第3【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2022年1月14日付「通期業績予想の修正に関するお知らせ」にて開示いたしました内容以外に、生産拠点のあるマレーシアにおける新型コロナウイルス感染症の感染状況が、当社グループの生産量に大きな影響を与えるとは考えておりません。今後も新型コロナウイルス感染症の蔓延による当社グループの事業への影響を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

グループ経営成績概要

 

財政状態計算書

2021年12月31日現在の資産合計は、前連結会計年度末と比較して43.3百万米ドル増加しました。主に売掛金及びその他の債権の増加10.6百万米ドル、棚卸資産の増加29.5百万米ドル、有形固形資産の増加5.8百万米ドルなどの要因が寄与しましたが、これらの増加は、現金及び現金同等物の2.4百万米ドル及び非流動資産の0.3百万米ドルの減少と部分的に相殺されています。

売掛金及びその他の債権の増加については、当第3四半期累計期間の売上収益が増加したことが主な要因です。棚卸資産の増加は、新型コロナウイルス感染症による世界的なサプライチェーン活動の混乱や出荷遅れによる供給不足に対応するため、当社グループが在庫を積み増したことによるものです。販売計画の増加にもより2021年3月31日時点に比べて、2021年12月31日時点の在庫水準は、増加しています。現金及び現金同等物の減少については、運転資金の投入が主な要因となっています。また、固定資産の減少は、主に減価償却によるものです。

2021年12月31日現在の負債合計は、前連結会計年度末の残高と比較して、23.6百万米ドル増加しました。この増加は主に、買掛金及びその他の債務が3.8百万米ドル、短期及び長期有利子負債が19.4百万米ドル、未払税金が0.3百万米ドル増加したことによるものです。

買掛金及びその他の債務の増加は、主に、売上収益の増加にともなう仕入高の増加および在庫の増加によるものです。短期及び長期有利子負債の増加は、主に、マレーシアのジョホール州にある所有地2件の購入のために5.2百万ドルの借入を行ったことと、仕入高の増加にともなう貿易金融の増加によるものです。

2021年12月31日現在の資本合計は、前連結会計年度末の39.9百万米ドルから19.7百万米ドル増加し、59.5百万米ドルとなりました。主な要因は、当第3四半期累計期間に収益性の高い事業からの利益剰余金が13.2百米ドル増加したことと、上場により得られた資金が8.7百万米ドルになったことによるものですが、新規株式発行に関連する費用1.2百万米ドルと配当金の支払額1.2百万米ドルにより相殺されています。

 

損益計算書

2022年3月期第3四半期累計期間の売上収益は、239.1百万米ドルとなり、前年同期と比較し36.7%の増収となりました。新型コロナウイルス感染症の発生により、多くの国で工場の操業停止や厳しい移動規制が行われたことが要因となって売上収益が減少した前年同期に比べ、大幅に増加しました。当第3四半期累計期間においては、各国が新型コロナウイルス感染症への対応を強化しており、前年同期に比べて、影響を最小限に抑えることができました。

売上原価は、前年同期比で59.0百万米ドル(38.3%)増加の213.1百万米ドルとなりましたが、これは販売実績の増加によるものでした。売上総利益率は10.8%と、前年同期の11.8%から低下しましたが、これは主に販売製品構成の変化によるものです。

売上総利益は、前年同期の20.7百万米ドルに対し、当第3四半期累計期間では、25.9百万米ドルとなりました。四半期利益は13.2百万米ドル(前年同期9.9百万米ドル)となり、前年同期より3.3百万米ドル(33.5%)の増加となりました。四半期利益の増加は、販売実績の増加によるものです。

営業費用(販売費、管理費を含みます。)は、前年同期の10.1百万米ドルから0.7百万米ドル(7.2%)増加して10.8百万米ドルとなりましたが、これは主に販売実績の増加に伴うものです。なお、新規株式発行に関連する費用総額1.2百万米ドルは、当年度に発行された新株に対して資産計上されており、営業費用には含まれていません。

金融費用は、0.9百万米ドルとなり、前年同期の1.2百万米ドルから23.1%の減少となりました。金融費用の減少は、主に金利の低下によるものです。さらに、キャッシュ・フローの管理や銀行の貿易金融枠の効率的な活用により、売上収益が増加したにもかかわらず、金融費用は同水準を維持することができました。

その他の収益は、前年同期の2.1百万米ドルから1.2百万米ドル(58.0%)減少し、当第3四半期累計期間では0.9百万米ドルとなりました。減少の要因は、前年第1四半期の為替差益1.0百万米ドルに対し、2022年3月期第1四半期では為替差損がなかったことによるものです。

税金費用は、前年同期の1.5百万米ドルから、当第3四半期累計期間では2.0百万米ドルへ増加(31.6%)しましたが、これは主に前年同期に比べ、四半期利益が増加したことによるものです。

 

キャッシュ・フロー計算書

2021年12月31日現在における現金及び現金同等物は、前年同期末の16.5百万米ドルから1.4百万米ドル増加し、17.9百万米ドルとなりました。2021年12月31日現在の定期預金額は、3.2百万米ドルです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

2021年12月31日現在の営業活動による資金は、20.7百万米ドルとなりました。当第3四半期累計期間において、運転資本増減考慮前営業利益は17.5百万米ドルとなり、主に36.9百万米ドルの運転資本のマイナス変動と1.3百万米ドルの法人所得税の支払により相殺されました。また、新型コロナウイルス感染症による供給と出荷の遅れに対応し、在庫水準を高く維持するために運転資金を活用しました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

  投資活動による支出は、6.7百万米ドルとなりました。この支出は、主にマレーシアにおける新工場拡張計画のための土地を取得したことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

  当第3四半期累計期間における財務活動の結果、24.8百万米ドルの収入となりました。これは主に、上場による収益7.6百万米ドル、配当金の支払額1.2百万米ドル、有利子負債による収入及び有利子負債の返済が合計19.6百万米ドルとなったことと、利息の支払額が0.8百万米ドルとなったことによるものです。

 

生産、受注及び販売の実績

  当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績については、著しい変動は  ありませんでした。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結累計期間において、重要な契約の変更等はありませんでした。