第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び連結子会社(以下「当社グループ」という。)が判断したものであります。

 

(1) 経営の基本方針

当社は、2021年10月1日に、株式会社十六銀行(以下「十六銀行」という。)の単独株式移転により設立されました。

当社グループは、グループ経営理念を以下のとおりとし、新たなグループ経営体制のもと、グループの総合力を発揮し、お客さまや地域の課題解決に取り組むことで、地域の持続的な成長に貢献してまいります。

〔グループ経営理念〕

「グループ経営理念」は、十六銀行の基本理念を受け継ぎ、十六フィナンシャルグループにおける基本的な精神として、全役職員の活動のよりどころとするものであり、「私たちの使命」、「私たちのめざす姿」、「私たちの価値観」で構成しております。また、これを実践していくための役職員の具体的な行動を「私たちの行動基軸」としております。

なお、経営環境に関する現状認識については、「(4) 対処すべき課題」に記載しております。


 

(2) 中長期的な経営戦略

当社グループは、2021年10月よりスタートさせた「第1次経営計画」(計画期間:2021年10月~2023年3月)において、グループ全役職員の意識改革・行動改革をはかるとともに、十六銀行の厚い顧客基盤や情報、ネットワークを最大限に活用し、3つの経営戦略「マーケットインアプローチ戦略」、「DX戦略」、「地域コミット戦略」に取り組み、グループシナジーを最大化することで、「ともに地域の未来を創造し、ともに持続的な成長を遂げる総合金融グループ」を目指してまいります。

 

<経営戦略>

〇マーケットインアプローチ戦略 ~課題解決力のさらなる発揮~

マーケットインの発想をもとに、グループの経営資源を結集しコンサルティング機能を発揮するとともに、課題解決に向けた多様なソリューションを提供することで、お客さまや地域との共通価値を創造してまいります。

 

〇DX戦略 ~快適性・生産性の向上~

グループ内外のアライアンス等によりデジタル技術やデータを利活用し、お客さまへのアプローチを行うとともに、業務のデジタル化の加速により活動時間を創出することで、役職員の付加価値の高い活動につなげてまいります。

 

〇地域コミット戦略 ~地域のトータルデザイン~

持続可能な社会の実現に向けて、グループ全役職員によるSDGs・地域創生への取組みを深化させるとともに、事業領域の拡大により営業基盤である岐阜県・愛知県の地域活性化のための中心的役割を発揮してまいります。

 

(3) 目標とする経営指標

① 中長期的な経営目標

当社は、2021年10月よりスタートさせた「第1次経営計画」(計画期間:2021年10月~2023年3月)では、2022年度において、以下の計数目標を設定し、これらに全力で取り組んでおります。グループシナジーを最大限に発揮するなかで、健全性、効率性の向上に努めるとともに、預貸金ビジネス以外の拡大により、収益性を高めてまいります。

<目標とする経営指標及び2021年度の実績>

<計数目標2022年度>

項 目

目 標

2021年度実績

連結当期純利益

160億円以上

171億円

連結自己資本比率

10%以上

10.52%

連結修正OHR

65%以下

58.87%

連結非金利収益比率※

30%以上

30.53%

 

※連結ベースにおける「コア業務粗利益」のうち、「役務取引等利益」及び「国債等債券損益を除いたその他業務利益」が占める割合。

<長期的に目指す指標>

項 目

指 標

2021年度実績

連結ROE

5%以上

4.36%

 

 

 

② 第1次経営計画の達成状況

2021年度は、連結当期純利益について、2022年度の160億円以上の目標に対し171億円、連結自己資本比率について、10%以上の目標に対し10.52%、連結修正OHRについて、65%以下の目標に対し58.87%、連結非金利収益比率について、30%以上の目標に対して30.53%の実績となりました。

また、長期的に目指す指標である連結ROEについては、5%以上とする目標に対し2021年度は4.36%の実績となりました。

グループの総合力を発揮するなか、お取引先の資金繰り支援や本業支援をはじめとしたコロナ禍における幅広い支援、付加価値の高いコンサルティング活動、生産性の向上と成長分野への経営資源の投下など、経営戦略を着実に遂行したことが実績につながっていると考えており、今後も目標とする経営指標の達成に向けて、第1次経営計画の諸施策に取り組んでまいります。

 

 


 

(4) 対処すべき課題

新型コロナウイルス感染症は未だ収束に至っておらず、感染拡大の防止に向けて様々な活動が制約を受け、その影響は広範かつ長期にわたっております。また、先行きについては、ウクライナ情勢等による不透明感がみられる中で、金融資本市場の変動や原材料価格の上昇、供給面での制約等による下振れリスクに十分注意する必要があります。

さらには、地域経済は、人口減少や高齢化の進行と産業構造の変化や事業承継・後継者問題を背景とする企業数の減少により、将来的な市場規模の縮小が懸念されております。

こうした環境のもとで、当社グループがこれからも地域にあり続け、地域とともに成長していくためには、当社グループが地域とひとつになり、主体的に貢献する意欲と姿勢をもって行動することが求められています。従来からの資金繰り支援に加え、グループの経営資源を結集してコンサルティング機能を発揮するとともに、課題解決に向けた多様なソリューションを提供することで、地域の持続的な成長に貢献してまいります。

また、当社グループは、2021年10月から「第1次経営計画」をスタートさせました。

本計画にて掲げる「事業領域の拡大」と「多様化するニーズへの対応」を成長ドライバーとする3つの経営戦略を実践していくことで、「ともに地域の未来を創造し、ともに持続的な成長を遂げる総合金融グループ」を目指してまいります。

第1次経営計画とともに「十六フィナンシャルグループSDGs宣言」を制定、2022年4月には「サステナビリティ統括室」と、取締役社長を議長とする「サステナビリティ会議」を設置しました。同会議は原則として3か月に1回以上開催し、気候変動をはじめとするサステナビリティに関する重要事項について議論しております。また、その内容については、取締役会へ年1回以上定期的に報告を行い、適切に監督される体制を整備するなど、サステナビリティを巡る課題へ適切に対応することでその取り組みを充実させ、持続可能な社会の実現を目指しております。

