文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループでは、以下のとおり経営理念を掲げ、全役職員が共有しております。
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日本のITサービスを変えるテクノロジーコンサルティング
● 企業を変革するビジネスパートナー 我々はレガシーと最先端の双方を熟知したITプロフェッショナル集団。システム構築から内製化まで高付加価値サービスを提供し、クライアントのビジネスモデル変革や新規サービス開発を実現します。
● 時代が求める、時代に先駆けるIT人材を育成 デジタル技術が企業変革を加速する時代。1)世界レベルのテックナレッジによりシステムを最適構築するアーキテクト、2)デジタル変革を成功に導くプロジェクトマネジメント、3)システム内製化を具現するイネーブルメントの3つをコア・コンピタンスとしたITプロフェッショナルを育成します。
● 健全な企業文化と健全な経営 挑戦・互助・公正を尊重する企業文化を育み、楽しく豊かに働く環境を提供。日本を支えるITサービス産業の一員として正々堂々と経営を行い、社会の発展に貢献します。
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当社グループは2003年4月の当社設立当初から、ITコンサルティング力とアウトソーシングを融合し、お客様にとってより付加価値の高いサービスの提供を目指して事業を行ってまいりました。
これまで培ってきたお客様へ確実にサービスをデリバリーしていく能力は、プロジェクトマネジメント力・技術力の向上により安定したものになってきております。
近年、クラウドコンピューティングが発達し、IoT、ビッグデータ、AI、RPAなど新たな技術が生まれ、これまで以上にテクノロジーを使ってどのようにお客様のビジネスを高度化していくかということが重要になってきております。
このような中で当社グループは、「テクノロジーコンサルティング」の強化と、当社グループ発の革新的な製品・サービスをお客様に提供していきたいと考えており、ITコンサルティングとITシステム開発の双方向からクライアント企業のDX推進を支援することを経営方針として事業を展開しております。
(2)目標とする経営指標
当社グループは持続的な成長を通じた企業価値の向上を目指しており、事業拡大の観点から売上高を重要な経営指標と位置づけ、収益力の強化に邁進してまいります。また、強固な経営基盤及び高利益体質を構築すべく、営業利益及び営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、経営の効率化を図ってまいります。
(3)経営環境及び経営戦略
当社グループがターゲットとするDX市場は、調査会社IDC Japan株式会社が2021年4月に発表した「国内第3のプラットフォーム向けITサービス市場予測、2021年~2025年」によると、「エンタープライズモビリティ」、「ビジネスアナリティックス」、「クラウド」及び「ソーシャルビジネス」の4つの要素で構成される新しいテクノロジープラットフォームに関連したITサービス市場であると考えられています。同市場は高成長を継続しておりますが、なかでもインターネットを通じてITサービスを提供する「クラウド」やデータを基に経営施策を分析、考案していく「ビジネスアナリティックス」といった領域においては、2020年から2025年にかけてCAGR(年平均成長率)10.5%~32.1%の成長が見込まれております。この領域は、当社グループが設立以来ITコンサルティングを通じて、知見を培ってきた領域でもあります。
また、当社ではDXが進む方向性を以下のとおり考えており、AIやRPAなどを用いた生産性向上を主眼とした黎明期から本格的なDXへ移行するなかで、当社グループの持つ技術力や知見に対する需要は今後も堅調に推移することが期待されます。
How志向からWhat志向のDXへ
作業の生産性向上からデジタル技術による顧客への新たな価値提供という本来の目的に向けたデータ活用や、顧客接点のデジタル化といった当社グループの得意領域へ、DXのフォーカスが移行するものと考えております。
個別適用アプローチの限界から全体最適へ
DXの本来の目的に沿った新旧技術の融合・最適運用が求められるようになり、当社グループが創業以来培ってきた、事業の全体像を見通して最適なシステムやビジネスモデルを設計する「アーキテクチャ思考」アプローチが重要になると考えております。
システム内製化への動きが加速
ITベンダー依存では不可逆的な変化に対して即時に対応することが困難です。今後は、高い技術力や知見に基づくイネーブルメント(内製化支援)が強く求められるようになるものと考えております。
このような経営環境の下、当社グループはこれまで培ってきた最新ITソリューション及びクラウドサービスの活用力等を活かして、DXによる新たな価値創出を念頭に、各種テックを統合的な視点から最適運用し、プロジェクトの規模を問わず将来的な拡張性を維持し、活用する中で発生する新たな課題に対して素早く対応することのできるシステムやサービスを提供してまいります。
その実現に向けて、当社グループでは今後の経営戦略上の主要な施策として、(a)テックパートナーとの協業推進と(b)マーケティングへの投資を進め、成長著しいDX市場で顧客基盤を拡大するとともに、(c)既存サービスの高収益化と(d)新たな収益機会の創出により顧客あたり収益を最大化することを掲げて、その実行に努めてまいります。
(a)テックパートナーとの協業推進
DX推進に必要なソフトウエアやクラウドサービスを提供するテックパートナーとは、その顧客に対してソフトウエアやクラウドサービスの活用支援を当社が行うことで協力関係を強固なものにし、継続的な新規顧客開拓を実現します。
ソリューションごとの主要テックパートナー
・ビジュアルによる分析ソリューション:Tableau、 WingArc1st
