第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動など、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は発生しておらず、また、前事業年度の有価証券報告書に記載している「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。

 

(1) 経営成績の状況

① 経済状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善が続き緩やかな回復基調で推移したものの、日本・韓国間や長引く米国・中国間の通商問題の動向など海外経済情勢の不確実性等により、先行き不透明な状況が続いています。

 

② 市場環境

当社グループの事業が関わる医療・看護・介護の環境につきましては、高齢者の増加と共に市場が拡大し需要が増加する一方で、社会保障費の抑制を目的として、病院を中心とした施設から在宅を中心とした医療へのシフトが進み、医療と介護の連携や地域単位でのケア体制の整備等が促進されると予想しております。

 

③ 2019年4月~6月におけるホスピス施設の状況

当社は「すべては笑顔のために」というコーポレートスローガンを掲げ、在宅での看取りを前提とした、在宅ホスピスの事業を推進してまいりました。当第2四半期連結会計期間においては、「ファミリー・ホスピス東林間ハウス(神奈川県相模原市)」の新規開設により、名古屋市を中心とした中部地区に6施設、東京都及び神奈川県に7施設、合計で13ホスピス施設の体制となりました。

各ホスピス施設の稼働状況につきましては、全体の平均としては概ね堅調に推移しているものの、入居者の方々の病状の進行または変化等は自然なものであるため、ご逝去による退去の時期が重なり、一部のホスピス施設の稼働率が一時的に低下することがありました。

 

④ ホスピス施設の新規開設と増室、及び今後の施設開設について

当第2四半期連結会計期間においては、2019年4月に「ファミリー・ホスピス東林間ハウス(神奈川県相模原市)」を新規に開設しました。開設に係る初期費用が売上に先行して発生しておりますが、入居者の受け入れは当初計画どおり順調に進んでおります。

また、2019年3月に増室いたしました「ファミリー・ホスピス池上ハウス(東京都大田区)」につきましては、新しい試みとして富裕層向けのホスピスフロアを提供しておりますが、このフロアの入居については、一定の需要があることは確認できているものの、計画に比べてやや時間を要しているものと受け止めております。

なお、2019年11月に予定しておりました名古屋地区でのホスピス新規開設に関しては、新規開設ではなく、「ナーシングホームOAISIS北(名古屋市北区)」の増室へと計画を変更しました。増室時期は2019年9月を予定しており、11月から9月へと時期を前倒ししたことにより、開設に係るマーケティング費用および人件費等が当第2四半期連結会計期間より発生しております。

 

⑤ 設計料売上の計上時期のズレ

当第2四半期連結会計期間に見込んでおりました設計料売上の計上時期が、2019年12月期第3四半期以降に変更となり、これにより計画と比べて売上高に差異が生じております。

 

⑥ 事業本部および戦略本部の新設

2019年5月20日付の適時開示のとおり、2019年6月1日より、事業規模の拡大に伴うマネジメント体制およびコンプライアンス体制の強化と迅速な意思決定を目的として、事業本部を設立いたしました。また同時に、将来の施設開設に備えた教育制度の構築と、人材の発掘・育成を目的として戦略本部を新設いたしました。

これらの組織変更により、2019年12月期第3四半期以降に予定しておりました教育制度の構築等に関する費用の一部を、当第2四半期連結会計期間より計上しております。

 

⑦ 事業子会社の繰越欠損金に対する繰延税金資産を計上

当第2四半期連結会計期間において、カイロス・アンド・カンパニー株式会社の繰越欠損金に対して繰延税金資産を一定額計上しました。これは、前連結会計年度末において不確実だったカイロス・アンド・カンパニー株式会社の課税所得見込みにつき、当第2四半期連結累計期間の実績より、課税所得を見込める基盤が出来たと判断したためです。この繰延税金資産の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益が良化しております。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、1,947,330千円となりました。利益に関しては、営業利益が183,986千円となったものの、支払利息等の営業外費用59,236千円を計上した結果、経常利益は125,436千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は105,081千円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期との比較分析は行っておりません。

当社グループは、在宅ホスピス事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2) 財政状態に関する説明

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は3,713,361千円となり、前連結会計年度末に比べて399,763千円増加しました。これは主に、現金及び預金が348,429千円、売掛金が60,309千円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債は2,923,478千円となり、前連結会計年度末に比べて26,418千円減少しました。これは主に、未払費用が29,989千円、預り金が24,377千円増加した一方で、長期借入金が53,080千円、固定負債のリース債務が12,859千円、未払金が7,390千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は789,883千円となり、前連結会計年度末に比べて426,182千円増加しました。これは主に、株式上場に伴う公募増資を実施したことにより資本金及び資本剰余金がそれぞれ161,000千円増加したことによるものであります。

以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は21.1%となり、前連結会計年度末の10.8%に比べて10.3ポイント増加しております。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度に比べ348,429千円増加し、734,617千円となりました。

当連結累計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は109,909千円となりました。これは主に売掛金の増加額60,309千円があった一方で、税金等調整前当期純利益126,137千円、減価償却費34,505千円、のれん償却額27,936千円等が生じたことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は19,846千円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出8,759千円、差入保証金の差入れによる支出11,111千円が生じたことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は258,366千円となりました。これは主に、株式の発行による収入322,000千円があった一方で、長期借入金の返済による支出51,480千円やリース債務の返済による支出12,153千円があったことによるものであります。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。

賃貸借契約の中途解約に関する契約

契約締結日

契約締結先

契約期間

対象施設

2019年5月1日

株式会社ラ・アトレペイメント

2019年5月1日

~2049年4月30日

ファミリー・ホスピス東林間ハウス