づく連結会計年度末における当座貸越契約に係る借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年12月31日)

当連結会計年度

(2024年12月31日)

当座貸越極度額の総額

400,000千円

400,000千円

借入実行残高

-

差引額

400,000

400,000

 

(連結損益計算書関係)

※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 前連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2024年1月1日

  至 2024年12月31日)

役員報酬

120,825千円

116,098千円

給与手当

412,808

371,737

役員賞与引当金繰入額

6,300

8,961

支払手数料

74,567

72,918

地代家賃

28,823

30,472

減価償却費

114,949

12,773

貸倒引当金繰入額

14,662

退職給付費用

8,763

5,921

 

※2 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額

 前連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2024年1月1日

  至 2024年12月31日)

19,280千円

2,792千円

 

 

※3 投資有価証券評価損

 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

当社が保有する投資有価証券(非上場株式1銘柄)について、取得価額に比べて実質価額が著しく下落

したため、減損処理による投資有価証券評価損30,291千円を計上しております。

 

 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

当社が保有する投資有価証券(非上場株式1銘柄)について、取得価額に比べて実質価額が著しく下落

したため、減損処理による投資有価証券評価損15,518千円を計上しております。

 

※4 減損損失

 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(1)減損損失を認識した資産の概要、減損損失の金額

場所

用途

種類

減損損失
(千円)

その他

のれん

15,058

その他

顧客関連資産

215,276

東京都千代田区

事業用資産

ソフトウェア

6,331

(2)減損損失の認識に至った経緯

 当社の連結子会社である株式会社Xoxzoにおいて、株式取得時にのれん及び顧客関連資産を計上しておりましたが、買収時に見込んだ事業計画を下回って推移していること、また、今後の業績動向等を踏まえ事業計画の見直しを行うにあたり取引先ごとのSMS配信数を補正した結果、当初想定していた事業計画の達成が困難であると判断したことから、減損損失を認識するに至りました。当社ソフトウェアについては、当該サービスの終了により今後の使用が見込まれなくなったことから、減損損失を認識するに至りました。

(3)資産のグルーピングの方法

 当社グループは、主に管理会計上の区分を基準としてグルーピングを行っております。

(4)回収可能価額の算定方法

 のれん及び顧客関連資産の回収可能価額は使用価値により測定しており、回収可能価額まで減損損失を認識しております。また、ソフトウェアの回収可能価額は、今後の使用が見込まれないことからゼロとしております。

 

 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(1)減損損失を認識した資産の概要、減損損失の金額

場所

用途

種類

減損損失
(千円)

その他

顧客関連資産

425,463

東京都千代田区

事業用資産

ソフトウェア

14,480

(2)減損損失の認識に至った経緯

 当社の連結子会社であるVietGuysJ.S.C.において、株式取得時に顧客関連資産を計上しておりましたが、経営体制を刷新したことを機に中期事業計画を見直した結果、株式取得時に想定していた事業展開から変更が生じ減損損失を認識するに至りました。当社ソフトウェアについては、当該サービスの終了により今後の使用が見込まれなくなったことから、減損損失を認識するに至りました。

(3)資産のグルーピングの方法

 当社グループは、主に管理会計上の区分を基準としてグルーピングを行っております。

(4)回収可能価額の算定方法

 のれん及び顧客関連資産の回収可能価額は使用価値により測定しており、回収可能価額まで減損損失を認識しております。また、ソフトウェアの回収可能価額は、今後の使用が見込まれないことからゼロとしております。

 

※5 契約損失引当金繰入額

 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

当社グループが株式会社Xoxzoの株主との間で締結した株主間契約に基づき、当社グループに対して株式の追加買取請求が行われた場合に将来発生する損失見込額を計上したものであります。

 

 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

該当事項はありません。

 

(連結包括利益計算書関係)

※1.その他の包括利益に係る組替調整額

 

前連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

当連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

為替換算調整勘定:

 

 

当期発生額

22,025千円

38,757千円

その他の包括利益合計

22,025

38,757

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度期首株式数(株)

当連結会計年度増加株式数(株)

当連結会計年度減少株式数(株)

当連結会計年度末株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式(注)