・CRMプラットフォーム:Salesforce.com
・自然言語生成サービス:Wordsmith
・対話型人工知能(Conversational AI)ソリューション:Kore.ai
・データマネジメントツール:Syniti
・クラウドインフラ:AWS
(b)マーケティングへの投資
各種マーケティング施策を企画・実行し、当社のブランド認知を高め、新規顧客との接触機会を増加させることで顧客獲得能力の増強を図ります。
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マーケティング施策 |
期待される効果 |
概 要 |
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Webサイト、SNSなどの自社メディア開発 |
・ブランド認知向上 ・リード獲得 |
DXを指向する企業担当者や新たな技術情報を求めているエンジニアに対して、当社で取り扱っている技術に関する情報や、プロジェクトから得られた知見等を継続的に発信し、検索認知度を向上させ、集客力を高めていく予定です。ブランド認知の向上に加えて、特定技術テーマにおけるリード獲得を狙います。具体的には以下の通りです。 ・公式ブログ「テックブログ ENABLE」 2021年8月に、当社のテクノロジー力を示し新規顧客リード及び採用補強を目的にスタートします。 ・コーポレートサイト 2021年7月にIRサイトを追加しIR情報の発信を開始しております。また、サービスの情報も随時更新してまいります。 |
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書籍出版 |
・ブランド認知向上 ・興味喚起 |
当社の最大の競争力であるであるテクノロジーコンサルタントの在り方や育成について書籍を出版する予定です。販促による認知向上やトップセールスツールとして活用してまいります。 |
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ウェビナー |
・ブランド認知向上 ・リード獲得 |
各種ITツールやその導入・活用に関するウェビナーを定期開催。ブランド認知向上とともに、新規顧客の獲得を目指します。 2020年8月から2021年7月までに、インテリジェントオートメーションで6回、デジタルマイグレーションで1回、データストラテジーで3回実施しており、今後も年間通じて継続的に10回程度実施予定です。 |
(c)既存サービスの高収益化
当社グループのサービス提供実績を積み上げていくことで提案価値を強化するとともに、獲得単価の交渉力を上げ、案件ごとの受注金額の向上を図ってまいります。また、サービス工程の標準化やナレッジの共有等により粗利率を改善し、案件ごとの収益向上を図ってまいります。
(d)新たな収益機会の創出
当社グループの対応可能な技術を拡大することで課題解決領域を広げ、新たな収益機会を創出してまいります。当連結会計年度には、新たに3つのテクノロジー製品についてパートナー契約などを結び取り扱いの拡大をしております。
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施策 |
期待される効果 |
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マーケットリーダー製品の取り扱い |
大きな需要の獲得により売上拡大に即効性 |
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新興の技術や製品の取り扱い |
将来的な需要増を見込んだ先行投資によって差別化を図る |
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複数製品による機能の網羅性の拡大 |
クロスセル機会の創出 |
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
①最先端IT技術への対応
これまでIT業界はIoT、ビッグデータ、AIといった新たな技術により発展を遂げてきました。IT技術の進化は現在も急速に進んでおり、IT技術をどのように使ってクライアント企業のビジネスを高度化していくかということがこれまで以上に重要になってきています。当社グループでは、最先端IT技術の発掘に取り組むとともに、それらに対する理解を深め、活用方法を日々研究しております。また、最先端技術と既存技術との融合も視野に入れることで、これまで不可能とされていた技術への挑戦を行い、より付加価値の高いサービスの提供を目指しております。
②市場変化への対応
IT業界は、今後も技術革新や新たなサービスモデル等により、既存サービス・製品の陳腐化、代替サービス、類似サービスの登場により競争の変化が起こると考えられます。これらの変化に対応するために、市場動向を把握し、クライアント企業にとって最適なソリューションを提供し続けられるよう努めております。今後も市場のニーズを先取りしたサービス・製品を開発し、市場の変化に対応していくため、組織体制及び経営体制の強化を継続的に行ってまいります。
③当社及び当社サービスの認知度向上
当社グループは、最新のIT技術を活用したサービス及び製品を提供しており、事業の拡大に向けて、より多くの方に安心してサービス・製品を利用していただけるよう、当社グループ及び当社グループのサービス・製品の知名度や信頼を向上させることが重要であると認識しております。当社グループは引き続き高品質のサービス・製品の提供を通じて、信頼の獲得に努めるほか、プロモーション活動の強化にも努め、認知度向上を図ってまいります。
④優秀な人材確保と組織体制の強化
当社グループは、継続的に事業拡大を行うために、優秀な人材を十分に確保することが課題と考えております。今後は、高い専門性を有した人材を育成することで、市場の変化に耐えうる組織基盤を構築する考えであります。
そのため、新卒採用の強化と経験者の中途採用を継続的に行うと同時に、社内外の研修など教育制度を整備し、同時に人事評価制度の改善や、イノベーションを奨励する労働環境を作ることで従業員のモチベーションを高め、優秀な人材の確保と定着を促進していく方針であります。
⑤内部管理体制の強化
当社グループでは、企業価値最大化のため、業務の拡大に合わせて内部管理体制を強化することが必要であると認識しております。今後も、財務分析の強化、リスク管理の徹底等、健全な企業経営に必要な体制を強化するよう取り組んでまいります。
⑥財務体質の健全化
当社グループでは、効率的な経営を推進するために、収益力の維持・向上を図ると共に、自己資本比率を高める財務体質の改善が重要であると認識しており、キャッシュ・フローの向上及び借入金の圧縮に取り組んでまいります。
当社は、リスク管理に関して「リスク管理規程」を定め、代表取締役社長をリスク管理最高責任者、管理本部長を管理責任者とするリスク管理体制を整備しております。リスク管理最高責任者は全社的なリスクの統括実施管理にあたっております。また、リスク管理責任者はリスク管理を効果的かつ効率的に実施するため、当社グループのリスク管理に関する方針、体制及び対策に関する事項、リスクの洗い出しと評価及びリスク対策課題の策定と防止に関する事項等を検討し、経営会議における審議を経て、リスク管理最高責任者に報告しております。さらに、リスクが顕在化し、重大な事故等が発生した場合には、代表取締役社長を本部長とする対策本部を組織し、当該事故等の解決にあたることとしております。
以下では、本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)新型コロナウイルス感染症の影響について
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が続いております。本書提出日現在において、顧客のデジタル化投資が堅調であることに加え、当社グループはテレワークを推進し二次感染者の発生を最小限に抑える環境を整備しましたので、感染者が発生したとしても滞りなく業務提供を行うことが可能です。以上の理由から、当該感染症の影響が当社グループの事業に与える直接的な影響は限定的であるものの、未だ感染拡大が収束する見通しはたっておりません。当社グループでは、顧客との協議を綿密に行うことで、作業の延期や中止による影響を最小限に留めるとともに、テレワークの導入など就業場所に依存しない勤務形態を採用することで、役職員の安全確保に努めております。また、事業継続計画(BCP)を策定し、事業の復旧や継続を速やかに遂行する体制を構築しております。しかしながら、当該感染症が長期にわたり収束しない場合や深刻化した場合には、予定していた顧客先での作業の延期又は中止や、役職員の感染に伴うオフィスの閉鎖が発生するなど、事業活動に支障が生じることで、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(2)優秀な人材の確保及び育成について
当社グループが事業拡大を進めていくためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が最重要課題であると認識しております。当社グループでは、将来に向けた積極的な採用活動、人事評価制度の改善や研修の実施等の施策を通じ、新入社員及び中途入社社員の育成、定着に取り組んでいます。当社グループでは今後もこれらの施策を継続していく予定ではありますが、これらの施策が効果的である保証はなく、必要な人材が十分に確保・育成できなかった場合や、採用後の人材流出が進んだ場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3)技術革新への対応について
当社グループが属している受託開発・パッケージ型のソフトウエア業界の特徴として、変動費となる原材料仕入が少なく人件費等の固定費水準が高いため、限界利益率が高いことがあげられます。そのため、売上高が増加した場合の増益額が他の産業に比べ大きい一方、売上高が減少した場合の減益額も他の産業に比べて大きく、利益の変動額が大きい傾向にあります。このような環境の中、急速な技術革新により、現在保有する技術・ノウハウなどが陳腐化した場合、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループの主要な事業領域は、IT技術の進化及びそれに基づく新サービスの導入が頻繁に行われており変化の激しい業界となっております。そのため、継続的に新しい技術要素をITエンジニアに習得させて参りますが、何らかの理由で技術革新への対応が遅れた場合、当社グループが提供するサービスの競争力が低下する可能性があります。また、予定していない技術要素への投資が必要となった場合、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(4)Tableau社との取り組みについて
当社グループは、米国のTableau社より2015年4月にアライアンスパートナー(Tableau Alliance Partner Program)に認定され、同社製品の導入支援を顧客企業に対し行ってまいりました。また、2020年10月にはTableau委託先公式サプライヤーに認定されたことで、同社のプロフェッショナルサービスの一員として同社の顧客に対してサービスを提供しております。このような活動の中で、日本市場における同社の顧客への高品質な技術提供をより強力に推進するとともに、企業のDX推進に向けた様々なサービスを提供しております。今後もTableauに関する技術の研鑽を行い、Tableau関連のサービスの品質を高く維持することで同社と良好な取引関係を継続することや、同社以外のテックパートナーの開拓による同社に依存しない収益構造の構築に努めてまいりますが、仮に新規テックパートナーの開拓が進まないなか、同社の事業方針の変更等により、取引関係の解消又は取引条件の大幅な変更がなされた場合や、Tableauの競争力が低下し、市場規模が縮小した場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(5)小規模組織による業務執行体制及び内部管理体制について
