第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次

第10期

第11期

第12期

第13期

第14期

決算年月

2018年3月

2019年3月

2020年3月

2020年12月

2021年12月

売上高

(千円)

4,340,556

4,696,689

6,041,542

4,313,962

8,032,744

経常利益

(千円)

247,023

365,754

464,043

354,696

947,032

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

172,939

260,692

297,513

240,475

574,672

包括利益

(千円)

173,381

265,395

297,290

241,238

576,118

純資産額

(千円)

200,376

402,771

1,731,654

1,947,085

3,009,573

総資産額

(千円)

1,871,825

2,171,653

4,571,602

3,690,582

5,840,407

1株当たり純資産額

(円)

26.72

53.70

193.70

210.47

299.27

1株当たり当期純利益

(円)

23.06

34.76

39.36

26.58

61.97

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

39.29

25.94

61.67

自己資本比率

(%)

10.7

18.5

37.9

52.8

51.4

自己資本利益率

(%)

152.1

86.4

27.9

13.1

23.2

株価収益率

(倍)

11.65

43.87

10.23

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

438,866

106,344

107,192

338,618

1,253,697

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

44,727

112,769

10,525

829,199

555,416

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

19,029

453,314

1,151,682

178,141

246,253

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

589,333

828,076

1,862,012

1,193,431

2,138,161

従業員数

(人)

94

117

144

152

168

(外、平均臨時雇用者数)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

 (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.第10期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、また、第11期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。

3.当社は、2020年3月17日に東京証券取引所マザーズへ上場したため、第12期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新規上場日から第12期の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算出しております。

4.第10期及び第11期の株価収益率については、当社株式は非上場であったため、記載しておりません。

5.当社は、2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。

6.当社は、2019年11月29日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。

7.当社は、2020年12月15日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。

8.1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しております。

9.従業員数は、就業人員であります。

10.第13期は、決算期変更により2020年4月1日から2020年12月31日までの9ヶ月間となっております。

11.当社は第14期において、2021年12月21日を払込期日として普通株式591,400株の公募増資を実施し、また、2021年12月28日を払込期日として普通株式185,500株の第三者割当増資を実施しております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第10期

第11期

第12期

第13期

第14期

決算年月

2018年3月

2019年3月

2020年3月

2020年12月

2021年12月

売上高

(千円)

4,336,065

4,696,689

6,041,542

4,313,962

8,032,744

経常利益

(千円)

243,505

305,728

445,955

348,845

933,207

当期純利益

(千円)

158,312

217,286

282,875

237,031

563,892

資本金

(千円)

20,000

20,000

543,296

548,272

807,009

発行済株式総数

(株)

750

75,000

4,470,000

9,251,000

10,036,800

純資産額

(千円)

200,919

355,206

1,669,673

1,880,897

2,931,159

総資産額

(千円)

1,870,061

2,149,155

4,548,798

3,671,376

5,820,372

1株当たり

純資産額

(円)

26.79

47.36

186.76

203.32

291.45

1株当たり配当額

(円)

84,000.00

200.00

8.00

4.00

5.00

(うち1株当たり

中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり

当期純利益

(円)

21.11

28.97

37.42

26.20

60.81

潜在株式調整後

1株当たり

当期純利益

(円)

37.35

25.57

60.52

自己資本比率

(%)

10.7

16.5

36.7

51.2

50.3

自己資本利益率

(%)

130.0

78.1

27.9

13.4

23.5

株価収益率

(倍)

12.25

44.50

10.43

配当性向

(%)

39.8

6.9

10.7

15.3

8.2

従業員数

(人)

75

89

116

124

140

(外、平均臨時

雇用者数)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

株主総利回り

(%)

255.2

140.2

(比較指標:東証マザーズ指数)

(%)

(-)

(-)

(-)

(193.0)

(159.3)

最高株価

(円)

1,231

1,330 

(3,365)

1,224

最低株価

(円)

870

1,000 

(852)

634

 (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.第10期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、また、第11期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。

3.当社は、2020年3月17日に東京証券取引所マザーズへ上場したため、第12期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新規上場日から第12期の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算出しております。

