第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

 (1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の持ち直しによる緩やかな回復基調が見られる一方、国際情勢の不安定化や米国の関税政策、金融市場の変動などにより、先行きは極めて不透明な状況が続いております。

外食産業におきましても、各種イベントや行楽シーズンに加え、外国人観光客の増加によるインバウンド需要の拡大により外食需要は堅調に推移し、回復基調が続いております。しかしながら原材料費や光熱費、人件費の高騰、さらには継続的な物価上昇による消費者の節約志向の強まりにより、依然として厳しい経営環境が継続しております。

当社グループでは、当社の商品を多くの方に知っていただくため、広島県で開催された「クラフト餃子フェスwith世界のビールとグルメスタジアム2025」にブース出店したほか、「翠ジンソーダ選手権」キャンペーンや夏限定の「アイス生ビール」を展開し、販売点数及び客単価の向上に注力いたしました。また、TVアニメ「忘却バッテリー」や「ダンダダン」とのコラボ企画を通じて、新規顧客の獲得に積極的に取り組んだほか、既存店2店舗のリニューアル工事を実施することで、お客様が快適にお過ごしいただけるような店作りを行いました。

なお、当中間連結会計期間に新規直営店1店舗を出店し、フランチャイズ店1店舗を退店いたしました。当中間連結会計期間末における直営店数は106店舗、フランチャイズ店数は36店舗であります。

上記の結果、当中間連結会計期間における当社グループの業績は、売上高3,687,575千円(前年同期比4.7%増)、営業損失258,139千円(前年同期は88,518千円の営業利益)、経常損失261,763千円(前年同期は87,407千円の経常利益)、親会社株主に帰属する中間純損失422,049千円(前年同期は17,312千円の親会社株主に帰属する中間純利益)となりました。

 

当社グループは「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

 (2) 財政状態の状況

当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ301,583千円減少し、3,806,830千円となりました。これは、流動資産が178,084千円減少1,692,629千円となったこと及び固定資産が123,498千円減少2,114,200千円となったことによるものであります。

流動資産の主な減少は、現金及び預金の減少152,295千円によるものであります。

固定資産の主な減少は、有形固定資産の減少26,301千円及び投資その他の資産の減少94,235千円によるものであります。

一方、負債については流動負債が295,638千円増加1,428,820千円となったこと及び固定負債が149,917千円減少551,805千円となったことにより、1,980,626千円となりました。

流動負債の主な増加は、短期借入金の増加249,336千円によるものであります。

固定負債の主な減少は、長期借入金の減少139,957千円によるものであります。

純資産については、配当金の支払24,467千円及び親会社株主に帰属する中間純損失422,049千円を計上したことで利益剰余金が446,516千円減少したこと等により、1,826,203千円となりました。

 

 (3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度から152,295千円減少し、1,003,525千円となりました。

当中間連結会計期間末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果減少した資金は50,584千円となりました。これは主に、収入として仕入債務の増加額62,147千円非現金支出となる減価償却費の計上105,033千円、減損損失の計上60,501千円支出として税金等調整前中間純損失の計上330,580千円、棚卸資産の減少額65,772千円、前払費用の減少額29,893千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は140,426千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出125,926千円、長期前払費用の取得による支出12,622千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は38,714千円となりました。これは主に、短期借入金の借入の増加額249,336千円、長期借入金の返済による支出186,220千円によるものであります。

 

 (4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。