第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、以下の追加すべき事項が生じております。

(原材料価格の高騰及び調達のリスク)

 原材料や商品の仕入れ価格高騰が続くなか販売価格の見直しを進めておりますが、価格見直しが遅れたり販売減につながる場合、当社の経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、原材料調達の納期遅延も発生しており、在庫積み増し等の対策を講じておりますが、更に納期が長期化した場合、生産・販売計画に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 令和2年3月31日)等を適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、3月末に新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)のまん延防止等重点措置が解除されたことから、経済活動も徐々に活発化してまいりました。しかしながら、ウクライナ情勢の緊迫化、中国の都市封鎖を受けたサプライチェーンの停滞、資源価格をはじめとした物価の高騰、急速な円安の進行等、景気の先行きは不透明な状況が続いております。

 そうした経営環境の中、当社におきましては、神岡工場に建設中であった生産本部棟・新組立棟が4月に竣工し、主に産業機器の生産能力拡大を図ることにより、今後の業績向上を期しているところであります。

 当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、引き続きプロフェッショナルセグメントが好調を維持し、全社の業績を牽引いたしました。この結果、売上高7,038百万円(前年同期比1.1%増)となりましたが、前期は保険解約返戻金を計上した営業外収益が減少したこと、同じく投資有価証券売却益を計上した特別利益が減少したこと等の要因により、営業利益199百万円(同5.0%減)、経常利益177百万円(同22.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益113百万円(同28.7%減)となりました。

 セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。

①プロフェッショナルセグメント

 インテリア事業は、前期の持続化給付金等の公的施策効果が当期は弱まったものの、マーケット自体は回復傾向を続け、リモート営業方策と徐々に増加したリアルの展示会対応等の推進が順調に進捗したほか、4月に発売した自動壁紙糊付機販売開始50周年記念モデルが好調に推移しました。一方、畳事業ではリモート営業方策がさらに効果を発揮して、畳店のものづくり補助金申請における当社機器使用の案件採択は他社機器使用の採択件数を圧倒し、畳製造機器の販売は引き続き好調に推移しております。その結果、プロフェッショナルセグメントの売上高は5,422百万円(前年同期比4.1%増)となりましたが、クラウドシステムサービスGoolipの発売開始に伴う減価償却費や広告宣伝費増加の影響で営業利益は175百万円(同5.0%減)となりました。

②コンシューマセグメント

 コンシューマ事業は、フィットネスクラブ向け防音・防振床材の販売、BtoCビジネスは順調に推移しておりますが、棺用畳販売や、住宅向けの畳替え仲介需要はCOVID-19の影響が続いて低迷しました。ソーラー・エネルギー事業につきましては、制度改正により売電目的の低圧ソーラー案件が激減したほか、受注案件では機材の納期遅延により設置工事が遅れ、低調な推移となりました。一方、メガソーラー発電事業は順調に稼働しております。その結果、コンシューマセグメントの売上高は556百万円(前年同期比1.7%減)、営業損失6百万円(前年同四半期は営業損失19百万円)となりました。

③インダストリーセグメント

 産業機器事業につきましては、主要製品である二次電池製造装置のリピート受注増加のほか、その他の生産設備案件の引き合いの増加も続いておりますが、支給部材等の納期が遅延しており機器の完成・出荷スケジュールに影響が出ております。食品機器事業につきましては、大手飲食チェーンからのマルチディスペンサーの引き合いは回復傾向を続けております。その結果、インダストリーセグメントの売上高は687百万円(前年同期比7.9%減)となり、営業利益47百万円(同16.7%減)となりました。

 

④ニュー・インダストリーセグメント

 令和2年10月1日に子会社化した株式会社ROSECCを当セグメントに位置付けております。得意とする自動車関連業界向けの大型案件の売上は順調ですが、大型案件の売上が重なった前年同期と比較すれば、ニュー・インダストリーセグメントの売上高は371百万円(前年同期比15.5%減)となり、営業損失17百万円(前年同四半期は営業損失12百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

①資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,393百万円増加し、10,018百万円となりました。資産のうち流動資産は、現金及び預金が144百万円減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産が124百万円増加、電子記録債権が132百万円増加、棚卸資産が220百万円増加、その他が118百万円増加したこと等により、451百万円の増加となりました。固定資産につきましては、主に有形固定資産が904百万円増加したことにより、941百万円の増加となりました。

②負債の部

 当第3四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,337百万円増加し、7,181百万円となりました。負債のうち流動負債は、支払手形及び買掛金が227百万円増加、電子記録債務が179百万円増加、賞与引当金が55百万円増加したこと等により、468百万円の増加となりました。固定負債につきましては、主に長期借入金が864百万円増加したことにより、869百万円の増加となりました。

③純資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ56百万円増加し、2,837百万

円となりました。これは、利益剰余金が52百万円増加、退職給付に係る調整累計額が4百万円増加したこと等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、165百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があったものは、次のとおりであります。

事業所名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

投資予定額

資金調達方法

着手及び完了予定

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手年月

完了年月

神岡工場

プロフェッショナル

コンシューマ

インダストリー

建物等

1,800

1,556

増資資金及び

借入金

令和3年6月

令和4年10月

(注)上記設備において、建物工事は計画通り令和4年4月に完了しておりますが、引き続き外構工事を実施しており令和4年10月完了見込みとなっております。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。