第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

 

回次

第25期

第26期

第27期

第28期

第29期

決算年月

2020年5月

2021年5月

2022年5月

2023年5月

2024年5月

売上高

(千円)

3,193,801

2,985,190

3,509,022

4,235,205

5,175,491

経常利益

(千円)

298,315

336,305

359,359

436,931

547,145

親会社株主に帰属する
当期純利益

(千円)

205,248

223,916

240,167

266,735

341,062

包括利益

(千円)

203,678

229,351

243,694

267,920

345,870

純資産額

(千円)

809,598

1,002,514

2,078,501

2,289,696

2,574,644

総資産額

(千円)

1,828,974

1,875,815

3,004,251

3,221,969

3,905,647

1株当たり純資産額

(円)

146.43

181.32

319.59

351.80

390.60

1株当たり当期純利益

(円)

37.77

40.50

37.95

40.98

52.05

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

36.58

40.29

51.11

自己資本比率

(%)

44.3

53.4

69.2

71.1

65.9

自己資本利益率

(%)

30.5

24.7

15.6

12.2

14.0

株価収益率

(倍)

16.1

13.9

15.4

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

418,736

264,467

211,412

340,966

477,135

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

135,945

49,102

92,506

153,863

787,986

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

390,364

148,488

725,435

211,766

80,295

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,204,141

1,271,069

2,119,328

2,095,715

1,708,944

従業員数

(外、平均臨時雇用者数)

(名)

217

214

220

259

336

 

 

 

 

(50)

 

(注) 1.第25期及び第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であったことにより、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

2.第25期及び第26期の株価収益率は当社株式が非上場であったため記載しておりません。

3.従業員数は就業人員であります。第25期から第28期までの臨時雇用者数は従業員の総数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

4.当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式100株の割合で株式分割を行っており、また、2024年6月1日付で普通株式1株につき普通株式3株の割合で株式分割を行っております。第25期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第27期の期首から適用しており、第27期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第25期

第26期

第27期

第28期

第29期

決算年月

2020年5月

2021年5月

2022年5月

2023年5月

2024年5月

売上高

(千円)

2,961,046

2,796,001

3,272,653

3,703,944

3,867,023

経常利益

(千円)

301,027

320,301

337,592

490,968

576,963

当期純利益

(千円)

209,559

227,600

218,780

328,704

499,675

資本金

(千円)

100,000

100,000

305,113

306,017

318,977

発行済株式総数

(株)

2,000,000

2,000,000

2,167,900

2,169,500

2,197,200

純資産額

(千円)

694,648

886,192

1,936,364

2,208,343

2,627,294

総資産額

(千円)

1,705,719

1,753,547

2,841,543

3,002,518

3,806,648

1株当たり純資産額

(円)

125.64

160.28

297.73

339.30

398.59

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

19.77

24.00

27.00

40.00

50.00

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

38.57

41.16

34.57

50.51

76.26

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

33.33

49.66

74.88

自己資本比率

(%)

40.7

50.5

68.1

73.5

69.0

自己資本利益率

(%)

37.8

28.8

15.5

15.9

20.7

株価収益率

(倍)

17.7

11.3

10.5

配当性向

(%)

17.1

19.4

26.0

26.4

21.9

従業員数

(名)

203

202

194

201

213

株主総利回り

(%)

95.4

135.9

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(-)

(-)

(-)

(114.5)

(152.4)

最高株価

(円)

6,510

2,002

2,755

最低株価

(円)

1,375

1,500

1,653

 

(注) 1.第25期及び第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であったことにより、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

2.第25期及び第26期の株価収益率は当社株式が非上場であったため記載しておりません。

3.従業員数は就業人員であります。臨時雇用者は従業員の総数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

4.当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式100株の割合で株式分割を行っており、また、2024年6月1日付で普通株式1株につき普通株式3株の割合で株式分割を行っております。第25期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。なお、1株当たり配当額につきましては、当該株式分割前の実際の配当額を記載しております。

5.第25期から第27期の株主総利回り及び比較指標については、当社は2021年6月10日付で東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、記載しておりません。

6.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日までは東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであります。

  ただし、当社株式は2021年6月10日から東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場されており、それ以前の株価については該当がありません。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第27期の期首から適用しており、第27期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2 【沿革】

 当社は、当社の創業者である小林謙が、「テンダ」の社名にこめた「常に広い視野(extend)を持つ、最高の「advisory」であれ。「優しさ」(tenderness)は従業員の満足へ、そしてお客様、ひいては社会の発展へ。「がってんだ」の心意気で、お客様のニーズに向き合う。」を実現し、ソフトウェアサービス企業としてお客様にもっとも評価・支持される会社であり続けることを目指し、1995年6月に設立しました。

