当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により緊急事態宣言が再発令される等、経済活動や個人消費が再び制限を受けることになりました。感染の拡大は現時点では一時的に収まっているものの、未だ完全な感染終息が見通せないことから、先行き不透明な状況が続いております。
当社が属するインターネット業界・オンラインゲーム業界においては、大手企業を中心に「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」と呼ばれる既存のビジネスモデルや業界構造を大きく変化させる新たなデジタル化の流れが、引き続き力強いものとなっております。加えて、感染症対策としてのリモートワークの環境整備など、ITに対する底堅いニーズがある一方で、一部の企業では業績悪化によりIT投資を縮小・延期するケースも発生するなど、楽観視はできないものとなっております。
このような環境の中、Webソリューション事業においては顧客のDX化を実現するパートナーとして、既存顧客と継続的な取引を可能とする品質の担保、また、DX化推進のために周辺サービス(ASPサービス(注)等)のラインナップを強化することにより、顧客との接点を増加させることによる新規案件の獲得やDX化の市場ニーズの高まりに伴う大型案件の獲得に努めました。
また、オンラインゲーム事業においては、自社ゲーム開発における新作「式姫Project」の開発に着手するとともに、既存運営タイトルについても売上の維持を図りました。パートナーゲーム開発においては、株式会社セガから「けものフレンズ3」の運営移管を行い、売上のさらなる拡大を図りました。「クリエイター派遣」においては売上の維持に努めました。
第2四半期累計期間においては、両事業ともに、売上は2021年3月17日に発表した通期業績予想を上回る結果となりましたが、Webソリューション事業において顧客需要を取り込むための外注費が増加したことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言等が延長された結果、リモートでの開発が長期化したため、それに伴う人員調整としての外注費が増加いたしました。オンラインゲーム事業においては、他社運営ゲーム「けものフレンズ3」の運営移管に関わる費用が想定を上回り、原価が増加したことに加えて、自社ゲーム開発における新作「オーバーエクリプス」が、当初予定した収益を見込めなくなったことから、ソフトウエア全額の減損処理を行なったことにより、2021年9月10日に業績予想の修正を行いました。
当第3四半期会計期間のWebソリューション事業においては、新型コロナウイルス感染症の感染終息に見通しがたたない中で、高度化する顧客ニーズを取り込むための外注費の増加が見込まれ、依然として不透明な状況が続いているため、外注費以外の原価について抑制を図り、全体としてのコスト圧縮に努めました。
オンラインゲーム事業においては、8月1日より「けものフレンズ3」の運営主体が当社に完全に移行したことにより、移管に係るコストの発生がなくなったことに加えて、運営体制の適正化による外注費等の抑制を図ることに努めました。また、自社ゲームである「アンノウンブライド」、「オーバーエクリプス」については、2021年10月28日をもってサービスを終了し、経営資源を新作ゲームの開発等に振り向け、再分配いたしました。
以上の結果、当第3四半期累計期間における業績は、売上高3,493,103千円(前年同四半期累計期間比21.3%増)、営業利益122,923千円(前年同四半期累計期間比18.3%減)、経常利益108,971千円(前年同四半期累計期間比27.4%減)、四半期純利益51,203千円(前年同四半期累計期間比40.5%減)となりました。
(注)アプリケーションサービスプロバイダの略語。アプリケーションをインターネットを通じてサービスとして 提供する事業者及びソフトウエアのレンタル事業者を指します。
当第3四半期累計期間におけるセグメント別の業績は次のとおりです。
Webソリューション事業においては、引き続き市場のDX化への追い風の中で、コロナ禍において事業構造変換のためのDX化が急務の顧客からの新規受注に加え、昨年度からの継続顧客からの再受注に注力しました。主にEC事業者等から、「医療系モール型EC」「小売系統サブスクリプションサービス」「デジタルチケット販売」「アパレル系EC」を受注しております。また外注費に関しては第4四半期へ向けて抑制を図りながら、その他経費の圧縮等に努め、既存顧客及び新規顧客からの受注は順調に推移しております。
その結果、当第3四半期累計期間における売上高は1,573,742千円(前年同四半期累計期間比17.6%増)、セグメント利益は390,889千円(前年同四半期累計期間比1.3%減)となりました。
② オンラインゲーム事業
オンラインゲーム事業においては、「パートナーゲーム開発」における継続案件の開発や「けものフレンズ3」を含めた各ゲームタイトルの運営による売上が順調に推移いたしました。第2四半期累計期間に発生した「けものフレンズ3」の運営移管に係るコストについては、当第3四半期会計期間には発生しなくなったことに加えて、運営体制の適正化により外注費等の抑制を図ることに努めました。「自社ゲーム開発」においては、新作「式姫Project」の開発に着手する一方で、利益率向上のため売上規模に応じた運営体制の見直しを図り、「アンノウンブライド」、「オーバーエクリプス」のサービスを終了することで経営資源の集中と再分配を行い、外注費の抑制に努めるとともに、既存タイトルであるゴエティアクロスの3周年イベントを実施する等により売上の底上げを図りました。「クリエイター派遣」においては、オンラインゲーム事業内において「けものフレンズ3」の運営へ人員を増加させた一方で、需要の増加に対応するため、登録型派遣を再開する等、売上の維持に努めました。
その結果、当第3四半期累計期間における売上高は1,919,361千円(前年同四半期累計期間比24.6%増)、セグメント利益は131,576千円(前年同四半期累計期間比3.0%増)となりました。
(資産)
当第3四半期会計期間末の資産合計は、2,397,707千円と前事業年度末に比べて317,852千円の増加となりました。
流動資産は73,387千円増加し、1,778,761千円となりました。これは主に、現金及び預金が18,789千円、仕掛品が49,509千円、それぞれ増加したことによるものです。
固定資産は244,464千円増加し、618,945千円となりました。これは主に、「けものフレンズ3」の運営移管等によるのれんが107,155千円、本社増床に伴う有形固定資産が29,057千円、差入保証金が55,670千円、投資その他の資産のその他が53,027千円、それぞれ増加したことによるものです。
当第3四半期会計期間末の負債合計は、565,489千円と前事業年度末に比べて19,502千円の増加となりました。
これは主に、外注費等の増加に伴う買掛金が84,001千円、従業員の増加による未払給与の増加に伴う未払金が26,374千円、その他の流動負債が44,141千円、それぞれ増加した一方、返済により借入金が34,805千円、未払消費税等が59,378千円、未払法人税等が40,530千円、それぞれ減少したことによるものです。
当第3四半期会計期間末の純資産合計は、1,832,217千円と前事業年度末に比べて298,349千円の増加となりました。これは、新株発行に伴い資本金及び資本準備金が247,145千円、利益剰余金が51,203千円、それぞれ増加したことによるものです。
当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は30,350千円です。なお、当第3四半期累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
該当事項はありません。