第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴うまん延防止等重点措置が3月をもって全面解除され、徐々に経済活動が再開することが期待されている一方、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化、円安や資材価格の高騰等、依然として先行き不透明な状況が継続しております。

当社グループを取り巻く事業環境につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響を受け大きく変容しました。2021年10月に当社グループが実施した「新・フリーランス実態調査2021‐2022年版」(注1)によると、広義のフリーランス(注2)人口は新型コロナウイルス感染症流行前の2020年2月に実施した調査と比較し49%増の1,577万人にのぼり、経済規模は約24兆円となりました。さらに、自身の仕事への「プロ意識を持つフリーランス」が約8割存在し、高いスキルを持った人材がフリーランスに転身している動きが顕著とも言えます。また、仕事をしながら新たなスキルを習得したいという「学ぶ意欲」を持った人材がフリーランスの6割以上を占め、20~40代を中心にデジタルスキルの習得の需要が高まっています。今後さらに深刻化していくIT人材不足の課題の解消に対して、デジタルスキルを習得したフリーランスが貢献していくことが期待されます。

 当社グループはこのような環境において「個のエンパワーメント」をミッション、「すべてのビジネスを『ランサーの力』で前進させる」、「誰もが自分らしく才能を発揮し、『誰かのプロ』になれる社会をつくる」をビジョンとして、マッチングプラットフォームを通じた双方への価値提供を強化してまいりました。オンライン上でクライアント(企業)とランサー(個人)が直接マッチングするサービスである「Lancers」、クライアントのエンジニア・デザイナー・マーケター等の求人ニーズに対応して、エージェントを介してフリーランス人材を紹介するサービスである「Lancers Agent」を当社の主力事業に位置付け、堅調に事業を拡大しております。

 当第1四半期連結累計期間においては、恒常的な黒字化に向けた事業構造及び組織体制の見直しを行い、主力2事業の成長戦略を推進してまいりました。

マーケットプレイス事業の主要サービスである「Lancers」においては、Lancers「パッケージ方式」を中心としたプロダクトのアップデート施策を実行し、新規クライアント数の拡大を目指します。

前連結会計年度に再成長のフェーズを迎えたエージェント事業の主要サービスである「Lancers Agent」においては、撤退事業からの人員異動による組織拡大・強化を行ってまいりました。下期に向けては、営業活動の効率化による一人当たり売上総利益の拡大を目指してまいります。また、当第1四半期連結累計期間においては、戦略/IT/DX系のコンサルタント・各種専門家等の高度ビジネスプロフェッショナルと、このような人材を経営課題の解決に活用したい企業を繋ぐマッチング・プラットフォームを運営している株式会社ワークスタイルラボを子会社化し、今後既存事業とのシナジーを創出すべく協業を加速してまいります。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,047,929千円(前年同期比7.9%増)となり、営業損失は136,873千円(前年同期は営業損失41,190千円)、経常損失は134,822千円(前年同期は経常損失40,445千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は136,118千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失106,933千円)となりました。

 なお、当社グループはプラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

(注1)「新・フリーランス実態調査2021‐2022年版」は、当社グループが株式会社マクロミルに依頼した、過去12か月に仕事の対価として報酬を得た全国の20歳以上の成人男女を対象にして2021年9月から10月にかけて実施した調査であり、3,094人から回答を得てまとめたものです。

(注2)「広義のフリーランス」とは、特定の会社に属さずに報酬を得ている「専業フリーランス」に加え、専業フリーランスではないが直近1年間にフリーランスとしての報酬を得たことがある人(副業をしている一般の会社員等)を含んだグループを示します。「新・フリーランス実態調査2021‐2022年版」ではフリーランスを①副業系すきまワーカー、②複業系パラレルワーカー、③自由業系フリーワーカー、④自営業系独立オーナーの4つに分類しており、広義のフリーランスにはこの4タイプのフリーランスが含まれます。

 

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して337,632千円増加し、3,178,092千円となりました。これは主に、流動資産において現金及び預金が86,918千円減少したものの、固定資産においてソフトウエアが138,512千円、のれんが272,464千円増加したこと等によるものです。

 

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債につきましては、前連結会計年度末と比較して473,426千円増加し、2,125,459千円となりました。これは主に、流動負債において買掛金が127,380千円、固定負債において長期借入金が410,080千円増加したこと等によるものです。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して135,793千円減少し、1,052,633千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が136,118千円減少したこと等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。