第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

また、当社グループは、飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31  日)等を適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い厳しい状況で推移しておりましたが、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種効果により新規感染者数が減少し、経済活動の回復に期待が高まっております。

外食産業におきましては、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除により移動や飲酒等の制限が緩和され、来店客数の増加が見込まれておりますが、新たな変異株の発生により経営環境は依然として先行き不透明な状況となっております。

このような状況の下、あさくまグループといたしましては、「お客様に食を通じて感動を提案するエンターテイメントレストラン」という不変的な考えのもと、今期は全社を挙げて、「経常利益15%の業態を皆で創る」という中長期目標に向かって、日々奮闘中でございます。その一つが「やっぱりあさくま」をテーマとした新たな商品開発であります。「やっぱりあさくま」は、原価率は高いもののボリューム感があり、なおかつリーズナブルな価格に設定した商品のことをいいます。その開発と改良の一例としては、現在は販売しておりませんが、「もりもりハンバーグ」は、120グラムのハンバーグの上に、様々な具を山のように盛りつけた商品でありますが、お客様より具が多すぎてハンバーグが小さく見えるというお声を頂いて、具の量は変えずハンバーグを1.5倍の180グラムにしました。「ぶつ切りステーキ」は、食べ応えのある250グラムのステーキに、また、「ビッグハンバーグ」は通常150グラムのところ倍の300グラムのハンバーグに、それぞれサラダ、スイーツはもちろん、カレーやガーリックライスの食べ放題をセットにして、1,380円(税抜)というお客様のご要望に見合うリーズナブルな価格で、一部の店舗にて販売しております。既存店のメニューにおいては、今後新しい商品として高品質な原材料を使っているものの、なるべく販売価格に転嫁せず、あえて原価率を高くし、お客様により満足していただけるものを、開発してまいります。また、あさくま店舗の売りであるサラダバーにつきまして、このコロナ禍で、提供する方法を模索し一時期取り止めていたこともありましたが、小分けにしてのご提供や一人ずつのマイトングによる取り分け方法、また使い捨て手袋をご提供しての取り分け等を行ってまいりました。このサラダバーは、「あさくま」ならではの品揃え(常時14種類、店舗のスペースにより若干の差異はあります)を行い、お客様にご満足いただける内容を常日頃少しずつ入れ替えつつご提供しております。今後は、サラダバー内のスイーツコーナーも一層の充実を図り、お子様だけではなく、大人の皆様にも喜んでいただける内容にしてまいります。これらの取組みによりお客様の「あさくまに行こう」という気持ちが増すことを願っております。もう一つの取組みとして、店舗においては、多くのパート・アルバイトによって運営がされておりますが、正社員も含め、従業員一人一人のモチベーションを上げるため、「自店を自分で創る」よう色々なアイディアを出させ、自店のみの商品やサービスの実験を行ってまいります。これにより、各店舗のカラーが出て、近隣の当社内の店舗間でも気兼ねなくお越しいただけるようにしてまいります。昨今、外食産業のパート・アルバイト不足が言われておりますが、あさくまグループにおいて、大きくフロア勤務とキッチン勤務に分かれている業務について、これを両方できる者を創ることにより、パート・アルバイト不足に対応していこう、と考えております。ゆくゆくはパート店長やパート・アルバイトの役職への登用も可能となり、働き方改革の一環になるものと考えております。長く安定した職場でモチベーションも高く働いていただくことにより、従業員の心の底からの笑顔をお客様に届け、お客様も笑顔でお帰りになられる店舗創りに邁進してまいります。とはいえ、まだまだ道半ばではありますが、10月の緊急事態宣言等解除後は来店客数も徐々に増えてきており、今期を通じて取り組んでおります損益分岐点の引き下げ効果もあり、当第3四半期連結会計期間においては営業利益が黒字化いたしました。

当第3四半期連結累計期間末現在における当社の店舗数は、直営店62店舗にFC店5店舗を加えて67店舗、株式会社あさくまサクセッションの直営店は10店舗で、当社グループの総店舗数は77店舗(FC店5店舗を含む)となっております。

以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高が4,082,729千円(前年同四半期比18.8%減)、営業損失が221,068千円(前年同四半期は営業損失502,960千円)、経常利益が316,080千円(前年同四半期は経常損失431,329千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益が203,501千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失772,956千円)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて194,822千円増加し、2,710,032千円となりました。主な要因は現金及び預金で54,323千円、売掛金で136,021千円それぞれ増加したことによります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて71,225千円減少し、1,413,369千円となりました。主な要因は建物及び構築物で31,675千円、差入保証金で37,388千円それぞれ減少したことによります。また、破産更生債権等812,892千円を計上しており、貸倒引当金を同額計上しております。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて123,597千円増加し、4,123,402千円となりました。

 

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて2,155千円増加し、1,295,746千円となりました。主な要因は短期借入金で150,000千円減少したことに対して、買掛金で88,441千円、未払法人税等で48,014千円それぞれ増加したことによります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて210,172千円減少し、272,149千円となりました。主な要因は長期借入金で162,170千円減少したことによります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて208,017千円減少し、1,567,896千円となりました。

 

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末に比べて331,615千円増加し、2,555,506千円となりました。主な要因は利益剰余金で331,615千円増加したことによります。なお、2021年7月の減資により資本金が771,583千円減少し、その他の資本剰余金が771,583千円増加したため、資本金が90,000千円、資本剰余金が1,710,238千円となりました。

この結果、自己資本比率は62.0%(前連結会計年度末は55.6%)となりました。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。