第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ① 経営成績の状況

  当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用・所得環境が改善する中、緩やかな回復が期待されるものの、中国経済を含む海外景気の下振れリスクや金融資本市場の変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況の中、当社グループでは、防災・工事事業において利益率の高い大型案件が増収増益に寄与したものの、自動車・ロボット事業において前期の下期に引き続き、大口顧客の在庫調整の影響によって売上が減少したこと、継手事業において円安による海外からの仕入金額高騰が続いていること、原価上昇分の顧客への価格転嫁を進められていないこと等により、当社グループ全体として減収減益となりました。

 以上の結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,980百万円(前年同四半期比3.1%減)、営業利益486百万円(前年同四半期比4.4%減)、経常利益452百万円(前年同四半期比9.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益289百万円(前年同四半期比10.9%減)となりました。

 

        各セグメントの経営成績につきましては、次の通りであります。

(継手事業)

  フレキシブル継手等全般的に売上が低調であること、円安により海外からの仕入金額高騰が続いていること、原価上昇分の顧客への価格転嫁を進められていないこと等により、当事業全体としては減収減益となりました。

  その結果、当事業の売上高は2,856百万円(前年同四半期比0.4%減)、セグメント利益は369百万円(前年同四半期比20.1%減)となりました。

 

(防災・工事事業)

  利益率の高い大型案件が当事業全体の増収増益に寄与いたしました。

  その結果、当事業の売上高は1,211百万円(前年同四半期比1.4%増)、セグメント利益は312百万円(前年同四半期比134.0%増)となりました。

 

(自動車・ロボット事業)

  前期の下期に引き続き、大口顧客の在庫調整の影響によって売上が減少したこと等により減収減益となり、当事業の損益は赤字となりました。

  その結果、当事業の売上高は460百万円(前年同四半期比27.2%減)、セグメント損失は16百万円(前年同四半期は27百万円のセグメント利益)となりました。

 

(介護事業)

  他社の福祉用具レンタル事業を買収したこと等により、当事業全体の売上は微増となり、販管費の削減等により増収増益となりました。

  その結果、当事業の売上高は427百万円(前年同四半期比1.2%増)、セグメント利益は22百万円(前年同四半期比141.8%増)となりました。

 

(その他)

  不動産賃貸事業は、業績に特段の変化は見られませんでした。

  その結果、当事業の売上高は25百万円(前年同四半期比0.2%減)、セグメント利益は7百万円(前年同四半期比16.3%減)となりました。

 

 ② 財政状態の分析

当第1四半期連結累計期間末の総資産については、主に現金及び預金307百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産448百万円の減少、原材料及び貯蔵品76百万円の増加、建設仮勘定92百万円の増加等により、前連結会計年度末と比較して8百万円増加し、32,459百万円となりました。

負債については、引当金219百万円の増加、未払費用を含むその他流動負債642百万円の減少、長期借入金339百万円の増加等により、前連結会計年度末と比較して113百万円減少し、9,896百万円となりました。

純資産については、主に配当による利益剰余金204百万円の減少、その他の包括利益累計額327百万円の増加等により、前連結会計年度末と比較して122百万円増加し、22,562百万円となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

  前連結会計年度末の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

  当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は13百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません