当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が継続しているものの、経済社会活動の正常化が進み、持ち直しの動きがみられました。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、原材料の価格高騰に加え、円安による為替相場の変動など、国内外の景気については依然不透明な状況で推移することが懸念されます。住宅業界におきましては、住宅ローン減税や金融緩和政策等による低金利環境が続き、また、こどもみらい住宅支援事業等の政府施策により住宅投資を喚起する環境の中で、国土交通省発表による全国の新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2022年6月 月次データ)が、2022年1月から6月の累計で前期比101.6%となりました。当社グループでは新築一戸建の建設を主な事業としており、これに関連する「持家」の新設住宅着工戸数につきましては前期比92.0%と弱含みの動きがみられますが、「分譲住宅(一戸建)」の新設住宅着工戸数につきましては同105.9%となっており、ニューノーマル時代における新たな生活様式の定着や住環境への関心の高まりを受け、戸建住宅が求められる傾向もみられます。
当社グループが事業基盤の拠点を置く愛知県における新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2022年1月から6月までの各月次データ、当社にて累計値を算出)は、「持家」につきましては2022年1月から6月の累計で前期比94.3%となっておりますが、「分譲住宅(一戸建)」につきましては同115.4%となっており、テレワークスペースなどニューノーマル時代の住宅ニーズの変化に対応可能な環境を求める消費者が、購入しやすい価格帯の戸建住宅を求める傾向もみられます。
このような状況のもとで、当社グループは、戸建住宅事業における「注文住宅」×「分譲住宅」×「不動産仲介」のビジネス展開(ワンストップ・プラットフォーム)を推進して、「注文住宅」及び「分譲住宅」で培ったノウハウを相互に利用することで、顧客ニーズに合った戸建住宅の提案を行い、「不動産仲介」においては、戸建住宅に最適な土地情報の収集及び顧客への提案を行ってまいりました。
また、テーマ性を持ったWebサイトやSNSを活用した当社独自のデジタルマーケティングを展開して関心の高い顧客層へ確実に当社グループの情報を到達させるとともに、住宅購入を検討中の潜在層へ幅広くアプローチする効率的な集客を行い、さらに「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力により戸建住宅の需要を積極的に取り込んだ結果、販売が好調に推移いたしました。
さらに今後の首都圏エリアでの成長を加速させるため、2022年4月に新たな販売活動の拠点として三鷹展示場(東京都三鷹市)と、大型ショールーム「ARR PLANNER DESIGN GALLERY立川(アールプランナーデザインギャラリ
ー立川)」(東京都立川市)を開設し、将来の持続的成長に向けた設備投資を行いました。東海エリアでは2022年
2月に「アールギャラリー栄ショールーム」(名古屋市東区)を拡張移転し、2022年4月には「ARR PLANNER DESIGN GALLERY名古屋栄(アールプランナーデザインギャラリー名古屋栄)」へと名称変更し、さらなるシェアアップのため、新たな販売活動の拠点として2022年4月に豊田展示場(愛知県豊田市)を開設いたしました。
一方で、ウッドショック、ウクライナ情勢の長期化や円安による原材料価格及び資源価格の上昇の影響等により売上総利益が減少し、販売管理費に関しては、住宅展示場等の展開による地代家賃、減価償却費、拠点増加による消耗品費、広告宣伝費、営業人員・設計人員・施工管理人員の積極的な採用を継続したことによる人件費等が増加しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は15,711,932千円(前年同四半期比20.5%増)、営業利益は395,922千円(前年同四半期比44.2%減)、経常利益は311,195千円(前年同四半期比51.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は203,854千円(前年同四半期比53.7%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高は58,648千円減少し、営業利益及び経常利益はそれぞれ9,624千円減少しております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(戸建住宅事業)
戸建住宅事業につきましては、愛知県及び首都圏エリアの中心である東京都における新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2022年1月から6月までの各月次データ、当社にて累計値を算出)は、「持家」につきましてはマイナスとなっておりますが、「分譲住宅 (一戸建)」につきましてはプラスで推移しており、引き続き郊外を中心とした戸建住宅需要は堅調なものとみられます。