当社グループは、グループ経営理念に掲げる、「お客さま・地域の成長と豊かさの実現」を果たしつつ、企業価値の向上をはかることで、お客さま、株主のみなさまをはじめとする全てのステークホルダーの方々のご期待にお応えしてまいります。

 

 

 

2 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

(1) トップリスクの認識

当社グループでは、蓋然性及び影響度の観点から「今後約1年以内に、事業戦略に支障をきたし収益力を低下させるなど、財政状態、経営成績に重大な影響をもたらす可能性があるリスク事象」をトップリスクとして選定し、あらかじめ必要な対策を講じてリスクを制御するとともに、リスクが顕在化した場合にも機動的に対応可能とする管理に努めています。

2022年3月の取締役会にて選定したトップリスクは以下のとおりです。

リスク事象

リスクシナリオ(例)

覇権主義の強まりによる世界経済・金融環境の悪化

・ウクライナ情勢、台湾問題、米中対立等覇権主義的行動を発端とする世界経済の悪化、資金需要の低迷、与信先の業況悪化

・超低金利政策の継続による預貸金収益の圧迫

・営業基盤とする岐阜県、愛知県の経済情勢悪化による収益機会減少、与信関係費用増加

米国のインフレ継続・金利政策

・FRBによる金融政策正常化、金利引上げを契機とする有価証券評価損益悪化等の市場変動リスク(与党民主党は今秋の中間選挙を意識し、国民の支持回復のためにインフレ抑制をはかるべく、FRBに金利引上げ圧力をかける)

気候変動に関するリスク

・異常気象、気候変動、脱炭素対応への遅れ等による与信先の業績悪化、ビジネスモデルの陳腐化

新型コロナウイルス感染症拡大による影響

・コロナ禍の継続による経済活動の停滞長期化

・業務継続態勢維持への支障

大規模災害の発生

・南海トラフ地震等による当社グループの業務継続困難、地域経済の混乱等による与信先の業績悪化に伴う当社グループの財政状態への影響

サイバー攻撃

・顧客情報の流出やサービスの停止による機能停止、多額の補償金や損失の発生

DXの急激な進展

・他業態のさらなる参入、代替サービスの登場による競争激化、デジタルサービス導入の遅れ等による競争力の低下に伴う顧客離れ

与信に関するリスク

・不動産等与信集中業種における信用悪化に伴う与信関係費用増加

・大口与信先の業績悪化、倒産に伴う多額の与信関係費用発生

・地域産業が業態転換による時代への適合等をできず衰退し、与信関係費用が増加

人的リスク

・経営者の事故発生による会社の持続的成長、ビジネス戦略への影響、職場統制混乱

・役職員の不祥事発生による金融庁による業務停止命令などの行政処分、マスコミ報道等による信用失墜、顧客離れ

・人材の教育不足、流出等による生産性の低下、専門的業務の継続困難

反社会的勢力への対応及びマネロン対策の不備

・反社会的勢力との取引発生による信用失墜

・マネロン対応不備、各種外為法令違反による業務停止命令等の処分や課徴金等の支払い及び評判の悪化

「お客さま本位の業務運営に関する方針」の不徹底

・お客さま本位の業務運営が不十分であることによる顧客離れ、金融庁による業務停止命令などの行政処分

 

当社及び当社グループの事業その他に関するリスクについて、上記トップリスクに係る分析を踏まえ、株主・投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、株主・投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項は、株主・投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

 

(2) 外部環境等に関するリスク

自然災害の激甚化、新型インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症の流行・収束までの期間の長期化に起因するリスクやサイバー攻撃に対するリスクも高まっており、これら外的要因によるリスクへの対応としてそれぞれにリスク事案を想定した業務継続計画を策定し、初動対応訓練を適宜実施しておりますが、不測の事態が発生した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があり、さらには社会的評価の低下を招く可能性があります。

 

業務継続計画で
想定する不測の事態

影響

大規模地震や台風等の

自然災害

・営業店等施設の損壊による業務停止、修復費用の発生

・役職員の罹災による就労困難

・株価・債券価格の下落

・取引先の倒産や延滞が増加 等

感染症の流行・収束の

長期化

・役職員の感染症罹患による就労困難

・株価・債券価格の下落

・取引先の倒産や延滞が増加 等

サイバー攻撃

・個人情報の流出による補償、信用失墜

・不正操作によるデータの改ざん、資金流出

・システム障害による業務停止、それに付随した補償費用支払及び信用失墜 等

外部委託先に起因するシステム運用に関する障害

・個人情報の流出による補償、信用失墜

・不正操作によるデータの改ざん、資金流出

・システム障害による業務停止、それに付随した補償費用支払及び信用失墜 等

 

① 新型コロナウイルス感染症の影響に伴うリスク

新型コロナウイルス感染症については、業務の遂行に重大な影響を及ぼす新感染症の流行を想定して制定した「新型インフルエンザ等対応計画書」に基づき、必要に応じ緊急時対策本部を設置しリモートワークや分散業務体制を構築するなど、感染拡大防止並びに生活の維持や事業の継続に不可欠な重要業務の継続を両立させるため対応しておりますが、感染の拡大や収束までの期間の長期化により以下のような事態が想定され、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

・金融市場の動揺を招いた場合は、保有する有価証券価格の下落リスクが高まる可能性があります。

・取引先の企業活動に影響が及んだ場合は、信用リスクが高まる可能性があります。とりわけ営業地区内の主要産業である自動車、航空機、また主要な営業基盤である岐阜県内の観光業・サービス業などへの影響が大きく、与信関係費用の増加につながる可能性があります。

・当社グループの役職員が多数罹患した場合は、業務が停滞する可能性があります。

② 気候変動に関するリスク

気候変動に伴う自然災害や異常気象は経済活動に様々な影響を及ぼし、取引先が実施する気候変動対策は取引先の企業価値を左右する重要な要素となるとともに、その対応次第では当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、脱炭素社会の実現に向けた規制強化等により、当社グループの資産ポートフォリオの管理・運営に影響を及ぼす可能性があります。