当社グループの組織体制は小規模であり、業務執行体制及び内部管理体制もそれに応じたものになっております。今後の事業展開に応じて、採用・能力開発等によって業務執行体制及び内部管理体制の充実を図ってまいりますが、当初計画を超えて事業が成長し体制構築が追い付かない場合や、新たな人材の採用及び育成が順調に進まなかった場合、急な欠員等が発生した場合には、組織的対応が有効に機能しないことが考えられ、これにより当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(6)競合について
当社グループのデジタルトランスフォーメーション事業は、既存の企業数は多く、高額な投資も不要であり許認可も必要としないことから、新規企業の参入障壁も低い業界であります。当社グループでは、市場環境の変化や同業他社の動向をタイムリーに把握することや特許や商標の出願・登録を積極的に進めるほか、価格だけでなく付加価値で対抗できるブランディングを図っておりますが、今後、同業他社による新商品や新サービスの出現等によって価格競争が激化する結果、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(7)情報セキュリティについて
当社グループは業務遂行の一環として、個人情報や機密情報を取り扱うことがあります。当社グループでは2013年6月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISO270001)のISMS認証を取得しており、情報管理に取り組んでおります。しかしながら、これらの情報について、サイバー攻撃等による情報セキュリティ事故が発生した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(8)為替の変動について
当社は、タイに連結子会社を有しております。国内情勢及び経済情勢の変化、著しい為替変動により、現時点で想定している為替レートと実勢レートに大幅な乖離がある場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(9)製品等の瑕疵及び不具合について
当社グループが行うシステム開発案件においては、顧客による検収後、製品等の瑕疵が発見される場合や不具合(バグ)が発生する場合があります。このような不具合等の発生を防止するため、当社グループでは、システムの開発段階から納品までの間にわたり品質管理の徹底に努めておりますが、予期せぬ不具合等が発生した場合には、修正対応に伴う工数増加や解約返金等による採算性の悪化や、当社グループ製品への信頼性の低下等により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(10)借入金への依存について
当社グループは必要に応じて資金を金融機関からの借入金により調達しております。当社グループの業績や財政状態の悪化、風説、風評の流布等が発生した場合、あるいは金融不安等が発生した場合には、必要な資金を合理的な条件で確保できず資金繰りが困難になる可能性があります。また、今後の金利動向に著しい変化が生じた場合には支払利息の増加等により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(11)特定の仕入先への依存について
当社グループは、株式会社アシリレラと販売パートナー契約を締結し、当社グループの商品である「ipaSロボ」に不可欠であるRPAエンジンの仕入を行っております。当社グループでは、同社との良好な取引関係の構築に引き続き取り組むとともに、取引基本契約を締結し、必要量を安定的に確保できる体制を整えておりますが、同社の事業方針の変更等により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(12)特定の販売先への依存について
当社グループの売上高のうちトランス・コスモス株式会社に対する当連結会計年度の売上が17.5%(前連結会計年度は21.5%)を占めております。当社グループと同社は良好な取引関係を維持しており、今後も継続的な取引を見込んでおりますが、同社の事業方針の変更等により、取引関係の解消又は取引条件の大幅な変更等があった場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(13)協力会社の活用について
当社グループでは、必要に応じてシステムの設計、構築等について協力会社等に外注しております。現状では、協力会社と長期的かつ安定的な取引関係を保ち、エンジニアの確保に注力しておりますが、協力会社において技術力及び技術者数が確保できない場合及び外注コストが高騰した場合には、サービスの円滑な提供及び積極的な受注活動が阻害され、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(14)不採算案件の発生について
高度化、複雑化、短納期化するソフトウエア開発等の業務においては、開発途中での要件変更、品質の低下、納期遅延などの問題が発生するリスクがあります。当社グループでは、業務管理部門、品質管理部門は各プロジェクトの品質、コスト及び納期等の状況を見極め、異常を検知・予測し、早期に対策を講じて不採算案件の発生防止に努めております。しかしながら、このような取り組みにもかかわらず障害が防止できない場合、追加費用が発生して採算が悪化し、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(15)代表者依存度について
