第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。

当中間連結会計期間における我が国経済は、内需及びインバウンド需要の回復など、社会活動の正常化の動きがみられました。一方で、国際情勢不安、円安の進行、物価上昇など、景気動向についてもいまだ予断を許さない状況が続いております。

このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組んだ結果、国内のASPサービスを中心に堅調に推移いたしました。また、営業活動等で必要な人材の採用を行いまして、採用は3名となりました。

これらの結果、当中間連結会計期間における売上高は257,281千円(前年同期比6.7%減)、営業損失は126,412千円(前年同期は営業損失83,229千円)、経常損失は126,121千円(前年同期は経常損失82,159千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は125,457千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失82,421千円)となりました。

なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

主なサービス別の状況は以下のとおりであります。

(a)コンサルティングサービス

当中間連結会計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、89,273千円(前年同期比23.4%減)でありました。

(b)ASPサービス

当中間連結会計期間におけるASPサービスの売上高は、163,144千円(前年同期比3.5%増)でありました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当中間連結会計期間末における流動資産は685,466千円となり、前連結会計年度末に比べ253,001千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が256,250千円、売掛金が39,852千円減少し、仕掛品が27,614千円増加したことによるものであります。

当中間連結会計期間末における固定資産は65,828千円となり、前連結会計年度末に比べ2,912千円減少いたしました。これは主に敷金保証金が2,157千円減少したことによるものであります。

この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ255,913千円減少し、751,294千円となりました。

(負債)

当中間連結会計期間末における流動負債は84,889千円となり、前連結会計年度末に比べ132,648千円減少いたしました。これは主に前受金が103,311千円、その他流動負債が30,156千円減少したことによるものであります。

当中間連結会計期間末における固定負債はありません。

この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ132,648千円減少し、84,889千円となりました。

(純資産)

当中間連結会計期間末における純資産は666,404千円となり、前連結会計年度末に比べ123,264千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する中間純損失を125,457千円計上し、為替換算調整勘定が982千円増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて256,250千円減少し、569,763千円となりました。当中間連結会計期間末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間末における営業活動の結果、支出した資金は254,480千円(前年同期は138,742千円の支出)となりました。これは主に棚卸資産の増加27,487千円、前受金の減少102,950千円、税金等調整前中間純損失126,121千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間末における投資活動の結果、支出した資金は1,424千円(前年同期に獲得及び支出した資金はありません)となりました。これは有形固定資産の取得による支出1,424千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間末における財務活動の結果、獲得した資金は1,173千円(前年同期は217千円の支出)となりました。これは主に株式の発行による収入1,210千円によるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当中間連結会計期間における研究開発費の総額は、24,198千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。