文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、以下の経営理念のもと、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現し、社会的使命と責任を果たし、「信頼される企業」であることを目指します。
<経営理念>
ITを通じて、三方笑顔(お客様の笑顔/社員の笑顔/世間の笑顔)を創造し、人類・社会の進歩発展に貢献します。
1.自己の良心をもって、信頼と安心を築き、三方笑顔を創造します。
2.早さを追求し、スピードあふれる行動をもって、三方笑顔を創造します。
3.新しいIT技術、斬新なサービスをもって、三方笑顔を創造します。
<アスタリスク人の宣言>
1.プロとしての熱意
2.徹底の徹底
3.土俵の真ん中で相撲をとる
4.時間軸を第一に
5.目的、ねらい、コンセプトの明確化
6.夢のある提案をし続け、固定客化
7.何事も「数値」をもって行動
8.常に明るく前向きで、楽しむことを工夫する
インターネットによるビジネス革命、スマートデバイスの普及によるモバイル情報革命など、IT技術の変革、IoT(Internet of Thingsの略。モノに通信機能を搭載してインターネットに接続し、情報伝達をする仕組み)による業務改革が世界的に広がりを見せているなかで、当社はモバイルによるソリューションを徹底的に追求し、ハードウエアと、長年培ったソフトウエア技術の融合による新たなサービスを創造してまいります。
その中でも、当社グループの主力製品はAsReaderシリーズになります。AsReaderシリーズは、iPhoneやAndroidといったスマートフォンに取り付ける、当社開発のバーコードやRFID読取装置・赤外線通信装置であります。
当社グループは、伊藤忠紙パルプ株式会社との資本業務提携による営業体制の強化や、企業向けのスマートフォン販売促進を行っている国内携帯通信キャリア、スマートフォンメーカーとの協業を進め、当社グループの主力製品であるAsReaderシリーズの売上高拡大を目指し、さらなる成長を目指します。
(3) 経営戦略
当社グループは、次の経営戦略を軸としております。
① 既存主力事業の拡大
当社グループの既存主力事業であるAsReader事業は、次に掲げるような経営環境の中、事業の拡大を見込んでおります。
イ あらゆる業界でのニーズ
AsReaderシリーズは、製造業界、物流業界、小売業界、自動販売機業界、医療業界、アパレル業界など、幅広い業界で導入いただいており、各業界への営業活動を行うことで今後も引き続き、幅広い業界での導入を見込んでおります。
ロ 各種専用業務用端末から汎用性の高いスマートフォンへの転換
専用コンピューターがパソコンに置き換わったように、ハンディターミナルのような既存の各種専用業務用端末(ハンディーターミナル、デジタルカメラ、トランシーバー、PDAなどの各種リーダー)が汎用性の高いスマートフォンに置き換わり、スマートフォン1台で様々な業務を行うことが可能となり、「スマートフォンで業務を行う」ことが主流になることで、スマートフォンに取り付けて使用する当社グループの製品の導入機会が増加すると見込んでおります。
ハ スマートフォン法人利用台数の増加
次のような理由から、法人利用の携帯通信端末がフィーチャーフォンからスマートフォンへ切り替わっていき、スマートフォン法人利用台数が増加することを見込んでおります。当該増加により、スマートフォンに取り付けて使用するAsReaderシリーズの導入機会が増加すると見込んでおります。
①国内携帯通信キャリアの動向
当社は国内携帯通信キャリアと協業した営業を行っております。その中で、当社製品のような業務効率化ソリューションの提案とともに、法人へのスマートフォン販売に力を入れている傾向にあり、今後も国内携帯通信キャリアによる法人販売強化は続くものと見込んでおります。
②通信料金の低下傾向
大手国内携帯通信キャリアのサブブランドなどの登場により、スマートフォンの通信料金を抑えることが可能な環境になりました。
ニ 経済産業省による宣言
経済産業省が、2017年4月にコンビニ各社と「コンビニ電子タグ1,000億枚宣言」を発表し、2018年3月に一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会と「ドラッグストアスマート化宣言」を発表しており、RFID等を活用したサプライチェーンの効率化を推進する動きがあります。
またRFタグの単価が高価であることがRFIDソリューションの導入時の障壁となっておりましたが、RFタグの普及に伴い単価が低下してきており、当社グループのRFID関連商品の販売を行いやすくなることを見込んでおります。
② 新製品の拡販
当社グループが新たに開発・販売した、次の新製品の拡販を行ってまいります。
イ セミセルフレジ
「人検出・動体追跡」技術により、購買客が有人レジでの購買品登録後、複数設置された自動精算機のどれを選択しても、正しく精算することが可能になります。当該製品を導入することで、レジ係員の現金等の受け渡しといった負担が軽減され、動体追跡と精算データを紐付けることで、精算自動化の懸念点である不正精算(不払い)の抑止も可能にするソリューションです。
ロ 画像認識安全監視システム「AsWatcher」
画像認識技術で侵入禁止ゾーンを監視しておき、侵入禁止ゾーンに人が立ち入った場合に、警報を鳴らしたり、電灯を点滅させたりするセキュリティ対策製品になります。企業のセキュリティ強化に有効なソリューションです。
③ 営業力の強化
当社グループは次の施策により、営業力の強化を見込んでおります。
イ 伊藤忠紙パルプ株式会社との資本業務提携
伊藤忠紙パルプ株式会社と資本業務提携を通じ、両社の持つ固有のノウハウを共有し、リソースを融合することで、顧客企業へのより広範なビジネスソリューションの創出・提供を行い、相互の事業発展とビジネスにおいてのIoT、自動認識の新しい価値づくりを進めております。
ロ 国内携帯通信キャリアやスマートフォンメーカーとの協業
企業向けのスマートフォン販売促進を行っている国内携帯通信キャリアやスマートフォンメーカーとの協業を進め、当社グループの主力製品であるAsReaderシリーズの販売拡大を進めております。
④ 海外展開
海外におけるバーコードリーダー、RFIDリーダーの市場は国内よりも大きく、AsReaderシリーズの販売機会があると見込み、海外でのAsReaderシリーズ販売を目的とした連結子会社を米国(2015年1月)及び欧州(2018年2月)に設立し、現地法人による販売活動を行っております。
米国については、病院、警察署、消防署、国際宇宙ステーション、牧場など、多くの場所でAsReaderシリーズの導入を行っております。米国では大型案件を獲得した後に他の業界でも話題となり、他の業界での案件獲得が進みやすくなる傾向にあります。2021年2月に飲料メーカーからの約17,500台の受注を獲得し、当該導入実績を機に、さらなる水平展開・案件獲得を目指してまいります。
欧州については、現地法人設立後、代理店網の構築など基盤作りを進めてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により営業活動が停止状態にありました。徐々に客先訪問が可能になりつつありますが、基盤構築にはまだある程度の時間が必要と考えています。現在、欧州市場では、ラグジュアリーブランドでの商材管理や、アパレル向け、郵政関係、スーパーマーケット向け、自動車メーカーなどでの在庫管理案件の交渉を進めており、案件化に向けて取り組んでまいります。また、いくつかの代理店候補と取引条件の交渉を始めました。
当社グループ製品に対する将来需要を表す尺度であり、将来業績の先行指標として機能し、今後の経営成績と強い関連性があります。将来業績にとって重要な指標であり、事業活動におきましても常に受注高を意識して行動し、当社グループの業績評価の指標としています。