5,943,500

30,000

5,973,500

合計

5,943,500

30,000

5,973,500

自己株式

 

 

 

 

普通株式

280,274

280,274

合計

280,274

280,274

(注)発行済株式数の増加は、新株予約権の行使によるものであります。

 

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

区分

新株予約権の内訳

新株予約権の目的となる株式の種類

新株予約権の目的となる株式の数(株)

当連結会計年度末残高

(千円)

当連結会計年度期首

当連結会計年度増加

当連結会計年度減少

当連結会計年度末

提出会社

(親会社)

ストック・オプションとしての新株予約権

6,601

合計

6,601

 

3.配当に関する事項

(1)配当金支払額

 

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(千円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2023年3月24日

定時株主総会

普通株式

28,316

2022年12月31日

2023年3月27日

2023年8月14日

取締役会

普通株式

28,456

2023年6月30日

2023年9月4日

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度期首株式数(株)

当連結会計年度増加株式数(株)

当連結会計年度減少株式数(株)

当連結会計年度末株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式(注)

5,973,500

4,000

5,977,500

合計

5,973,500

4,000

5,977,500

自己株式

 

 

 

 

普通株式

280,274

280,274

合計

280,274

280,274

(注)発行済株式数の増加は、新株予約権の行使によるものであります。

 

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

区分

新株予約権の内訳

新株予約権の目的となる株式の種類

新株予約権の目的となる株式の数(株)

当連結会計年度末残高

(千円)

当連結会計年度期首

当連結会計年度増加

当連結会計年度減少

当連結会計年度末

提出会社

(親会社)

ストック・オプションとしての新株予約権

 

 

 

 

15,701

合計

 

 

 

 

15,701

 

3.配当に関する事項

(1)配当金支払額

該当事項はありません。

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1.現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

当連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

現金及び預金勘定

1,824,994千円

1,471,151千円

預入期間が3か月を超える定期預金

現金及び現金同等物

1,824,994

1,571,151

 

※2.株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)

株式の取得により新たに株式会社ズノー・メディアソリューションを連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びに株式の取得価額と取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。

流動資産

119,168

千円

固定資産

2,886

 

のれん

17,259

 

流動負債

△79,314

 

 株式の取得価額

60,000

 

現金及び現金同等物

△35,687

 

 差引:取得のための支出

24,312

 

 

※3.株式の売却により連結子会社でなくなった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)

株式の売却により株式会社 Xoxzoが連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による支出(純額)との関係は次のとおりであります。

流動資産

49,335

千円

固定資産

1,806

 

流動負債

△9,207

 

固定負債

△2,800

 

株式の売却益

8,865

 

 株式の売却価額

48,000

 

現金及び現金同等物

△41,074

 

 差引:売却による収入

6,925

 

 

(リース取引関係)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1)金融商品に対する取組方針

当社グループでは、資金調達については、必要な資金を銀行借入や増資により調達しております。

また、一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用しております。なお、デリバティブ取引は行っておりません。

 

(2)金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。一部外貨建営業債権については、為替変動のリスクに晒されております。営業債務である買掛金及び未払金は、そのほとんどが3ヶ月以内の支払期日であります。一部外貨建営業債務については、為替変動のリスクに晒されております。

借入金の使途は子会社株式の取得資金(長期借入金)であり、変動金利による金利変動リスクに晒されております。

 

(3)金融商品に係るリスク管理体制

ⅰ 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

 営業債権について、担当部署が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

ⅱ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

 各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維新等により流動性リスクを管理しております。

 

ⅲ 市場のリスク(為替等の変動リスク)の管理

 外貨建ての営業債権債務について、為替の変動リスクに晒されていますが、毎月通貨別に為替差損益を把握し、為替変動が損益計画に与える影響を勘案しております。

 変動金利の借入金は、金利の変動リスクに晒されておりますが、毎月、返済予定表を確認し、借入金利の変動状況をモニタリングすることでリスクの低減を図っております。

 

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2023年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

長期借入金

923,655

923,655

負債計

923,655

923,655

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

長期借入金

502,371

502,371

負債計

502,371

502,371

(注)1.現金及び預金、売掛金、未収消費税等、買掛金、未収還付法人税等、未払法人税等は短期間で決済されるため、時価が帳簿価額に近似するものであることから注記を省略しております。