なお、当社グループは、金融安定理事会によって設立された気候関連財務情報開示タスクフォースが策定した気候関連財務情報開示に関する提言への賛同を表明し、同提言に沿った態勢整備及び情報開示に取り組んでおりますが、気候変動に関するリスクへの取組みや情報開示が不十分であると見做されたり、社会に対する責任を十分に果たしていないと見做された場合などには、当社グループの企業価値の棄損に繋がるおそれがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(3) 銀行業務固有のリスク

① 信用リスク

信用リスクとは、与信先の財務状況の悪化等により、資産の価値が減少ないし消失し、当社グループが損失を被るリスクをいいます。その主な内容及び対応は以下のとおりであります。

 

リスクの内容

対応

(イ)不良債権の増加

当社グループは、地方公共団体、一般事業先及び個人などに対して融資並びに保証業務を行っております。これら業務については、信用リスク管理を適切に行っておりますが、国内・海外の景気動向、当社グループの営業地域における景気動向、不動産市況、取引先の経営状況及び経済環境の変動等によっては、不良債権及び与信関係費用が増加する可能性があり、その結果、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

・統一的な尺度であるVaR(Value at Risk)※を用いて、その値をリスク量として月次で計測し、計測したリスク量が自己資本の範囲内に収まるようリスク管理体制を整備し業務運営を行っております。

・信用格付と業種にもとづき個社別の与信限度額を設定しております。

・業種別総与信額ガイドラインにより、相対的にリスクが高い業種について総与信額上限をガイドラインとして設定しております。

 

 

※VaR計測の前提

統計手法

モンテカルロ・シミュレーション法

信頼区間

99%

保有期間

1年

測定頻度

月次

 

 

(ロ)貸倒引当金の増加

当社グループは、自己査定基準に基づき貸出金等の資産査定を行い、債務者区分に応じて必要と認める額を貸倒引当金として計上しておりますが、経済状態全般の悪化により、設定した前提及び見積りの変更、担保価値の下落、またはその他の予期せぬ理由により貸倒引当金の積み増しを余儀なくされるおそれがあり、その結果、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

なお、当社グループの経営理念、経営戦略・方針、内部管理態勢、融資方針やリスク管理等を踏まえ認識した信用リスクをより適確に反映するため、新たな見積り方法を適用した場合、貸倒引当金を積み増す可能性があります。

(ハ)貸出先の信用不安

当社グループは、取引先に債務不履行等が発生した際、法的な権利の実行によらず、私的整理による再建に経済合理性が認められると判断される場合には、取引先に対して債権放棄、または追加貸出などを行って支援を継続する場合もあり得ます。その結果、与信関係費用が増加し、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ニ)担保価値の下落

当社グループは、与信の安全性を確保するために、取引先の不動産や有価証券に担保権を設定することがありますが、不動産市況の低迷や有価証券価格の下落等により、担保処分時において、当初の想定どおりに不動産もしくは有価証券を処分できない可能性があります。その結果、与信関係費用が増加し、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ホ)特定の取引先等への貸出の集中

特定の取引先に与信が集中し、当該大口与信先の信用状況が悪化した場合には、与信関係費用が増加し、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ヘ)特定業種への貸出の集中

業界動向の影響を受けることにより、当該業種に属する企業の財政状態が悪化する場合には、与信関係費用が増加し、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ト)地域経済の動向からの影響

当社グループは岐阜県及び愛知県を主な営業基盤としています。そのため、地域経済が悪化した場合には、取引先の信用状況の悪化等により、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

② 市場リスク

市場リスクとは、金利、為替及び株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産及び負債の価値が変動し損失を被るリスク並びに資産及び負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクをいいます。その主な内容及び対応は以下のとおりであります。

 

リスクの内容

対応

(イ)預貸金等の金利変動リスク

預金や市場からの資金調達と貸出金等による資金運用に適用される金利は、取引の契約時点、あるいは契約後の予め定められた金利更改時点の約定期間別の市場金利を基準に決定されます。したがって、十六銀行の資金調達・運用の期間毎の残高構成によっては、市場金利の変動要因が当社グループの収益にとってマイナスに作用する可能性があります。

・統一的な尺度であるVaR(Value at Risk)※を用いて、その値をリスク量として日次もしくは月次で計測し、計測したリスク量が自己資本の範囲内に収まるよう有価証券の残高や損失額に限度額を設定しております。

・市場リスクを適切に管理するための組織体制を整備し、定期的なモニタリングを通じて業務運営を行っております。

 

※VaR計測の前提

統計手法

分散共分散法

信頼区間

99%

保有期間

金利変動
リスク

6か月

価格変動
リスク

10営業日または6か月

測定頻度

金利変動
リスク

月次

価格変動
リスク

日次

 

(ロ)有価証券の価格変動リスク

当社グループは、有価証券運用業務を行っており、金利、株価、為替の変動等により損失を被るリスクに晒されております。

 

リスク・シナリオ

影響

国内または海外の市場金利が上昇した場合

保有する国債をはじめとする債券ポートフォリオの価値が減少

株価が大幅に下落した場合

保有する株式ポートフォリオに減損または評価損が発生

為替が円高になった場合

外貨建資産が減価

 

上記いずれの場合も、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ハ)デリバティブ取引

十六銀行は取引先のニーズにお応えするほか、十六銀行の資産・負債の金利リスク等のヘッジ、または一定の限度額範囲で収益獲得を目的としたトレーディング取引等のため、デリバティブ取引を利用しております。ただし、相場の変動あるいは取引の相手方が倒産などにより契約通りに取引を履行できなくなった場合には、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

③ 流動性リスク

流動性リスクとは、運用と調達に絡み正常な取引を履行できないリスクをいいます。その主な内容及び対応は以下のとおりであります。

 

