第三部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

 前記「第二部 組織再編成、株式交付又は公開買付けに関する情報 第2 統合財務情報」記載のとおりです。

 

2【沿革】

2021年2月19日

マーキュリアインベストメントは、同社の取締役会において、株主総会の承認を得られることを前提として、本株式移転による当社の設立を内容とする「株式移転計画書」の作成を決議いたしました。

2021年3月30日

マーキュリアインベストメントは、同社の定時株主総会において、単独株式移転の方法により当社を設立し、マーキュリアインベストメントがその完全子会社となることについて決議いたしました。

2021年7月1日(予定)

マーキュリアインベストメントが単独株式移転の方法により当社を設立する予定であります。当社の普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場する予定です。

 なお、当社の完全子会社となるマーキュリアインベストメント及びグループ各社の沿革につきましては、マーキュリアインベストメントが関東財務局長に提出した有価証券報告書(2021年3月30日提出)をご参照ください。

 

3【事業の内容】

 当社は、グループ会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する業務を行う予定であります。

 また、当社の完全子会社となるマーキュリアインベストメント及びグループ各社の事業の内容は以下のとおりであります。

・マーキュリアインベストメントグループは、マーキュリアインベストメント、連結子会社11社、非連結子会社18社、及び持分法非適用関連会社9社により構成されております。マーキュリアインベストメントグループは、国内外投資家の資金を投資事業組合等のファンドを通じて運用を行うファンド運用事業、自己資金の運用を行う自己投資事業を主たる業務としております。マーキュリアインベストメントグループの報告セグメントは投資運用事業の単一セグメントとなっておりますが、以下では投資運用事業を投資戦略ごとに分類して記載しております。マーキュリアインベストメントグループではクロスボーダー(国や地域を超えること、既存のビジネスの枠組みにとらわれずに挑戦すること)をコンセプトとした投資運用を行っており、投資対象の性質により事業投資と資産投資に大別されます。

① 成長投資戦略:[事業投資]

 マーキュリアインベストメントグループの成長投資戦略は、例えば伝統的な金融業と新たな技術の融合といった、既存のビジネスの枠組みにとらわれずに挑戦する事業への投資を行い、投資リターンをもたらしています。中でも主に次のような要素に着目しています。

・マクロ経済の成長に伴い需要の伸びが予想される新しいサービスの展開

・社会構造の変化に伴い変化が求められる既存産業における新たなビジネスモデル

・モノ造りに関する管理の技術やノウハウ等の日本の優れた特性を活かすことができる分野の海外市場への展開

 マーキュリアインベストメントグループでは、このような観点で主要プレーヤーとなりうる企業に対し、中長期的な視野による投資を行い、一時的な状況の変化に左右されない資金面、事業面等の分野での継続的なサポートを提供します。

 

② バリュー投資戦略:[事業投資][資産投資]

 バリュー投資とは理論的な価格より安く取引される事業・資産への投資です。金融法人、事業法人、個人といった様々な投資家の投資サイクル等の関係で、安定的な資産及び事業であっても理論的な価格よりも安い価格で取引されることがあります。マーキュリアインベストメントグループは、グループ会社のネットワークや役職員のネットワークを活用することでそのような機会を見つけ、ローン債権(流動化された貸付金)や不動産などキャッシュ・フローを伴う投資資産を中心にバリュー投資を行っております。

 

③ バイアウト投資戦略:[事業投資]

 バイアウト投資とは、企業への株式投資を行うことにより、経営に参画し、事業の拡大や再編、構造改革などにより企業価値の向上を目指す投資です。経営を改善することで企業価値の向上の余地のある企業を友好的に買収することにより、投資先経営陣と共に経営改革の推進、投資先企業の成長および企業価値向上を目指します。特にマーキュリアインベストメントグループでは、グループ会社のネットワークやリソースも活用した新たな成長シナリオを描くことで企業価値の向上を図ります。