受注高=受注件数×受注単価であることを常に念頭に置き、「受注件数」をいかに増やし、「受注単価」をいかに上げるかを、営業活動の行動規範としています。また、これら構成要素を分析して、現状認識、課題確認、戦略立案に活用しています。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社の主力製品であるAsReaderシリーズは、すべて海外の生産委託協力会社にEMS生産により製造委託をしております。このため、急な生産変更が困難であり、適宜適切な需要把握に基づく計画的な生産が必要になっております。また、世界経済情勢の変化に伴う為替変動のリスクが常に介在し、原価構造が悪化する可能性があります。
主要な製造拠点が2拠点のみであることも課題と認識しております。特に、製造委託している企業に依存している生産技術があり、リスクを低減させるためには、生産技術の内部留保、複数の生産拠点の確保が必要となります。現在、代替工場を含め、複数拠点化を目的に第3の製造工場を選定し、生産を開始しております。
ハードとソフトを融合した事業展開を目指すことが、当社にとって総合力を発揮し、他社との優位性を活かす大きな武器と考えており、この融合による業務改革のソリューション提案、具体的には課題に即したシステムの構築や統合、ニーズに対応するアプリやハードの提供につなげることが事業基盤の強化につながります。統合したソリューションとして提案する課題解決ベンダーとして、既存のシステム開発会社やシステムコンサルタント、或いは自動認識機器メーカーといった従来のビジネス領域に対して、当社は全てを提供できるワンストップ課題解決ベンダーとしての展開を行っております。
また当社はB to Bの領域で、高い専門性を活かして業務上の課題解決策を提供するため、エンドユーザーへの直接営業を主にしてきましたが、全国展開、グローバル展開を遂行する上での課題であった、営業網の脆弱さを強化する目的で、伊藤忠紙パルプ株式会社との資本業務提携や、名古屋営業所の開設、その他代理店網を構築し、広範囲な営業網を通じて、独自の自動認識ソリューションを全国の企業へとアプローチしていきます。
当社の主力製品であるAsReaderシリーズの市場は、米国、欧州を中心に海外に大きく広がっていくと予想しております。事業拡大のためにはこの市場の攻略が不可欠であります。米国については、米国子会社でありますAsReader,Inc.が販売拠点となり、病院などの医療機関向けやイベント会社向け、米国海軍向け、警察署向け、牧場での家畜管理向けなどに販路を形成しております。欧州については、オランダにあります子会社AsReader Europe B.V.が代理店開拓を行い販売施策の確立を目指しているものの、代理店施策による効率的な販売網の構築は容易ではなく、当社からの人員派遣等も含めた総合的な対応を検討しております。アジア地域は、中国の大連市にある子会社の大連明日星科技有限公司を安定した販売拠点として確立する予定であり、引き続き、中国、台湾を中心にさらなる市場開拓を進めてまいります。
今後、海外での安定した販売網を構築し、業務用自動認識機器需要のボリュームゾーンを狙うにあたり、エリア・マーケティングも必要になってまいります。そのポイントとしては①ターゲット市場の明確化 ②最適販路の設定 ③現地適合商品の開発が重要になります。特に、現地適合商品の開発は、欧米の巨大市場を攻略する際には重要であり、そのための開発体制の強化が必要不可欠であります。国ごとの品質基準の違いに対応した品質保証の体制構築や、それぞれの国の市場特性に合った、現地商品に対抗できる商品開発のための社内体制構築が課題であると考えております。課題の解決に向けて、海外における主要展示会に参加し、多方面のユーザーからの様々な要求や商品への要望及び機能的な訴求点を確認し、開発の指針としております。また、グローバル管理体制の構築が重要課題であり、現在、基幹システムや会計システム等の海外との連携による管理強化に取り組んでおります。
④ 新技術(自動認識技術)の深耕と新商品の販売
当社は常に顧客であるエンドユーザーのニーズを調査し、ニーズを満たす製品販売に向けた技術開発、商品開発を推進しており、その展開を拡大することにより収益を確保し、持続的な成長につなげてまいります。自動認識技術の深耕が将来のコアコンピタンス(企業の中核となる強み)になると考え、特許などの取得にも注力し、当該技術を用いた新商品の販売により、社会に新しい価値を提供してまいります。また、画像認識技術としては、人物認識やシンボル分析(バーコードやQRコード、その他記号の分析)などを中心に研究し、ロジカルなアルゴリズムに加え、AI(人工知能)での機械学習やディープラーニング(深層学習。人間が自然に行うタスクをコンピューターに学習させる機械学習の手法のひとつ)などの活用により、画像認識の精度を上げてきました。バーコードやRFIDで蓄積してきた画像認識技術とセンサー技術を融合することにより、自動認識を用いたDX(デジタルトランスフォーメーション、デジタル技術による変容)が可能となります。新しい試みとしては、療養型病棟を想定した画像認識による人追跡(人検出・動体追跡)技術で入院患者の動線を捕捉し、徘徊を防止するシステムの構築など、セキュリティ面での当社技術の活用が期待されております。
具体的な商品としては、当社開発の「人検出・動体追跡」技術により、購買客が有人レジでの購買品登録後、複数設置された自動精算機のどれを選択しても、正しく精算が可能になるというセミセルフレジを2020年11月に発表いたしました。レジ係員の現金等の受け渡しといった負担が大きく軽減され、動体追跡と精算データを紐付けることで、精算自動化の懸念点である不正精算(不払い)の抑止も可能にするソリューションです。小売業界、アパレル業界や医療業界をターゲット市場として導入を推進してまいります。
⑤ RFID市場での知名度の向上
当社がRFIDリーダー/ライターを発表した2014年7月から約7年が経過しましたが、市場における当社知名度はまだ高いとはいえない状況にあります。今後、既存製品について他社製品との差別化をさらに進め、またRFIDリーダーの使用により製商品の個品管理を可能にするアプリケーションAs Force(アズフォース)等の既存商品と連携するソリューション・ツールの市場への投入や、各種展示会出展やAsReader Conference(当社単独で開催しており、AsReaderの導入先活用事例や自動認識技術についての説明、最新のRFタグ情報の提供など、AsReader新製品情報や海外事例の説明等を行う発表会)の開催などを通じて、当社の強みのアピール、RFID市場における知名度の向上を図ってまいります。
⑥ 地域密着型営業活動の推進
当社は、地域に密着した個別営業による素早い顧客サービスが重要であると考えており、それらを徹底することとしています。その一環として、2020年11月に名古屋営業所を開設しておりますが、今後も、顧客満足度の向上と事業発展のため、順次、営業所を開設し、全国のお客様であるエンドユーザーに満足していただける体制の構築を図ってまいります。
当社では、これまで、保守部品販売、修理や定期点検などのメンテナンスは都度提供のケースが多く、次の注文を獲得するための、販売促進効果を狙ったサービスとしての提供が主でした。今後は、既存システムにも連携して在庫管理やPOSレジを可能にするアプリケーションAsReader Apps(アズリーダーアップス)の月額課金によるサービスの拡大、顧客満足につながるアフターサービス体制を強化し、安定収益の一つの柱として積極的に年間保守契約の締結を進める等、ストックビジネスの構築、推進を図ってまいります。
当社では、特許や技術ノウハウなどの知的財産は、重要な経営資源であるという認識のもと、知的財産戦略を定め、新規市場と新規顧客の開拓支援を目的とした、知的財産マネジメントの充実を推進してまいります。