リスクの内容

対応

(イ)資金繰りリスク

運用と調達の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被る可能性があります。

・定期的に金融危機などを想定したシナリオをもとに流動性のストレステストを実施しております。

・資金の出し手に対し、定期的に資金調達枠を確認しております。

(ロ)市場流動性リスク

市場の混乱等により市場において取引ができなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされたりすることにより損失を被る可能性があります。

 

 

 

④ 自己資本に係るリスク
(イ) 自己資本比率規制

当社は、連結自己資本比率を「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第20号)に定められた国内基準である4%以上に維持しなければなりません。また、十六銀行は、連結自己資本比率及び単体自己資本比率を「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた国内基準である4%以上に維持しなければなりません。これらの自己資本比率が基準である4%を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部または一部の停止等を含む様々な命令を受けることとなります。

本項に記載した様々なリスク要因の不利益な展開に伴い自己資本が毀損した場合、自己資本比率の基準及び算定方法が変更された場合には、連結・単体の自己資本比率に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(ロ) バーゼルⅢ最終化

バーゼル銀行監督委員会は2017年12月に「バーゼルⅢ:金融危機後の改革最終化」を公表いたしました。同文書には、信用リスク・アセットの計測方法の見直し、オペレーショナル・リスクの計測方法の見直し、資本フロアの導入等が含まれており、本邦では2023年3月からの実施が予定されております。当社は、内部モデルを採用しない国内基準銀行持株会社であり、2025年3月末から適用可能となる予定が示されていますが、こうした自己資本比率規制の強化により、当社の自己資本比率が現行水準より低下する可能性があります。

 

 

(4) 業務運営に関するリスク

① オペレーショナル・リスク

オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員等の活動もしくはシステムが不適切であること、または外生的な事象(自然災害や外部からの不正等)により損失を被るリスクをいいます。その主な内容及び対応は以下のとおりであります。

 

リスクの内容

対応

(イ)事務リスク

当社グループの役職員等が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより、業務もしくは風評上に悪影響を及ぼす可能性があります。

・オペレーショナル・リスクを適切に管理するための組織体制及び諸規程を整備し、統制自己評価(CSA(Control Self Assessment))により、業務に潜在するリスクを評価し、リスクの高い業務を対象に改善検討を行っております。

・システムの安定稼動の維持に努めるとともに、コンピュータシステムの事故・故障等の発生、あるいはコンピュータシステムの不正使用やサイバー攻撃その他の不正アクセス、コンピュータウイルスの感染等による異例事案が発生した場合に備えて、コンピュータシステム障害・異例時の対策に関する規程の整備やバックアップ体制の充実、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の活動等を実施しております。

 

CSIRTとは、コンピュータやネットワーク(特にインターネット)上で何らかの問題(主にセキュリティ上の問題)が起きていないかどうか監視すると共に、万が一問題が発生した場合にその原因解析や影響範囲の調査を行ったりする組織の総称をいいます。

 

 

・人材の育成や教育・研修活動を通じて法令等遵守意識の醸成に努めております。

・業務継続計画を策定し、初動対応訓練を適宜実施して備えております。

(ロ)システムリスク

当社グループは勘定系システムをはじめ、様々なコンピュータシステムに業務の多くの部分を依存しています。異例事案が生じた場合、その程度によっては、業務の停止及びそれに伴う損害賠償の負担、その他の損失や追加負担費用が発生する可能性、当社グループの信用や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染等のリスクに対処するための対策や、厳格化する関連規制への対応には、多額のコストを要することや当社グループの事業上の制約となる可能性があり、当社グループの業務の遂行や経営成績に悪影響を及ぼすおそれがあります。

(ハ)法務リスク

当社グループの役職員等の業務上における顧客に対する過失等による義務違反、不適切なビジネス慣行及びマーケット慣行から生じる損失及び損害(和解、あっせん、調停並びに仲裁等により生ずる罰金、違約金及び損害賠償金等を含む。)が発生した場合には、業務の遂行や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ニ)人的リスク

当社グループにおける人事運営上の不公平及び不公正(報酬、手当または解雇等の問題)または差別的行為(セクシャルハラスメント等)から生じる損失及び損害が発生した場合には、業務の遂行や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ホ)有形資産リスク

当社グループの店舗、事務所、電算センター等の施設は、常に地震や台風等の災害その他の事象による損害を被るリスクに晒されております。災害その他の事象から生じる土地、建物及び設備等の有形資産の毀損及び損害が発生した場合には、業務の遂行や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ヘ)風評リスク

銀行業界または当社グループに関するネガティブな報道やインターネット等を通じた悪質な風評の流布が発生した場合には、これらが正確な事実に基づいたものか否かにかかわらず、当社グループの経営成績及び株価に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ト)外生的な事象によるリスク

「(2)外部環境等に関するリスク」をご参照下さい。

 

 

 

② 財務に関するリスク
(イ) 税効果会計

現時点の会計基準に基づき、将来実現すると見込まれる税務上の便益を繰延税金資産として計上しておりますが、繰延税金資産が会計上の判断または何らかの制約により減額された場合には、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ロ) 固定資産の減損会計に関するリスク

固定資産の減損に係る会計基準または適用指針が変更された場合、あるいは保有する固定資産に損失が発生した場合には、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ハ) 退職給付債務に関するリスク

退職給付債務及び退職給付費用は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件が変更された場合、または実際の年金資産の時価が下落した場合には、未積立退職給付債務が増加することにより、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③ その他のリスク
(イ) 情報漏洩に係るリスク

当社グループは事業活動を遂行していくうえで、顧客情報を大量に保有しているため、情報管理に関する規程及び体制の整備、役職員等一人ひとりに対する教育の徹底をはかっておりますが、当社グループの役職員等が正確な事務を怠る、あるいは不正等を起こすことにより、外部への漏洩や紛失、改竄及び災害による消失等を招いた場合には、取引先からの損害賠償請求など直接的な損害や、風評上に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ロ) 外部委託に伴うリスク