 

2.市場価格のない株式等は含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

区分

前連結会計年度

(2023年12月31日)

当連結会計年度

(2024年12月31日)

非上場株式

24,593

69,075

組合出資金

29,518

28,478

 

3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

5年以内

(千円)

5年超

10年以内

(千円)

10年超

(千円)

現金及び預金

1,824,994

売掛金

782,148

合計

2,607,143

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

5年以内

(千円)

5年超

10年以内

(千円)

10年超

(千円)

現金及び預金

1,471,151

売掛金

990,313

合計

2,461,465

 

4.借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

長期借入金

421,284

354,431

129,840

18,100

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

長期借入金

354,431

129,840

18,100

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベル分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する市場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

①時価をもって連結貸借対照表計上額とする金融資産及び金融負債

該当事項はありません。

 

②時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融資産及び金融負債

前連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

923,655

923,655

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

502,371

502,371

(注)時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明

長期借入金

変動金利による長期借入金であり、短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2023年12月31日)

非上場株式等(連結貸借対照表計上額 投資有価証券24,593千円)及び組合出資金(連結貸借対照表計上額 29,518千円)は、市場価格のない株式等であることから、記載しておりません。

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

非上場株式等(連結貸借対照表計上額 投資有価証券69,075千円)及び組合出資金(連結貸借対照表計上額 28,478千円)は、市場価格のない株式等であることから、記載しておりません。

 

2.減損処理を行ったその他有価証券

前連結会計年度(2023年12月31日)

当連結会計年度において、有価証券について30,291千円(非上場株式等)減損処理を行っております。

なお、市場価格のない株式等については、財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

当連結会計年度において、有価証券について15,518千円(非上場株式等)減損処理を行っております。

なお、市場価格のない株式等については、財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。

 

 

(デリバティブ取引関係)

該当事項はありません。

 

(退職給付関係)

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.採用している退職給付制度の概要

当社は、従業員の退職給付に充てるため、確定拠出年金制度を採用しております。また、一部の連結子会社においては、非積立型の確定給付制度を採用しております。

なお、一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

2.確定拠出制度

当社の確定拠出制度への要拠出額は、7,556千円であります。

 

3.簡便法を適用した確定給付制度

(1)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

退職給付に係る負債の期首残高

退職給付費用

退職給付の支払額

5,047

千円

 

 

退職給付に係る負債の期末残高

5,047

 

 

(2)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

非積立制度の退職給付債務

5,047千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

5,047

 

退職給付に係る負債

5,047千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

5,047

 

(3)退職給付費用

簡便法で計算した退職給付費用

前連結会計年度 -千円

当連結会計年度 5,047千円

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

1.採用している退職給付制度の概要

当社は、従業員の退職給付に充てるため、確定拠出年金制度を採用しております。また、一部の連結子会社においては、非積立型の確定給付制度を採用しております。

なお、一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

2.確定拠出制度

当社の確定拠出制度への要拠出額は、7,593千円であります。

 

3.簡便法を適用した確定給付制度

(1)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

退職給付に係る負債の期首残高

退職給付費用

退職給付の支払額

5,047

1,631

千円

 

 

退職給付に係る負債の期末残高

6,679

 

 

(2)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

非積立制度の退職給付債務

5,047千円

6,679千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

5,047

6,679

 

退職給付に係る負債

5,047千円

6,679千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

5,047

6,679

 

(3)退職給付費用

簡便法で計算した退職給付費用

前連結会計年度 5,047千円

当連結会計年度 6,679千円

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションに係る費用計上額及び科目名

 

該当事項はありません。

 

2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1)ストック・オプションの内容

 

第1回新株予約権

第3回新株予約権

付与対象者の区分及び人数

当社取締役    3名

当社監査役    3名

当社従業員    7名

当社取締役  5名

当社従業員  4名

 