権利化については、営業・開発・生産・管理が一体となった知的財産戦略活動により、知的財産権の出願、権利化などを推進し、知的財産権の積極的活用により、市場における優位性の確保を図ってまいります。また、第三者特許の侵害を防ぐための施策を定め、リスク回避に向けた取り組み、体制を構築しております。さらに、知的財産活動のレベル向上のため、顧問弁理士に特許の勉強会をしてもらう等の取り組みも実施しております。
(特許係争に関する注意事項)
株式会社ファーストリテイリング(株式会社ユニクロと株式会社ジーユーを含む。)と係争中の特許(特許第6469758号等、以下「当該特許類」)につきましては、一連の特許全てを株式会社NIPに譲渡しております。
当該特許類は、複数の商品が入ったカゴをレジの所定の場所に置くと、商品ごとに取り付けられているRFIDタグを読み取り、商品と購入額を特定し会計を行う、セルフレジで使われている特許になります。
当該特許類に関する裁判や特許庁での対応につきましても、すでに株式会社NIPが主体として実施されております。
(当該係争の当社グループに与える影響)
当社は発明者の立場であり、無効審判等の参加人や差止請求時の請求人として名前は残っておりますが、特許無効化の動きに対して抗弁するためであり、上述のとおり全ての判断は譲渡先である株式会社NIPが行っております。このため、当該特許類に関する裁判の判決結果及び損害賠償やライセンス料における交渉等の進展があった場合でも、株式会社NIPと当社の特許譲渡契約において、当社に責任が及ぶものや当社が受領する対価はなく、今後の当社グループの経営成績への影響はございません。
なお、当該特許類の譲渡と同時に当社は当該特許類の実施許諾を株式会社NIPより受けて今までどおり商品やサービスの提供を継続することが可能ですが、当該特許類を用いた製品・サービスの提供を予算には織り込んではおりません。したがって、当該特許類の特許存続がどのような結果になっても、予算の達成に与える影響はございません。
当社は少人数で効率的な組織運営を行ってまいりましたが、今後の事業規模の拡大を考えた場合、優秀な人材の確保を経営の重要課題の一つと認識しております。人材採用においては、当社の経営理念への共感、意欲、業務推進能力を兼ね備えた即戦力の中途採用や新卒者の定期採用を行ってまいります。
具体的には、将来の収益を創造するための新製品企画開発や販促企画開発を行う人材、マーケティング能力やマネジメント能力を有する人材及び公開情報の発信や営業、製品保守等顧客サービス体制を担う人材を確保し、利益基盤の増強と管理体制の強化に取り組んでまいります。
当社は、現状、小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。今後、企業価値の継続的な増大を図るにあたっては、優秀な人材の採用・育成により業務執行体制の充実を図り、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するような仕組みを強化・維持していくことが不可欠であると認識しております。そのため、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底してまいります。
近年、想定しない規模で自然災害や感染症等が発生しており、かかる環境下において事業継続計画(BCP)の重要性が増しております。大規模な自然災害が発生した場合でも、被害を最小限にとどめ、復旧までの時間を最小限におさえて業務を継続できるよう、業務インフラ、緊急時連絡体制、本社屋をはじめとする各設備の見直しを行ってまいります。また、新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックの発生に際しては社会全体での取り組みが必要となりますが、当社としても、感染症の発生初期→感染拡大期→蔓延期→回復期を想定し、役員、従業員に向けて適切な対策を検討・実施してまいります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあります。なお、以下のうち、将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経済環境、社会的及び政治的動向に関するリスクについて
当社グループの主要な市場である国及び地域の経済環境、社会的及び政治的動向により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。日本、米国及び当社グループが事業活動を行うその他の主要な市場において、景気後退による個人消費や民間設備投資の減少によって、当社グループが提供する製品・サービスの需要が減少する可能性があります。今のところ、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと予想しております。対策として、優位な品質とコストを実現するための革新的な新技術の確立を目指しており、特許出願も進めていますが、これらが計画どおり進まない場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 海外生産について
当社グループの主力製品のAsReaderシリーズのハードウエアについては、海外企業に製造委託するEMS生産となっております。このうち、Apple社製品用のリーダー機器はApple社のMFi認証の認定工場を保有する韓国のSPS Inc.のみ生産が可能です。当社グループの第14期連結会計年度の売上高1,398,155千円の中で、当該企業の生産に依存している売上高は約40%であります。MFi認証はケーブルやイヤフォン、ホームオートメーション(家電制御)など様々な製品のジャンルが存在しますが、AsReaderのようなLightningコネクタ(Apple社の携帯機器などで用いられる、通信・充電のためのケーブル及び端子の規格)で接続できるリーダー機器を製造できるのは、MFi認証の認定工場のみになります。また、当該生産拠点においては、予期しない法律や規制の変更、経済的変動及び政治的混乱等のリスク、地震など大きな災害発生のリスク、委託企業の経営悪化による生産への影響リスクが存在いたします。今後においても、製造委託による安定的な生産は可能と考えており、短期的に当該リスクが顕在化する可能性は低いと予測しております。対策として、当該企業との良好な関係の構築、維持に努めること、生産拠点の分散、生産技術の蓄積、自社生産のノウハウ獲得などの対策を講じておりますが、リスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 品質に関するリスクについて
当社グループは、世界が様々なITソリューションを模索する中で、従来にない仕様、機能を搭載した製品を開発、展開することを目指しており、新製品も断続的に販売していくこととしています。このような状況下で、従来の知見にない品質上の課題が発現し、当該トラブル解決のための費用発生や品質に起因する販売の遅れが生じた場合、従業員の人為的ミス又は不測の事態の発生等による保守・製品保証に関する費用の発生などが生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと予想しております。
(4) 為替リスクについて
当社グループの主力製品のAsReaderシリーズは、海外企業に製造を委託するEMS生産によっております。また海外市場での販売が増加することを見込んでおり、この外貨獲得が海外調達の為替変動リスクと相殺されることも想定しているため、事業構造の変化によるリスクの変動も考慮の上、リスクヘッジを検討してまいります。現状アメリカドルによる決済を行っておりますが、為替の変動による調達コストの変動が、同製品の競争力に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、海外における子会社の売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目を、連結財務諸表の作成のために円換算しております。換算時の為替レートにより、これらの項目の元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受け当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと予想しております。
