第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、4,360,587千円となり、前連結会計年度末と比較して1,479,819千円減少いたしました。これは、主に前払費用が290,076千円増加した一方、売掛金が1,251,373千円、普通預金が665,973千円減少したことによるものです。

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における負債は、1,528,689千円となり、前連結会計年度末と比較して1,302,144千円減少いたしました。これは、主に買掛金が931,051千円、未払法人税等が336,554千円及び未払消費税等が108,247千円減少したことによるものです。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は、2,831,898千円となり、前連結会計年度末と比較して177,675千円減少いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純損失129,067千円を計上したこと及び配当金の支払い50,184千円によるものです。

 

(2)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が再拡大し日常の行動が引き続き制限を受けるなど、依然として先行きの見えない厳しい状況が続きました。新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、「コロナ禍」)は、人々に新しい生活様式をもたらしました。創業以来、これまでにない新しい空間をデザインしてきた当社グループにとって、生活様式の変化は事業にとって追い風ではあるものの、2年以上にわたるコロナ禍の継続は、当社グループの企業活動及び業績動向に少なからず影響をもたらしております。このため、当社グループは2021年10月に公表した中期経営計画において当社グループのプロジェクトを「レギュラープロジェクト(注1)」「プロポーザルプロジェクト(注2)」「リーディングプロジェクト(注3)」の3つに分類し、「レギュラープロジェクト」を収益の基盤としつつ、「プロポーザルプロジェクト」「リーディングプロジェクト」で新たな事業の形、新たなデザインの価値を自ら創出する取り組みを推進しております。

 このような中、当第1四半期連結累計期間の売上高は971,124千円(前年同四半期比62.0%)となりました。当四半期におけるクライアントからの引き合い額は順調に推移しているため、売上高が前年同四半期を下回った主な要因は、年間を通しての案件の偏りにあると考えております。コロナ禍前の年間の業績は、四半期ごとに一定の傾向が見られ、3月及び9月を中心に大きく伸びる傾向がありました。これは4月を新年度とする日本の社会サイクルが影響していると考えており、特にオフィスは新年度前の3月及び半期末である9月を期限として空間デザインの需要が高まる傾向が顕著でした。一方、コロナ禍が本格化した2020年4月以降は、四半期ごとの傾向が大きく崩れており、年間を通じての売上高管理がより一層必要となっております。

 なお、当社グループは、売上高の見通しを「期首におけるプロジェクトストック(見込み受注残高)」「期中の週平均引合い額」「獲得率(引合い案件のうち、実際に受注に至る案件の金額割合)」の3つの指標により計算しております。この中で、経済動向に最も影響を受ける「期中の週平均引合い額」の1~3月平均は計画を上回っており、このため、2022年12月期第2四半期(累計)及び通期の連結業績予想は変更しておりません。

 営業利益につきましては167,123千円の損失(前年同四半期から343,131千円の減少)となりました。売上高が四半期ごとに大きく変動する一方で、販売費及び一般管理費は時期による大きな変動はありません。このため、売上高の水準が低かったことにより営業損失となっております。同様に経常利益は、171,932千円の損失(同348,131千円の減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は129,067千円の損失(同244,959千円の減少)となりました。いずれの利益においても前年同四半期からの減少が大きくなっております。前年同四半期は緊急事態宣言の発令等により企業活動が著しく制限され、旅費交通費・広告宣伝費等を中心として販売費及び一般管理費が減少いたしました。このため、前年同四半期は計画を上回る利益を計上しており、これが大きな差となった要因の一つと考えております。

 

※ 用語解説

(注)1.「レギュラープロジェクト」は、クライアントからの依頼により獲得する受注型プロジェクトで、高い評価を得ているオフィスデザイン等、当社グループの業績の基盤を形成しております。

2.「プロポーザルプロジェクト」は、「レギュラープロジェクト」と「リーディングプロジェクト」の中間に位置し、当社グループが自ら企画・提案し、場合によっては先行投資を行うプロジェクトで、受注型とは異なる収益モデルを実現いたします。

3.「リーディングプロジェクト」は、大規模な建築コンペティションや設計競技を通して挑戦するプロジェクトで、新たなデザイン領域を開拓し、当社グループの設計技術及びブランド価値を向上させる取り組みです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。