第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による当社グループ事業への影響については、今後の動向を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ123百万円増加し11,932百万円(前期末比1.0%増)となりました。これは主に、現金及び預金の減少155百万円、棚卸資産の増加151百万円、売上債権の増加34百万円及びその他流動資産の増加98百万円によるものであります。

 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ233百万円増加し5,213百万円(前期末比4.7%増)となりました。これは主に、買掛金の減少38百万円、人件費の増加による未払費用の増加246百万円、流動負債のその他に含まれる未払金の減少74百万円及び未払消費税等の増加93百万円によるものであります。

 当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ110百万円減少し6,719百万円(前期末比1.6%減)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益61百万円及び配当金の支払い175百万円に伴う利益剰余金の減少113百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は56.3%(前連結会計年度末は57.8%)となりました。

 

(2) 経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年6月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が順調に進み経済活動の正常化に期待が高まる一方で、ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源価格の上昇や、急速に進行した円安、中国のゼロコロナ政策による都市封鎖等の影響から、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 こうした経済情勢にあって、当社グループを取り巻く事業環境は、世界経済の回復を背景に電子部品・デバイスの外需が持ち直しつつあります。輸送機械においては中国からの部材供給不足に伴う減産の影響を受けているものの都市封鎖の解除により改善していく見通しとなっておりますが、都市封鎖の実施が活発化した場合には輸出が再び下振れするリスクも含んでおります。国内市場における採用競争の激化、円安やインフレ圧力による物価の高騰等、予断を許さない状況が続いております。

 このような状況の下、当社グループでは、生産計画に即した人員配置や採用による人材確保、EMS事業においては電子部品等の調達に注力し、経営成績の確保に努めてまいりました。

 その結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は7,948百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は99百万円(同0.1%減)、経常利益は153百万円(同4.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61百万円(同4.7%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績(内部売上を含む)は、次のとおりであります。

 

〔マニュファクチャリングサポート事業〕
 当セグメントにおいては、当社が、製造請負・製造派遣事業、機電系技術者派遣事業及び修理サービス事業を営んでおります。

 製造請負・製造派遣事業及び機電系技術者派遣事業においては、電子部品・デバイス関連分野は世界的な半導体需要により既存取引先の生産は堅調であり、売上は好調に推移いたしました。情報通信機械器具分野は企業や教育機関のDX化の流れを受けIoT及び5G関連製品の需要は引き続き堅調に推移いたしました。電気機械器具分野でもDX関連製品の需要が堅調に推移いたしました。製造業全体においては、採用競争の激化及び賃金高騰による採用難で慢性的な人材不足と、半導体需要に対応する技能人材の獲得と育成が課題となりました。その結果、売上高は5,099百万円(前年同期比13.2%増)となり、セグメント利益は39百万円(同43.7%減)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は64.1%となり、前年同期と比べ0.4ポイント上昇いたしました。

 

 

〔コンストラクションサポート事業〕

 当セグメントにおいては、株式会社ワット・コンサルティングが、建設系技術者派遣事業及び請負・受託事業を営んでおります。

 建設系技術者派遣事業においては、大型再開発プロジェクトなどで人材ニーズは旺盛な状況にあり、建築設備分野においてはBIM関連の技術者のニーズが伸長いたしました。一方で施工管理関連の技術者の不足が顕著化しており、さらなる採用の強化が課題となりました。請負・受託事業においては、建設図面の作成や教育研修等の受注が増加傾向にある中、請負工事における建設資材の調達が難航しており新規の受注を調整している状況となっております。その結果、売上高は1,030百万円(前年同期比12.9%増)となり、セグメント利益は25百万円(同3,761.7%増)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は13.0%となり、前年同期と比べ0.1ポイント上昇いたしました。

 

〔ITサポート事業〕

 当セグメントにおいては、株式会社パートナーが、IT技術者派遣事業を営んでおります。

 IT技術者派遣事業においては、新型コロナウイルス感染症による影響が弱まり各プロジェクトの動きが活発化する中、新たなプロジェクトの受注も順調に進んでおります。しかし、依然として経験者ニーズが強く経験者採用の難易度が高まる中、未経験者の採用及び教育による育成が急務となっております。その結果、売上高は687百万円(前年同期比3.1%増)となり、セグメント利益は17百万円(同19.7%減)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は8.6%となり、前年同期と比べ0.8ポイント低下いたしました。

 

〔EMS事業〕

 当セグメントにおいては、デバイス販売テクノ株式会社が、受託製造事業及び電子部品卸売事業を営んでおります。

 受託製造事業及び電子部品卸売事業においては、半導体等の電子部品の入手困難な状況が続いているものの、半導体製造装置を中心とした旺盛な需要に支えられ、受注は好調に推移いたしました。その結果、売上高は1,010百万円(前年同期比16.0%増)となり、セグメント利益は20百万円(同13.9%増)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は12.7%となり、前年同期と比べ0.4ポイント上昇いたしました。

 

〔その他〕

 報告セグメントに含まれない事業として、OA機器の買取・販売事業、障がい者支援事業及び海外事業を営んでおります。

 売上高は190百万円(前年同期比10.1%増)となり、セグメント損失は4百万円(前年同期は11百万円のセグメント損失)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は1.6%となり、前年同期に比べ0.1ポイント低下いたしました。

 

セグメント

売上高

前年同期比増減

前第1四半期

連結累計期間

当第1四半期

連結累計期間

金額

増減率

マニュファクチャリングサポート事業

百万円

4,504

百万円

5,099

百万円

594

13.2

コンストラクションサポート事業

913

1,030

117

12.9

ITサポート事業

666

687

20

3.1

EMS事業

870

1,010

139

16.0

その他(注)1

172

190

17

10.1

調整額(注)2

△53

△68

△14

7,074

7,948

873

12.4

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、OA機器の買取・販売事業、障がい者支援事業及び海外事業を含んでおります。

2.調整額は、セグメント間取引であります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は0百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。