第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たな事業等の発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当社の主要な事業領域である電子書籍市場については、インプレス総合研究所の「電子書籍ビジネス調査報告書2019」によれば、2018年度の電子書籍市場規模は2,826億円で、前年度の2,241億円から26.1%増加し、そのうち84.5%にあたる2,387億円をコミックが占めております。昨年の同研究所の「電子書籍ビジネス調査報告書2018」では、2018年度の電子書籍市場規模の予測は、2,550億円であったことから、予測を大きく上回る結果となっております。また、2023年度には2018年度の約1.5倍の4,330億円に拡大すると予想されています。

また当社が注力するIoT事業は、コンピュータ等の情報・通信機器だけではなく、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットへの接続や相互に通信させる分野として注目を集めております。インターネット技術や各種センサー・テクノロジーの進化等を背景に、インターネットにつながるモノ(IoTデバイス)の数は、2017年の約274億個から2021年にはその約1.6倍の447億個まで増加すると予測されております(総務省「令和元年版情報通信白書」)。

このような経営環境の中、当社は、「日常に&を届ける」をミッションとして掲げ、Smartphone APP事業においては、主に大手出版社と共同開発したスマートフォン向けのマンガアプリの収益拡大に注力してまいりました。IoT事業においては、宿泊領域のテクノロジー化を事業方針として、スマートホステル『&AND HOSTEL』の出店に注力するとともに、宿泊管理システム『innto』、客室タブレットサービス『tabii』等宿泊施設向けのIoTソリューションサービスの提供を展開してまいりました。

以上の結果、当事業年度における売上高は802,311千円前年同期比70.9%増)、営業利益37,201千円前年同期比12.3%減)、経常利益36,595千円前年同期比1.6%減)、四半期純利益19,863千円前年同期比20.9%減)となりました。

 

セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。

 

① Smartphone APP事業

当第1四半期累計期間において、「マンガUP!」、「マンガPark」、「マンガMee」など既存マンガアプリについては、積極的な広告宣伝の実施、新規連載開始等によるMAU(注1)の増加、人気コンテンツの掲載延長、作品追加及びARPU(注2)の向上によって、サービス提供を開始して以降、好調に推移しております。2019年8月にリリースした株式会社小学館と共同開発したマンガアプリ「サンデーうぇぶり」は、リリース以降、着実にMAUが増加しており、当社の収益に貢献しております。また、2019年10月に新たに提携した株式会社アムタスとの新規マンガアプリ「めちゃコミック」及び2019年11月にリリースした株式会社日本文芸社と共同開発したマンガアプリ「マンガTOP」について、開発に係る売上を収受しております。

この結果、当第1四半期累計期間におけるSmartphone APP事業の売上高は649,684千円(前年同期比64.9%増)セグメント利益は128,409千円(前年同期比3.2%増)となりました。

 

(注)1.Monthly Active Userの略称であり、1ヶ月に一度でもアプリを利用したユーザーの数を指します。

       2.Average Revenue Per Userの略称であり、ユーザー一人当たりの収益単価であります。

 

当社のSmartphone APP事業において運営するスマートフォンアプリのうち、「マンガアプリ」及び「最強シリーズ」の四半期毎の平均MAU数の推移は下表のとおりであります。

 

                            (単位:万人)

年月

平均MAU数

マンガアプリ

最強シリーズ

2015年11月末

26

2016年2月末

25

2016年5月末

25

2016年8月末

26

2016年11月末

59

2017年2月末

70

2017年5月末

31

71

2017年8月末

65

67

2017年11月末

108

92

2018年2月末

150

70

2018年5月末

204

53

2018年8月末

238

47

2018年11月末

279

51

2019年2月末

362

39

2019年5月末

430

30

2019年8月末

532

29

2019年11月末

641

27

 

(注)上記の平均MAU数は、各四半期における平均値を記載しております。

 

② IoT事業

当第1四半期累計期間において、当社が注力するIoT体験型宿泊施設であるスマートホステル『&AND HOSTEL』の企画、開発が進み、ホステル開発に係るコンサルティングや不動産の仲介等の売上が順調に推移いたしました。当第1四半期累計期間においては、新たに「&AND HOSTEL KURAMAE WEST」「&AND HOSTEL SHINSAIBASHI EAST」「&AND HOSTEL MINAMISENJU」の計3店舗を開業し、累計11店舗となりました。

客室タブレットサービス『tabii』は、協業パートナーであるH.I.S.ホテルホールディングスや東京電力エナジーパートナーとの連携強化や当社営業人員の強化を図り、また「業務効率化」「付加価値向上」のため、機能開発を積極的に行ってまいりました。その結果、当第1四半期会計期間末における累計導入台数は、3,713台(前期末比860台増)となりました。

宿泊管理システム『innto』について、当第1四半期会計期間末における施設数は295施設(前期末比63施設増)に増加しました。一方で、&AND HOSTELの開業準備費用、『innto』『tabii』の展開規模拡大に伴う拡大費用等、積極的な投資を行ってまいりました。

この結果、当第1四半期累計期間におけるIoT事業の売上高は123,530千円(前年同期比86.8%増)セグメント損失は13,814千円(前年同期は23,517千円の損失)となりました。

 

 

③ その他事業

当第1四半期累計期間は、インターネット広告の代理サービスを中心に事業を行った結果、その他事業の売上高は29,096千円(前年同期比212.4%増)セグメント利益は6,785千円(前年同期比14.6%増)となりました。

 

 

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第1四半期会計期間末における総資産は3,054,437千円となり、前事業年度末に比べ14,201千円増加いたしました。これは主に売掛金が90,404千円、仕掛販売用不動産が152,109千円、立替金が66,785千円増加したこと、一方で現金及び預金が299,689千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

当第1四半期会計期間末における負債合計は1,223,924千円となり、前事業年度末に比べ18,187千円減少いたしました。これは主に未払金が39,474千円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が82,276千円増加したこと、一方で買掛金が11,218千円、納付に伴い未払法人税等が94,361千円、流動負債の「その他」に含まれる「未払消費税」が34,336千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

当第1四半期会計期間における純資産は1,830,512千円となり、前事業年度末に比べ32,389千円増加いたしました。これは主に四半期純利益の計上により利益剰余金が19,863千円増加したこと等によるものであります。

なお、自己資本比率は59.9%(前事業年度末は59.1%)となりました。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

  

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。