第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当中間連結会計期間における経営成績は、売上高17,375百万円(前年同期比24.2%増)、営業利益3,992百万円(前年同期比153.2%増)、経常利益3,417百万円(前年同期比193.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益2,374百万円(前年同期比199.6%増)となりました。

 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。

 なお、当中間連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。

 

セグメント別売上高の概況

セグメント

前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

至 2024年6月30日)

当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

至 2025年6月30日)

構成比

前年

同期比

 

千円

千円

DX新築不動産事業

1,675,539

7,547,274

43.4

350.4

DX再生不動産事業

10,293,681

5,736,478

33.0

△44.3

DX不動産価値向上事業

1,492,993

3,570,207

20.6

139.1

不動産賃貸事業

467,898

510,710

2.9

9.1

その他

55,929

10,916

0.1

△80.5

合計

13,986,042

17,375,587

100.0

24.2

(注)セグメント間の内部売上は除いております。

 

① DX新築不動産事業

 当中間連結会計期間のDX新築不動産事業は、収益不動産開発の「A*G下北沢」(東京都 世田谷区)、「A*G浅草」(東京都 台東区)、「THE DOORS」(福岡県 福岡市)を販売したことなどにより、売上高7,547百万円(前年同期比350.4%増)、セグメント利益3,463百万円(前年同期は116百万円のセグメント利益)となりました。

② DX再生不動産事業

 当中間連結会計期間のDX再生不動産事業は、高価格帯の「プレミアム・リノベーション」シリーズを販売したことなどにより、売上高5,736百万円(前年同期比44.3%減)、セグメント利益659百万円(前年同期比55.9%減)となりました。

③ DX不動産価値向上事業

 当中間連結会計期間のDX不動産価値向上事業は、土地価値向上プロジェクトが完了したことなどにより、売上高3,570百万円(前年同期比139.1%増)、セグメント利益は302百万円(前年同期比22.0%減)となりました。

④ 不動産賃貸事業

 当中間連結会計期間の不動産賃貸事業は、ヘルスケア施設の取得及び賃貸資産が安定的に稼働したことなどにより、売上高510百万円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は237百万円(前年同期比26.4%増)となりました。

(注)セグメント利益とは、各セグメントの売上総利益から販売費用及び営業外費用を差し引いたものであります。

 

(2)財政状態の分析

① 資産、負債及び純資産の状況

 当中間連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べ23,168百万円増加し、94,416百万円となりました。これは、現金及び預金が5,990百万円、販売用不動産が8,973百万円、仕掛販売用不動産が6,713百万円それぞれ増加したことなどによるものです。

 また、当中間連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末に比べ13,871百万円増加し、66,987百万円となりました。これは、短期借入金が1,997百万円、1年内返済予定の長期借入金が8,332百万円、長期借入金が3,819百万円それぞれ増加したことなどによるものです。

 当中間連結会計期間末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ9,296百万円増加し、27,428百万円となりました。これは、配当の実施により資本剰余金が1,798百万円減少した一方、公募及び第三者割当による新株式の発行により資本金及び資本剰余金が3,730百万円それぞれ増加し、親会社株主に帰属する中間純利益2,374百万円を計上したことなどによるものです。

② キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ5,977百万円増加し、19,404百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

a.営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益3,423百万円、棚卸資産の増加額15,594百万円、法人税等の支払額1,882百万円などにより13,419百万円の資金支出(前年同期は4,430百万円の資金支出)となりました。

b.投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出1,623百万円などにより1,538百万円の資金支出(前年同期は438百万円の資金支出)となりました。

c.財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入21,453百万円、長期借入金の返済による支出9,301百万円、株式の発行による収入7,461百万円などにより20,935百万円の資金獲得(前年同期は1,064百万円の資金支出)となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。