(5) 研究開発投資について
当社グループは先端技術の研究開発を行うための投資を行っており、今後も積極的な研究開発投資を実行していく予定ですが、当該研究開発活動が計画どおりに進む保証はなく、十分な成果が適時に上がる保証もありません。
また、当社グループが選定した研究開発テーマに基づき開発した新規技術やそれを応用した製品が普及しない場合や、技術革新によって当社の研究開発技術が陳腐化した場合、事業環境の変化等によりさらなる研究開発費の負担が生じた場合などには、先行投資した研究開発費の回収が困難になるなど、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現在、積極的な販促活動、マーケティング活動により市場の動向やニーズは的確に把握できていると考えており、短期的に当該リスクが顕在化する可能性は低く、長期的なリスクと認識しております。
(6) 知的財産権について
当社グループは知的財産権(特許権等)の保護について、社内の管理体制を強化し、細心の注意を払っておりますが、将来当社グループが認識していない第三者の所有する知的財産権を侵害した場合、又は当社グループが知的財産権を有する技術に対し第三者から当該権利を侵害された場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現在、徹底した関連特許の調査を実施していますが、すべての特許を網羅的に把握することは困難であり、当該リスクは常に存在すると認識しています。当社グループとしては、徹底的な調査とともに、積極的に特許取得を進め、複数の企業で所有する特許権等を相互に許諾し合うクロスライセンスによるリスク回避なども念頭に入れた特許戦略を構築してまいります。
(7) 代表者への依存について
当社代表取締役執行役員社長である鈴木規之は、当社グループの創業者であるため、創業以来の最高経営責任者であり、当社グループの事業運営における事業戦略の策定や業界における人脈の活用等に関して、重要な役割を果たしております。当社グループは、当人への過度な依存を回避すべく、経営管理体制の強化、経営幹部職員の育成、採用を図っておりますが、現時点において当人に対する依存度は高い状況にあると考えております。今後において、何らかの理由により当人の当社グループにおける業務遂行の継続が困難となった場合、当社グループの事業運営等に影響を及ぼす可能性があります。
(8) 製造物責任について
当社グループは、ハードウエアのメーカーとして、製造物責任を負っております。予期しない理由で発生した事故等により、当社グループの社会的信用の低下や多額の賠償義務が生じる場合があります。具体的には、安全設計や安全構造及び表示による残留リスクの低減などの基本対応のほか、通常有すべき安全性の確保について万全の対策、生産委託先の保証体制の充実、米国についてはPL保険への加入を通じて、当該リスクの低減策を講じておりますが、当該リスクの発生によって、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
(9) 装着するスマートデバイス仕様変更の可能性について
当社グループの製品のうち、iPhoneなどのスマートデバイスに装着して使用することを前提とした製品について、スマートデバイス側でサイズの変更等があった場合は、必要なモデルチェンジがタイムリーにできるよう常に情報収集に努め、開発を進めておりますが、対応コストの負担や対応期間中の販売ロスにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。ただし、当社グループの製品は、このような仕様変更にも対応可能な商品特性を有していることから、当該リスクが顕在化する可能性は低いと考えております。
(10) 業績の変動について
環境の変化等により予定した大型案件の獲得が実現しなかった場合や、納入先の運用テスト遅延などの理由により製品納入のタイミングが決算期末を越えて遅延した場合の他、大型案件の納入が特定の期や四半期に集中した場合には、当社グループの通期や四半期の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(11) 欠品による販売機会損失、滞留在庫の評価損について
当社グループが販売する製品の大部分は自社企画製品であり、需要予測のもと製造発注を行いますが、実際の受注は市場ニーズの変化等の様々な要因に左右されます。そのため、追加製造が受注量に対応できず販売機会の損失が発生する可能性があります。また、受注量が需要予測に達しない場合は、当社グループに過剰在庫が発生し、キャッシュ・フローへの影響や棚卸資産評価損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(12) 固定資産の減損について
当社グループが保有する固定資産に減損の兆候が発生した場合は、将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失を計上する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(13) 繰越欠損金の課税所得繰入れについて
当社グループは、第14期連結会計年度末時点において税務上の繰越欠損金134,685千円があるため、課税所得が減殺され、納税負担額が軽減されております。今後、業績の推移又は税制の改正内容によっては、税務上の繰越欠損金の全額を使用し、納税負担額を軽減できる可能性や繰越欠損金の繰越期間(第14期連結会計年度末時点における繰越期間は5年超)の満了により欠損金が消滅し、納税負担額を軽減できない可能性があります。繰越欠損金が解消された場合、通常の税率に基づく法人税等が発生し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
(14) 新型コロナウイルス等の感染症の影響について
新型コロナウイルスの感染拡大の影響について、今後の広がり方や収束時期等についての統一的な見解は発表されておりませんが、当社としてはこの状況が2021年8月期中は継続することを想定しておりますが、2022年8月期中には収束し、当社グループへの影響も解消されると見込んでおります。しかし、今後の感染者数の急激な増加等により、再度、外出自粛や都道府県をまたぐ移動の自粛等の施策が行われた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(15) 法的規制等について
当社グループの主力製品であるAsReaderシリーズの一部について、当該製品を使用するために各国の電波法の認証を受ける必要がある製品があります。当該認証手続きを行わず製品を使用した場合、販売先が法令違反になる可能性があります。対策としては各生産工場、認証代行会社との定期的な情報交換や、JAISA(一般社団法人日本自動認識システム協会)やRAIN RFIDアライアンスなどの業界団体の情報を適時確認して、販売先が法令違反になることがないよう指導しておりますが、認証条件の変更を当社グループが把握できておらず、販売先が法令違反となってしまった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(16) 人材育成・確保について
当社グループが成長を続けていくために不可欠な要素の一つが、優秀な人材の確保であります。当社グループは今後の事業規模拡大を見据えて、人材の採用及び人材育成を重要な経営課題の一つと位置付けており、統括的なプロジェクトマネジメント能力を有する人材を重点的に確保しつつ、将来当社グループを担う人材の育成に注力しております。
