## エグゼクティブサマリー **志水雄一郎氏:** フォースタートアップス株式会社代表取締役CEOの志水です。本日はお忙しい中ご参集いただき、誠にありがとうございます。2027年3月期第1四半期決算説明会を開催します。 まずはエグゼクティブサマリーです。売上高は15億4,300万円で、前年同期比38.3パーセントの成長、営業利益は4億4,900万円で、前年同期比112パーセントの成長と、大幅な増収増益となりました。売上高は計画どおり、営業利益は計画を上回る着地となっています。 受注高は16億3,500万円で、前年同期比20.6パーセントの成長となりました。主力のヒューマンキャピタル事業は約25パーセントの成長を遂げ、堅調に推移しています。 さらに、ベンチャーキャピタル事業において初のイグジット案件が発生しました。2026年6月のリリース時点で売却決済まで完了していますが、決算期の関係上、第2四半期に売上を計上します。 ## Agenda 本日のアジェンダです。まずは全社業績についてお話しします。 ## 連結決算サマリー 連結決算のサマリーです。スライドのとおり、大幅な増収増益で着地しました。通期予想に対して、段階利益の進捗率は高い状況にありますが、現時点では業績予想の変更は行いません。 ## 連結決算サマリー|セグメント別 セグメント別の決算サマリーです。 ヒューマンキャピタル事業の売上高は前年同期比41.8パーセントの成長、セグメント損益は60.0パーセントの成長と、大幅な増収増益となりました。この結果は、前年同期比でヒューマンキャピタル事業における生産性が向上したことによるものです。 ## 営業利益増減分析 営業利益のウォーターフォールグラフです。主にヒューマンキャピタル事業における生産性改善による事業成長が大幅な増益につながっています。 ## 連結売上高|四半期推移 売上高の四半期推移です。ヒューマンキャピタル事業は、過去最高の四半期売上高となりました。 ## 連結受注高|四半期推移 受注高の四半期推移です。ヒューマンキャピタル事業は前年同期比25.0パーセントの成長となりました。オープンイノベーション事業の受注減に関しては、期初の想定どおりです。 ## 社員数|四半期推移 社員数の状況です。2026年6月末時点での社員数は271名となりました。中途採用は順調に推移しており、退職者数も前年より減少傾向にあります。その結果、純増数は計画どおりに進捗する見込みです。 ## ヒューマンキャピタル事業|売上高・受注高の四半期推移 セグメント別の業績です。まずヒューマンキャピタル事業の売上高・受注高の推移についてです。 受注高は前年同期比では25パーセントの成長となりましたが、前四半期比では微減となっています。前四半期比の微減に関しては、季節性と受注単価の影響によるものと捉えていますが、注力指標である「決定件数」は堅調に推移しています。 ## ヒューマンキャピタル事業|人材紹介サービスの売上高分解 ヒューマンキャピタル事業における人材紹介サービスの売上高の内訳です。単価は約460万円、決定年収は1,000万円以上の案件が45パーセントを占めており、過去最高の高単価、かつハイレイヤー支援実績となりました。 ただし、これは一時的なものと認識しており、今後の単価については、前期並みの400万円前半台に落ち着くものと考えています。 ## ヒューマンキャピタル事業|主要KPIの推移(単体) ヒューマンキャピタル事業の主要KPIの推移です。今後は面談数を安定的に伸ばしていくとともに、生産性向上のため、お会いした求職者を面接設定につなげる転換率に注力し、魅力的な求人案件数の拡大に努めていきます。 ## オープンイノベーション事業|売上高・受注高の四半期推移 オープンイノベーション事業です。前四半期比で減収となった「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の売上について、ご説明します。 原則として、ストック収入として売上が積み上がっていくビジネスモデルですが、一部スポットのデータ提供業務を受託するケースがあり、前期第4四半期にその売上を計上した反動減となっています。足元の契約状況に影響はなく、受注もエンタープライズを中心に堅調に推移しています。 一方で、「アクセラレーション」は、今期減収が見込まれており、受注推移もそれに応じた水準で推移しています。