創業以来、代表取締役社長を務めている阪口琢夫は、当社グループの経営方針や事業戦略構築等において重要な役割を果たしております。当社グループは、事業拡大に伴い代表者に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、現状においては何らかの理由により代表者が退任するような事態が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(16)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
当社グループでは、当社グループの取締役及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日の前月末日現在の新株予約権による潜在株式総数は890,700株であり、発行済株式総数4,649,000株の19.2%に相当します。これらの新株予約権が行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
(17)係争や訴訟について
本書提出日現在において当社グループの業績に重要な影響を及ぼす係争や訴訟は提起されておりませんが、取引先とのトラブルの発生等、何らかの問題が生じた場合には係争や訴訟に発展する可能性があり、その内容及び結果によっては、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(18)自然災害等の発生について
当社グループでは、大規模な地震や台風等の自然災害に備えてテレワークの導入や事業継続計画(BCP)の策定による事業の復旧や継続を速やかに遂行する体制を構築しておりますが、自然災害の規模によっては事業活動が停止あるいは著しく制約される可能性があり、その内容によっては、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の分析
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化する中で、ワクチン接種が進み、国内景気の持ち直しの動きがみられるものの、7月以降感染者数が再び増加したことや度重なる緊急事態宣言の発出などで依然として予断を許さない状況が続いております。一方、海外においては、欧米や中国でも日本と同様に景気の持ち直しの動きがみられるものの、感染の再拡大によっては下振れする可能性があり依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループのデジタルトランスフォーメーション事業は、クライアントのデジタルプラットフォーム構築のハブとなるDXパートナーとして、高い技術知見によってクラウド、AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など先端技術を活用し、クライアントのビジネスモデル変革や新たなサービス開発に最適なシステム像を描き、クライアントの企業価値の最大化に貢献してまいりました。
その結果、当連結会計年度における経営成績については、売上高は1,790,175千円(前年同期比18.6%増)、営業利益は277,791千円(前年同期比127.0%増)、経常利益は266,871千円(前年同期比111.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は184,503千円(前年同期比61.0%増)となりました。
なお、当連結会計年度より、当社の報告セグメントをデジタルトランスフォーメーション事業の単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。
事業部門別の販売実績を示すと次のとおりです。また、参考として前連結会計年度の数値を事業部門別に組み替えた数値もあわせて記載しております。なお、当該事業部門別の数値は、当社グループが提供するデジタルマイグレーション、データストラテジー及びインテリジェントオートメーションの3つのサービス及びソリューション別の販売実績とは異なるものですので、この点にご留意ください。
販売高(千円)
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事業部門等の名称 |
前連結会計年度 (自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) |
当連結会計年度 (自 2020年8月1日 至 2021年7月31日) |
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デジタルマイグレーション事業部 |
905,664 |
1,066,327 |
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データストラテジー事業部 |
228,381 |
366,471 |
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インテリジェントオートメーション事業部 |
260,464 |
245,198 |
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Delivery International Thai Co., Ltd.(子会社) |
114,641 |
112,176 |
|
合計 |
1,509,152 |
1,790,175 |