しかしながら、人材育成が円滑に進まない場合、又は各部門において中心的役割を担う特定の従業員が万一社外に流出した場合には、当社グループの事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(17) 大株主について
当社創業者かつ代表取締役執行役員社長である鈴木規之の本書提出日現在での議決権所有割合は、直接所有分として2.73%であります。また、鈴木規之の資産管理会社であるトリプルウィン株式会社の議決権を合算した所有割合は65.24%となっております。鈴木規之及び当該資産管理会社は引続き当社の株式を保有する見通しでありますが、議決権の行使に当たっては、株主共同利益を追求するとともに少数株主の利益にも配慮する方針であります。しかしながら、何らかの事情によって、鈴木規之又は当該資産管理会社が当社株式をやむを得ず売却することとなった場合、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
(18) 配当政策について
当社は、現在成長過程にあり、内部留保の充実を図ることが必要な段階にあることから、現在は内部留保の確保が重要であると考え、会社設立以来配当を行っておりません。株主利益の最大化を重要な経営目標の一つとして認識しておりますが、現在は内部留保の充実に注力することを基本的な方針としております。また、内部留保資金の使途につきましては、今後予想される経営環境の変化に対応できる経営体制強化及び事業拡大のための投資等に充当していく予定であります。今後の株主への配当につきましては、業績や配当性向、将来的な成長戦略などを総合的に勘案し、配当政策を決定する方針でありますが、本書提出日現在、配当実施の可能性及びその実施時期については未定であります。
(19) ストックオプションの行使による株式価値の希薄化について
当社グループは、役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、ストックオプション制度を採用しています。本書提出日現在付与しているストックオプションに加え、今後付与されるストックオプションについて行使が行われた場合には、既存株主が保有する株式の価値が希薄化する可能性があります。本書提出日現在、これらのストックオプションによる潜在株式は154,700株であり、公募増資前の発行済株式総数1,280,000株の12.09%に相当しています。
当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
第14期連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
当連結会計年度における我が国経済は、中国向けの輸出が低迷し、米国では製造業を中心に景況感が悪化しました。欧州は自動車産業を中心とした製造業の低迷により景気が減速しました。中国は米中貿易摩擦の影響で外需及び内需が減少し、自動車市場の低迷も継続しました。加えて年度中盤において、新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大し、各国の経済活動に大きな影響を与えるなど、景気の先行きは一層不透明なものとなりました。
このような状況のなか、当社主力製品であるAsReaderは、従来の主力市場である店舗及び医療機関での使用に加え、流通・運輸・製造・畜産などあらゆる業種での活用が始まっております。当連結会計年度につきまして、国内では、大型案件の進捗の遅れなどによる悪化要因があったものの、保守料売上や当連結会計年度から本格的に展開を始めたカメラタイプの納入が進んだ一方、海外においては、大型案件の失注や翌期へのずれ込みが発生しました。AsReader製品のうち、主力製品であるバーコードリーダー、RFIDリーダー、赤外線通信リーダーの総出荷台数は、16,860台(前連結会計年度実績は16,328台)、そのうち、海外向けの販売台数は1,524台(前連結会計年度実績2,279台)と、新型コロナウイルスの影響もあり前連結会計年度から減少しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,398,155千円(前年同期比22.1%増)、営業利益112,230千円(前年同期比70.5%増)、経常利益101,510千円(前年同期比85.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益68,970千円(前年同期比4.2%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、記載のセグメントの経営成績はセグメント間取引の相殺前の数値であります。
(AsReader事業)
国内においては、既存客先である運輸会社向けの追加納入、保守売上をはじめ、各病院向け、調剤薬局向けなどが順調に推移した他、新たに通信キャリアとの協業により自動販売機業界向けに赤外線リーダーの販売を開始し、順調に売上を伸ばしていた一方で、海外においては、大型案件の失注や翌期へのずれ込みが発生しました。以上の結果、当連結会計年度におけるAsReader事業の業績は、売上高1,073,227千円(前年同期比14.4%増)、セグメント利益178,307千円(前年同期比0.9%減)となりました。
(システムインテグレーション事業)
ソフトウエアの受託開発につきましては、ハードウエアとの融合による新しいビジネスモデルへの転換を図り、利益体質の構築を目指してまいりました結果、飲食店、アパレル、自動販売機業界、病院、リース会社などからのシステム開発の受注があり、概ね堅調に推移しました。結果として、当連結会計年度のシステムインテグレーション事業の業績は、売上高324,927千円(前年同期比57.1%増)、セグメント利益78,025千円(前年同期比173.8%増)となりました。
第15期第3四半期連結累計期間(自 2020年9月1日 至 2021年5月31日)
当第3四半期連結累計期間においても、新型コロナウイルス感染症の影響は収束をみせず、先行きの見通せない経済環境が続いております。
このような環境下で、当社グループでは、中長期的な成長を維持する観点から画像認識技術をはじめとした技術開発を積極的に進め、さまざまな業界のDXのためのソリューションの提供を拡大してまいりました。
海外におきましては、米国の牧場向け、飲料メーカー向けなどの案件を進めるとともに、新規顧客開拓に鋭意努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,468,180千円、営業利益284,847千円、経常利益286,561千円、親会社株主に帰属する四半期純利益220,915千円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(AsReader事業)
AsReader事業の連結売上高は1,215,103千円、セグメント利益は366,952千円となりました。当社主力製品であるAsReaderの販売では、国内では、新たにホームセンター、工具メーカー向け納入があった他、飲料メーカー向けや医療業界への販売が堅調に推移しました。海外向けでは、新型コロナウイルスの影響により展開が遅れておりますが、米国において新たに畜産業でRFIDリーダーが使用されることが決まり、2020年12月より納入が行われております。さらに飲料メーカー向けなどの大型案件の受注を獲得し、海外における市場拡大が進んでおります。
また、セミセルフレジに関する特許権を第三者に売却するとともに、当該特許の活用や技術的なコンサルタントに関する業務契約を締結し、コンサルタント収入を確保することとなりました。
(システムインテグレーション事業)
システムインテグレーション事業の連結売上高は253,077千円、セグメント利益は42,575千円となりました。飲食店向けのシステム開発、家電量販店向けシステム開発、アパレル向けシステム開発、自動販売機業界向けシステム開発、リース会社向けシステム開発があり、一部案件は計画より進捗が遅れておりますが、概ね堅調に推移しております。
