1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………3
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………5
3.財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………6
(1)貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………6
(2)損益計算書 …………………………………………………………………………………………………8
(3)株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………10
(4)キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………11
(5)財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………12
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………12
(持分法損益等) …………………………………………………………………………………………………12
(セグメント情報等の注記) ……………………………………………………………………………………12
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………13
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………13
1.経営成績等の概況
当社は創業以来「学びを革新し、誰もが持っている無限の力を引き出す」というミッションのもと、人間が本来持っている能力を最大限に引き出すサービスを提供してまいりました。
個人向け資格取得事業「スタディング」につきましては、引き続きスタディング講座の新規開発や既存講座の改訂、サービス内容の充実や品質の向上、マーケティング強化等による販売拡大、事業基盤を支える人材の確保等に注力いたしました。
サービス面においては、生成AI技術を活用した学習の個別最適化の強化・深化を図りました。AIを活用し、音声認識+校正を行うことで、高精度かつ分かりやすい字幕を実現し、通勤・通学・子育て中など音声が出せない環境下でも効率的な学習が可能となる「AI字幕」機能に加えて、学習中のあらゆる悩みに、専属のAI資格学習コーチである「AIマスター先生」が寄り添い、受講生の学習に常に伴走・サポートする個別指導機能を提供することで、受講生の学習継続を強力に後押しする伴走型個別指導機能「AI学習ナビ」や、自分のペースに合わせて学習を進めるための計画を手軽に作成できる「AI学習プラン ウィズ」機能をリリースいたしました。
講座ラインナップにおいては、3月に「公認会計士講座」、4月に「公務員講座の国家総合職向けコース」、「司法試験・予備試験の論文コアメソッド講座」を開講いたしました。これらにより、2025年12月末現在で38講座を展開しており、今後も引き続き講座ラインナップの拡張を進めてまいります。
当社が属する資格取得市場では、学習のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、リスキリング(学び直し)といった、生涯にわたって学び続けることが重視される環境が進展しています。このような中で、当社の強みであるITを活用したオンライン講座は着実に存在感を高めています。「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段を提供し、サービスの強化や講座ラインナップの拡充により、最も信頼され、資格取得時に最初に思い浮かべられるサービスになることを目指して事業を展開してまいります。
また、2023年11月に開始した資格取得者の転職支援を行うダイレクトリクルーティングプラットフォーム「スタディングキャリア」においては、スタディングの利用者や資格取得者を中心に登録者が増加するとともに、求人ニーズのある企業及び人材紹介エージェントとの取引の拡大を進めております。その結果、転職成功事例が増えています。
法人向け教育事業につきましては、引き続き社員教育クラウドサービス「エアコース」のコンテンツ強化や新機能のリリースによるプロダクトの強化、新規案件受注獲得に向けた営業活動や採用による組織強化を積極的に行ってまいりました。
サービス面においては、受け放題コースのコース数拡充を積極的に進め、2024年12月末時点の1,081コースから、2025年12月末現在で1,286コース(対前年末比+205コース)に増加しております。当事業年度におきましては、生成AI、DX、ビジネス法律・労務、社会人基礎力など、様々な企業ニーズに対応するラインナップを強化しております。契約企業数に関しては、2024年12月末時点の928社から、2025年12月末現在で1,175社(対前年末比+247社)まで増加しております。
また、2023年12月に開始した、法人企業向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」においては、業務別のプロンプトのテンプレートの整備・拡充、ナレッジ共有機能との連動、最新AIモデル対応により、業務効率や生産性の向上を実現できるプロダクト・サービスとして企業への導入が進んでおります。
このように法人向け教育事業においても、ユーザビリティを高め、コンテンツを充実させていくとともに、最新のITを活用したサービスを並行して提供していくことで、SaaSモデルとしてより多くの企業に利用していただける、企業にとって不可欠なサービスとして事業拡大を進めております。
このような状況のなか、当事業年度の経営成績は、売上高は5,031,211千円(前年同期比12.6%増)となり、営業利益は304,035千円(前年同期比42.9%増)、経常利益は303,829千円(前年同期比40.4%増)、当期純利益は294,136千円(前年同期比40.3%増)となりました。
当事業年度末における資産合計は4,982,125千円となり、前事業年度末に比べ620,883千円増加いたしました。これは主に現金ベース売上増による現金及び預金の増加611,042千円、システム開発に伴うソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の増加12,307千円によるものであります。
当事業年度末における負債合計は3,380,617千円となり、前事業年度末に比べ317,586千円増加いたしました。これは主に前受金の増加365,209千円によるものであります。
当事業年度末における純資産合計は1,601,508千円となり、前事業年度末に比べ303,297千円増加いたしました。これは主に、ストックオプションの行使及び、株式報酬としての譲渡制限付株式の発行に伴う資本金及び資本剰余金の増加9,200千円、当期純利益294,136千円によるものであります。
