【注記事項】
(重要な会計方針)

1 有価証券の評価基準及び評価方法

    子会社株式

     移動平均法による原価法

 

2 棚卸資産の評価基準及び評価方法

    販売用不動産、未成工事支出金

     個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

 

3 固定資産の減価償却の方法

    (1)有形固定資産(リース資産を除く)

      定率法

ただし、建物(建物附属設備を除く)及び2016年4月1日以降に取得した建物附属設備については定額法を採用しております。

       なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

       建物        3年~42年

       工具、器具及び備品 3年~20年

      (2)無形固定資産

      定額法

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

(3)リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産は、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

4 引当金の計上基準

    (1)貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

    (2)賞与引当金

      従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち当事業年度負担額を計上しております。

    (3)退職給付引当金

従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5~8年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。

 

 

5 重要な収益及び費用の計上基準

 当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

(1)不動産売買事業

①買取販売、買取リフォーム販売

当社は、不動産所有者から中古マンション等を取得し、必要に応じてリフォームを実施することで資産価値を高めた後、主に不動産業者や投資家等に販売しております。

買取販売、買取リフォーム販売では、顧客との不動産売買契約に基づき当該物件の引き渡しを行う義務を負っております。

当該履行義務は物件が引き渡される一時点で充足されるものであり、当該引き渡し時点で収益を計上しております。

②仲介

当社は、中古マンション等の売買について売主と買主の間に立ち売買契約を成立させております。

仲介では、顧客との媒介契約に基づき対象物件の販売活動から契約条件の調整、契約関連書類の作成・交付、重要事項説明、物件の引き渡しに至る一連の業務に関する義務を負っております。

当該履行義務は、仲介により成立した不動産売買契約に関する物件が引き渡される一時点で充足されるものであり、当該引き渡し時点で収益を計上しております。

③リフォーム工事

当社は、マンション等のリフォーム工事を請け負っております。

リフォーム工事では、顧客との工事請負契約に基づき、工事を完成させる義務を負っております。

当該履行義務は、工事期間がごく短いため、工事完了時点で収益を計上しております。

(2)不動産賃貸管理事業

①賃貸管理

当社は、顧客が所有する賃貸不動産の賃貸管理を行っております。

賃貸管理では、入居者の募集、賃料等の徴収、契約更新等に係る事務業務を遂行する義務を負っております。

当該履行義務は、それぞれのサービスが提供される一時点で充足されるものであり、サービスの提供が完了した時点において収益を計上しております。

②賃貸リフォーム工事

当社は、賃貸不動産のリフォーム工事を請け負っております。

賃貸リフォーム工事では、顧客との工事請負契約に基づき、工事を完成させる義務を負っております。

当該履行義務は、工事期間がごく短いため、工事完了時点で収益を計上しております。

③家賃保証

当社は、顧客が所有する賃貸不動産の家賃保証を行っております。

家賃保証では、賃貸不動産の入居者の賃貸料等を保証する義務を負っております。

当該履行義務は、契約で定められた保証期間にわたり充足されるものであり、当該期間にわたり均等に収益を計上しております。

 

6 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

匿名組合損益分配額の会計処理

 当社は匿名組合契約の営業者としての業務を受託しております。匿名組合出資者からの出資金受入れ時に「匿名組合出資預り金」(表示科目は流動負債又は固定負債「その他」)を計上し、匿名組合が獲得した純利益の出資者持分相当額については「匿名組合損益分配額」(表示科目は営業外費用「その他」)に計上するとともに同額を「匿名組合出資預り金」(表示科目は流動負債又は固定負債「その他」)に加減しております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

1 販売用不動産の評価

 (1)当事業年度の財務諸表に計上した金額

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

販売用不動産

16,619,090

千円

22,763,885

千円

売上原価(棚卸資産評価損)

125,585

 〃

448,476

 〃

 

 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

連結財務諸表の「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

2 固定資産の減損

 (1)当事業年度の財務諸表に計上した額

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

有形固定資産

3,740,700

千円

4,815,037

千円

無形固定資産

736,626

 〃

841,683

 〃

減損損失

 〃

 〃

 

 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

連結財務諸表の「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

 

(会計方針の変更)

 (「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用しております。

 法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号2022年10月28日)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更による財務諸表への影響はありません。

 

 

(追加情報)

1 有形固定資産から販売用不動産への振替

所有目的変更により、有形固定資産のうち427,637千円を、販売用不動産に振替いたしました。

 

2 販売用不動産から有形固定資産への振替

所有目的変更により、販売用不動産のうち94,459千円を、有形固定資産に振替いたしました。

 

 

 

(貸借対照表関係)

※1  担保資産及び担保付債務

      担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

現金及び預金

500,000

千円

500,000

千円

販売用不動産

7,809,913

12,254,070

建物

1,192,584

1,416,000

土地

1,889,488

2,373,731

11,391,985

千円

16,543,803

千円

 

 

 

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

 短期借入金

6,036,911

千円

7,457,681

千円

 1年内返済予定の長期借入金

1,047,302

1,445,895

長期借入金

2,667,580

5,411,140

9,751,794

千円

14,314,716

千円

 

 

 

※2  当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。これらの契約に基づく借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額

8,818,020

千円

9,322,200

千円

借入実行残高

5,106,390

5,935,682

差引額

3,711,630

千円

3,386,518

千円

 