株式の種類別のストック・オプションの数(注)1

普通株式  232,000株

普通株式  100,500株

付与日

2017年3月28日

2019年11月1日

権利確定条件

(注)2

(注)3

対象勤務期間

自 2017年3月28日

至 2019年3月28日

自 2019年11月1日

至 2021年10月16日

権利行使期間

自 2019年3月29日

至 2026年12月31日

自 2021年10月17日

至 2029年10月16日

(注)1.株式数に換算して記載しております。なお、第1回新株予約権については、2018年3月1日付の株式分割(普通株式1株につき400株の割合)による分割後の株式数に換算して記載しております。

2.①新株予約権の割当を受けた者(以下、「新株予約権者」という。)は、権利行使時においても、当社の取締役(社外取締役を含む)、監査役(社外監査役を含む)もしくは従業員の地位にあることを要する。ただし、取締役及び監査役が任期満了により退任した場合、従業員の会社都合による退職その他当社取締役会が認める正当な事由のある場合には、この限りではない。

②新株予約権者の相続人による新株予約権の行使は認めない。

③その他の条件は、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

3.①新株予約権の割当を受けた者(以下、「新株予約権者」という。)は、権利行使時においても、当社の取締役(社外取締役を含む)、監査役(社外監査役を含む)もしくは従業員の地位にあることを要する。ただし、取締役が任期満了により退任した場合、従業員の会社都合による退職その他当社取締役会が認める正当な事由のある場合には、この限りではない。

②新株予約権者の相続人による新株予約権の行使は認めない。

③その他の条件は、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

 

 

(2)ストック・オプションの規模及びその変動状況

 当連結会計年度(2024年12月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

① ストック・オプションの数

 

第1回新株予約権

第3回新株予約権

権利確定前  (株)

 

 

前連結会計年度末

付与

失効

権利確定

未確定残

権利確定後  (株)

 

 

前連結会計年度末

14,000

23,000

権利確定

権利行使

4,000

失効

未行使残

10,000

23,000

(注)株式数に換算して記載しております。なお、第1回新株予約権については、2018年3月1日付の株式分割(普通株式1株につき400株の割合)による分割後の株式数に換算して記載しております。

 

② 単価情報

 

第1回新株予約権

第3回新株予約権

権利行使価格 (円)

225

744

行使時平均株価(円)

761

付与日における公正な評価単価   (円)

287

(注)第1回新株予約権については、2018年3月1日付の株式分割(普通株式1株につき400株の割合)による分割後の価格に換算して記載しております。

 

3.ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

付与されたストック・オプションの公正な評価単価は、第1回新株予約権においては、付与日時点において当社が未公開企業であるため単位当たりの本源的価値の見積りによっております。また、単位当たりの本源的価値を算出する基礎となる自社の株式の評価方法は、ディスカウント・キャッシュ・フロー法、類似会社比較法及び純資産方式により算出しております。

 

第3回新株予約権においては以下のとおりであります。

  ①  使用した評価技法          ブラック・ショールズ式

  ②  主な基礎数値及び見積方法

 

第3回ストック・オプション

 株価変動性(注)1

                          43.77%

 予想残存期間(注)2

                           5.96年

 予想配当(注)3

                          0円/株

 無リスク利子率(注)4

                          △0.31%

       (注)1.公開後の日が浅く十分な量の株価情報を収集することができないため、企業会計基準適用指針第十一号「ストック・オプション等に関する会計基準の適用指針」12項(2)②の規定に基づき、当社の株価実績に類似する企業に関する株価変動性の見積りを使用し不足する情報量を補い算定しております。

2.十分なデータの蓄積がなく、合理的な見積りが困難であるため、権利行使期間の中間点において行使されるものと推定して見積もっております。

3.2018年12月期の配当実績によっております。

4.予想残存期間に対応する期間に対応する日本国債の利回りであります

 

4.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

 

5.ストック・オプションの単位当たりの本源的価値により算定を行う場合の当連結会計年度末における本源的価値の合計額及び当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額

(1) 当連結会計年度末における本源的価値の合計額                  5,240千円

(2) 当連結会計年度において権利行使された
ストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額  2,144千円

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度

(2023年12月31日)

 

当連結会計年度

(2024年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

未払事業税

-千円

 

2,924千円

差入保証金

1,671

 

