第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、平成31年3月1日提出の有価証券届出書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、米中貿易問題の影響により、一部の部品メーカーにおける中国市場向け製品の縮小計画など先行き不透明感はあるものの、自動車技術の変革に伴う研究及び新製品開発は引き続き堅調に推移しております。

  当社グループの主たる事業分野である組込ソフトウェア業界は、製品開発や研究開発投資に支えられ、好調な事業環境を維持しております。特に自動車産業を中心としたソフトウェア開発、モデルベース開発、仮想環境シミュレータ開発などの需要は高止まりの状況であります。また、自動運転車両の実用化が現実味を帯び、当該分野への技術開発投資は急速に拡大しており、当社グループの自動運転技術、人工知能安全活用に関する技術への要望やMaaS ( Mobility as a Service ) に関連する新サービス創生に向けた技術へのニーズがますます高まっております。

  このような事業環境を背景に、当第3四半期連結累計期間におきましても、自動車電装部品メーカーへのソフトウェア開発および組込セキュリティの技術提供強化や自動運転に関する仮想環境の積極的な提案を実施するとともに、既存事業の継続的な強化を実施いたしました。

  また、新技術である自動運転技術に関する研究や自律社会を支える人工知能安全活用に関する研究を進め、新たな事業の育成に努めてまいりました。

 

  この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,763,375千円営業利益 220,724千円経常利益 203,448千円親会社株主に帰属する四半期純利益 130,943千円となりました。

 

 

 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

1. 組込システム事業

 当セグメントにおいては、自動車・産業製品向けの制御ソフトウェア、リアルタイムオペレーションシステムなどのソフトウェアプラットフォーム提供、組込セキュリティなどの受託案件などを行いました。第2四半期連結累計期間に終結した不採算プロジェクトの挽回対策中であるため、売上高は944,719千円、セグメント利益は 176,263千円となりました。

 

2. システムズエンジニアリング事業

 当セグメントにおいては、自動車関連のシミュレーションおよびモデルベース開発技術の提案・開発・提供とデジタルコンシューマ機器向けの基盤技術提供を行っております。当第3四半期連結累計期間においては、売上高は580,849千円、セグメント利益は 192,261千円となりました。

 

3. 機能安全開発事業

 当セグメントにおいては、近年の電子機器装置の安全性を担保するために必要なコンサルティング・安全性分析支援と安全性の高いソフトウェア開発を行うためのソフトウェア開発プロセス作成の支援を行っております。当第3四半期連結累計期間においては、売上高は205,596千円、セグメント利益は 99,037千円となりました。

 

4. その他

 当セグメントにおいては、株式会社アトリエ、株式会社ヴィッツ沖縄が含まれております。当第3四半期連結累計期間においては、売上高は101,057千円セグメント利益は 27,951千円となりました。

(2)財政状態の分析

「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度末との比較・分析を行っております。

 

(資産)

 流動資産は、1,815,406千円(前連結会計年度末比122.9%増)となりました。主な内訳は、現金及び預金1,501,399千円(前連結会計年度末比308.1%増)、仕掛品175,186千円 (前連結会計年度末比29.2%減) であります。

 固定資産は、295,973千円(前連結会計年度末比3.3%増)となりました。主な内訳は、保険積立金133,908千円(前連結会計年度末比13.7%増)であります。

 この結果、当第3四半期連結会計期間末における総資産は、2,111,379千円(前連結会計年度末比91.7%増)となりました。

 

(負債)

 流動負債は、309,159千円(前連結会計年度末比26.0%減)となりました。主な内訳は、買掛金71,088千円(前連結会計年度末比47.5%減)、賞与引当金106,193千円(前連結会計年度末比44.2%増)であります。

 固定負債は、235,221千円(前連結会計年度末比8.5%増)となりました。主な内訳は、平成30年11月29日開催の第22期定時株主総会の終結の時をもって、当社の役員退職慰労金制度を廃止したことにより、前連結会計年度まで計上しておりました役員退職慰労引当金から振替えた長期未払金114,767千円、退職給付に係る負債111,993千円(前連結会計年度末比13.0%増)であります。

 この結果、当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、544,381千円(前連結会計年度末比14.2%減)となりました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、1,566,997千円(前連結会計年度末比235.7%増)となりました。主な内訳は、資本金576,189千円(前連結会計年度末比550.4%増)、資本剰余金510,678千円(前連結会計年度末比2112.8%増)、利益剰余金464,437千円(前連結会計年度末比35.7%増)であります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、34,197千円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。