 当社の沿革は次のとおりであります。

年月

概要

1995年6月

システムエンジニアの社会的な需要が高まる中、システムエンジニアによる情報処理サービス、情報システムの企画設計を目的として、東京都豊島区に株式会社テンダを設立。

2006年6月

一般労働者派遣事業の認可取得。

2006年10月

プライバシーマークの認証取得。

2007年2月

中国北京市に、北京天達楽恵軟件有限公司を設立。

2008年3月

マニュアル&シミュレーションコンテンツ作成ソフト「Dojo」を販売開始。

2008年7月

米国Unify Corporationが開発・販売するソフトウエア製品の日本国内における販売、教育、技術サポートを目的として、ユニファイジャパン株式会社を子会社化。

2009年9月

本店を東京都豊島区西池袋一丁目11番1号に移転。

2010年5月

有料職業紹介事業の認可取得。

2011年3月

中国大連市に、大連天達科技有限公司を設立(現連結子会社)。

2011年10月

株式会社テンダが株式会社テンダホールディングスを株式移転により純粋持株会社として設立、株式会社テンダ及びグループ各社を子会社とする持株会社体制へ移行。

2012年7月

株式会社テンダがカードソーシャルゲーム開発・運用の開始(現ゲームコンテンツ事業)。

2013年1月

北京天達楽恵軟件有限公司の清算結了。

2013年3月

株式会社テンダが宮城県仙台市に仙台支店(現東北支店)開設。

2013年8月

株式会社テンダがORICON NEXT株式会社(現株式会社oricon ME)との協業により、 ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」を各ゲーム配信プラットフォームにて配信開始。

2013年11月

企画、制作、セールスプロモーション業務の強化を目的としてアイデアビューロー株式会社を子会社化(現連結子会社)。

2014年8月

株式会社テンダが電気通信事業者の認可取得。

2014年12月

株式会社テンダがORICON NEXT株式会社(現株式会社oricon ME)から、ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」の著作物及び著作権を譲り受ける。

2015年11月

株式会社テンダがビジネス向けプロダクトをクラウドに集約したインテグレーションサービス「TEんTOシリーズ」を販売開始。

2016年6月

株式会社テンダが株式会社テンダホールディングスを吸収合併。

2018年12月

RPAを低コスト、且つ自社で実現することができるRPA導入時の課題解決ソリューションプラットフォーム「D-Analyzer」を販売開始。

2019年4月

システムの操作手順を画面上でナビゲーション表示する「分かり易さ」を追求したマニュアルソリューションサービス「Dojo Sero」(現「Dojoナビ」)を販売開始。

2019年10月

本店を東京都豊島区東池袋三丁目1番1号に移転。

2020年12月

株式会社テンダがユニファイジャパン株式会社を吸収合併。

2021年6月

株式会社テンダが東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場。

2021年11月

スマートフォンで簡単にマニュアル作成・共有ができるクラウドサービス「Dojoウェブマニュアル」を販売開始。

2022年4月

2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

 

 

年月

概要

2022年7月

本店を東京都豊島区西池袋一丁目11番1号に移転、東北支店を宮城県仙台市宮城野区榴岡一丁目1番1号に移転、東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号に支店を設置し、本社機能を渋谷支店に移転。

2022年7月

IT、DXエンジニア動員力、顧客基盤の強化を目的として、三友テクノロジー株式会社を子会社化。

2022年12月

ゲームコンテンツ事業のビジネスモデルの強化を目的として、有限会社熱中日和を子会社化。

2023年5月

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証の適用範囲を拡大。

2023年8月

有限会社熱中日和から株式会社テンダゲームスへ商号を変更。

2023年9月

株式会社テンダがアイデアビューロー株式会社を吸収合併。

2023年9月

株式会社テンダゲームスが、株式会社テンダより、吸収分割によりゲームコンテンツ事業を承継。

2023年12月

エンジニアリングサービスにおける技術力、顧客基盤の強化を目的として、リーサコンサルティング株式会社を子会社化。

2023年12月

ゲームコンテンツ事業におけるゲームエフェクト、VFX技術の獲得を目的として、株式会社Skyartsを子会社化。

2024年1月

2024年1月 ゲームコンテンツ事業におけるIP(知的財産)を用いたビジネス獲得を目的として、株式会社X-VERSE PLUSを子会社化。

2024年2月

経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を株式会社テンダが取得。

2024年3月

株式会社テンダゲームスが株式会社X-VERSE PLUSを吸収合併。

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「人と社会を豊かにする」をミッションとし、「ITサービスで人と社会の価値を創造する」をビジョンとして、請負を中心にWebシステムやそれに関わるWebサイト(ホームページや商業目的として利用されるWebページ等の総称)/アプリケーションの開発・保守・運用、及びビジネスプロダクト(製品)の提供、ゲームコンテンツの企画・開発及び運用保守を主な事業として取り組んでおります。