さらに、カンファレンスは、当面の開催を見送る決定をしたため、その関連収入分は反動減となる見込みです。 オープンイノベーション事業の成長については、新たに立ち上げたスタートアップM&A仲介サービスが牽引すると考えており、今期中に収益貢献できるよう努めていきます。 ## ベンチャーキャピタル事業|初のイグジットが実現 ベンチャーキャピタル事業です。セカンダリー取引において一部株式を売却しました。これが初のイグジット案件となります。当該案件は過去に評価損を計上していましたが、当初の投資額を上回る価格で売却したため、今回の売却によって利益率が高く出ています。 また、当該企業の残存株式は大きな含み益が出ている状況となり、今後の成長やイグジットに大いに期待しています。 ## 成長産業支援プラットフォームにおける事業ポートフォリオ 中期経営方針の進捗状況です。スライドには、中期経営方針の軸となるポートフォリオの考え方を示しています。 第1の柱はヒューマンキャピタル事業であり、第2の柱として、引き続きスタートアップM&A仲介サービスの立ち上げを進めていきます。 ## ヒューマンキャピタル事業の成長余地 第1の柱であるヒューマンキャピタル事業の成長余地についてご説明します。先ほど、ヒューマンキャピタル事業のKPIにおいて転換率の課題に言及しました。スライドに記載した3点を着実に遂行できれば、引き続き成長できると考えています。 特に、求人案件数の拡大においては、Pre-IPOのスタートアップだけでなく、Post-IPOを含むイノベーション領域にも拡大し、政府が掲げる戦略17分野のイノベーション支援を推進していきます。 AI時代においても、経営および人生の意思決定のラストワンマイルをサポートするためには、人の力が重要だと思っています。 社内では、AI活用の範囲を拡張しつつ、個としてのヒューマンキャピタリストの採用および育成をさらに強化し、集団としての組織力やマネジメント力をさらに向上させることで、再現性のある事業成長を実現していきます。 ## スタートアップM&A仲介|進捗状況 次に、第2の柱としているスタートアップM&A仲介サービスの進捗状況についてご説明します。ヒューマンキャピタル事業におけるビジネスモデルと同様に、主にベンチャーキャピタルのみなさまからのご紹介を通じて、譲渡候補となるスタートアップの流入状況は良好です。 累計受託案件数は15件と、まずまずの水準に達してきています。現時点では成約ゼロの状況ではありますが、譲受候補となる大企業との面談が複数設定されており、買収意向表明が出る可能性も高まってきています。 日々、ベンチャーキャピタルとはファンドマネジメントについて議論し、スタートアップとは成長戦略やデュアルトラックのイグジット戦略を議論し、大企業とはスタートアップおよびイノベーション領域のM&Aについて議論するという総合的な営業活動を泥臭く展開しています。 また、スタートアップM&Aに関する月次イベントを定期的に開催しており、2026年9月には三井住友銀行との共催による大型カンファレンスの開催を予定しています。このような活動を通じて、今期中にみなさまに良い結果をご報告できるよう努めていきますので、どうぞご期待ください。 ## 企業価値向上に向けて ヒューマンキャピタル事業とスタートアップM&A仲介事業の成長を通じて、早期に売上高100億円を達成し、プライム市場への市場変更基準を満たす事業成長を目指していきます。 ## 取締役による株式取得 事業成長に向けたコミットメント施策として、常勤取締役3名に対し、総額1億5,000万円を法人から貸し付け、株式取得を行うことを決議しました。2026年8月7日以降、証券一任契約による買付を実施していきます。 当施策は、経営陣のさらなるコミットメントを目的とした第1弾として、他社事例を参考に本スキームを検討し、社外取締役のみの採決によって決議されました。 今後も事業の成長および企業価値の向上に向けて、役員一同取り組んでいきますので、ぜひご期待ください。本日の説明内容は以上です。 ## 質疑応答:現在のスタートアップの状況および各社の採用需要について 「2026年の『骨太の方針』にて、スタートアップに関する記載はあるものの、かつてほど国策としての関わりが見られず、モメンタムがないように見えます。 あらためて、現在のスタートアップが置かれている状況についてご説明を