第14期連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、1,056,515千円となり、前連結会計年度末に比べ317,124千円増加いたしました。その内容は、以下のとおりであります。
当連結会計年度末における流動資産は966,370千円となり、前連結会計年度末に比べ295,833千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が67,073千円増加、売掛金が107,346千円増加、商品及び製品が70,636千円増加、原材料及び貯蔵品が29,049千円増加したことによるものであります。
当連結会計年度末における固定資産は90,145千円となり、前連結会計年度末に比べ21,291千円増加いたしました。これは主に金型等の有形固定資産が25,671千円増加した一方で、繰延税金資産が6,468千円減少したことによるものであります。
当連結会計年度末における負債合計は、759,801千円となり、前連結会計年度末に比べ248,798千円増加いたしました。その内容は、以下のとおりであります。
当連結会計年度末における流動負債は636,525千円となり、前連結会計年度末に比べ218,863千円増加いたしました。これは主に買掛金が97,882千円増加、短期借入金が69,148千円増加、未払法人税等が25,890千円増加したことによるものであります。
当連結会計年度末における固定負債は123,275千円となり、前連結会計年度末に比べ29,935千円増加いたしました。これは主に長期借入金が29,935千円増加したことによるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計は296,714千円となり、前連結会計年度末に比べ68,326千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益68,970千円による利益剰余金の増加によるものであります。
この結果、自己資本比率は28.1%(前連結会計年度末は30.9%)となりました。
第15期第3四半期連結累計期間(自 2020年9月1日 至 2021年5月31日)
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、1,208,584千円となり、前連結会計年度末の1,056,515千円と比べ、152,069千円の増加となりました。その内容は、以下のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末における流動資産合計は、1,141,255千円となり、前連結会計年度末の966,370千円と比べ、174,884千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加が234,044千円、原材料及び貯蔵品の増加が16,466千円、売掛金の減少41,077千円、商品及び製品の減少44,324千円によるものです。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産合計は、67,329千円となり、前連結会計年度末の90,145千円と比べ、22,815千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の減少が15,174千円によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、683,449千円となり、前連結会計年度末の759,801千円と比べ76,352千円の減少となりました。その内容は、以下のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債合計は、589,229千円となり、前連結会計年度末の636,525千円と比べ、47,296千円の減少となりました。これは主に、未払法人税等の増加が69,792千円、流動負債のその他に含まれる前受金の増加が55,345千円、賞与引当金の増加が20,187千円、買掛金の減少が11,911千円、短期借入金の減少が209,000千円によるものです。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債合計は、94,219千円となり、前連結会計年度末の123,275千円と比べ、29,056千円の減少となりました。これは主に、長期借入金の減少が29,056千円によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、525,135千円となり、前連結会計年度末の296,714千円と比べ228,421千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加220,915千円によるものです。
第14期連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、72,774千円増加し、247,289千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は10,764千円(前連結会計年度は、16,365千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が105,970千円、補助金の受取額4,459千円、仕入債務の増加98,615千円、減価償却費27,936千円と、売上債権の増加107,611千円、たな卸資産の増加99,928千円によるものです。
投資活動の結果使用した資金は56,642千円(前連結会計年度は、35,712千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出51,835千円、無形固定資産の取得による支出10,838千円と、定期預金の払戻による収入7,701千円によるものです。
財務活動の結果得られた資金は119,542千円(前連結会計年度は、39,430千円の獲得)となりました。これは長期借入れによる収入130,000千円、短期借入金の純増減額による収入69,148千円と、長期借入金の返済による支出79,606千円によるものです。
第14期連結会計年度及び第15期第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は販売価格によっております。
2.AsReader事業につきましては生産を外部に委託しておりますので、該当事項はありません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
第14期連結会計年度及び第15期第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.AsReader事業の2020年8月31日時点の受注残高の前年同期比が1,418.2%と著しい変動が発生しております。これは、当社において2020年10月~2021年2月に売上高計上を行った大型案件3件の受注残高が計上されていることによります。
4.AsReader事業の2021年5月31日時点の受注残高が679,904千円と著しい変動が発生しております。これは、連結子会社AsReader,Inc.において、2021年6月~11月に売上高計上を行う予定の大型案件1件の受注残高が計上されていることによります。
