第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動など、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は発生しておらず、また、前事業年度の有価証券報告書に記載している「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。

なお、2021年12月期においては、新型コロナウイルス感染者の再びの増加や、変異株の感染拡大の懸念などから、2021年4月に3度目の緊急事態宣言が発出されるなど、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響は継続し、当面は不透明な状況が続くものと予想しており、状況に変化が生じた場合に速やかに対応できるよう、引き続き状況を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

① 経済状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、再び緊急事態宣言が発令されるなど、感染拡大防止策に伴う外出自粛や在宅勤務の継続、インバウンド需要の消滅などから景気の回復が遅々として進んでおりません。また、新型コロナウイルス感染収束が見通せず、経済全体として先行き不透明な状況が続いております。

 

② 市場環境

当社グループの事業が関わる医療・看護・介護の環境につきましては、高齢者の増加と共に市場が拡大し需要が増加する一方で、社会保障費の抑制を目的として、病院を中心とした施設から在宅を中心とした医療へのシフトが進み、医療と介護の連携や地域単位でのケア体制の整備等が促進されると予想しております。

 

③ 2021年1月~3月におけるホスピス施設の状況

このような状況の中、当社グループは「すべては笑顔のために」というコーポレートスローガンを掲げ、在宅での看取りを前提とした、在宅ホスピス事業を推進してまいりました。当第1四半期連結累計期間においては、2021年3月に「ファミリー・ホスピス大口ハウス(横浜市神奈川区)」を開設いたしました。

 

④ 前年同期比較

当第1四半期連結累計期間においては、2020年12月開設の「ナーシングホームOASIS藤が丘(名古屋市名東区)」が黒字化に至るまでの赤字期間、2021年3月開設の「ファミリー・ホスピス大口ハウス」の開設コスト及び黒字化に至るまでの赤字期間、並びに当第2四半期に開設を予定している2施設の開設準備等のコスト負担があったものの、前年同期には立上げ途中にあった施設が安定稼働期に入ったこと、及び前年第2四半期以降に開設した施設が利益貢献期間に入ったこと等により、前年同期に比べ、増収増益となりました。

 

⑤ 当社の施設損益

当社グループの運営する施設は、開設に先立って看護師等の従業員を採用することでホスピスチームを作り、ホスピスチームが確立した事を確認して施設を開設し、開設した後に順次入居者を受け入れる形で運営を行っていることから、一定の稼働率に至るまでは売上に対して人件費等の費用が先行して発生することになります。また、施設開設後、約半年から1年をかけて当社グループが満室の目安とする85%の稼働率に至る計画で展開しております。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、1,371,211千円(前年同期比24.1%増)となりました。利益に関しては、営業利益が101,709千円(前年同期比114.2%増)となり、助成金収入等の営業外収入28,571千円、支払利息等の営業外費用51,046千円を計上した結果、経常利益は79,233千円(前年同期比498.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は43,514千円(前年同期比807.0%増)となりました。

当社グループは、在宅ホスピス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2) 財政状態に関する説明

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は7,028,744千円となり、前連結会計年度末に比べて732,019千円増加しました。これは主に、現金及び預金が67,696千円減少した一方で、売掛金が28,739千円、リース資産が315,000千円、建設仮勘定が438,289千円増加したことによるものであります。

 

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債は5,726,039千円となり、前連結会計年度末に比べて688,504千円増加しました。これは主に、未払費用が44,825千円、預り金が33,636千円減少した一方で、短期借入金が140,000千円、長期借入金が228,592千円、リース債務が303,939千円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産は1,302,704千円となり、前連結会計年度末に比べて43,514千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益43,514千円を計上したことによるものであります。

以上の結果、当第1四半期連結会計期間末における自己資本比率は18.4%となり、前連結会計年度末の19.9%に比べて1.5ポイント減少しております。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

(1)長期借入金

当社グループは、2021年2月15日開催の取締役会において、ホスピス施設建設のため、資金の借入を行うことを決議し、以下の通り借入を実行致しました。

① 資金の使途  設備資金

② 借入先の名称 株式会社三菱UFJ銀行

③ 借入金額   200,000千円

④ 利率     基準金利+スプレッド(固定金利)

⑤ 借入実行日  2021年3月31日

⑥ 返済期限   2026年10月30日

⑦ 担保     所有不動産に第一順位で根抵当権200,000千円を設定

 

(2) コミットメント型タームローン契約

当社グループは、ホスピス施設建設のため、以下の通り、コミットメント型タームローン契約を締結致しました。

金融機関名

借入極度額

契約締結日

株式会社三井住友銀行

200,000千円

2021年3月4日

 

(3) 当座貸越契約

当社グループは、事業拡大及び財務基盤の安定化のため、以下の通り、当座貸越契約を締結致しました。

金融機関名

借入極度額

契約締結日

株式会社静岡銀行

510,000千円

2020年5月29日

株式会社三菱UFJ銀行

300,000千円

2020年6月30日

株式会社三菱UFJ銀行

140,000千円

2021年3月26日