第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、収益認識会計基準等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。

 これにより、前第1四半期連結累計期間と収益認識に係る会計処理が異なるため、以下の「経営成績の状況」に関する説明において、増減額及び前年同期比(%)の記載をせずに説明しております。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、依然として、新型コロナウイルス感染症の影響により国民の行動及び経済活動は一定の制限がなされたものの、新型コロナウイルスワクチンの普及、感染防止策の徹底などにより、回復の兆しが見え始めております。

 このような経済環境の下、自動車や半導体関連分野、また、セキュリティ技術関連での引き合いが増加に転じ、受注回復の兆しが見え始めております。特に、CASE (Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)関連技術の高需要、半導体不足やAI及びエッジ向け半導体工場の活況な設備投資、セキュリティ関係の国連法規対応などを背景に自動運転/ 先進安全シミュレータ開発、半導体関連のソフトウェア開発、セキュリティ関係の分野は好調に推移し、売上高は前年同期比増収となりました。

 営業利益以下の各段階利益においては、積極的な研究開発活動等による販管費の増加があったものの、増収の影響に加え、社内外のリソースの見直しによるコストの削減や高付加価値プロジェクトの増加による粗利率の改善があり、それぞれ前年同期比増益となりました。

 

 この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高522,922千円(前年同期は475,863千円)、営業利益73,995千円(前年同期は35,431千円)、経常利益76,934千円(前年同期は37,556千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益50,043千円(前年同期は24,245千円)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。また、「サービスデザイン事業」は、当第1四半期連結会計期間より新たに報告セグメントとしたため、前年同期額、増減額及び前年同期比(%)は記載しておりません。

 

1. ソフトウェア開発事業

 当セグメントは、自動車・産業製品向けの制御ソフトウェアの受託、自動車関連のシミュレーション及びモデルベース開発技術の提案・開発・提供、近年の電子機器装置の安全性を担保するために必要なコンサルティング・安全性分析支援などを行っております。

 経営成績の状況といたしましては、半導体関連及びセキュリティ関係の分野において受注が好調であることに加え、主力であります自動車関連ソフトウェアの開発が回復傾向にあり、売上高及び営業利益は前年同期比増収増益となりました。

 この結果、売上高は513,263千円(前年同期は464,263千円)、セグメント利益(営業利益)は164,612千円(前年同期は111,373千円)となりました。

 

2. サービスデザイン事業

 当セグメントにおいては、組込みシステム開発を通じて獲得した中核技術のノウハウを積極活用した新たな商品及びサービスの提供などを行っております。なお、当第1四半期連結会計期間に新たに設立した子会社である株式会社イマジナリーは当セグメントに含めております。

 経営成績の状況といたしましては、事業の開始から間もなく本格的な稼働に至っていないため、収益の金額に比して人件費負担が大きく営業損失となっております。

 この結果、売上高は333千円、セグメント損失(営業損失)は9,148千円となりました。

 

3. その他

 当セグメントにおいては、株式会社アトリエ、株式会社ヴィッツ沖縄が含まれております。経営成績の状況としましては、前述した経済環境の状況から受注は回復の兆しを見せ始め、DX関連の受注などは増加傾向にあります。また、社内リソースの整理を行いコストの削減に努めた結果、前年同期比で増収増益となっております。

 この結果、売上高は39,956千円(前年同期は29,428千円)、セグメント利益(営業利益)は6,435千円(前年同期は2,241千円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 流動資産は、2,393,402千円(前連結会計年度末比1.6%増)となりました。主な内訳は、現金及び預金2,082,395千円(同1.8%増)、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度末は受取手形及び売掛金)176,791千円(同6.1%増)、仕掛品85,016千円(同17.5%減)であります。

 固定資産は、311,915千円(同5.7%増)となりました。主な内訳は、保険積立金142,408千円(同2.9%増)、有形固定資産26,459千円(同1.7%減)、無形固定資産11,729千円(同40.9%増)であります。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末における総資産は、2,705,318千円(同2.0%増)となりました。

 

(負債)

 流動負債は、304,346千円(前連結会計年度末比4.6%増)となりました。主な内訳は、賞与引当金41,357千円(同62.2%減)、買掛金31,674千円(同19.2%増)、未払法人税等31,124千円(同43.5%減)であります。

 固定負債は、241,969千円(同2.1%増)となりました。主な内訳は、退職給付に係る負債147,806千円(同3.5%増)、長期未払金91,495千円(前連結会計年度末同額)であります。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、546,315千円(前連結会計年度末比3.5%増)となりました。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は、2,159,002千円(前連結会計年度末比1.7%増)となりました。主な内訳は、資本金606,925千円(前連結会計年度末同額)、資本剰余金541,414千円(前連結会計年度末同額)、利益剰余金986,897千円(前連結会計年度末比3.7%増)であります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、18,373千円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが認識している経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第1四半期連結会計期間末における資金の残高は1,682,395千円(前連結会計年度末1,646,548千円)となり、当面事業を継続していく上で十分な流動性を確保しております。また、当社の経営戦略の1つである“次世代事業の創生”のための研究開発資金を十分に確保できているものと認識しております。

 また、当社グループは、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、主に営業活動によるキャッシュ・フローを資金の源泉としております。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。