第14期連結会計年度及び第15期第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度及び第15期第3四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果が見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社グループは、繰延税金資産を回収可能と考えられる金額まで減額するために評価性引当額を計上しております。評価性引当額の必要性を検討するにあたっては、将来の課税所得見込み及び税務計画を検討しますが、繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合、繰延税金資産を取崩し、費用として計上いたします。
(受注制作のソフトウエアに係る売上高及び売上原価)
当社グループは、ソフトウエア受託開発に係る収益につき、連結会計年度末までの進捗部分について工事進行基準(プロジェクトの進捗率の見積りは原価比例法)を適用しております。収益総額、見積総原価及び決算日における進捗率について、当初の見積りが変更された場合、認識された損益に影響を及ぼす可能性があります。
(たな卸資産の評価減)
当社グループは、たな卸資産の評価基準について原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しており、正味売却価額が簿価を下回る場合は簿価の切下げを行うほか、期末数量に対して一定以上の販売実績や払出実績がない場合に、たな卸資産の評価減を実施しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
第14期連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、1,398,155千円(前年同期比22.1%増)となりました。セグメント別の売上高については次のとおりとなっております。
AsReader事業:自動車メーカー向けのRFIDリーダー販売の大幅な増加や、航空会社向けの新規取引が開始した他、運送業、調剤薬局向けなども順調に推移しました。また、自動販売機業界での自動販売機データ管理用に赤外線リーダーの販売を開始し、順調に売上を伸ばしました。その結果、当連結会計年度におけるセグメント売上高は、1,073,227千円(前年同期比14.4%増)となっております。
システムインテグレーション事業:飲食店、アパレル会社、自動販売機会社、病院、リース会社等からのシステム開発受注により、当連結会計年度におけるセグメント売上高は、324,927千円(前年同期比57.1%増)となりました。
(営業費用及び営業利益)
当連結会計年度の売上原価及び販売費及び一般管理費を合算した営業費用は、1,285,924千円(前年同期比19.2%増)となりました。これは売上高増加に伴う売上原価の増加及び、販売費及び一般管理費における、人員増加に伴う給与の増加、特許訴訟関連の裁判関連費用の増加によるものです。当該営業費用の増加要因を上回る売上総利益の増加があり、この結果、営業利益は、112,230千円(前年同期比70.5%増)となりました。
(営業外損益及び経常利益)
当連結会計年度において、受取利息及び配当金82千円等により営業外収益が175千円、支払利息5,224千円、為替差損5,670千円により営業外費用が10,895千円発生しております。この結果、経常利益は、101,510千円(前年同期比85.1%増)となりました。
(特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度において、補助金収入4,459千円等により、特別利益が4,459千円発生、特別損失の発生はありませんでした。法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は36,999千円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、68,970千円(前年同期比4.2%減)となりました。
第15期第3四半期連結累計期間(自 2020年9月1日 至 2021年5月31日)
(売上高)
当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,468,180千円となりました。セグメント別の売上高については下記の通りとなっております。
AsReader事業:国内におきましては、流通業界、運送業、病院や調剤薬局などの医療業界、自動販売機業界、製造業界などで、AsReaderの販売が順調に推移しました。海外におきましては新たに畜産業へのRFIDリーダー販売を開始し、順調に売上を伸ばしました。当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は、1,215,103千円となっております。
システムインテグレーション事業:家電量販店、アパレル会社、自動販売機会社、物流会社、チョコレートメーカー、リース会社などの受注が順調に推移し、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は、253,077千円となりました。
(営業費用及び営業利益)
当第3四半期連結累計期間の売上原価及び販売費及び一般管理費を合算した営業費用は、1,183,333千円となりました。これは主に売上高に対する売上原価747,541千円、販売費及び一般管理費における、労務費191,017千円、支払手数料62,257千円等によるものであります。この結果、営業利益は、284,847千円となりました。
(営業外損益及び経常利益)
当第3四半期連結累計期間において、為替差益3,870千円等により営業外収益が5,067千円、支払利息により営業外費用が3,353千円発生しております。この結果、経常利益は、286,561千円となりました。
(特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する四半期純利益)
当第3四半期連結累計期間において、特許権売却益18,000千円、補助金収入7,636千円等により特別利益が25,711千円発生、特別損失の発生はありませんでした。法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は91,358千円となりました。この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は、220,915千円となりました。
③ キャッシュ・フローの分析
各キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について
第14期連結会計年度の受注高は、1,794百万円、受注件数は2,257件、受注単価は794千円となりました。前年同期と比較して受注高は617百万円の増加し、件数は45件減少しましたが、受注単価は283千円上昇しています。自動販売機業界向けや、自動車メーカー、物流業界、アパレル業界向けなどの大型案件の受注により、受注単価が上昇しました。
第15期第3四半期連結累計期間の受注高は1,664百万円、受注件数は1,779件、受注単価は935千円となりました。チョコレートメーカー向けや、前期に引き続き自動販売機業界向けおよび自動車メーカー向けの他、米国飲料業界向けなどで大型案件の受注があり、案件が大型化したことにより受注単価は上昇しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの将来の財政状態及び経営成績に重要な影響を与えるリスク要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループにおける資金需要は、主として短期の運転資金であります。運転資金のうち主なものは売上原価である生産委託先からの製品仕入高やシステムインテグレーション事業における開発委託先への外注費、画像認識技術・センサー技術・RFID技術等の研究による研究開発費の先行支出であります。これらにつきまして、自己資金、金融機関からの短期借入金により資金を調達することとしております。また、長期の運転資金や設備投資につきましては、自己資金、金融機関からの長期借入金、新株発行による調達資金により充当することを基本方針としております。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は247,289千円、有利子負債の残高は481,516千円となりました。