当社グループは、外部委託先が委託業務の遂行に支障をきたす事態となった場合、顧客情報の漏洩等があった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、外部委託する対象業務には銀行基幹システムにかかる運用・保守も含まれ、委託先のデータセンター等で何らかの障害が発生した場合には、銀行業務の運営に支障をきたし、その程度によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ハ) 金融犯罪に係るリスク

キャッシュカードの盗難や振り込め詐欺をはじめとする金融犯罪が多発している現状を踏まえ、当社グループは、セキュリティ強化をはかっております。しかしながら、金融犯罪の高度化等により、被害を受けた取引先への補償や、未然防止対策に係る費用が必要となる場合には、当社グループの経費負担が増大し、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ニ) 重要な訴訟事件等の発生に係るリスク

現在特に記載すべき事項はありませんが、今後の事業活動の過程で訴訟等を提起される可能性があります。

(ホ) 格付低下のリスク

当社及び十六銀行は外部格付機関から格付を取得しておりますが、仮に格付が引き下げられた場合には、当社グループの資本及び資金調達における条件が悪化し、収益性の低下から経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(へ) 規制変更に関するリスク

銀行業界及び当社グループは、現時点での規則(法律、規則、政策、実務慣行等)に従って業務を遂行しておりますが、将来におけるこれらの規制の新設・変更・廃止によって生じる事態が、業務の遂行、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(ト) 持株会社の収益構造に関するリスク

当社は銀行持株会社であり、当社の収入の大部分は子会社である十六銀行から受領する配当金等に依存しております。一定の状況下では、様々な規制上または契約上の制限により、この金額が制限される場合があります。また、十六銀行が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当金等を支払えない等の状況が生じた場合には、当社は株主に対する配当の支払いができない可能性があります。

 

 

(5) その他の重要なリスク

① ビジネス戦略が奏功しないリスク

当社経営計画に基づく様々なビジネス戦略を実施しておりますが、各種施策は必ずしも奏功するとは限らず、以下のような要因が生じた場合など、当初想定した成果をもたらさない場合は、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

・マイナス金利政策の継続等により、貸出における利鞘縮小が改善しないこと

・手数料収入が想定とかい離すること

・効率化等各種変革の効果が想定とかい離すること

・出資・資本提携等の効果が想定とかい離し、のれん等の無形固定資産の価値が毀損すること

② 競争に関するリスク

当社グループは岐阜県及び愛知県を主な営業基盤としていますが、当該営業基盤における他金融機関との競争に加え、金融制度の大幅な規制緩和等により、AIやブロックチェーン等のデジタル技術の進展をもとにした他業種からの金融業界への参入が相次いでおり、競争が一段と激化してきております。その結果、当社グループの競争力が相対的に低下し、業務の遂行及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

③ 業務範囲の拡大に伴うリスク

当社グループは、地域金融機関を取り巻く環境の変化に対応するため、2021年10月1日に持株会社体制へ移行し、規制緩和に対応した新規事業への参入など、事業領域を拡大することで、経営成績の維持、向上に取り組んでおりますが、新たな事業領域におけるリスクが、想定を上回る、または想定していなかったものであった場合には、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

以下の当社グループの連結経営成績等は、単独株式移転により完全子会社となった十六銀行の連結経営成績等を引き継いで作成しております。

なお、当社は2021年10月1日に設立されましたので、前連結会計年度との対比については記載しておりません。

 

〔財政状態及び経営成績の状況〕

当連結会計年度のわが国経済は、前期に続いて新型コロナウイルス感染症の拡大に翻弄され、厳しい状況が続きました。4月以降の第4波においては、個人消費がサービス支出を中心に弱い動きとなりましたが、世界経済の回復に伴う輸出の増加により、企業部門の生産や設備投資が持ち直し、国内経済を下支えしました。デルタ株を中心とする国内新規感染者数が当時の最大を記録した夏場の第5波においては、個人消費が低迷したことに加え、年初から続く世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染症の拡大が続いた東南アジアからの部品供給不足により、自動車産業の生産活動が弱まり、増勢傾向にあった輸出も勢いが鈍化しました。

第5波の緊急事態宣言が解除された秋以降も、個人消費は勢いを欠き、需要回復が鈍いなか、原油価格の上昇や円安による輸入価格の上昇が加速し、資源・原材料価格の高騰が企業収益を圧迫しました。さらに、欧米より1か月ほど遅れて拡大した感染力の強いオミクロン株は、年明け以降に第6波となって爆発的な感染拡大をもたらし、社会・経済活動は2か月半にわたり再び大きな制約を受けました。また、2月にはロシアがウクライナに侵攻し、地政学リスクが高まるとともに、ロシアに対する各国の経済制裁を受けて、原油、天然ガス、小麦などの資源・商品市況の高騰に拍車がかかり、世界経済の先行きに不透明感が高まりました。

当社グループの主要な営業基盤である岐阜・愛知両県におきましても、相次ぐ緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用を受け、個人消費は飲食・宿泊サービスなどで下押し圧力の強い状態が続きました。企業部門においても、9月に生じた大手自動車メーカーの大幅な減産やその後も続いた生産計画の下方修正などにより、当地域に集積する自動車関連企業の生産や輸出は足踏み状態が続いたほか、資源・原材料価格の高騰が企業収益に影響を与えました。

こうした状況のなか、当連結会計年度の連結業績は、次のとおりとなりました。

 

<財政状態>

当連結会計年度末の連結財政状態につきましては、総資産は8兆3,753億32百万円となり、負債は7兆9,727億27百万円となりました。また、純資産は4,026億4百万円となりました。

主要な勘定残高につきましては、預金等(譲渡性預金含む)は6兆2,392億91百万円、貸出金は4兆5,218億24百万円、有価証券は1兆4,592億22百万円となりました。

 

<経営成績>

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

銀行業におきましては、経常収益は866億89百万円、経常費用は597億48百万円となり、セグメント利益(経常利益)は269億40百万円となりました。

リース業におきましては、経常収益は281億70百万円、経常費用は262億12百万円となり、セグメント利益(経常利益)は19億57百万円となりました。

金融商品取引業、クレジットカード業等のその他におきましては、経常収益は112億70百万円、経常費用は70億22百万円となり、セグメント利益(経常利益)は42億48百万円となりました。

