当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益や個人の所得環境などにおいて緩やかな回復傾向が見られるものの、米国の関税政策や地政学リスクの高まり等により、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
食品流通業界におきましては、エネルギー資源や原材料価格、さらには人件費の高騰を背景とした物価上昇と実質賃金の減少が続いており、生活者の生活防衛意識は高止まりしております。
このような状況の下、当社グループは「アクセル2025 新しい時代における最適流通の創造 ― 顧客と地域を支える信頼度№1グループへ ―」を5ヶ年の長期ビジョンに掲げ、今年が活動の最終年度となります。顧客と地域を支えるという使命のもと、長期ビジョン実現に向けて、販売戦略と物流戦略の両輪での取組みを引き続き進めております。
当中間連結会計期間の業績につきましては、各販売チャネルにおける取引が好調に推移したことにより、売上高は1,724億38百万円(前年同期比5.5%増)となりました。利益面では増収により売上総利益額は増加するものの、上記記載の市況から売上総利益率は低下しました。また、販売費及び一般管理費の増加が影響し、営業利益は7億45百万円(前年同期比19.6%減)、経常利益は9億31百万円(前年同期比14.4%減)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は、固定資産売却益の計上により7億1百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
当社グループは、食品酒類卸売事業及びこれらの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
当中間連結会計期間末の総資産は1,067億75百万円となり、前連結会計年度末と比べて157億47百万円の減少となりました。これは主に受取手形及び売掛金が87億56百万円、現金及び預金が55億99百万円、商品及び製品が30億30百万円それぞれ減少した一方、預け金が11億34百万円増加したことによるものであります。
負債合計は738億64百万円となり、前連結会計年度末と比べて159億59百万円の減少となりました。これは主に支払手形及び買掛金が157億43百万円減少したことによるものであります。
純資産合計は329億10百万円となり、前連結会計年度末と比べて2億11百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金が4億56百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が2億21百万円減少したことによるものであります。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ44億82百万円減少し、170億78百万円となりました。
当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローの減少は、34億53百万円となりました。これは、主に仕入債務の減少額が157億43百万円となった一方で、売上債権の減少額が87億56百万円、棚卸資産の減少額が30億35百万円、税金等調整前中間純利益の計上が10億95百万円、減価償却費の計上が3億24百万円となったことによるものであります。
当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローの減少は、7億3百万円となりました。これは、主に固定資産の取得による支出が3億68百万円、投資有価証券の取得による支出が3億13百万円となったことによるものであります。
当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローの減少は、3億25百万円となりました。これは、主に配当金の支払額が2億44百万円、リース債務の返済による支出が71百万円となったことによるものであります。
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。