文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、米中貿易問題などに端を発し先行き不透明感、地政学リスクの発生などはあるものの、自動車産業を中心とした市場環境は堅調に推移しております。
当社グループの主たる事業分野である組込ソフトウェア業界は、製品開発や研究開発投資に支えられ、好調な事業環境を維持しております。特に自動車産業を中心としたソフトウェア開発、モデルベース開発、仮想環境シミュレータ開発などの需要は旺盛な状況であります。また、自動運転車両の実用化が現実味を帯び、当該分野への技術開発投資は急速に拡大しており、当社グループの自動運転技術、人工知能安全活用に関する技術への要望がますます高まっております。
このような事業環境を背景に、当第2四半期連結累計期間におきましても、前期に発生した不採算プロジェクトへの対応により、一部業績に影響が及んだものの、自動車電装部品メーカへのソフトウェア開発および組込セキュリティの技術提供強化や自動運転に関する仮想環境の積極的な提案を実施するとともに、既存事業の継続的な強化を実施いたしました。
また、新技術である自動運転技術に関する研究や自律社会を支える人工知能安全活用に関する研究を進め、新たな事業の育成に努めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,162,691千円、営業利益 111,318千円、経常利益 110,556千円、親会社株主に帰属する四半期純利益 72,225千円となりました。
セグメント経営成績は、次のとおりであります。
1. 組込システム事業
当セグメントにおいては、自動車・産業製品向けの制御ソフトウェア、リアルタイムオペレーションシステムなどのソフトウェアプラットフォーム提供、組込セキュリティなどの受託案件などを行っており、受注状況は堅調に推移しましたが、前期に発生した不採算プロジェクトへの対応を余儀なくされました。なお、当不採算プロジェクトについては、当第2四半期連結累計期間において終結しております。その結果、売上高は633,215千円、セグメント利益は 85,659千円となりました。
2. システムズエンジニアリング事業
当セグメントにおいては、自動車関連のシミュレーションおよびモデルベース開発技術の提案・開発・提供とデジタルコンシューマ機器向けの基盤技術提供を行っており、売上高は381,965千円、セグメント利益は122,374千円となりました。
3. 機能安全開発事業
当セグメントにおいては、近年の電子機器装置の安全性を担保するために必要なコンサルティング・安全性分析支援と安全性の高いソフトウェア開発を行うためのソフトウェア開発プロセス作成の支援を行っており、売上高は120,813千円、セグメント利益は 42,424千円となりました。
4. その他
当セグメントにおいては、株式会社アトリエ、株式会社ヴィッツ沖縄が含まれており、売上高は73,164千円、セグメント利益は26,951千円となりました。
(2)財政状態の分析
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度末との比較・分析を行っております。
(資産)
流動資産は、753,066千円(前連結会計年度末比7.5%減)となりました。主な内訳は、現金及び預金387,355千円(前連結会計年度末比5.3%増)、仕掛品159,563千円 (前連結会計年度末比35.5%減) であります。
固定資産は、295,046千円(前連結会計年度末比3.0%増)となりました。主な内訳は、保険積立金128,356千円(前連結会計年度末比9.0%増)であります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における総資産は、1,048,112千円(前連結会計年度末比4.8%減)となりました。
(負債)
流動負債は、284,739千円(前連結会計年度末比31.8%減)となりました。主な内訳は、買掛金72,966千円(前連結会計年度末比46.2%減)、賞与引当金64,641千円(前連結会計年度末比12.2%減)であります。
固定負債は、230,541千円(前連結会計年度末比6.4%増)となりました。主な内訳は、平成30年11月29日開催の第22期定時株主総会の終結の時をもって、当社の役員退職慰労金制度を廃止したことにより、前連結会計年度まで計上しておりました役員退職慰労引当金から振替えた長期未払金114,767千円、退職給付に係る負債107,419千円(前連結会計年度末比8.4%増)であります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、515,280千円(前連結会計年度末比18.8%減)となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、532,831千円(前連結会計年度末比14.1%増)となりました。主な内訳は、資本金88,589千円(前連結会計年度末比-%)、利益剰余金405,718千円(前連結会計年度末比18.5%増)であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、387,355千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果取得した資金は60,049千円となりました。この主な要因は、仕入債務の減少額62,542千円、受注損失引当金の減少額21,261千円、法人税等の支払額57,925千円による資金の減少があったものの、税金等調整前四半期純利益の計上110,556千円、たな卸資産の減少額86,111千円による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は24,752千円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出6,538千円、差入保証金の差入による支出6,368千円、保険積立金の積立による支出11,628千円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は15,865千円となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出4,506千円、配当金の支払額8,802千円、上場関連費用の支払額2,000千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、27,301千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。