4.第10期から第11期までの株価収益率については、当社株式は非上場であったため記載しておりません。

5.当社は、2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。

6.当社は、2019年11月29日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。

7.当社は、2020年12月15日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。

8.1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しております。

9.従業員数は、就業人員であります。

10.第10期以降の財務諸表については「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けております。

11.第10期から第12期までの株主総利回り及び比較指標については、2020年3月17日に東京証券取引所マザーズに上場したため、記載しておりません。第13期の株主総利回り及び比較指標は2020年3月期末日を基準として算定しております。

12.最高株価及び最低株価は東京証券取引所マザーズにおけるものであります。

なお、2020年3月17日をもって同取引所に株式を上場いたしましたので、それ以前の株価については記載しておりません。

13.第13期の株価については、株式分割(2020年12月15日付で1株を2株とする)による権利落ち後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式分割前の最高株価及び最低株価を記載しております。

14.第13期は、決算期変更により2020年4月1日から2020年12月31日までの9ヶ月間となっております。

15.当社は第14期において、2021年12月21日を払込期日として普通株式591,400株の公募増資を実施し、また、2021年12月28日を払込期日として普通株式185,500株の第三者割当増資を実施しております。

 

2【沿革】

2008年4月

2010年11月

東京都新宿区市谷左内町にオフィス内装事業を目的とした株式会社ドラフトを設立

東京都渋谷区神山町へ本社を移転

2012年4月

家具、インテリア用品等の企画・販売を目的とした株式会社ディーパブリックを子会社として設立

 

大阪府大阪市北区中之島に大阪支社を設置

2013年1月

東京都新宿区四谷へ本社を移転

   11月

3D画像等の製作を目的としたD-RAWRITE INC.(フィリピン)を子会社として設立(現 連結子会社)

   12月

中国での事業展開を目的とした独到装飾芝木設計(上海)有限公司(中国)を子会社として設立

2016年10月

東京都渋谷区神宮前へ本社を移転

2018年2月

独到装飾芝木設計(上海)有限公司を清算

3月

株式会社ディーパブリックを吸収合併

5月

大阪府大阪市中央区南船場へ大阪支社を移転

2020年3月

東京証券取引所マザーズへ上場

2021年4月

株式会社サティスワンを吸収合併

2021年12月

福岡県福岡市中央区天神に福岡支社を設置

 

3【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ドラフト)及び連結子会社であるD-RAWRITE INC.により構成されております。

 

(1)事業の内容

 当社グループは、「ALL HAPPY BY DESIGN」を経営理念としております。

「ALL HAPPY BY DESIGN」は、デザインの力で世界にHAPPYの循環を作り出し、これによって社会に貢献することを意図しており、HX(ヒューマン・エクスペリエンス)(注1)を向上させる空間の創造を通じて、この経営理念の実現を目指しております。

 近年、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大や働き方改革の推進などを背景に、多様なワークプレイスや住環境のニーズが顕在化しております。特に新型コロナウイルス感染症の拡大によるライフスタイルの変化は、空間の在り方とその空間での過ごし方を根本から問い直す社会課題ともなっており、時代に適したより快適な空間の需要はかつてない高まりをみせております。さらにテレワークの普及、スマートシティやスーパーシティなど地方創生の活性化等、地域社会を取り巻く環境は大きく変化しており、エリアデザインを含むデザイン事業への期待は主要都市だけでなく地方都市にも拡大しております。

 このような状況を背景として、当社グループの事業領域はオフィスや商業施設のインテリアデザインから、プロダクト、ブランディング、さらには建築設計、複合施設の環境設計(注2)、都市計画まで拡大しており、幅広い領域のデザインを手掛けております。

 

 当社グループは、グループ従業員の過半がデザイン関連組織に所属します。これらデザインチーム、プロジェクトマネジメント(注3)チーム及びコンストラクションマネジメント(注4)チームが連携して、インテリア・建築設計といった多様な空間の企画、デザイン、設計、デザインビルド(企画・デザイン~デザインプランの具現化)等にあたっております。デザインビルド業務においては、プロジェクトマネジメント及びコンストラクションマネジメントまでを行っており、外部協力会社と連携して、工程管理・コスト最適化・品質管理等を実施します。

 

