第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

 

回次

第3期

第4期

第5期

第6期

決算年月

2019年6月

2020年6月

2021年6月

2022年6月

売上高

(千円)

20,261,486

14,521,324

16,105,197

14,684,093

経常利益

(千円)

1,257,178

396,810

911,790

678,970

親会社株主に帰属する

当期純利益

(千円)

791,714

291,396

696,685

478,326

包括利益

(千円)

757,796

262,300

792,310

539,398

純資産額

(千円)

6,465,425

6,727,575

7,519,886

8,046,344

総資産額

(千円)

20,137,195

20,049,988

17,206,655

18,836,159

1株当たり純資産額

(円)

1,148.00

1,194.59

1,335.32

1,428.85

1株当たり当期純利益

(円)

140.62

51.76

123.75

84.96

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

84.31

自己資本比率

(%)

32.1

33.5

43.7

42.7

自己資本利益率

(%)

12.0

4.4

9.8

6.1

株価収益率

(倍)

14.38

営業活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

2,246,781

2,389,857

1,609,826

698,089

投資活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

231,112

603,808

575,275

340,097

財務活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

1,289,714

2,489,626

1,410,462

107,787

現金及び現金同等物

の期末残高

(千円)

2,989,453

2,471,594

2,107,755

2,430,391

従業員数

(名)

241

233

236

246

 

(注)1.第3期から第5期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

2.第3期から第5期の株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。

3.従業員数は、就業人員数であります。なお、派遣社員は除いております。また、臨時従業員数は、従業員の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

4.第3期から第6期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則(昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、監査法人A&Aパートナーズにより監査を受けております。

5.当社は、2021年2月24日開催の取締役会決議により、2021年3月20日付で普通株式1株について50株の株式分割を行っております。第3期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第6期の期首から適用しており、第6期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第2期

第3期

第4期

第5期

第6期

決算年月

2018年6月

2019年6月

2020年6月

2021年6月

2022年6月

売上高

(千円)

19,449,158

20,253,519

14,479,693

16,133,025

14,637,067

経常利益

(千円)

1,074,787

1,254,686

373,535

868,397

668,377

当期純利益

(千円)

763,636

870,228

265,362

664,502

455,826

資本金

(千円)

450,000

450,000

450,000

450,000

450,000

発行済株式総数

(株)

112,600

112,600

112,600

5,630,000

5,630,000

純資産額

(千円)

6,437,636

6,307,865

6,573,077

7,237,580

7,680,466

総資産額

(千円)

18,743,562

19,984,438

19,863,259

16,953,094

18,468,724

1株当たり純資産額

(円)

57,153.39

1,120.02

1,167.15

1,285.18

1,363.86

1株当たり配当額

(円)

177.62

45.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

7,092.51

154.57

47.13

118.03

80.96

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

80.34

自己資本比率

(%)

34.3

31.6

33.1

42.7

41.6

自己資本利益率

(%)

13.2

13.7

4.1

9.6

6.1

株価収益率

(倍)

15.09

配当性向

(%)

114.9

55.6

従業員数

(名)

202

205

197

201

214

株主総利回り

(%)

(比較指標:-)

(%)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

最高株価

(円)

2,043

最低株価

(円)

1,069

 

(注)1.第2期から第5期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

2.第2期から第5期の株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。

3.従業員数は、就業人員数であります。なお、派遣社員は除いております。また、臨時従業員数は、従業員の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

4.第3期から第6期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、監査法人A&Aパートナーズにより監査を受けております。なお、第2期の財務諸表については、監査を受けておりません。

5.第2期の期首において、当社を吸収合併存続会社、当社の親会社であったヒューストン・ホールディングス株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施しております。

 

6.2021年2月24日開催の取締役会決議により、2021年3月20日付で普通株式1株について50株の株式分割を行っております。これにより、発行済株式総数が5,630,000株となっております。また、第3期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり配当額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

7.第2期から第6期の株主総利回り及び比較指標については、2021年7月30日に東京証券取引所市場第二部に上場したため、記載しておりません。

8.第2期から第5期の最高・最低株価については、2021年7月30日に東京証券取引所市場第二部に上場したため、記載しておりません。また、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。ただし、当社株式は、2021年7月30日から東京証券取引所市場第二部に上場されており、それ以前の株価については該当事項がありません。