 

 

3  保証債務

当社は、契約に基づき家賃保証をしております。

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

 保証業務に係る債務保証極度額

38,073

千円

59,066

千円

 

 

 

※4  関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く)

 

前事業年度
(2024年7月31日)

当事業年度
(2025年7月31日)

短期金銭債権

13,950

千円

千円

短期金銭債務

30,222

30,600

 

 

 

 

(損益計算書関係)

※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は、次のとおりであります。

 

前事業年度

当事業年度

 

(自 2023年8月1日

(自 2024年8月1日

 

  至 2024年7月31日

  至 2025年7月31日

給料手当及び賞与

3,633,975

千円

4,601,095

千円

賞与引当金繰入額

75,442

87,108

広告宣伝費

1,243,941

1,532,865

仲介手数料等

892,426

1,218,837

退職給付費用

20,996

21,593

減価償却費

185,849

206,422

おおよその割合

 

 

 

 

 販売費

25.7

26.2

 一般管理費

74.3

73.8

 

 

 

  ※2 固定資産売却益の内訳は、次のとおりであります。

 

前事業年度

当事業年度

 

(自 2023年8月1日

(自 2024年8月1日

 

  至 2024年7月31日

  至 2025年7月31日

土地及び建物

241,155

千円

253,901

千円

 

 

 

  ※3 新株予約権戻入益の内訳は、次のとおりであります。

 

前事業年度

当事業年度

 

(自 2023年8月1日

(自 2024年8月1日

 

  至 2024年7月31日

  至 2025年7月31日

ストック・オプションの権利失効による戻入益

1,050

千円

656

千円

 

 

 

※4 固定資産除却損の内訳は、次のとおりであります。

 

前事業年度

当事業年度

 

(自 2023年8月1日

(自 2024年8月1日

 

  至 2024年7月31日

  至 2025年7月31日

建物

7,429

千円

千円

工具、器具及び備品

100

1,093

ソフトウエア

687

 

 

 

  ※5 関係会社清算損の内訳は、次のとおりであります。

前事業年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日

当社の連結子会社であった株式会社ランドネット九州の清算結了に伴い発生したものであります。

 

当事業年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日

該当事項はありません。

 

 

 

※6  関係会社との取引高は、次のとおりであります。

 

前事業年度

当事業年度

 

(自 2023年8月1日

(自 2024年8月1日

 

  至 2024年7月31日

  至 2025年7月31日

営業取引による取引高

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

24,929

千円

24,713

千円

営業取引以外の取引による取引高

28,390

19,346

 

 

 

(有価証券関係)

前事業年度(2024年7月31日

子会社株式及び関係会社出資金は、市場価格のない株式等のため、時価を記載しておりません。なお、市場価格のない株式等の子会社株式及び関係会社出資金の貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

 

(単位:千円)

区分

前事業年度
(2024年7月31日)

子会社株式(関係会社出資金含む)

8,218

8,218

 

 

当事業年度(2025年7月31日

子会社株式及び関係会社出資金は、市場価格のない株式等のため、時価を記載しておりません。なお、市場価格のない株式等の子会社株式及び関係会社出資金の貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

 

(単位:千円)

区分

当事業年度
(2025年7月31日)

子会社株式(関係会社出資金含む)

8,218

8,218

 

 

(税効果会計関係)

1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前事業年度
(2024年7月31日)

 

当事業年度
(2025年7月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

未払事業税

40,310

千円

 

44,879

千円

資産除去債務

67,944

 

91,511

未払法定福利費

20,228

 

20,592

未払不動産取得税

36,309

 

45,230

賞与引当金

31,969

 

35,822

退職給付引当金

25,573

 

31,795

未払事業所税

3,627

 

4,655

貸倒引当金

5,272

 

4,365

減価償却費

6,370

 

8,204

棚卸資産

14,143

 

65,865

地代家賃

2,667

 

7,177

貸倒損失

3,812

 

3,924

その他

2,321

 

7,519

繰延税金資産合計

260,549

千円

 

371,544

千円

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 資産除去債務に対応する除去費用

△42,729

千円

 

△57,618

千円

繰延税金負債合計

△42,729

千円

 

△57,618

千円

繰延税金資産純額

217,820

千円

 

313,926

千円

 

 

 

2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異がある時の、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

前事業年度
(2024年7月31日)

 

当事業年度
(2025年7月31日)

法定実効税率

30.62

 

30.62

(調整)

 

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.20

 

0.22

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△0.30

 

△0.16

住民税均等割等

0.32

 

0.33

税率変更等による期末繰延税金負債の増減

 

△0.08

留保金課税

7.41

 

7.43

所得拡大促進税制による税額控除

△5.33

 

△5.37

その他

△0.02

 

△0.04

税効果会計適用後の法人税等の負担率

32.89

 

32.95

 

 

 

3 法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立したことに伴い、2026年4月1日以後開始する事業年度より、「防衛特別法人税」の課税が行われることになりました。

これに伴い、2026年8月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.62%から31.52%に変更し計算しております。

この税率変更により、当事業年度の繰延税金資産の金額及び法人税等調整額がそれぞれ2,654千円増加しております。

 

 

(収益認識関係)

 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しておりますので、注記を省略しております。

 

 

(重要な後発事象)

「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(重要な後発事象)(株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。