第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループは「個のエンパワーメント」をミッション、「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」をビジョンとして掲げ、企業とフリーランスをマッチングする仕事のプラットフォームの運営により、企業とフリーランスの新しい働き方を支援しております。
 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、依然として多くの産業において経済活動の縮小・停滞など厳しい状況が継続しております。当社グループの事業においても、企業の経済活動縮小に伴い一部サービスの取引需要が減退いたしました。またこのような環境において、企業と個人の双方において働き方の変化が生じております。当社グループの調査によると、在宅勤務が推奨された2020年2月以降に副業・複業を開始した人は「Lancers」に登録している副業・複業者のうち3割に上り、コロナ禍における通勤時間減少等によって新しい働き方を開始した人が増加したことが判明いたしました。同時に、オンラインベースでの働き方が日常となり、企業がフリーランス等の外部パートナーに仕事を発注するハードルが下がった結果、新規登録企業数は継続して増加しております。
 このような中、当社グループは企業のニーズに合わせて、様々なサービスを展開しております。オンライン上で企業とフリーランスを直接マッチングするサービスである「Lancers」、「Lancers」での直接依頼が困難なクライアントや大量・複雑な案件を一括で依頼(発注)したいクライアントに対して、当社グループが直接依頼(発注)を引き受ける法人向けのサービスである「Lancers Outsourcing」、クライアントのエンジニア、デザイナー、マーケター等の常駐ニーズに対応して、フリーランス人材を紹介するサービスである「Lancers Agent」及び、クライアントによるBPOニーズもしくは定額での業務委託ニーズに対応して、当社グループが厳選したフリーランスチームに一括で依頼(発注)していただけるサービスである「Lancers Assistant」等を運営し、堅調に事業を拡大してまいりました。
 当第3四半期においては、オンラインベースでの働き方の定着や企業のDXニーズの高まりにより「Lancers」は堅調に推移しております。さらに2020年10月にグループ会社化したイリテク株式会社(現MENTA株式会社)は教えたい人と学びたい人を繋ぐオンラインメンターサービス「MENTA」を運営しており、こちらも着実に成長しております。一方で、企業の外注費・広告宣伝費抑制の継続により「Lancers Outsourcing」「Lancers Agent」等は想定していた成長率から差分が生じており、新型コロナウイルス感染症によるプラスとマイナスの影響が混在している状況です。

以上の取り組みの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,787,071千円(前年同期比14.1%増)、営業損失は14,034千円(前年同期は営業損失170,533千円)、経常損失は6,258千円(前年同期は経常損失191,046千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は10,242千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失204,402千円)となりました。

なお、当社グループはプラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産につきましては、前連結会計年度末と比較して92,589千円増加し、3,237,982千円となりました。これは主に、固定資産においてのれんが173,839千円増加したこと、流動資産において現金及び預金が83,831千円減少したこと等によるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債につきましては、前連結会計年度末と比較して19,536千円増加し、1,450,324千円となりました。これは主に、流動負債において預り金が162,822千円増加したこと、未払金が80,422千円、買掛金が42,025千円、賞与引当金が19,513千円減少したこと等によるものです。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して73,053千円増加し、1,787,658千円となりました。これは主に、第三者割当増資の払込みや新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ41,671千円増加したこと、親会社株主に帰属する四半期純損失を10,242千円計上したこと等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。