第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)における世界経済はロシア・ウクライナ情勢の長期化を背景とした地政学リスクの高まりや資源価格の高騰、各国の金融政策の変更に伴う景気減速懸念の高まり等により、先行き不透明な状況が続いております。日本国内においては、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の制限が段階的に緩和され、緩やかな景気回復の兆しが見られるものの、急激な円安進行により依然として予断を許さない状況となっております

そうした中、当社が属する市場調査レポート出版業界においては、最新の市場動向調査レポートに対するニーズが益々高まっております。一方で、インド、中国系の調査出版会社の台頭や調査出版会社自身による直販部門のシェア拡大等が見られ、事業環境は常に変化しております

このような状況の下、当社は当連結会計年度を初年度とした3か年の中期経営計画『GII Vision 2024』に基づき、商品面では、幅広い顧客ニーズに対応するため、機械翻訳ツールの活用等によりWEBサイト掲載レポートのラインナップ拡大を図っております。また、販売面では、ユーザビリティの向上を図るため、レポート本文の翻訳を行うAI翻訳ツールの無償提供を開始いたしました。4月にはコーポレートロゴを刷新し、各種WEBマーケティング施策と合わせて、更なる認知度拡大に向けた情報発信に努めております。

株式会社ギブテックにおいては、LPWA通信機器の製造販売ならびにLPWAを用いたIoTネットワークに係るコンサルティング・技術サポートを行っており、様々な分野での用途拡大に向け、事業展開しております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,161,719千円(前年同期比11.3%増)、営業利益は452,845千円(前年同期比23.2%増)、経常利益は476,309千円(前年同期比22.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は326,384千円(前年同期比25.4%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

(市場・技術動向に関する情報提供事業)

当セグメントは、取扱商品・サービスの違いにより、市場調査レポート事業、年間情報サービス事業、委託調査事業及び国際会議・展示会事業の4つに区分されております。以下には事業区分別の業績について記載いたします。

 

(a) 市場調査レポート事業

当社の主力である市場調査レポート事業は、WEBサイト掲載商品の拡大や、AI翻訳ツールの無償提供等の収益拡大施策を実施してまいりました。国内部門においては、引き続き市場調査レポートの受注は順調に推移しており、前年同期の売上高を上回りました。海外部門においては、台湾支店が好調に推移しており、売上高は前年同期を上回りました。

この結果、市場調査レポート事業全体では、前年同期比11.1%増1,834,412千円となりました。

 

(b) 年間情報サービス事業

年間情報サービス事業は、本社部門においては、高単価の年間契約が前年同期と比較して増加しており、売上高は前年同期を上回りました。海外部門においては、韓国支店が好調に推移しており、売上高は前年同期を上回りました。

この結果、年間情報サービス事業全体では、前年同期比15.0%増115,482千円となりました。

 

(c) 委託調査事業

委託調査事業は、本社部門、海外部門ともに堅調に推移しており、売上高は前年同期を上回りました。

この結果、委託調査事業全体では、前年同期比19.1%増164,818千円となりました。

 

(d) 国際会議・展示会事業

国際会議・展示会事業は、国際会議・展示会が再開されるまで、人員等のリソースを他事業に振り向けており、本社部門、海外部門の両方において、売上高は前年同期を大きく下回りました。

この結果、国際会議・展示会事業全体では、前年同期比67.4%減1,721千円となりました。

 

以上より、当セグメントの売上高は前年同期比11.6%増の2,116,435千円となり、セグメント利益(営業利益)は462,460千円となりました。

 

(その他事業)

当セグメントにおきましては、株式会社ギブテックにおけるIoT向け無線通信方式であるLPWA通信に関する製品の製造販売を主な事業にしております。早期の本格的な量産化に向けて取り組んでおりますが、世界的な半導体不足等の影響を受けたことにより、売上高は前年同期比3.3%減45,283千円となり、セグメント損失(営業損失)は10,604千円となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、22,102千円増加2,551,836千円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末に比べ、23,498千円増加2,464,860千円となりました。この主な要因は、現金及び預金の35,794千円増加の一方で、売掛金の10,211千円減少等によるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べ、1,395千円減少86,976千円となりました。この主な要因は、ソフトウエアの償却により921千円減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ、141,547千円減少612,982千円となりました。

流動負債は、前連結会計年度末に比べ、152,903千円減少339,197千円となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金の11,649千円減少、未払法人税等の130,387千円減少等によるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ、11,356千円増加273,785千円となりました。この主な要因は、役員退職慰労引当金の9,528千円増加等によるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、163,650千円増加1,938,854千円となりました。この主な要因は、利益剰余金の162,932千円増加等によるものであります。

なお、自己資本比率は76.0%となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第3四半期連結累計期間において、新たに経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は861千円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。