② 財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における総資産は1,130,981千円となり、前連結会計年度末に比べ480,295千円増加いたしました。流動資産は1,065,026千円となり、前連結会計年度末に比べ515,166千円増加いたしました。これは主に、商品が9,681千円、仕掛品が6,376千円減少したものの、現金及び預金が487,854千円増加し、売上額の増加により売掛金が45,193千円増加したことによるものであります。固定資産は65,954千円となり、前連結会計年度末に比べ34,870千円減少いたしました。これは主に、有形固定資産及び無形固定資産の減価償却により11,035千円減少したことに加え、本社事務所の一部の解約及び福岡オフィスの移転に伴い敷金が27,061千円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は571,155千円となり、前連結会計年度末に比べ91,686千円増加いたしました。流動負債は432,539千円となり、前連結会計年度末に比べ84,368千円増加いたしました。これは主に、借入返済により短期借入金が38,000千円減少したものの、事業の拡大により買掛金が36,640千円、前受金が20,330千円増加したことに加え、納税額の増加により未払法人税等が42,288千円増加したことによるものであります。固定負債は138,616千円となり、前連結会計年度末に比べ7,317千円増加いたしました。これは主にリモートワークの進展により事務所の移転や縮小を実施し、そのため資産除去債務が1,427千円減少したものの、新規の借入により長期借入金が8,745千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は559,825千円となり、前連結会計年度末に比べ388,608千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益を184,503千円計上、新株の発行により131,100千円、新株予約権の行使により73,000千円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ487,854千円増加し、835,789千円となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、312,407千円の収入となりました。これは主に、事業の拡大により売上債権が45,294千円増加したものの、税金等調整前当期純利益を265,163千円計上したこと、その他の負債が48,161千円、仕入債務が26,885千円及びたな卸資産が16,931千円増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、9,663千円の収入となりました。これは主に、固定資産の取得により6,608千円を支出、本社事務所の一部の解約及び福岡オフィスの移転に伴う資産除去債務の履行により6,544千円支出したものの、上記オフィス移転の際に解約した敷金の返金により24,885千円の収入があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、165,236千円の収入となりました。これは、短期借入金の返済により38,000千円、長期借入金の返済により121,372千円及び株式の公開費用など新株発行費用として9,491千円を支出したものの、新規の長期借入れにより130,000千円、新株の発行により131,100千円及び自己株式の処分により73,000千円の収入があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、当連結会計年度よりデジタルトランスフォーメーション事業の単一セグメントに変更したため、受注及び販売の実績については、セグメント情報に代えて事業部門ごとに記載しております。
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。
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事業部門等の名称 |
当連結会計年度 (自 2020年8月1日 至 2021年7月31日) |
|||
|
受注高(千円) |
前連結会計年度比(%) |
受注残高(千円) |
前連結会計年度比(%) |
|
|
デジタルマイグレーション事業部 |
1,085,511 |
111.7 |
175,412 |
112.3 |
|
データストラテジー事業部 |
385,466 |
155.6 |
68,404 |
138.4 |
|
インテリジェントオートメーション事業部 |
282,316 |
117.6 |
57,737 |
280.0 |
|
Delivery International Thai Co., Ltd.(子会社) |
100,804 |
77.1 |
22,347 |
66.3 |
|
合計 |
1,854,099 |
116.6 |
323,902 |
124.6 |
(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.事業部門間取引については、相殺消去しております。
3.前連結会計年度比の算出にあたり前連結会計年度の数値は事業部門別に組み替えた数値で比較しております。なお、当該事業部門別の数値は、当社グループが提供するデジタルマイグレーション、データストラテジー及びインテリジェントオートメーションの3つのサービス及びソリューション別の受注実績とは異なるものですので、この点にご留意ください。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績を事業部門別ごとに示すと、次のとおりであります。
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事業部門等の名称 |
当連結会計年度 (自 2020年8月1日 至 2021年7月31日) |
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販売高(千円) |
前連結会計年度比(%) |
