当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
当社グループは、EC事業者のためのビジネスインフラとなるECプラットフォームを提供する企業グループとして事業活動を行っております。当社グループの主要な事業領域となる、国内EC市場は、販売商品の多様化、市場参加者の増加、物流事業者による配達時間の大幅な短縮化、SNSによる情報流通量の増加等を背景に継続的な成長をしてまいりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により急成長した国内EC市場は、経済活動が正常化するにつれて、成長が緩やかになりましたが着実に成長を続けております。消費者においては、新たなライフスタイルやワークスタイルの定着も見られ、時流に沿ったビジネス展開が求められるようになりました。このような変化の激しい市場で課題を抱える事業者を支援するため、当社グループでは、店舗売上の向上につながるオプション・アライアンスサービスの拡充やECコンサルティング事業への参入、ソーシャルメディア(SNS)とECを組み合わせたソーシャルコマースへの対応、バックオフィスの業務効率化につながる、生成AIを活用したソリューションの展開などにより事業領域を拡大しております。当社グループは、EC事業に関連する事業領域を積極的に拡大しながら「テクノロジーを活用する人の力を最大化させるプラットフォーム」であることを目指しています。
このような状況のもと、当中間連結会計期間において当社グループは、市場成長に伴う売上高の確保を目指すとともに、今後の市場環境に適応し事業領域を拡大するべく、成長投資を積極的に行いました。
<株式会社フューチャーショップ>
「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップは、「futureshop」の機能向上を実施、利便性向上のため、オプション・アライアンスサービスの拡充など、EC事業者の成長を支援する機能向上やサービスの拡充を引き続き行いました。このような成長投資のもと、売上高は堅調に推移し対前年同期比では増収となりましたが、広告宣伝費や採用費、新規事業関連費の発生により営業利益は対前年同期比にて減益となりました。
<株式会社ソフテル>
「通販する蔵」を提供する株式会社ソフテルは、顧客ニーズの高いカスタマイズ案件を重点的に提案しました。一方で当中間連結会計期間では大手モールの仕様変更による保守工数の増大と、これに伴うエンジニアコストが増加したものの、前年同期にて大規模案件におけるカスタマイズの複雑化を要因とした納期ズレの影響の反動もあり、対前年同期比では増収増益となりました。
<その他>
株式会社空色については、新規ソリューションの開発を進めております。
この結果、当社グループの当中間連結会計期間の経営成績及び主要な連結子会社の業績は、下表のとおりとなりました。
〈連結業績〉 (単位:千円)
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
〈主要な連結子会社の業績〉 (単位:千円)
※当社の連結子会社でありましたSAMURAI TECHNOLOGY㈱は2025年1月1日をもって㈱ソフテルが吸収合併しているため、㈱ソフテルの売上高及び営業利益は、2025年3月期期首に合併が行われたと仮定して算出しております。
財政状態は次のとおりであります。
総資産につきましては、3,679,283千円となり、前連結会計年度末に比べ207,760千円増加いたしました。流動資産は2,376,490千円となり、前連結会計年度末に比べ2,579千円減少いたしました。これは、主に子会社株式の取得により現金及び預金が126,042千円減少したことによるものであります。
固定資産は1,302,793千円となり、前連結会計年度末に比べ210,340千円増加いたしました。これは、主に株式会社PINESの新規取得によりのれんが80,440千円増加したことや保有する台湾株式の時価上昇等により投資有価証券が124,397千円増加したことによるものであります。
負債につきましては、1,020,176千円となり、前連結会計年度末に比べ71,869千円増加いたしました。これは、主に未払法人税等19,764千円の増加や台湾株式の時価上昇等に伴い繰延税金負債が7,862千円増加したことによるものであります。
純資産につきましては、2,659,107千円となり、前連結会計年度末に比べ135,891千円増加いたしました。これは主に配当金の支払いや自己株式の取得があったものの、親会社株主に帰属する中間純利益により利益剰余金が増加したことや台湾株式の時価上昇等によりその他有価証券評価差額金が85,250千円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の72.7%から72.1%となりました。
なお、当社は、ECプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて126,042千円減少し、1,738,118千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は122,019千円となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益278,738千円、減価償却費61,931千円、前払費用の増加額31,687千円及び法人税等の支払額116,876千円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は152,025千円となりました。
これは主に株式会社フューチャーショップ及び新規設立の株式会社コマースコネクトにおける新機能等のソフトウェア開発に係る無形固定資産取得による支出67,512千円や株式会社PINESに対する子会社株式の取得による支出89,182千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は110,582千円となりました。
これは主に配当金の支払額71,317千円及び自己株式の取得による支出42,838千円によるものであります。
当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありません。