第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在においてが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が見込まれる中、各種政策の効果もあり、足踏みはみられるが緩やかに回復しております。一方で、物価上昇、原材料価格の上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況の中で、当社グループ(当社、連結子会社)は、PB販売事業では、資材の高騰と、急激な為替変動に直面しており、これに対応するべく、引き続き為替予約や販売価格の見直し、輸入コストの見直し、運送会社への交渉等、コスト削減策を実施しております。また、営業活動については、引き続きリース・レンタカーを取り扱う企業への営業活動を強化しております。

OEM/ODM事業におきましては、クリスマス商戦に係る前期末の受注及び出荷が当期にずれ込んだことにより、対前年同四半期で増収増益となりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高778,206千円、(前年同期比10.0%減)、営業利益1,049千円(前年同期比98.0%減)、経常利益10,023千円(前年同期比79.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益10,785千円(前年同期比64.8%減)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

① PB販売事業(Private Brand 販売事業)

自動車用品販売を主とするPB販売事業は、自動車メーカーによる認証不正問題の影響により新車販売台数は、2023年12月から2024年5月までの期間の累計で前年同期比88.26%(2024年6月1日発表の一般社団法人「日本自動車販売協会連合会」統計資料より)となりました。

当社においては、認証不正問題により新車の生産停止となったため、売上が減少する要因となりました。また為替の急激な変動により、商品の仕入価格の増加があり、減収減益となりました。

この結果、PB販売事業の業績は、売上高609,856千円(前年同期比14.4%減)、セグメント利益59,470千円(前年同期比47.8%減)となりました。

 

② OEM/ODM事業(Original Equipment Manufacture/Original Design Manufacture 事業)

電子玩具販売を主とするOEM/ODM事業では、前期末の受注及び出荷が当期にずれ込んだことや、昨年12月のクリスマス商戦の商品出荷や入学式シーズンを見据えた出荷が、好調に推移し、増収増益となりました。

この結果、OEM/ODM事業の業績は、売上高168,349千円(前年同期比10.8%増)、セグメント利益6,193千円(前年同期比436.2%増)となりました。

 

 

(財政状態の分析)

①資産

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、771,762千円となり、前連結会計年度末と比べ288,564千円減少しました。これは主として現金及び預金が128,820千円減少、前渡金が26,705千円減少及び売掛金が125,894千円減少したことによるものであります。固定資産は、90,758千円となり、前連結会計年度末と比べ3,986千円減少しました。これは主として有形固定資産が2,803千円減少、投資その他の資産が906千円減少したことによるものであります。

 

②負債

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、204,804千円となり、前連結会計年度末と比べ295,771千円減少しました。これは主として短期借入金が273,555千円減少したことによるものであります。固定負債は、201,179千円となり、前連結会計年度末と比べ15,440千円減少しました。これは長期借入金が18,408千円減少したことによるものであります。

 

③純資産

当第2四半期連結会計期間末における純資産は、456,537千円となり、前連結会計年度末と比べ18,661千円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益増加10,785千円、配当金の支払い10,419千円等が主な要因であります。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の37.9%から52.9%となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末と比較して128,820千円減少し、336,733千円となりました。

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益12,835千円を計上し、売上債権の減少額130,791千円、前渡金の減少額28,299千円、棚卸資産の減少額9,448千円、法人税等の支払額15,551千円等により、179,206千円の獲得(前年同期は、21,865千円の獲得)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、2,325千円の使用(前年同期は、6,447千円の使用)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出18,408千円、短期借入金の純減額279,625千円、配当金支払いによる支出9,772千円により、307,806千円の使用(前年同期は、1,130千円の使用)となりました。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,681千円となっております。なお、当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。