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デジタルマイグレーション事業部 |
1,066,327 |
117.7 |
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データストラテジー事業部 |
366,471 |
160.5 |
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インテリジェントオートメーション事業部 |
245,198 |
94.1 |
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Delivery International Thai Co., Ltd.(子会社) |
112,176 |
97.8 |
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合計 |
1,790,175 |
118.6 |
(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.事業部門間取引については、相殺消去しております。
3.前連結会計年度比の算出に当たり前連結会計年度の数値は事業部門別に組み替えた数値で比較しております。なお、当該事業部門別の数値は、当社グループが提供するデジタルマイグレーション、データストラテジー及びインテリジェントオートメーションの3つのサービス及びソリューション別の販売実績とは異なるものですので、この点にご留意ください。
4.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
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相手先 |
前連結会計年度 (自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) |
当連結会計年度 (自 2020年8月1日 至 2021年7月31日) |
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金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
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トランス・コスモス株式会社 |
324,718 |
21.5 |
313,460 |
17.5 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりです。なお、当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり認識しており、これらのリスクについては発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。
(売上高)
当社グループでは、持続的な成長を通じた企業価値向上を目指しており、事業拡大の観点から売上高を重要な経営指標と位置づけ、収益力の強化に取り組んでおります。
当連結会計年度における売上高は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により一部インテリジェントオートメーションの営業活動に影響を受けたものの、全体としては当社の顧客企業におけるデジタルトランスフォーメーションへの取組みに陰りは無く、既存顧客からのリピート受注に加え、テックパートナーからの新規顧客の紹介が売上高の増大につながり、1,790,175千円(前連結会計年度比18.6%増)となりました。当該売上高は、当連結会計年度における売上高目標である1,794,848千円に対して達成率99.7%での着地となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、売上高の増加に加え、コンサルティング事業拡大のための人財採用・育成に注力したこと及び外部リソース調達による外注委託費等の増加により、1,252,571千円(前連結会計年度比10.1%増)となったものの、高付加価値案件の受注が増加したことから、売上総利益率が30.0%(前連結会計年度は24.6%)に改善しました。
この結果、売上総利益は537,603千円(前連結会計年度比44.6%増)となりました。
(営業利益)
当社グループは、強固な経営基盤及び高利益率体質を構築すべく、営業利益及び営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、経営の効率化に努めております。
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、主として役員報酬、給料、採用教育費等の人件費の計上があったものの、新型コロナウイルス感染症への対策として役職員の就業形態をテレワーク中心に移行したことにより、出張費や通勤費等経費の大幅に削減することができました。これら要因により259,812千円(前連結会計年度比4.1%増)となりました。
この結果、営業利益は277,791千円(前連結会計年度比127.0%増)となり、営業利益率は15.5%(前連結会計年度は8.1%)となりました。また、当該営業利益は、当連結会計年度における利益目標である242,969千円(計画比14.3%増)を上回る水準となっております。
(経常利益)
当連結会計年度において、営業外収益は助成金収入等の計上により7,037千円(前連結会計年度比6.6%減)となりました。一方、営業外費用は株式公開費用や為替差損等の計上により17,957千円(前連結会計年度比385.1%増)となりました。