9.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

10.第6期の1株当たり配当額45円には、上場記念配当18円を含んでおります。

 

 

2 【沿革】

当社は、1990年に茨城県龍ケ崎市向陽台において操業を開始した、日立テクノエンジニアリング株式会社(現株式会社日立製作所)竜ヶ崎工場をその母体としております。

同社は2013年に株式会社日立製作所に吸収合併されましたが、竜ヶ崎工場は、合併後も液晶パネル製造設備、有機ELパネル製造設備、実装・マイクロボール関連製造設備(半導体関連応用設備)等の事業を手掛けてまいりました。その後株式会社日立製作所は、パネルの高精細化やデジタル機器の高機能化・小型化が急速に進展するなど市場環境の変化が激しさを増していく中において、お客様のニーズに応えつつ、さらなるシェアの拡大や安定的な収益の確保、コア技術の活用やパートナリングを通じた新事業創出を図っていくためには、より一層のスピーディーな運営が可能な事業体制の構築や経営効率の向上が必要と判断し、液晶パネル等製造設備事業の分社化を決定しました。2016年7月、同社は新設分割によって当社(AIメカテック株式会社)を設立し、液晶パネル等製造設備事業を移管するとともに、当社の株式の大半をポラリス・キャピタル・グループ株式会社(※)が新たに設立した会社(ヒューストン・ホールディングス株式会社)に譲渡しました。

 (※)ポラリス・キャピタル・グループ株式会社は、企業の事業再編・再構築を支援するプライベートエクイティ

    (未公開株)ファンド運営会社です。

 

 (1)当社の企業集団に係る経緯

年月

概要

2016年7月

株式会社日立製作所は液晶パネル等製造設備事業を新設分割により分社し、茨城県龍ケ崎市向陽台にAIメカテック株式会社(資本金450百万円)を設立。当社株式の大半をヒューストン・ホールディングス株式会社(2016年3月設立)に譲渡。

2016年9月

子会社南京日立科技有限公司(中華人民共和国江蘇省南京市)を、南京新創機電科技有限公司に商号変更。

2017年7月

当社がヒューストン・ホールディングス株式会社を吸収合併し、ヒューストン・ホールディングス株式会社は消滅、当社が存続会社となる。

2018年7月

新プロセス、新材料の開発をより効果的にサポートすることを目的にプロセス開発センタを開設。

2021年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行。

 

 (注)1.2016年7月、株式会社日立製作所からの新設分割による当社設立に際し、子会社南京日立科技有限公司の

      株式を承継しております。

 

 (2)当社設立(2016年7月)までの主な事業の変遷

年月

概要

1990年3月

日立テクノエンジニアリング株式会社が、茨城県龍ケ崎市において電子部品製造設備の製造・販売を目的として竜ヶ崎工場を操業。

2001年10月

日立テクノエンジニアリング株式会社が株式会社日立製作所 土浦工場を会社分割により承継し、株式会社日立インダストリイズ発足。

2001年12月

中国南京熊猫電子有限公司(PANDA)との合弁により汎用印刷機を製造・販売する南京熊猫日立科技有限公司を設立。

2006年4月

株式会社日立製作所(産業プラント部門)、日立プラント建設株式会社、株式会社日立インダストリイズ、日立機電工業株式会社が統合し、株式会社日立プラントテクノロジー発足。

2007年4月

中国南京熊猫電子有限公司(PANDA)との合弁を解消し100%独資による南京日立科技有限公司へ社名変更。

2013年4月

株式会社日立製作所と株式会社日立プラントテクノロジーが合併、株式会社日立製作所 インフラシステム社 メカトロニクス事業本部を設立。

 

 (注)液晶パネル等製造装置事業は、2013年4月に設立された株式会社日立製作所 インフラシステム社 メカトロニ

    クス事業本部内の一事業部であります。

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社と連結子会社1社で構成されており、フラットパネル・ディスプレイ(FPD)製造装置や半導体パッケージ製造装置の開発・製造・販売及びアフターサービスを行っております。

 

当社グループの事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

(IJPソリューション事業)