当社グループは、当社、連結子会社(大連天達科技有限公司、三友テクノロジー株式会社、株式会社テンダゲームス、リーサコンサルティング株式会社、株式会社Skyarts)の計6社で構成されており、当社グループの事業における当社及び当社の関係会社の位置付け、セグメントとの関連は、次のとおりであります。

 

(1) ITソリューション事業

 ITによる顧客企業の業務やワークフローの改善・改革をトータルにサポートし、顧客企業のワークスタイル変革を推進するためのシステム開発、保守、技術者支援に関するトータルサービスを提供しております。

 具体的には、ECショップ、会員サイト、プロモーションサイトなど、顧客企業とお客様との重要な接点となるWebサイトの構築から、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進需要をにらんだ組織編制、AI/生成AIといった最先端技術の活用・実装、ノーコード・ローコード(注1)に見られるようなIT開発の進展をビジネスチャンスととらえ、顧客の業務改善にとことん伴走するサービス提供を目指し、プロジェクト単位の技術支援、開発支援を行うサービス)を手掛けており、開発から保守・運営まで一気通貫で対応することが可能となっております。

当社グループは、2001年以降モバイル事業に取り組み、これまでに1,000件以上のシステム(Webサイト/アプリ)の開発実績に裏付けられた知見から従来の請負開発のみならず、多数の国内LAMP(注2)エンジニアを中心としたアジャイル型開発手法(注3)を積極的に取り入れております。さらに顧客企業の状況に応じて必要な人材を必要な期間だけ契約するラボ型開発(非常駐型準委任契約による開発)『テンダラボ』により、顧客企業のご要望に柔軟かつスピーディーに対応できるだけでなく、システムソリューションの提供に留まらない、仕組みから大きく変える業務改善を提案し、ワンストップで提供できることが強みです。

本サービスは主として顧客企業又は一次請け企業との請負契約により収益が発生しますが、開発だけでなく保守・運用サービスもセットで提供することにより、収益の安定化を図っております。

なお、本サービスは当社、三友テクノロジー株式会社及びリーサコンサルティング株式会社が提供しております。

 

(注1)ホワイトカラーの単純な定型作業(デスクワーク)を、AIなどの技術を用いて自動化する概念。

(注2)オープンソースソフトウェアの組み合わせを指し、具体的にはOSのLinux、WebサーバーのApache、データベースのMySQL、プログラミングのPerl、PHP、Pythonを指す。

(注3)仕様や設計の変更が当然あるという前提に立ち、初めから厳密な仕様は決めず、おおよその仕様だけで細かいイテレーション(反復)開発を開始し、小単位での「実装→テスト実行」を繰り返し、徐々に開発を進めていく手法。

 

(2) ビジネスプロダクト事業 

「ホワイトカラーの業務効率化」をコンセプトに、パソコン・スマートフォン等でのマニュアル自動作成が可能な「Dojo」(ドージョー)、「Dojoウェブマニュアル」、ノーコードシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ」をはじめとした、AI(Artificial Intelligence・人工知能)やクラウドを活用したプロダクトなどの企画・開発・販売を行っております。

顧客の声を反映しご満足いただけるサービスを理想として、製品企画、製品開発、クオリティアシュアランス、デザイン、マーケティング、販売促進、プロモーション、カスタマーサポートを、主に当社グループ内(当社及び大連天達科技有限公司)で行える体制を整えていることが特徴です。

なお、本サービスはソフトウェアの導入から、操作指導や製品を用いたマニュアル作成業務などの保守・運用サービスを行うことで、導入後も収益を獲得できるモデルとなっております。

 

主な製品サービスは以下のとおりであります。

a. マニュアル自動作成ソフト「Dojo」

パソコン上のすべての操作を、自動でマニュアル化するマニュアルソリューションです。業務上のシステム操作・手順を、自動で操作対象画面・操作手順の説明文として自動作成し、電子文書媒体に出力します。2008年にリリース後、累計導入企業は3,000社以上となっており、2009年には公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が主催し、経済産業省中小企業庁及び中小企業基盤整備機構が後援する「中小企業優秀新技術・新製品賞」にて「優秀賞」を受賞しております。

b. ノーコードシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ」

「Dojo」の上位製品として2019年にリリースした、システムの操作手順を実画面上でナビゲーション表示する「わかりやすさ」を追求したマニュアルソリューションです。操作手順をリアルタイムに実画面上に表示する「ナビゲーション機能」と、実システムにメモが自由自在に貼れる「ふせん機能」で運用ルールの共有・浸透、早期習熟を支援します。