2,027

貸倒引当金

492

 

5,140

役員賞与引当金

1,098

 

未払費用

4,409

 

退職給付引当金

1,694

 

2,242

投資有価証券評価損

13,891

 

18,642

固定資産評価損

1,938

 

4,433

契約損失引当金

15,498

 

その他

1,254

 

1,319

繰延税金資産合計

41,950

 

36,732

繰延税金負債

 

 

 

未収事業税

△2,094

 

保険積立金

△2,686

 

△2,686

顧客関連資産

△239,811

 

△142,861

その他

△787

 

△1,453

繰延税金負債合計

△245,378

 

△147,000

繰延税金資産(負債)の純額

△203,428

 

△110,268

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

前連結会計年度(2023年12月31日)

税金等調整前当期純損失を計上しているため記載を省略しております。

 

当連結会計年度(2024年12月31日)

税金等調整前当期純損失を計上しているため記載を省略しております。

 

(企業結合等関係)

(子会社株式の譲渡)

(1) 株式譲渡の概要

譲渡先の名称

 株式会社 KYUBIZ INVEST

譲渡した子会社の名称及び事業の内容

 名称          株式会社 Xoxzo

 事業の内容    SMS 配信事業

株式譲渡の理由

 当社は、当社グループのメッセージングサービスでの多様な顧客ニーズへの対応とアジア戦略の強化を目的として 2021 年 9 月にXoxzoの株式を取得し、当社のSMS事業の経営資源の活用による競争力の強化を図ってまいりました。しかしながら、当期より経営陣が刷新され、新たな事業方針の下でのコミュニケーション事業としての事業展開及び事業多様化戦略にもとづく事業構想から Xoxzo が外れたこと、前期において Xoxzo 取得に係る費用につき、減損対象となった経緯から、今回、本譲渡を決定いたしました。

株式譲渡日

 2024年12月25日(みなし売却日 2024年12月31日)

法的形式を含むその他取引の概要に関する事項

 受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡

 

(2) 実施した会計処理の概要

譲渡損益の金額

 関係会社株式売却益 8,865千円

譲渡した子会社に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

流動資産

49,335

千円

固定資産

1,806

千円

資産合計

51,141

千円

流動負債

9,115

千円

固定負債

2,800

千円

負債合計

11,915

千円

会計処理

 譲渡した子会社の連結上の帳簿価額と売却価額との差額を、関係会社株式売却益として特別利益に計上しております。

 

(3) 譲渡した子会社が含まれていた報告セグメント

  コミュニケーション事業

 

(4) 当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている譲渡した子会社に係る損益の概算額

売上高  87,598千円

営業利益 6,619千円

 

(共通支配下の取引等)

子会社株式の追加取得

(1) 取引の概要

結合当事企業の名称及びその事業の内容

結合当事企業の名称 株式会社 Xoxzo

事業の内容     SMS 配信事業

企業結合日

2024年1月12日(みなし取得日 2024年1月1日)

企業結合の法的形式

非支配株主からの株式取得

結合後企業の名称

変更ありません。

 

その他取引の概要に関する事項

グループ経営体制の強化を目的として、非支配株主が保有していた株式会社 Xoxzoの株式を追加取得し、持分比率の引上げを実施いたしました。

 

(2) 実施した会計処理の概要

「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成31年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成31年1月16日)に基づき、共通支配下の取引等のうち、非支配株主との取引として処理しております。

 

(3) 子会社株式の追加取得に関する事項

  被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価 現金  63,000千円

取得原価      63,000千円

 

(4) 非支配株主との取引に係る当社の持分変動に関する事項

資本剰余金の主な変動要因

子会社株式の追加取得

非支配株主との取引によって減少した資本剰余金の金額

     - 千円

 

(取得による企業結合)

1.企業結合の概要

(1) 被取得企業の名称及び事業内容

被取得企業の名称

 株式会社ズノー・メディアソリューション

 

被取得企業の事業の内容

 インターネット広告・SEM(SEO/リスティング広告)・Web サイトプロデュース・各種セールスプロモーション等広告及び各種制作取り扱い業務、市場調査、コンサルティング業務全般

