当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による事業への影響については、今後も注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の流行が長期化し、2021年4月には東京をはじめとした主要都市において3度目の緊急事態宣言が発令され、個人消費や企業活動が制限されるなど、依然として先行きの不透明な状況が続いております。
当社を取り巻く環境としては、主要都市における緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点措置の適用等、社会活動が制限される状況が続き、今もなお新型コロナウイルス感染症の影響を受けた経済環境下にあります。
このような状況の中、当社は、個室型ワークブース「テレキューブ」の設置を進めているテレキューブサービス株式会社と業務提携契約を結び、外出先でのWeb会議等に便利なテレキューブの予約・決済・解錠を、スペースマーケット上で完結させる機能をリリースしました。これにより、主に働くシーンにおけるサービスの利便性が向上しました。
また、当社は株式会社TBSテレビと連携し、同社が保有するIP(知的財産権)を活用し、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の舞台を再現したコラボスペースのレンタル予約を開始する等、遊休スペースの新たな可能性を引き出す活動も進めております。本コラボスペースについては予約開始日に予約枠が即日完売しており、IPの活用により、遊休スペースが新たな価値を創造する好事例となりました。
2021年6月にはオフィス移転を行いました。新オフィスはスペースシェアを前提としており、出社率が下がった際に生じる遊休スペースや、休日などの遊休時間を収益化する運用モデルを構築しました。「スペースシェアをあたりまえに」というミッションの下、スペース利用の可能性を引き出すべく、新しいオフィスのあり方を体現しております。
プラットフォームのGMVは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、少人数でのスペース利用(4名以下の利用)やアプリ経由の予約が堅調に推移し、前四半期比で増加しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響下であることを踏まえ、効率を重視した適切なマーケティング投資を行ったことで、当第2四半期累計期間は黒字となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は503,734千円(前年同期比44.7%増)、営業利益は28,849千円(前年同期比434.6%増)、経常利益は32,748千円(前年同期比358.8%増)、四半期純利益は27,321千円(前年同期比875.7%増)となりました。
(2)財政状態の状況
(流動資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は1,062,019千円となり、前事業年度末に比べ246,549千円減少いたしました。これは主に、借入金の返済、オフィス移転費用の支払いにより現金及び預金が減少したことによるもの並びに多くの法人向けソリューション案件を受注できた2020年12月と比較し、2021年6月の受注件数が減少したことに伴い売掛金が減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末における固定資産は183,139千円となり、前事業年度末に比べ136,850千円増加いたしました。これは主に、新オフィスへの移転に関連して建物附属設備や敷金を計上したことに伴い有形固定資産や投資その他の資産が増加したこと、ソフトウェアを計上したことに伴い無形固定資産が増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は412,146千円となり、前事業年度末に比べ128,947千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的に6月のスペース利用が減少したことに伴う掲載ホストへの未払金の減少及び1年内返済予定の長期借入金の減少によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期会計期間末における固定負債は47,459千円となり、前事業年度末に比べ17,891千円減少いたしました。これは主に、長期借入金を返済したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は785,554千円となり、前事業年度末に比べ37,138千円増加いたしました。これは主に、ストック・オプションの権利行使に伴い株主資本が増加したこと及び当第2四半期累計期間に四半期純利益を計上したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ203,126千円減少し、573,215千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動の結果、使用した資金は12,506千円(前年同期は47,872千円の獲得)となりました。これは仕入債務が28,943千円減少したこと及び未払金が110,914千円減少したことを主要因としております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動の結果、使用した資金は142,545千円(前年同期は15,187千円の使用)となりました。これは有形固定資産の取得による支出74,180千円、敷金及び保証金の差入による支出45,677千円を主要因としております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動の結果、使用した資金は48,073千円(前年同期は1,145千円の使用)となりました。これは長期借入金の返済による支出57,891千円を主要因としております。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
当社は、2021年6月7日開催の取締役会において、株式会社スペースモールの全株式を取得し、完全子会社化することを決議し、同日付けで株式譲渡契約を締結いたしました。
詳細につきましては、「第4 経理の状況 重要な後発事象」に記載のとおりであります。