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて611,042千円増加し、4,087,310千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は726,187千円(前年同期比67.7%増)となりました。これは主に、税引前当期純利益303,829千円及び減価償却費100,384千円、前受金の増加額365,209千円によるものであります。
投資活動の結果使用した資金は115,258千円(前事業年度は132,043千円の資金の使用)となりました。これは主に、システム開発に伴う無形固定資産の取得による支出101,010千円によるものであります。
財務活動の結果得られた資金は113千円(前事業年度は18,962千円の資金の使用)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出4,112千円があった一方で、ストックオプションの行使による収入4,266千円があったことによるものであります。
個人の自己学習や従業員教育におけるオンライン化は引き続き進展しております。また、企業でのDXの浸透や、個人、法人ともにリスキリングの意識が高まっております。このような市場環境において、当社の強みであるITを活用したオンライン教育の需要はますます高まっており、当社が創業当初より培ってきたオンラインに特化した教育サービスや分かりやすい講座の開発力を活かすことで、さらなる事業成長が継続していくと捉えております。
個人向け資格取得事業「スタディング」における市場環境としましては、資格取得者の意識や学習スタイルはさらにオンライン講座にシフトしており、当社としては、創業当初より培ってきたオンラインに特化したプロダクトやITを活用した効率的な事業基盤の強みを活かし、資格スクール層、通信教育層のみならず独学層まで含めたユーザー獲得に注力し、さらなる成長を実現していく方針です。2026年1月に開始した出版事業「スタディング出版」は、独学層の取り込みによる市場拡大、書店を通じたブランド認知と顧客接点の強化、既存資産を活かした効率的な事業運営を狙いとして、「書籍×AI×オンライン」による新しい独学スタイルを提案し、資格学習市場におけるさらなる成長を目指してまいります。
既存の競合もオンライン学習に追随する動きも見られますが、当社の強みはオンライン講座の完成度、学びやすい学習システム、膨大な学習データに基づくAIによる個別最適化や、生成AIなど最新の技術をいち早くサービスに取り込むことによるプロダクトの開発力にあります。今後もこれらの強みをさらに洗練させることで競争優位性を高めていく予定です。また、マーケティング活動において、認知・ブランディング活動を強化することにより「資格を取るならスタディング」という想起を促進し、集客手段の多様化を進めることで集客効率を高め、資格市場におけるナンバーワンを目指してまいります。
資格取得者の転職支援を行うダイレクトリクルーティングプラットフォーム「スタディングキャリア」では「スタディング」との連携を強化し、合格者にキャリア機会を提供することで、生涯にわたるキャリアアップを支援する「キャリア支援プラットフォーム」としての事業展開を加速してまいります。
法人向け教育事業における市場環境としましては、DXの進展により、社員教育におけるリスキリングのニーズが高まっています。さらに、企業では人的資本の重要性が認識され、人材採用、人材育成、人材活用への投資は活発になっています。その結果、企業におけるeラーニングの需要は増加しており、リスキリングや業務スキル向上のための動画活用など社員教育においてeラーニングは必須ツールになっております。これらの変化を背景に、当社の法人向け教育事業においても事業拡大に向けたビジネスチャンスと捉えております。
引き続き社員研修クラウドサービス「エアコース」のプロダクトの強化、法人企業向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」の強化、法人向けスタディング講座の展開を進め、人的資本を強化する企業にとって必要不可欠な「人的資本活用プラットフォーム」として、社員教育を革新するサービスを積極的に展開してまいります。
当社の投資方針としては、中長期的な高成長を実現するため、成長の鍵となるマーケティング、システム・AI開発、特許戦略(知財戦略)、コンテンツ開発などの分野に積極的に投資してまいります。また、その成長を支える優秀な人材の採用は当社の重要な施策の一つであり、成長を支える人材採用と人材育成を積極的に行ってまいります。
このような施策を通じて、既存事業の競争優位性を高め、高い成長を維持しながら収益性を向上させてまいります。さらに、中長期的な視野で有望な新規事業機会を探索・展開することで持続的な成長を実現し、企業価値を高めていく方針です。
このような環境の中において、翌事業年度(2026年12月期)の業績見通しにつきましては、売上高5,800,000千円(前年同期比15.3%増)、営業利益400,000千円(同31.6%増)、経常利益400,000千円(同31.7%増)、当期純利益330,000千円(同12.2%増)を予想しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は連結財務諸表を作成していないため、日本基準及び国際会計基準による並行開示の負担等を考慮し、会計基準につきましては日本基準を適用しております。
3.財務諸表及び主な注記
原価計算の方法
原価計算の方法は、コンテンツ別の個別原価計算を採用しております。
(注) ※1.主な内訳は次のとおりであります。
※2.他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。
前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
該当事項はありません。
前事業年度まで総額表示していました「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「短期借入れによる収入」及び「短期借入金の返済による支出」は、借入期間が短く、かつ回転期間が速いため、「短期借入金の純増減額(△は減少)」として純額表示することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前事業年度の財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前事業年度のキャッシュ・フロー計算書において、「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「短期借入れによる収入」950,000千円及び「短期借入金の返済による支出」△950,000千円は、「短期借入金の純増減額(△は減少)」-千円として組み替えております。
当社は関連会社を有していないため、該当事項はありません。
(セグメント情報等の注記)
【セグメント情報】
当社は、e-learning・教育事業を主要な事業としており、他のセグメントの重要性が乏しいため、セグメントの記載を省略しております。
(注) 1株当たり当期純利益金額、及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
該当事項はありません。