IJP(インクジェット・プリンティング)応用分野、フィルム応用分野の研究開発成果を製品に展開し、先端のプロセスと設備を提案しております。

1.IJP応用分野

有機ELパネルを始めとする次世代パネルの量産化に向けたプロセスと設備の提案を行っております。

IJP技術は、微小な液滴を対象物に非接触でダイレクトに塗布、印刷する技術で、液晶ディスプレイ(LCD)に代わる有機ELディスプレイ(OLED)や量子ドットディスプレイ(QD)など次世代プレミアム・ディスプレイの製造に用いられるほか、必要な量を必要な場所に塗布できることからローコスト・プロセスの実現に繋がるなど様々な分野での利用が期待されています。

2.フィルム応用分野

フレキシブルデバイス(※1)やデジタルサイネージ(※2)に向けたプロセスと設備の提案を行っております。

 (※1)フレキシブルデバイスとは、薄くて柔軟性のある新たな素材を用いたエレクトロニクス製品の総称です。

(※2)デジタルサイネージとは、ディスプレイなどの電子的な表示機器を用いて情報発信するメディアの総称です。

 

(主な関係会社)当社

 

(半導体関連事業)

 半導体パッケージ(※1)の実装に用いられる、はんだボールマウンタ装置(※2)の開発・製造・販売及びアフターサービスを行っております。

  (※1)半導体パッケージは、ICチップに電源を供給、衝撃・湿気・ほこり等外部環境から保護、及びICチップの放熱等を行うものであり、ICチップの能力を最大限に引き出す役割を果たしています。

  (※2)はんだボールマウンタの利用は2000年代から本格化した新しい方法ですが、半導体の微細化・高集積化が進む中、半導体パッケージの高密度・薄型化に適したはんだボールマウンタの利用が拡大しています。

 1.はんだボールマウンタ装置

  ボール搭載技術とリペア技術を応用し、高歩留まりの量産設備を提供しております。今後更なる高機能・小型化・薄型化が要求される半導体関連の応用設備であります。

 

  (主な関係会社)当社、南京新創機電科技有限公司

 

(LCD事業)

テレビやスマートフォン等の液晶ディスプレイパネル生産工程で使われるシール塗布装置、液晶滴下装置、真空貼合せ装置等の開発・製造・販売及びアフターサービスを行っております。

1.シール塗布装置

細線塗布技術を応用し、対象となる基板上にシール剤(接着剤)を高速・高精度に塗布する装置であります。

2.液晶滴下装置

微量IJP塗布技術を応用し、液晶剤をパネルに高精度に塗布する装置であります。

3.真空貼合せ装置

高精度貼合せ技術を応用し、真空中で2枚のガラス基板の間に液晶を封じ込めるための装置であります。

 

(主な関係会社)当社、南京新創機電科技有限公司

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 


 

(注)南京新創機電科技有限公司は連結子会社であります。

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業
の内容

(注1)

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

南京新創機電科技有限公司(注2)

中華人民共和国江蘇省南京市

385,000

半導体関連事業

LCD事業

100.0

当社のLCD関連設備等の部品・消耗品の販売及びセットアップや検査の支援を行っております。

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

   2.特定子会社であります。

     3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。

 

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2022年6月30日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

IJPソリューション事業

49

半導体関連事業

50

LCD事業

108

全社(共通)

39

合計

246

 

(注)1.従業員数は、就業人員数であります。なお、派遣社員は除いております。また、臨時従業員数は、従業員の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2.休職者及び非常勤社員(契約社員)は含めておりません。

3.全社(共通)は、法務・財務・総務等の管理部門の従業員等の数であります。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

2022年6月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

214

47.2

17.4

6,820

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

IJPソリューション事業

45

半導体関連事業

42

LCD事業

88

全社(共通)

39

合計

214

 

(注)1.従業員数は、就業人員数であります。なお、派遣社員は除いております。また、臨時従業員数は、従業員の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2.休職者及び非常勤社員(契約社員)は含めておりません。

3.平均勤続年数は、当社新設分割に係る分割元会社での勤続年数も含めております。

4.全社(共通)は、法務・財務・総務等の管理部門の従業員等の数であります。

5.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

 当社には、2016年7月に結成されたAIメカテック労働組合があります。2022年6月30日現在の組合員数は115名であります。

   なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。