第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において当四半期報告書に記載した事業の状況経理の状況等に関する事項のうち経営者が連結会社の財政状態経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け緊急事態宣言が各地で断続的に発出され経済活動が多く制限された状態で推移いたしました一方でワクチン接種が本格的に進み、政府による各種政策の効果や、ワクチン接種が高い水準で普及した諸外国経済の改善もあり、経済活動が今後持ち直しに向かうことが期待されているものの依然として先行きが不透明な状況が続いております。

当社グループを取り巻く事業環境は2021年6月に政府により決定された女性活躍加速のための重点方針2021により男女ともに仕事と子育て等を両立できる環境の整備に強力に取り組むという方針のもと保育の受け皿整備や様なニーズに応じた子育て支援の充実に向けた施策が行われる等女性活躍に資する多様な働き方推進や基盤整備に強い関心が払われております

2020年12月公表の新子育て安心プランにおいては2021年度から2024年度末までの4年間で約14万人分の保育の受け皿整備が必要であることが示されております女性の就業率に関してもこれまで80%を目標としておりましたが82%(2025年まで)へ引き上げることが閣議決定されております(2019年2月第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略』」より)こうした政府の方針を受け引き続き市場規模の拡大が見込まれるとともに地域福祉を支える社会インフラとして当社グループが行う事業の役割はこれまで以上に重要性を増すものと考えております

このような環境のもと当社グループは高まる保育所ニーズや女性の社会進出による様なニーズに応えるべく当第3四半期連結累計期間に以下のとおり新たに保育施設の運営を開始しております

 

(公的保育事業)     合計2施設

 認可保育所       合計2施設

  東京都   2施設(品川区1施設、中央区1施設)

 

(受託保育事業)     合計9施設

 企業内・病院内保育施設 合計4施設

  福岡県   3施設(福岡市1施設、那珂川市1施設、遠賀町1施設)

  大阪府   1施設(豊中市1施設)

 学童保育施設      合計5施設

  福岡県   5施設(福岡市1施設、香春町4施設)

 

 なお当社グループを取り巻く事業環境を鑑み限られた経営資源のより良い活用を行うことを目的に2021年3月末に運営を終了した施設が公的保育事業において1施設ありますまた委託期間満了等により2021年9月末までに運営を終了した施設が受託保育事業において17施設あります

 上記を踏まえ2021年9月末時点の運営施設数は公的保育事業において63施設(認可保育所44施設小規模認可保育所19施設)受託保育事業において217施設(受託保育所129施設学童保育所56施設わいわい広場32施設)その他において7施設(認可外保育所4施設小規模認可保育所(事業所内保育事業)1施設介護施設(デイサービス)2施設)の計287施設となっております

 

 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,550,293千円(前年同期比7.3%増)、営業利益は353,653千円(同27.1%減)、経常利益は354,724千円(同25.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は217,802千円(同26.4%減)となりました。

 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。なお、記載のセグメントの売上高はセグメント間取引の相殺前の数値であります。
 

(公的保育事業)
 公的保育事業におきましては、当第3四半期連結累計期間において新たに認可保育所を2施設開設いたしました。また、各既存施設において、保育の質の向上及び効率的な運営の充実に注力いたしました。前期は、休園や登園自粛による影響で変動費が抑制されておりましたが、当期は通常どおりに施設運営を行うことができたため、変動費が増加し、利益面を押し下げる要因となりました。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,522,629千円(前年同期比15.2%増)、セグメント利益は583,263千円(同2.7%減)となりました。

 

(受託保育事業)
 受託保育事業におきましては、企業・病院等が設置する保育施設の新規受託の営業活動に注力し、当第3四半期連結累計期間において新たに4施設開設いたしました。学童保育施設につきましては、5施設開設いたしました。うち4施設は、福岡県香春町と新たに取引を開始し運営を開始した施設であります。また、各既存施設において、保育の質の向上及び効率的な運営の充実に注力いたしました。しかしながら、当第3四半期連結累計期間に17施設の運営が終了したことで、前年同期比において施設数が純減いたしました。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅勤務の増加や育休延長及び感染リスクへの不安による「預け控え」等に起因し、第3四半期以降、運営施設の稼働が減少いたしました。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,608,989千円(前年同期比6.4%減)、セグメント利益は74,397千円(同45.3%減)となりました。

 

(その他)
 その他におきましては、主に幼稚園や保育所に対する保育人材の派遣事業、直営認可外保育施設並びに介護施設におけるサービスの質の向上及び効率的な運営の充実等に注力いたしました。しかしながら、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の断続的な発出により、前年に比べて運営施設の稼働状況は改善したものの、平常水準までの回復には至りませんでした。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は431,800千円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益は198千円(同99.2%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産は、7,155,201千円となり、前連結会計年度末の7,419,167千円から263,965千円の減少となりました。

流動資産につきましては、2,753,112千円となり、前連結会計年度末の3,206,472千円から453,360千円の減少となりました。これは、主に現金及び預金が406,863千円減少、売掛金が97,000千円減少、流動資産のその他が50,486千円増加したためであります。

固定資産につきましては、4,402,089千円となり、前連結会計年度末の4,212,694千円から189,394千円の増加となりました。これは、主に有形固定資産が194,563千円増加、無形固定資産が5,358千円増加、投資その他の資産が10,527千円減少したためであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債は、4,843,888千円となり、前連結会計年度末の5,291,501千円から447,613千円の減少となりました。

流動負債につきましては、2,214,803千円となり、前連結会計年度末の2,395,874千円から181,071千円の減少となりました。これは、主に短期借入金が350,000千円増加、未払金が225,766千円減少、流動負債のその他が304,745千円減少したためであります。

固定負債につきましては、2,629,084千円となり、前連結会計年度末の2,895,627千円から266,542千円の減少となりました。これは、主に長期借入金が282,568千円減少したためであります。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末の純資産は、2,311,313千円となり、前連結会計年度末の2,127,665千円から183,647千円の増加となりました。これは、主に新株の発行による資本金2,042千円増加及び資本剰余金2,042千円増加、配当金の支払いによる利益剰余金38,189千円減少と親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金が217,802千円増加したためであります。

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等もしくは指標等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。