その他、上記に付帯する業務

 

(2) 企業結合を行った主な理由

 当社は2024 年7月12日にお知らせした「中期経営計画の修正」において従来からのSMS配信事業に加えて「ソリューション事業」と「投資・インキュベーション事業」を新たなセグメントとして設定し、次代に向けた新たなアクリートとしての企業価値を創造、向上させていく基本方針を示させていただきました。特にソリューション事業は「新たな収益源となる新規事業」と想定し、「新たな次代のアクリートへの転換の為の成長因子」としての位置づけとしています。このソリューション事業の円滑かつ可及的に展開していくために、この度株式会社ズノー・メディアソリューションの発行済株式、全株式を取得し、今後当社が手掛けるソリューション事業の担い手となるグループ会社とすることにいたしました。

 

(3) 企業結合日

 2024年9月2日

 

(4) 企業結合の法的形式

 現金を対価とする株式取得

 

(5) 結合後企業の名称

 結合後企業の名称に変更はありません。

 

(6) 取得した議決権比率

 100.0%

 

(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠

 当社が現金を対価とする株式取得により被取得企業の議決権の100.0%を取得したことによるものであります。

 

2.連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間

2024年10月1日から2024年12月31日まで

 

3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価 現金 60,000千円

取得原価     60,000千円

 

4.主要な取得関連費用の内容及び金額

M&A紹介斡旋手数料等 3,000千円

 

5.発生したのれん金額、発生原因、償却方法及び償却期間

(1) 発生したのれん金額

  17,259千円

 

(2) 発生原因

主として今後の事業展開によって期待される超過収益力であります。

 

(3) 償却方法及び償却期間

  5年間にわたる均等償却

 

6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産 119,168千円

固定資産   2,886千円

資産合計 122,054千円

流動負債  79,222千円

負債合計   79,222千円

 

7.企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法

売上高     218,471千円

 

営業利益 16,864 千円

 

(概算額の算定方法)

 企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。当該差額には連結会計年度の開始日から企業結合日までの期間に相当するのれんの償却額等が含まれております。

なお、当該注記は監査証明を受けておりません。

 

(資産除去債務関係)

当社グループは、事務所の不動産賃貸借契約に基づき、退去時における原状回復に係る債務を資産除去債務として認識しておりますが、当該資産除去債務に関しては、資産除去債務の負債計上に代えて、不動産賃貸借契約に関する保証金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、そのうち当連結会計年度の負担に属する金額を費用に計上する方法によっております。

なお、当連結会計年度の負担に属する金額は、見込まれる入居期間に基づいて算定しております。

 

(賃貸等不動産関係)

該当事項はありません。

 

(公共施設等運営事業関係)

該当事項はありません。

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (7)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。なお、メッセージングサービスの対価は、主に配信数に契約単価を乗じて算出しております。また、主な取引の対価は月次で請求し、請求後、概ね2か月以内に受領しており、重要な金融要素は含んでおりません。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

①契約資産及び契約負債の残高等

顧客との契約から生じた債権及び契約負債の期首残高及び期末残高は、以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

923,680

782,148

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

782,148

990,313

契約負債(期首残高)

28,759

29,111

契約負債(期末残高)

29,111

70,057

(注)1.契約負債は、主に期末時点で履行義務を充足していない顧客から受け取った対価であり、契約に基づき履行した時点で収益に振り替えます。

2.契約負債は、連結貸借対照表上、流動負債のその他に含まれております。

3.当連結会計年度に認識された収益のうち、期首現在の契約負債の残高が含まれている金額に重要性はありません。なお、当連結会計年度における契約負債残高の重要な変動はありません。また、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額には重要性はありません。

②残存履行義務に配分した取引価格

当社及び連結子会社では、当初の予想契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループの事業は、国内市場にて事業活動を行う当社及び国内子会社、海外市場にて事業活動を行う海外子会社がそれぞれ各市場に適した経営戦略を立案し、事業活動を展開しております。

当社は、2024年7月よりソリューション事業及び投資インキュベーション事業という新たな事業を開始したことにより、社内組織及び事業管理区分の見直しを行い報告セグメントの変更を行うことといたしました。