この結果、グループ全体での当連結会計年度の経常収益は1,173億50百万円、経常費用は905億51百万円となり、経常利益は267億98百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は171億91百万円となりました。

 

〔キャッシュ・フローの状況〕

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の増加などにより1兆1,241億75百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却などにより827億1百万円の収入となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得などにより71億16百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、当連結会計年度中に1兆1,997億68百万円増加し2兆1,306億86百万円となりました。

 

 

① 国内・国際業務部門別収支

資金運用収支は543億70百万円、役務取引等収支は171億10百万円、その他業務収支は△40億50百万円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

当連結会計年度

49,337

5,033

54,370

うち資金運用収益

前連結会計年度

当連結会計年度

49,575

5,112

54,687

うち資金調達費用

前連結会計年度

当連結会計年度

238

79

317

役務取引等収支

前連結会計年度

当連結会計年度

16,456

654

17,110

うち役務取引等収益

前連結会計年度

当連結会計年度

22,005

863

22,868

うち役務取引等費用

前連結会計年度

当連結会計年度

5,549

209

5,758

その他業務収支

前連結会計年度

当連結会計年度

1,606

△5,657

△4,050

うちその他業務収益

前連結会計年度

当連結会計年度

27,018

5,141

△4

32,156

うちその他業務費用

前連結会計年度

当連結会計年度

25,411

10,799

△4

36,207

 

(注) 1 「国内業務部門」とは、当社及び連結子会社の円建取引であります。

「国際業務部門」とは、当社及び連結子会社の外貨建取引(含むユーロ円建取引)であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門との間における取引額等であります。

 

 

② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況

資金運用勘定の平均残高は7兆3,549億47百万円となり、資金運用利回りは0.74%となりました。資金調達勘定の平均残高は7兆6,358億8百万円となり、資金調達利回りは0.00%となりました。

(イ) 国内業務部門

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

7,128,313

49,575

0.69

うち貸出金

前連結会計年度

当連結会計年度

4,459,284

38,056

0.85

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

758

2

0.26

うち有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

1,227,565

9,367

0.76

うちコールローン及び
  買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

469

1

0.26

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

1,349,442

2,065

0.15

資金調達勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

7,401,448

238

0.00

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

6,126,173

178

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

15,656

3

0.02

うちコールマネー及び
  売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

221,953

△38

△0.01

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
  受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

71,133

7

0.00

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

972,882

62

0.00

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、当社及び十六銀行以外の連結子会社については、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2 「国内業務部門」とは、当社及び連結子会社の円建取引であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

3 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高421,961百万円を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高7,000百万円をそれぞれ控除して表示しております。

 

 

(ロ) 国際業務部門

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

317,416

5,112

1.61

うち貸出金

前連結会計年度

当連結会計年度

27,213

275

1.01

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

279,762

4,818

1.72

うちコールローン及び
  買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

9

0

0.08

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

1,732

0

0.01

資金調達勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

325,141

79

0.02

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

26,568

23

0.08

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び
  売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

5,248

18

0.35

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

193,555

26

0.01

うち債券貸借取引
  受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

5,199

11

0.22

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、当社及び十六銀行以外の連結子会社については、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2 「国際業務部門」とは、当社及び連結子会社の外貨建取引(含むユーロ円建取引)であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

3 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高61百万円を控除して表示しております。

 

 

(ハ) 合計

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り
(%)

小計

相殺
消去額

合計

小計

相殺
消去額

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

7,445,729

△90,781

7,354,947

54,687

54,687

0.74

うち貸出金

前連結会計年度

当連結会計年度

4,486,497

4,486,497

38,331

38,331

0.85

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

758

758

2

2

0.26

うち有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

1,507,327

1,507,327

14,185

14,185

0.94

うちコールローン

  及び買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

479

479

1

1

0.25

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

1,351,174

1,351,174

2,066

2,066

0.15

資金調達勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

7,726,590

△90,781

7,635,808

317

317

0.00

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

6,152,741

6,152,741

201

201

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

15,656

15,656

3

3

0.02

うちコールマネー

  及び売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

227,202

227,202

△20

△20

△0.00

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

193,555

193,555

26

26

0.01

うち債券貸借取引

  受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

71,133

71,133

7

7

0.00

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

978,081

978,081

74

74

0.00

 

(注) 1 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門との間における取引額であります。

2 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高422,022百万円を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高7,000百万円をそれぞれ控除して表示しております。

 

 

③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引等収益は228億68百万円となり、役務取引等費用は57億58百万円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

当連結会計年度

22,005

863

22,868

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

当連結会計年度

3,281

4

3,285

うち為替業務

前連結会計年度

当連結会計年度

3,751

220

3,971

うち証券関連業務

前連結会計年度

当連結会計年度

4,052

614

4,666

うち代理業務

前連結会計年度

当連結会計年度

122

122

うち保護預り・

貸金庫業務

前連結会計年度

当連結会計年度

177

177

うち保証業務

前連結会計年度

当連結会計年度

1,967

24

1,991

うちクレジット

カード業務

前連結会計年度

当連結会計年度

2,461

2,461

役務取引等費用

前連結会計年度

当連結会計年度

5,549

209

5,758

うち為替業務

前連結会計年度

当連結会計年度

539

73

613

 

(注) 1 「国内業務部門」とは、当社及び連結子会社の円建取引であります。

「国際業務部門」とは、当社及び連結子会社の外貨建取引(含むユーロ円建取引)であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門との間における取引額であります。

 

 

④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

当連結会計年度

6,201,321

23,969

6,225,291

うち流動性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

4,263,854

4,263,854

うち定期性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

1,892,700

1,892,700

うちその他

前連結会計年度

当連結会計年度

44,767

23,969

68,736

譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

14,000

14,000

総合計

前連結会計年度

当連結会計年度

6,215,321

23,969

6,239,291

 