こうした中、注文住宅につきましては、ウッドショック等の影響を受けたものの、独自のデジタルマーケティングにより集客につなげ、ブランド力の向上に伴う営業現場での徹底した適正価格での提供により販売棟数が増加しております。
なお、注文住宅の請負工事につきましては、契約の締結から着工・竣工までが通常長期間に及ぶため、販売実績に反映されるまでタイムラグが生じることになります。
分譲住宅につきましては、「分譲住宅(一戸建)」の新設住宅着工戸数は2022年1月から6月の累計で愛知県において前期比115.4%、東京都において前期比105.3%となっており、顧客ニーズを捉えた土地の仕入れを行うとともに、テレワークの定着など価値観や消費行動が変わり、住宅環境における快適性を求める傾向が強まった結果、販売棟数が増加し、分譲住宅の売上高は好調に推移いたしました。
一方で、ウッドショック、ウクライナ情勢の長期化や円安による原材料価格及び資源価格の上昇の影響等により売上総利益が減少し、販売管理費に関しては、さらなる事業拡大に向けた積極的な投資を行った結果、展示場等の展開による地代家賃、積極的な採用を継続したことによる人件費等が増加しております。
この結果、売上高は15,279,517千円(前年同四半期比20.5%増)、セグメント利益は870,366千円(前年同四半期比22.2%減)となりました。
(中古再生・収益不動産事業)
中古再生・収益不動産事業につきましては、主に中古住宅・収益不動産物件の売却及び賃料を計上しており、売上高は405,958千円(前年同四半期比13.9%増)、セグメント利益は27,020千円(前年同四半期比49.7%減)となりました。
(その他)
その他につきましては、主に顧客紹介手数料及び火災保険の代理店手数料であり、売上高は26,457千円(前年同四半期比180.4%増)、セグメント利益は26,368千円(前年同四半期比179.5%増)となりました。
② 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,068,408千円増加し、24,624,220千円となりました。これは、流動資産が1,868,744千円増加し、22,699,066千円となったこと及び固定資産が199,664千円増加し、1,925,153千円となったことによるものであります。
流動資産の主な増加は、現金及び預金が191,446千円及び仕掛販売用不動産が217,942千円減少したものの、販売用不動産が2,253,416千円増加したこと等によるものであります。
固定資産の主な増加は、住宅展示場の新設等により有形固定資産が123,383千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,837,221千円増加し、20,466,423千円となりました。これは流動負債が2,293,932千円増加し、16,060,881千円となったこと及び固定負債が456,710千円減少し、4,405,541千円となったことによるものであります。
流動負債の主な増加は、顧客等から受領した前受金が449,670千円減少したものの、短期借入金が879,800千円及び1年内返済予定長期借入金が2,242,382千円増加したこと等によるものであります。
固定負債の主な減少は、棚卸資産の購入のための長期借入金が437,360千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて231,186千円増加し、4,157,797千円となりました。
純資産の主な増加は、親会社株主に帰属する四半期純利益203,854千円を計上し、「収益認識会計基準」等の適用により、利益剰余金期首残高が11,720千円増加したこと等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて191,446千円減少し、3,035,282千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の減少は、2,541,809千円となりました。これは主として、棚卸資産の増加額2,035,473千円、前受金の減少額449,670千円及び法人税等の支払額380,259千円等による資金の減少が、税金等調整前四半期純利益303,480千円の計上等による資金の増加を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、301,079千円となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出258,399千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は、2,651,442千円となりました。これは主として、短期借入金の純増加額879,800千円及び長期借入れによる収入4,453,800千円の資金の増加が、長期借入金の返済による支出2,648,777千円等の資金の減少を上回ったことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。