 また、連結子会社であるD-RAWRITE INC.は、フィリピンにおいて、当社が発注する3Dイメージパース(注5)等の製作を行っております。クライアント企業へのプレゼンテーション等で使用する3Dイメージパースの製作には多大な時間を要します。これを優秀なエンジニアが多数存在するフィリピンで内製することにより、ノウハウ・スキルの蓄積による品質の向上、業務の効率化及びコスト削減を実現しております。

 

 なお、当社グループはデザイン事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(事業系統図)

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<デザインの事例>

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(2)事業の特色

 当社グループは、主要事業領域であるインテリア・建築デザインのプロジェクトをレギュラープロジェクト(受注型案件)、プロポーザルプロジェクト(提案型案件)、リーディングプロジェクト(新領域への挑戦案件)の3つに分類し、異なるプロジェクトの相乗効果によって収益基盤の強化と新たな領域への拡大を進めております。

 レギュラープロジェクトは業績の基盤を形成するもので、これまで当社グループが実施してきたオフィス、ビル、商業施設等におけるインテリア・建築デザインの受注型業務が中心となります。リーディングプロジェクトは当社グループのブランド構築に資する先端的なアイデアによる新しい分野への取り組みで、社内組織である「山下泰樹建築デザイン研究所」が牽引する領域です。プロポーザルプロジェクトは両者の中間に位置し、従来型の業務と先端的取り組みの橋渡しとなるプロジェクトを指します。リーディングプロジェクトの取り組みが先進的な挑戦型事業として実現し、さらに一般のクライアント対応業務に反映して次の収益基盤となっていく(レギュラープロジェクト化)、といった相互連携による事業の拡大を目指しております。

 例えば、当社グループが2022年より取り組む「臨港パークプロジェクト(仮称)」(注6)は、既存の公園のリデザインにより新しい価値を創出するという先進的な取り組みです。当社グループの提案企画が実現することで、新しいエリアマネジメントという事業パッケージが生まれます。このモデルを全国に展開することで、継続的事業とすることが可能となります。

 このように高いクリエイティビティを背景としたデザインを基軸として、様々な領域で新たな事業を創出することに当社グループの事業の特色があります。

 

<臨港パークプロジェクト(仮称)>

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※ 用語解説

(注)1.当社グループでは、その空間にいる人々の心地よい体験や満足感を表現する言葉としてヒューマン・エクスペリエンスを使用しております。

2.環境設計とは、オフィスビルディング、商業施設等のエントランス・ロビー・エレベーターホール・周辺植栽等共用スペース、又は建物各階の共通デザインコンセプトの立案、設計及び施工等の業務を指します。環境設計の良し悪しが、当該建築物のブランドイメージを左右することとなります。

3.プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの全体計画を立案し、コスト・資源・時間を総合的に管理してプロジェクトを完了へ導くコントロールを指します。

4.コンストラクションマネジメントとは、プロジェクトの全体計画に従い、主にコスト及び外注管理を行って事故なく、計画どおりにプロジェクトを完了させるコントロールを指します。

5.3Dイメージパースとは、図面をもとに作成する建物の外観や室内の完成予想画像で、クライアントと完成イメージを共有する上で非常に重要なツールです。当社グループでは、連結子会社であるD-RAWRITE INC.において、質の高い立体的な3Dイメージパースを製作しております。

6.「臨港パークプロジェクト(仮称)」は、横浜市臨港地区の活性化を目的とした取り組みで、複合施設のデザイン・設計及び建設、並びに複合施設を含むエリア全体の運営を企画・実施する予定です。

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 D-RAWRITE INC.

フィリピン・セブ州

1,000千

フィリピン・ペソ

デザイン事業

100.0

役員の兼任1名

業務委託

(注)1.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

2.特定子会社に該当する会社はありません。

3.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

2021年12月31日現在

従業員数(人)

168

 (注)1.従業員数は就業人員であります。

2.当社グループは、デザイン事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

3.従業員数が前連結会計年度末と比べ大きく増加した理由は、主に2021年4月1日付で株式会社サティスワンを吸収合併したことによるものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

2021年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

140

31.7

4.1

5,260

 (注)1.従業員数は就業人員であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は、デザイン事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

4.従業員数が前連結会計年度末と比べ大きく増加した理由は、主に2021年4月1日付で株式会社サティスワンを吸収合併したことによるものであります。

 

(3)労働組合の状況

 当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満であり、特記すべき事項はありません。