当社グループの研究開発活動は、すべてAsReader事業に属しております。
当社グループの研究開発の大部分を当社が行っており、一部ハードウエア及びソフトウエアの開発を中国の子会社(大連明日星科技有限公司)が担っております。顧客企業がIoT活用やDXなどを推進することができるようなAsReader製品の開発を進めています。
第14期連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
より多くの顧客企業にご利用いただけるようAndroidに対応した製品を開発、またAsReaderの新規格となるAsLockの対応製品など開発を進めてきました。AsLockは、スマートフォンの業務利用をより容易にする新規格として開発しました。既存の製品群はスマートフォンとリーダーを接続してからケースを被せて固定する方式でしたが、AsLockではスマートフォン側にAsLockアダプタを取り付けることによって、リーダー機器とスマートフォンの通信的な接続と物理的な固定を同時かつ容易に行うことを実現しました。合わせてこのAsLockに対応する製品群の開発も行い、リリースしております。
また自動認識の分野では目に見えるものを識別する画像認識技術と、目に見えないものを識別するRFID技術を2つの柱とし、それぞれの新製品に繋がる基礎技術の研究を行っております。主な研究開発の成果は以下のとおりであり、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は
(1)画像認識技術に対する成果
人検出・動体追跡、画像合成、画像追跡などの技術開発を実施しました。この技術は、例えば店舗において、店員が商品読み取りの後、顧客が複数の精算機から任意の精算機を選択して精算する場合に、顧客を動体追跡することで顧客と精算機を紐づけて適切な精算が可能になるなど、セミセルフレジへの応用が見込まれます。当社独自のAIを、当社プログラム内のディープラーニングにて進化させることでより高精度のオペレーションを可能にします。
(2)バーコード画像認識技術としての成果
バーコード画像認識技術の研究開発により、AsReader カメラタイプの性能向上を実現しました。スマートフォンのカメラを利用しても、30回/秒読み取り速度を実現させております。またバーコードに対応する製品としては、指に装着して使用するAsReader フィンガータイプや10m以上先のバーコードを読み取りできるGUNタイプの長距離バーコードリーダーを開発してリリースしています。
(3)ハードウエアとしての成果
スマートフォンの業務利用をより容易にする新規格「AsLock」を開発、スマートフォンとリーダー機器の簡単な着脱と確実な接続方法を確立しました。合わせてこのAsLockに対応する製品群の開発も行い、リリースしています。また、日本のスマートフォン市場でシェアを伸ばしているAndroid対応の製品群の開発も行っております。iOS(iPhone、iPod touch、iPad等) 対応製品として従来より取り扱っているバーコードやRFIDのリーダー製品と同等のAndroid対応製品をリリースしています。
(4)RFIDに対する成果
①AsLock対応のRFID製品の第一弾として長距離読み取り型のGUNタイプの開発を行っております。RFID技術の研究開発により、1,000回/秒の読み取り速度を実現しました。この結果、棚卸し業務などの効率化をより推進することを可能としました。
②AsReaderとして新たなRFIDの周波数帯であるLF帯に対応した製品も開発を行っております。LF帯は牛などの家畜管理に用いられており、特に北米市場でニーズの高いものでありますが、AsLockに対応したことで、同じく開発を進めているUHF帯の製品と簡単に付け替えて使用することが可能な製品となります。
③POSレジ等への対応機種の研究開発も継続して行っております。多くの店舗で利用されているiPadに対応したWiredBOXタイプを開発、iPadでの運用の課題であった通信の安定性や充電制御を可能としました。またレジでのRFIDの読み取りを簡単にするReading Tubを接続することでRFID対応のセルフレジの構築を簡易に行うことが可能となりました。
④RFID活用の上で合わせて必要となるセンサー技術の研究も行っております。RFIDを活用した入出庫の管理で必須となるRFID読み取り用ゲートを開発、センサーを活用して読み取り対象のRFIDの搬送を制御し、読み取り精度の向上を可能としました。
(5)IrDAに対する成果
自動販売機の販売情報等を赤外線通信で読み取るリーダー市場にて、既に展開しているiPhone用の製品に加えてAndroid対応製品を開発しました。スマートフォンに有線接続して利用できる唯一のIrDAに対応した赤外線通信リーダーとして本市場に本格展開を行っております。
第15期第3四半期連結累計期間(自 2020年9月1日 至 2021年5月31日)
当社グループの研究開発活動は、すべてAsReader事業に属しております。当第3四半期連結累計期間における主な研究開発の成果は以下のとおりであり、当社グループ全体の研究開発費は、
(1)画像認識技術(モノ認識、人追跡)に対する成果
前期から引き続き人検出・動体追跡、画像合成、画像追跡などの技術開発を実施しました。研究内容としては仮想エリアを設定し、その指定エリアに人や人体の一部(指定した部位)が侵入したことを検出する技術、その検出を高速化させるために2020年11月に当社が展示会やホームページで発表した「画像認識による人検出と動体追跡技術」をベースに、姿勢推定(Human Pose Estimation。人物の骨格データを検出する技術。)に基づく人追跡・動体予測などの研究を行いました。
この研究開発結果より製品単体で人監視して通知できる新製品「AsWatcher」を開発し、特許の出願と合わせて2021年7月の展示会で製品発表しています。
(2)RFIDリーダーの読み取り部分とスマートフォンの間を伸縮させる方法の成果
2020年8月に発表したRFIDリーダーのエクステンドタイプは倉庫の高所など離れたところにあるタグを読み取りできるよう、RFIDの読み取り部が伸縮しますが、この読み取り部と手元にあるスマートフォンの間は有線で接続しています。この接続で通信と電力の供給を行いますが、製品として安定した動作を行うための、回路設計やケーブルの研究を行いました。
結果として伸縮されるために2m以上の長さを有線接続で安定させることは困難と判断し、有線は電源だけとし通信は無線での方式に変更して製品のコンセプトを変更し研究開発を継続しています。
(3)RFIDリーダーの拡張ワイヤレス機能の成果
AsReaderのGUNタイプ 2種にワイヤレス通信の機能を追加できるアダプタを開発しましたが、このアダプタだけでAsReaderを動作させる方法の研究を行いました。またこのアダプタは単にワイヤレス通信できるだけではなく、一時的にアダプタ内部に読み取りデータを取り込みすることができます。この取り込み方式と取り込みデータを外部に受け渡す方法の研究を行いました。
この研究開発結果より新製品「AsBridge」を開発、現在、営業用サンプルの準備中です。
(4)複数のバッテリーを重ねて充電する方法の研究開発の成果
スーパーマーケットなどの買い物カゴにカメラをつけて、お客様が商品を買い物カゴに入れるタイミングで商品を読み取りするシステムを製品として検討しておりますが、買い物カゴにつけるカメラを動かすためにはバッテリーが必要となります。このバッテリーを充電するために、買い物カゴを重ねて置いている時に、上に積まれているカゴから順番に充電するシステムの研究を行いました。
この研究開発についてはまだ継続して課題事項の対応や仕様の検討を続けています。