当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動など、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は発生しておらず、また、前事業年度の有価証券報告書に記載している「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。
なお、2021年12月期においては、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少傾向に加えて、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の終了により、経済活動の再開が本格化しておりますが、当面は不透明な状況が続くものと予想しており、状況に変化が生じた場合に速やかに対応できるよう、引き続き状況を注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
① 経済状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言などの感染拡大防止策に伴って経済活動が大幅に抑制されましたが、当第3四半期後半から新規感染者数が徐々に減少したことにより経済活動再開の動きが出始めました。しかしながら、第6波への警戒感などもあり、引き続き先行き不透明な状況が続いております。
② 市場環境
当社グループの事業が関わる医療・看護・介護の環境につきましては、高齢者の増加と共に市場が拡大し需要が増加する一方で、社会保障費の抑制を目的として、病院を中心とした施設から在宅を中心とした医療へのシフトが進み、医療と介護の連携や地域単位でのケア体制の整備等が促進されると予想しております。
③ 2021年7月~9月におけるホスピス施設の状況
このような状況の中、当社グループは「すべては笑顔のために」というコーポレートスローガンを掲げ、在宅での看取りを前提とした在宅ホスピスの事業を推進してまいりました。当第3四半期連結会計期間においては、新規開設施設はなく、また、本年10月以降に新規開設となる「ファミリー・ホスピス成城ハウス(東京都世田谷区)」「ファミリー・ホスピス本牧ハウス(横浜市港北区)」「ファミリー・ホスピス荒川ハウス(東京都荒川区)」等の開設準備を始めました。安定稼働施設については高い水準の稼働率を維持しております。
④ 昨年新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた施設の状況
昨年新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた5施設のうち、当第1四半期末(2021年3月末)時点で満床(=稼働率85%)に至っていなかった唯一の施設「ファミリー・ホスピス二子玉川ハウス(東京都世田谷区)」が2021年6月末で満床になり、当第3四半期連結会計期間より、5施設とも満床時利益レベルの貢献期間に入りました。
⑤ 関西エリアへの進出
「ファミリー・ホスピス京都北山ハウス(京都市北区)」については、開設後、稼働率の向上に少々時間を要しております。一方で、2021年6月下旬に前倒し開設した「ファミリー・ホスピス神戸垂水ハウス(神戸市垂水区)」の稼働率は順調に向上しております。
⑥ 離職率の低下
創業以来注力してきた教育研修、ホスピス人材の育成とチーム作り、地域ドミナント展開の実現等により、当第2四半期より離職率が低下しました。離職率が想定より低下したことにより、例年、看護師等の流動性が高まる春に採用を集中させるため、2021年4月以降、一時的に人員が余剰になりましたが、2021年7月末で余剰状態は解消しております。また、離職率が低下したことで採用費が減少しております。
⑦ 前年同期比較
当第3四半期連結累計期間においては、2020年12月開設の「ナーシングホームOASIS藤が丘(名古屋市名東区)」及び2021年3月開設の「ファミリー・ホスピス大口ハウス(横浜市神奈川区)」が、第3四半期累計ベースでは赤字ですが当第3四半期においては黒字化しており、また、2021年5月開設の「ファミリー・ホスピス京都北山ハウス(京都市北区)」2021年6月開設の「ファミリー・ホスピス神戸垂水ハウス(神戸市垂水区)」の開設コスト及び黒字化に至るまでの赤字期間があったものの、前年同期には立ち上げ途中にありコロナウイルス感染拡大の影響を受けた施設が全て安定稼働(満床)に入ったこと、さらには、既存の安定稼働施設が高い水準の稼働率を維持していること等により、前年同期に比べ、増収増益となっております。
⑧ 当社の施設損益
当社グループの運営する施設は、開設に先立って看護師等の従業員を採用することでホスピスチームを作り、ホスピスチームが確立した事を確認して施設を開設し、開設した後に順次入居者を受け入れる形で運営を行っていることから、一定の稼働率に至るまでは売上に対して人件費等の費用が先行して発生することになります。また、施設開設後、約半年から1年をかけて当社グループが満室の目安とする85%の稼働率に至る計画で展開しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、4,401,683千円(前年同期比22.7%増)となりました。利益に関しては、営業利益が400,410千円(前年同期比79.1%増)となり、助成金収入等の営業外収益32,755千円、借入金及びリース債務に係る支払利息等の営業外費用152,536千円を営業外費用として計上した結果、経常利益は280,629千円(前年同期比149.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は164,156千円(前年同期比165.2%増)となりました。
当社グループは、在宅ホスピス事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2) 財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は7,982,887千円となり、前連結会計年度末に比べて1,686,162千円増加しました。これは主に、建物及び構築物が752,177千円、リース資産が315,000千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は6,535,612千円となり、前連結会計年度末に比べて1,498,077千円増加しました。これは主に、流動及び固定負債の長期借入金が計850,624千円、流動及び固定負債のリース債務が278,351千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は1,447,274千円となり、前連結会計年度末に比べて188,084千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益164,156千円を計上したことによる利益剰余金の増加に加えて、新株予約権の行使により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ12,000千円増加したことによるものであります。
以上の結果、当3四半期連結会計期間末における自己資本比率は18.0%となり、前連結会計年度末の19.9%に比べて1.9ポイント減少しております。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1)長期借入金
当社グループは、短期借入金の借換(リファイナンス)を目的として、金銭消費貸借契約に基づき2021年7月30日付で借入を実施し、同日付で既存の当座貸越契約に基づく短期借入金の弁済を行いました。
① 資金の使途 設備資金
② 借入先の名称 株式会社静岡銀行
③ 借入金額 510,000千円
④ 利率 基準金利+スプレッド
⑤ 借入実行日 2021年7月30日
⑥ 返済期限 2026年7月31日
⑦ 担保 所有不動産に第一位順位で根抵当権510,000千円を設定
当社グループは、2021年7月19日開催の取締役会において、運転資金を目的とした資金の借入を行うことを決議し、以下の通り借入を実行致しました。
① 資金の使途 運転資金
② 借入先の名称 株式会社千葉銀行
③ 借入金額 100,000千円
④ 利率 基準金利+スプレッド
⑤ 借入実行日 2021年7月30日
⑥ 返済期限 2024年7月31日
⑦ 担保 なし
(2) 当座貸越契約
当社グループは、ホスピス住宅の建築資金を目的として、以下の通り、当座貸越契約を締結致しました。
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金融機関名 |
借入極度額 |
契約締結日 |
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株式会社りそな銀行 |
576,000千円 |
2021年7月29日 |