この結果、経常利益は266,871千円(前連結会計年度比111.5%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度において、特別利益の計上はありませんでした。一方、特別損失は事務所移転費及び固定資産除却損の計上により1,708千円(前連結会計年度比88.2%減)となりました。また、法人税、住民税及び事業税を76,686千円、法人税等調整額を3,974千円計上しております。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は184,503千円(前連結会計年度比61.0%増)となりました。
② 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループでは、事業規模の拡大を進めるために、最先端IT技術の発掘や各種IT技術を活用した製品開発及びサービスの向上に取り組んでおります。これらの資金需要は、主として人件費や外注費ですが、手元資金及び営業キャッシュ・フローで補うことが可能と考えており、必要に応じて銀行借入れ等の有利子負債による調達を実施します。また、当社上場時の公募調達資金については、事業拡大に伴う①人材確保及び教育訓練に係る採用教育費及び②採用後の教育期間における人件費、並びに③借入金の返済に充当する計画であります。
③ 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されており、その作成過程においては経営者による会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定を含んでおります。これらの見積り及び仮定は、過去の実績及び決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいておりますが、その性質上、将来においてこれらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
(繰延税金資産)
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減少又は増加し、この結果、税金費用が増減する可能性があります。
なお、重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
④ 経営戦略の現状と見通し
当社はサービス提供及びアプリケーション提供の双方向からクライアント企業のデジタルトランスフォーメーションを支援することを経営方針として事業を展開しております。
引き続き、クラウド、IoTデバイスまで、幅広いシステムアーキテクチャにおけるシステム開発・実装経験を有するコンサルティングサービスを提供するほか、AIや自動言語処理、アナリティクスなどの各種IT技術をマイクロサービスと組み合わせた独自のアプリケーションの企画・開発に取り組んでまいります。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループの経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後さらなる成長を遂げるためには、さまざまな課題に対処することが必要であると認識しております。
それらの課題に対応するために、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最先端IT技術の発掘及び次世代商品開発による競合との差別化を推進し、さらなる事業拡大を図ってまいります。
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相手方の名称 |
国名 |
契約の名称 |
契約 締結日 |
契約内容 |
契約期間 |
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Tableau Software,Inc. |
米国 |
Tableau Alliance Partner Program Agreement |
2013年 12月16日 |
BI及び分析ソフトウエア(Tableau)のアライアンスパートナー契約 |
2013年12月16日から2014年12月15日まで以後1年ごとの自動更新 |
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株式会社アシリレラ |
日本 |
販売パートナー契約 |
2015年 5月4日 |
RPAエンジン(ipaSロボライセンス)の購入契約 |
2015年5月4日から2016年5月3日まで以後1年ごとの自動更新 |
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Automated Insights,Inc. |
米国 |
Wordsmith Implementation Partner Agreement |
2018年 9月12日 |
自然言語生成エンジン(Wordsmith)の日本国内における販売代理店契約 |
2018年9月12日から2021年9月11日まで以後1年ごとの自動更新 |
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株式会社セールスフォース・ドットコム |
日本 |
グローバルサービス契約書 |
2020年 9月11日 |
Tableau professional serviceに関するサプライヤー契約 |
2020年9月11日から2021年9月10日まで以後1年ごとの自動更新 |
当連結会計年度における研究開発費の総額は
当社グループは、最先端のIT技術を活用したサービスの提供及び製品の開発等を通じてクライアント企業のビジネスの効率化等を支援しております。IT技術の進化は早く、当社グループが更なる成長を図るためには、最先端テクノロジーの発掘及び最先端技術と既存技術との融合が不可欠と考えており、今後当社グループで取り扱うべき技術に関する広範囲な調査と、そこで選定した個別技術に関する研究、その技術を活用したサービスの開発を行っております。