(注) 1 「国内業務部門」とは、当社及び連結子会社の円建取引であります。

「国際業務部門」とは、当社及び連結子会社の外貨建取引(含むユーロ円建取引)であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門との間における取引額であります。

3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

4 定期性預金=定期預金

 

 

⑤ 貸出金残高の状況
(イ) 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

4,521,824

100.00

製造業

608,273

13.45

農業、林業

4,980

0.11

漁業

12

0.00

鉱業、採石業、砂利採取業

5,840

0.13

建設業

142,042

3.14

電気・ガス・熱供給・水道業

53,245

1.18

情報通信業

16,670

0.37

運輸業、郵便業

112,786

2.49

卸売業、小売業

282,210

6.24

金融業、保険業

213,083

4.71

不動産業、物品賃貸業

460,725

10.19

学術研究、専門・技術サービス業

21,772

0.48

宿泊業

15,313

0.34

飲食業

19,545

0.43

生活関連サービス業、娯楽業

39,810

0.88

教育、学習支援業

6,284

0.14

医療・福祉

97,483

2.16

その他のサービス

36,451

0.81

地方公共団体

461,543

10.21

その他

1,923,748

42.54

特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合計

――

4,521,824

――

 

(注) 「国内」とは、当社及び連結子会社であります。

 

(ロ) 外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

 

⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

当連結会計年度

204,738

204,738

地方債

前連結会計年度

当連結会計年度

549,054

549,054

社債

前連結会計年度

当連結会計年度

273,265

273,265

株式

前連結会計年度

当連結会計年度

138,421

138,421

その他の証券

前連結会計年度

当連結会計年度

123,589

170,153

293,742

合計

前連結会計年度

当連結会計年度

1,289,069

170,153

1,459,222

 

(注) 1 「国内業務部門」とは、当社及び連結子会社の円建取引であります。

「国際業務部門」とは、当社及び連結子会社の外貨建取引(含むユーロ円建取引)であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門との間における取引額であります。

3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。

なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用し、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては粗利益配分手法を採用しております。
 

 

連結自己資本比率(国内基準)

 

(単位:億円、%)

 

2022年3月31日

1 連結自己資本比率 (2/3)

10.52

2 連結における自己資本の額

3,306

3 リスク・アセットの額

31,403

4 連結総所要自己資本額

1,256

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、十六銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2 危険債権

 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3 要管理債権

 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4 正常債権

 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

十六銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

2021年3月31日

2022年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

121

112

危険債権

544

552

要管理債権

27

23

正常債権

45,165

45,618

 

 

〔生産、受注及び販売の状況〕

「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

 

① 経営成績の分析

当社は2021年10月1日設立のため、前連結会計年度の連結計数はありませんが、十六銀行を親会社とする旧組織の連結計数と比較しております。

〔連結損益状況〕

 

前連結会計年度

(百万円)(A)

当連結会計年度

(百万円)(B)

 前連結会計年度比
(百万円)(B)-(A)

連結コア業務粗利益 (注)1

71,290

78,265

6,975

資金利益

50,539

54,370

3,831

役務取引等利益

15,591

17,110

1,519

その他業務利益(除く国債等債券損益)

5,160

6,785

1,625

経費(除く臨時処理分)

47,416

46,080

△1,336

連結コア業務純益 (注)2

23,873

32,184

8,311

国債等債券損益

37

△10,836

△10,873

連結実質業務純益 (注)3

23,911

21,348

△2,563

与信関係費用

4,291

2,893

△1,398

うち一般貸倒引当金繰入額

881

1,020

139

うち不良債権処理額

3,411

1,879

△1,532

株式等関係損益

4,559

6,531

1,972

その他

428

1,812

1,384

経常利益

24,608

26,798

2,190

特別損益

△2,083

△153

1,930

うち固定資産処分損益

△75

△150

△75

うち減損損失

2,005

△2,005

税金等調整前当期純利益

22,524

26,644

4,120

法人税等合計

7,169

8,957

1,788

当期純利益

15,355

17,686

2,331

非支配株主に帰属する当期純利益

632

495

△137

親会社株主に帰属する当期純利益

14,722

17,191

2,469

 

(注) 1 連結コア業務粗利益=資金利益+役務取引等利益+その他業務利益(除く国債等債券損益)

2 連結コア業務純益=連結コア業務粗利益-経費(除く臨時処理分)

3 連結実質業務純益=連結コア業務純益+国債等債券損益

 

〔連結コア業務粗利益〕

連結コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益、その他業務利益(除く国債等債券損益)すべてが増加し、前連結会計年度比69億75百万円増加の782億65百万円となりました。

資金利益は、前連結会計年度比38億31百万円増加の543億70百万円となりました。増加した主な要因は、有価証券利息配当金が増加したことなどによるものであります。

役務取引等利益は、前連結会計年度比15億19百万円増加の171億10百万円となりました。増加した主な要因は、投資信託・保険等の窓口販売業務、金融商品仲介業務に積極的に取り組んだ結果、預り資産関連手数料が増加したことなどによるものであります。

その他業務利益(除く国債等債券損益)は、前連結会計年度比16億25百万円増加の67億85百万円となりました。増加した主な要因は、デリバティブ等の法人ソリューション業務に積極的に取り組んだ結果、外国為替売買損益が増加したことなどによるものであります。

〔連結コア業務純益〕

経費(除く臨時処理分)は、前連結会計年度比13億36百万円減少の460億80百万円となりました。減少した主な要因は、営業店事務の本部集中施策をDXの取り組みなどにより一層推進してきたことや、少人数での営業店運営を可能にするチーム制の運用が定着してきたことなどで人員の自然減にあわせて人件費が減少したことなどによるものであります。

この結果、連結コア業務純益は、前連結会計年度比83億11百万円増加の321億84百万円となりました。

 