本製品につきましては、2019年8月7日に特許取得をしております。

また、2021年4月7日には、「中小企業優秀新技術・新製品賞」にて新設されたソフトウェア部門の最上位の賞である「中小企業基盤整備機構理事長賞」を受賞しております。

c. マルチデバイスマニュアル作成・管理システム「Dojoウェブマニュアル」

2021年にリリースした、スマートフォンやタブレットで簡単に現場マニュアルが作成・共有できるクラウドソリューションです。日本語だけでなく英語、中国語、韓国語、ベトナム語等18の言語に対応し、紙マニュアル削減や教育に効果的な動画マニュアル作成、属人化防止に向けた標準作業共有など幅広い分野で、業務効率化・DX推進が行えます。

 

(3) ゲームコンテンツ事業

 2001年よりソーシャルゲーム(注1)をはじめとしたコンテンツの制作・運用を開始し、2014年からは蓄積された企画、開発、運用ノウハウを活かし、コンテンツプロバイダーとして自社ゲームの提供、2023年からはソーシャルゲームプラットフォーム事業者へのコンサルティングを行っております。自社ゲームは国内プラットフォーム運営事業者の運営するプラットフォーム上、又はプラットフォームを介してユーザーに無料で提供され、アイテムを購入する際に課金が行われる課金型のビジネスモデルを採用しております。主な自社ゲームタイトルは「ヴァンパイア†ブラッド」であります。

 また、家庭用ゲーム機・PC・スマートフォン他すべてのプラットフォームに向けて、受託開発を行っております。ゲームにおけるシナリオの開発力、Unreal Engine、Unity等のゲームエンジン(注2)の活用に強みがあり、企画提案から仕様作成・シナリオ作成・プログラム・グラフィック・サウンドを、ワンストップで提供可能です。

なお、本サービスは株式会社テンダゲームス及び株式会社Skyartsが提供しております。

2023年12月の株式会社Skyartsの子会社化により、従来当社グループが保有するゲームの長期運営ノウハウとデベロッパー機能に、特徴ある技術領域(ゲームエフェクト・VFX分野)が取り込まれ、企画デザイン、システム構築・運用、ユーザーサポート、プロモーション、分析までワンストップで実現することを可能としております。

さらに、2024年1月の株式会社X-VERSE PLUSの子会社化により、株式会社テンダゲームスが展開してまいりましたゲーム開発・運営などの事業領域にIP(知的財産)を用いたビジネスが付加価値として融合され、新たな価値と体験を創出すると共に、世界に楽しみや感動を届けることも視野に入りました。

 

(注1)ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をプラットフォームにしたゲームコンテンツの総称。

(注2)コンピュータゲームのソフトウェアにおいて、共通して用いられる主要な処理を代行し効率化するソフトウェアの総称

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

大連天達科技有限公司

中国大連市

1,583,220元

ビジネスプロダクト事業

100.0

役員の兼任2名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

三友テクノロジー株式会社

東京都新宿区

21,500千円

ITソリューション事業

100.0

役員の兼任1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社テンダゲームス(注)

東京都豊島区

50,000千円

ゲームコンテンツ事業

100.0

役員の兼任3名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

リーサコンサルティング株式会社

東京都渋谷区

10,000千円

ITソリューション事業

100.0

役員の兼任3名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社Skyarts

東京都新宿区

3,000千円

ゲームコンテンツ事業

100.0

役員の兼任2名

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.特定子会社であります。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.上記のほか、当社は非連結子会社1社を有しておりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

 

2024年5月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ITソリューション事業

199

(24)

ビジネスプロダクト事業

46

(1)

ゲームコンテンツ事業

49

(22)

全社(共通)

42

(3)

合計

336

(50)

 

(注)1.従業員数は正社員の就業人員であります。臨時雇用者(契約社員)は、()内に外数で記載しております。

2.全社(共通)は、人事、経理等の管理部門の従業員であります。

3.従業員数が前連結会計年度末に比べて77名増加した主な要因は、リーサコンサルティング株式会社、株式会社X-VERSE PLUS及び株式会社Skyartsをそれぞれ連結子会社化したためであります。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

2024年5月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

213

35.9

5.6

5,217

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

ITソリューション事業

136

ビジネスプロダクト事業

35

全社(共通)

42

合計

213

 

(注)1.従業員数は就業人員であります。臨時雇用者は従業員の総数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 

3.全社(共通)は、人事、経理等の管理部門の従業員であります。

 

(3) 労働組合の状況

 当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満であり、特記すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 提出会社及び連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。