 

④ 不動産投資戦略:[資産投資]

 マーキュリアインベストメントグループでは、地域毎に異なる経済発展レベルや経済環境に照らし合わせた不動産投資によりリスクに見合ったリターンが得られる不動産投資を目指しています。

 経済が成長局面にあるアジア地域においては、中国国内の個人消費の拡大とともに北京の貸オフィスビルへの需要が拡大することを見越し、北京市の中心的なオフィス街にあるオフィスビル2棟にいち早く投資を行いました。マーキュリアインベストメントグループでは、マーキュリアインベストメント子会社であるSpring Asset Management Limitedにおいて、香港証券取引所へ上場しているリート(不動産投資信託)であるSpring REITの管理運営を行うなどの実績を上げています。

 日本やその他の先進国においても、主にバリュー投資やキャッシュ・フロー投資戦略のアプローチも取り込んでおります。

 

⑤ キャッシュ・フロー投資戦略(CF投資戦略):[資産投資]

 社会インフラ関連、賃貸不動産など、安定的なキャッシュ・フロー収入が期待できる資産に対するファンド投資を通じ、一定のキャッシュ・フローをもたらす金融商品として投資家へ提供しています。安定したリターンの確保には、資産の種類だけでなく、資産管理体制も重要なファクターであり、マーキュリアインベストメントではそれぞれの分野でグローバルなフランチャイズや実績を持つパートナーと組み、投資機会の発掘や運用管理を行っています。

 キャッシュ・フロー投資戦略は、従前は不動産投資戦略と一体として取り組んで参りましたが、今後は国内外の投資家に対して安定運用機会を提供すべく、独立した戦略としてより強化していく分野となります。

 

 マーキュリアインベストメントグループの主な収益は以下のとおりです。

(1)ファンド運用事業

 マーキュリアインベストメントグループは、投資事業組合等のファンドを組成し、国内外投資家から資金調達、投資対象の発掘、投資対象への投資実行、投資対象のモニタリング、投資対象の売却等による投資回収等の管理運営業務を行うことでファンドより管理報酬を得ております。また、投資家に対する分配実績や投資家の投資採算等に応じてファンドより成功報酬を得ております。

 

(2)自己投資事業

 マーキュリアインベストメントグループは、主にマーキュリアインベストメントが管理運営を行うファンドに対して自己投資を実行し、当該ファンドにおける持分損益を得ております。また、自己投資対象からの配当や自己投資対象の売却による売却益を得ております。

 

[事業系統図]

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4【関係会社の状況】

 当社は新設会社ですので、本届出書提出日現在において関係会社はありませんが、当社の完全子会社となるマーキュリアインベストメントの関係会社の状況につきましては、前記「第二部 組織再編成、株式交付又は公開買付けに関する情報 第1 組織再編成、株式交付又は公開買付けの概要 1 組織再編成、株式交付又は公開買付けの目的等」記載の「2.提出会社の企業集団の概要及び当該企業集団における組織再編成対象会社と提出会社の企業集団の関係 (1)提出会社の企業集団の概要 ② 提出会社の企業集団の概要」をご参照ください。

 

5【従業員の状況】

(1)当社の状況

 当社は新設会社ですので、未定であります。

 

(2)連結会社の状況

 当社の完全子会社となるマーキュリアインベストメントの連結ベースの2020年12月31日現在の従業員の状況は以下のとおりであります。

2020年12月31日現在

 

セグメントの名称

従業員数(名)

全社(共通)

61

(-)

 (注)1.従業員数は就業人員(グループ外からマーキュリアインベストメントグループへの出向者を含む。)であり、使用人兼務役員は含まれております。臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.マーキュリアインベストメントグループは、単一セグメントであるため、全社(共通)としております。

 

(3)労働組合の状況

① 当社

 新設時点では該当事項はありません。

 

② 連結会社の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円滑に推移しており、特記すべき事項はありません。