〔経常利益〕

国債等債券損益は、前連結会計年度比108億73百万円減少の△108億36百万円となりました。減少した主な要因は米国の金利上昇を受けて米国債の残高を減少させた結果、国債等債券売却損が増加したことなどによるものであります。

与信関係費用は、前連結会計年度比13億98百万円減少の28億93百万円となりました。減少した主な要因は、会計上の見積りの変更により一般貸倒引当金繰入額が増加したものの、お取引先の本業支援に積極的に取り組んだ結果、不良債権処理額が減少したことなどによるものであります。

株式等関係損益は、前連結会計年度比19億72百万円増加の65億31百万円となりました。増加した主な要因は、米国等の金利動向を捉えた機動的な運用により、株式等売却益が増加したことなどによるものであります。

これらの結果、経常利益は前連結会計年度比21億90百万円増加の267億98百万円となりました。

〔親会社株主に帰属する当期純利益〕

特別損益は、前連結会計年度において計上した減損損失が剥落したことなどにより、前連結会計年度比19億30百万円増加の△1億53百万円となりました。また、法人税等合計は、税金等調整前当期純利益が増加したことなどから、前連結会計年度比17億88百万円増加の89億57百万円となりました。

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比24億69百万円増加の171億91百万円となりました。

 

② 財政状態の分析

〔預金等(譲渡性預金を含む)〕

預金等残高(譲渡性預金含む)につきましては、個人預金の増加を主因として、前連結会計年度末比1,387億18百万円増加の6兆2,392億91百万円となりました。

 

前連結会計年度

(A)

当連結会計年度

(B)

 前連結会計年度比

(B)-(A)

預金等残高(末残)

百万円

6,100,573

6,239,291

138,718

 預金

百万円

6,072,473

6,225,291

152,818

  個人預金

百万円

4,138,093

4,285,327

147,234

  法人預金その他

百万円

1,934,379

1,939,963

5,584

 譲渡性預金

百万円

28,100

14,000

△14,100

 

(注) 「法人預金その他」とは、法人預金、公金預金、金融機関預金の合計であります。

 

〔貸出金〕

貸出金残高につきましては、コロナ禍における地域のお客さまの資金繰り相談などに積極的にお応えしたことや、住宅ローンを中心とした個人ローンの取組みなどにより、前連結会計年度末比406億75百万円増加の4兆5,218億24百万円となりました。

 

前連結会計年度

(A)

当連結会計年度

(B)

 前連結会計年度比
(B)-(A)

貸出金残高(末残)

百万円

4,481,149

4,521,824

40,675

 うち住宅ローン残高

百万円

1,940,461

2,030,470

90,009

 

 

〔有価証券〕

有価証券残高につきましては、米国債を中心に売却を行ったことなどにより、前連結会計年度末比993億77百万円減少の1兆4,592億22百万円となりました。

 

前連結会計年度

(A)

当連結会計年度

(B)

前連結会計年度比
(B)-(A)

有価証券残高(末残)

百万円

1,558,599

1,459,222

△99,377

 株式

百万円

147,528

138,421

△9,107

 債券

百万円

1,029,284

1,027,058

△2,226

 その他

百万円

381,785

293,742

△88,043

 

(注) 「その他」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

〔不良債権〕

当連結会計年度末の銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権額は、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が減少したことなどにより、前連結会計年度末比2億67百万円減少の713億81百万円となりました。

 

銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権

 

前連結会計年度

(A)

当連結会計年度

(B)

前連結会計年度比
(B)-(A)

破産更生債権及び

これらに準ずる債権

百万円

13,223

12,287

△936

危険債権

百万円

55,705

56,831

1,126

要管理債権

百万円

2,719

2,262

△457

 三月以上延滞債権

百万円

51

19

△32

 貸出条件緩和債権

百万円

2,668

2,243

△425

合計

百万円

71,648

71,381

△267

総与信に占める割合

1.54

1.52

△0.02

 

 

〔連結自己資本比率(国内基準)〕

当連結会計年度末の連結自己資本比率は、内部留保の蓄積などから自己資本が増加したことなどにより、前連結会計年度末比0.59ポイント上昇の10.52%となりました。

 

前連結会計年度

(A)

当連結会計年度

(B)

前連結会計年度比
(B)-(A)

連結自己資本比率

9.93

10.52

0.59

 

 

③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「(キャッシュ・フローの状況)」における記載のとおりであります。

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、成長分野への投資・新規事業への参入をはじめ、設備投資や株主還元等の支出については、自己資金での対応を基本としております。また、貸出金や有価証券での運用については、顧客からの預金にて大部分を調達するとともに、必要に応じて、日銀借入金等により調達を行っております。

なお、重要な資本的支出の予定及びその資金の調達方法等については、「第3 設備の状況」中、「3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。

 

④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

〔貸倒引当金〕

連結子会社の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、債務者区分に応じて必要と認める額を以下のとおり計上しております。

貸倒引当金の計上方法は、「第5 経理の状況」中、「1連結財務諸表等」の「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項 (5) 貸倒引当金の計上基準」に記載しております。

また、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況」中、「1連結財務諸表等」の「(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

当社の経営者は、貸倒引当金の計上にあたって用いた会計上の見積りは合理的であり、貸倒引当金は適切に計上されていると判断しております。

 

⑤ 目標とする経営指標についての分析

目標とする経営指標についての分析につきましては、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

 

 

4 【経営上の重要な契約等】

当社は、当社の連結子会社である十六銀行、株式会社十六総合研究所、十六TT証券株式会社、株式会社十六カード、十六リース株式会社、十六コンピュータサービス株式会社(2022年3月1日付で「十六電算デジタルサービス株式会社」へ商号変更)、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社、十六ビジネスサービス株式会社、十六信用保証株式会社との間で当社が各社に対して行う経営管理について、2021年10月1日付で「経営指導に関する契約書」を締結しております。

また、当社は、当社の連結子会社であるカンダまちおこし株式会社との間で当社が同社に対して行う経営管理について、2022年4月1日付で「経営指導に関する契約書」を締結しております。

 

5 【研究開発活動】

該当事項はありません。