第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、コロナ禍で蓄積された過剰貯蓄が原資となり個人消費の回復が続き、また企業においても堅調な収益等を背景に設備投資が持ち直しており、経済全体として緩やかな回復が続きました。しかし、国内の資源高や人手不足による物価上昇、海外における金融引き締め等が景気を下振れさせるリスクがあり、先行きの不透明な状況が続いております。

 当社グループは、不動産開発を通じて、土地の価値が最大限に発揮される可能性を追求する事業に取り組んでおります。当社グループの不動産開発は、特定の建物用途に固執せず、「土地を起点とした発想」でプロジェクトを構築し、中長期的なキャッシュ・フローが最大化できるように柔軟な事業展開を行っております。不動産売却による利益の一部は、新規の賃貸用不動産獲得に投資し、安定収益の上積みを継続することを基本戦略としております。

 そのような中、当社グループの2024年3月期の事業計画では、不動産開発・販売事業及びマンション事業に係る竣工引渡しが下期に集中していること等により、売上高、利益とも下期偏重型の計画としております。

 当社グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、先述の理由により前年同期比の各数字は大きく減少していることに加え、不動産開発・販売事業及びマンション事業では僅かながら計画どおりに進捗しなかったことが相まって、売上高1,620,843千円(前年同期比52.3%減)、営業損失48,386千円(前年同期は営業利益393,762千円)、経常損失105,733千円(前年同期は経常利益319,594千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失62,560千円(前年同期は親会社に帰属する四半期純利益199,843千円)となりました。

 

 セグメント別の業績は次のとおりであります。

① 不動産開発・賃貸事業

 当セグメントにおきましては、共同住宅の入居更新が順調に進捗しました。また、前期に取得した賃貸用不動産の稼働も堅調に推移しましたが、2023年4月24日に取得した商業施設(ヤマイチGARDEN紀伊川辺)のリニューアルに伴う費用が発生しました。これらの結果、セグメント売上としては704,318千円(前年同期比15.9%増)、セグメント利益は169,344千円(前年同期比22.8%減)となりました。

 

② 不動産開発・販売事業

 当セグメントにおきましては、高価格帯の戸建販売は堅調に推移しましたが、和歌山エリアの住宅販売が計画を大きく下回り、また、企業向けの規模の大きな不動産販売についても引渡しがありませんでした。これらの結果、セグメント売上としては313,522千円(前年同期比75.1%減)、セグメント損失は26,263千円(前年同期はセグメント利益359,118千円)となりました。

 

③ マンション事業

 当セグメントにおきましては、完成在庫の販売活動を進めましたが、5月連休の集客が低調となり、計画をやや下回る引渡し件数となりました。これらの結果、セグメント売上としては529,837千円(前年同期比63.8%減)、セグメント損失は16,160千円(前年同期はセグメント損失758千円)となりました。

 

④ その他の事業

 当セグメントにおきましては、前年度より取り組んできた収益構造の改善が奏功し、計画を上回って推移しました。これらの結果、セグメント売上としては73,163千円(前年同期比11.4%増)、セグメント利益は23,820千円(前年同期比334.5%増)となりました。

 

財政状態の状況

(資産の部)

 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて27,928千円減少し、41,411,647千円となりました。その主な要因は、仕掛販売用不動産が1,263,959千円増加したこと及び有形固定資産が295,750千円増加した一方で、現金及び預金が1,270,791千円減少したこと及び販売用不動産が450,613千円減少したことによるものであります。

 

(負債の部)

 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて248,953千円増加し、30,801,069千円となりました。その主な要因は、借入金が488,852千円増加した一方で、支払手形及び買掛金が326,025千円減少したことによるものであります。

 

(純資産の部)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて276,881千円減少し、10,610,578千円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び配当金の支払いにより利益剰余金が277,843千円減少したことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発事項

 該当事項はありません。

 

(5)主要な設備

 当第1四半期連結累計期間において、主要な設備及び主要な設備の計画に著しい変動はありません。

 

(6)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。