 当連結会計年度より、報告セグメントを従来の「国内メッセージングサービス事業」及び「海外メッセージングサービス事業」の2区分を統合した「コミュニケーション事業」、「ソリューション事業」及び「投資インキュベーション事業」の3区分に変更しております。

 なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分により作成したものを開示しております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

連結財務諸表

計上額

 

コミュニケーション事業

ソリューション事業

投資インキュベーション事業

売上高

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

5,333,074

-

100,484

5,433,558

-

5,433,558

その他の収益

-

-

-

-

-

-

外部顧客への売上高

5,333,074

-

100,484

5,433,558

-

5,433,558

セグメント間の内部売上高又は振替高

30,036

-

340

30,376

30,376

-

5,363,110

-

100,824

5,463,935

30,376

5,433,558

セグメント利益又は損失(△)

319,862

-

9,054

310,807

340

310,467

セグメント資産

4,107,614

-

103,745

4,211,359

-

4,211,359

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

111,619

-

18,528

130,147

-

130,147

のれんの償却額

24,352

-

3,170

27,523

-

27,523

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

70,921

-

-

70,921

-

70,921

(注)1.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

連結財務諸表

計上額

 

コミュニケーション事業

ソリューション事業

投資インキュベーション事業

売上高

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

5,763,837

445,454

138,678

6,347,970

-

6,347,970

その他の収益

-

-

-

-

-

-

外部顧客への売上高

5,763,837

445,454

138,678

6,347,970

6,347,970

セグメント間の内部売上高又は振替高

42,453

-

122

42,575

42,575

-

5,806,290

445,454

138,800

6,390,546

42,575

6,347,970

セグメント利益又は損失(△)

604,042

34,587

2,416

571,871

239,989

331,881

セグメント資産

3,333,996

-

254,564

3,588,561

-

3,588,561

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

112,239

-

435

112,674

-

112,674

のれんの償却額

24,352

-

862

25,215

-

25,215

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

28,184

-

-

28,184

-

28,184

(注)1.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

2.セグメント利益又は損失の調整額の内△239,301千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用となっております。

     全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:千円)

 

日本

ベトナム

合計

3,854,008

1,579,549

5,433,558

(注)売上高はサービスを提供した場所を基礎とし、国に分類しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

(単位:千円)

 

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

TeleSign Corporation

707,858

コミュニケーション事業

 

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:千円)

 

日本

ベトナム

合計

4,426,115

1,921,855

6,347,970

(注)売上高はサービスを提供した場所を基礎とし、国に分類しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

(単位:千円)

 

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

Twilio Inc.

516,575

コミュニケーション事業

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

コミュニケーション事業

ソリューション事業

投資インキュベーション事業

合計

減損損失

236,666

236,666

 

 

(注)報告セグメント「コミュニケーション事業」に帰属する顧客関連資産及びのれんにつきまして、買収時に見込んだ事業計画を下回って推移していること、また、今後の業績動向等を踏まえ事業計画の見直しを行うにあたり取引先ごとのSMS配信数を補正した結果、当初想定していた事業計画の達成が困難であると判断したことから、減損損失を認識するに至りました。なお、ソフトウェアについては、当該サービスの終了により今後の使用が見込まれなくなったことから、減損損失を認識するに至りました。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

コミュニケーション事業

ソリューション事業

投資インキュベーション事業

合計

減損損失

439,943

439,943

 

 

(注)報告セグメント「コミュニケーション事業」に帰属する顧客関連資産及びのれんにつきまして、買収時に見込んだ事業計画を下回って推移していること、また、今後の業績動向等を踏まえ事業計画の見直しを行うにあたり取引先ごとのSMS配信数を補正した結果、当初想定していた事業計画の達成が困難であると判断したことから、減損損失を認識するに至りました。なお、ソフトウェアについては、当該サービスの終了により今後の使用が見込まれなくなったことから、減損損失を認識するに至りました。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

コミュニケーション事業

ソリューション事業

投資インキュベーション事業

合計

当期償却額

24,352

3,170

27,523

当期末残高

66,970

0

66,970

 

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

コミュニケーション事業

ソリューション事業

投資インキュベーション事業

合計

当期償却額

24,352

862

25,215

当期末残高

42,617

16,396

59,014

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

1.関連当事者との取引

(1)連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

(ア)連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

該当事項はありません。

 

(イ)連結財務諸表提出会社の非連結会社及び関連会社等

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

該当事項はありません。

 

(ウ)連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

該当事項はありません。

 

(開示対象特別目的会社関係)

該当事項はありません。

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

当連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

1株当たり純資産額

292.99円

310.81円

1株当たり当期純利益金額

5.87円

12.90円

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

5.85円

12.89円

(注)1.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年12月31日)

当連結会計年度

(2024年12月31日)

純資産の部の合計額(千円)

2,146,863

2,091,256

純資産の部の合計額から控除する金額(千円)

478,798

320,478

(うち新株予約権(千円))

(6,601)

(15,701)

(うち非支配株主持分(千円))

(472,197)

(304,777)

普通株式に係る期末の純資産額(千円)

1,668,064

1,770,777

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株)

5,693,226

5,697,226

 

2.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

当連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

1株当たり当期純利益金額

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益金額(千円)

33,426

73,498

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益金額(千円)

33,426

73,498

普通株式の期中平均株式数(株)

5,689,998

5,696,294

 

 

 

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益調整額

(千円)

普通株式増加数(株)

27,451

7,644

(うち新株予約権(株))

(27,451)

(7,644)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要

第3回新株予約権 普通株式   23,000株

第4回新株予約権 普通株式1,300,000株

 

(重要な後発事象)

1.取得による企業結合(株式会社ズノーの株式交付(簡易株式交付)による子会社化)

 当社は、2024年12月20日開催の取締役会において、株式会社ズノー(以下「ズノー」)を株式交付によって子会社化することを決定し、2025年1月11日付で株式交付の効力が発生し、51%の株式を取得しました。

(1)企業結合の概要

  ① 被取得企業の名称及びその事業の内容

    被取得企業の名称  株式会社ズノー

    事業の内容     コミュニケーションコンサルティング、広告企画・制作プロデュース事業

  ② 企業結合を行った主な理由

     ズノーは、20年以上の実績を誇るテレビ業界リサーチ事業をいとなんでおり、また日本全国の入札情報等を提供するサービス「入札王」の運営もおこなっております。現在は過去のデータベースを活用しAIによりデータ分析をおこない、よりクリエイティブな事業の創出をおこなっております。当社としては、ズノーの持つクリエイティブな知見、事業ノウハウ、人的リソースはまさに当社の今後の事業発展に大きく寄与すると判断し、子会社化しました。

  ③ 企業結合日

    2025年1月11日

  ④ 企業結合の法的形式

    株式交付

  ⑤ 結合後企業の名称

    株式会社ズノー

  ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠

    当社が当社株式を対価として株式を取得したためであります。

 

(2)被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

   取得の対価         当社株式       350百万円

   取得価額                     350百万円

 

(3)主要な取得関連費用の内容及び金額

   特になし

 

(4)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

   現時点では確定しておりません。

 

(5)企業結合日に受け入れた試算及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

   現時点では確定しておりません。

 

⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】

該当事項はありません。

 

【借入金等明細表】

区分

当期首残高

(千円)

当期末残高

(千円)

平均利率

(%)

返済期限

1年以内に返済予定の長期借入金

421,284

354,431

0.90

長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)

502,371

147,940

0.90

2026年~2028年

合計

923,655

502,371

(注)1.平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。

2.長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下のとおりであります。

 

1年超2年以内

(千円)

2年超3年以内

(千円)

3年超4年以内

(千円)

4年超5年以内

(千円)

長期借入金

129,840

18,100

 

【資産除去債務明細表】

該当事項はありません。

 

 

(2)【その他】

当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

中間連結会計期間

当連結会計年度

売上高(千円)

2,598,694

6,347,970

税金等調整前

中間(当期)純利益金額又は当期純損失金額(△)(千円)

85,899

△115,246

親会社株主に帰属する中間(当期)純利益金額(千円)

60,909

73,498

1株当たり中間(当期)純利益金額(円)

10.69

12.90