当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「金融を”サービス”として再発明する」をミッションに掲げております。このミッションのもと、金融サービス事業者向けの次世代クラウド基幹システムの提供等を通じて、パートナー企業とともに人々にとって遠い存在である金融サービスを暮らしに寄り添ったものにすることを目指しております。
今般、日本の経済は、新型コロナウイルスの5類への移行もあり、感染症法上の位置付けの変更や行動制限の撤廃に伴う社会経済活動の正常化が一段と進むものと期待され、国内の経済活動は一定の回復傾向にあるものの、ロシア・ウクライナ情勢の長期化を背景とするエネルギーや原材料価格の高騰等によるインフレ懸念が高まり、依然として先行き不透明な状況が続いております。しかしながら、金融サービスにおけるデジタルトランスフォーメーションの後押しは衰えることなく、当社グループが提供するサービスのニーズも引き続き高まっていると認識しております。
このような事業環境のもと、当第1四半期連結累計期間においては、継続的な事業成長を実現するため、引き続き人材採用や機能拡充に積極的に取り組んでまいりました。
この結果、前連結会計年度末以降、金融インフラストラクチャ事業のパートナー数の増加及び投資一任サービスを提供したパートナー顧客のAUM(運用資産残高)の増加、フィンテックソリューション事業の大型プロジェクトの納品の増加により、当第1四半期連結累計期間における売上高は952,358千円(前年同期比54.1%増)、営業損失は128,924千円(前年同期は270,154千円の営業損失)、経常損失は129,327千円(前年同期は271,097千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は140,145千円(前年同期は243,400千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の業績は以下の通りです。
(ⅰ)金融インフラストラクチャ事業
金融インフラストラクチャ事業では、金融サービスを運営するために必要となる複雑な基幹システムを、クラウド上でSaaS型のシステムとして顧客に提供するものであります。
証券インフラストラクチャビジネスでは、サービス提供しているパートナーへの保守運用サービス、合意済みのパートナーに向けた初期開発に注力しました。当第1四半期連結累計期間においては、前連結会計年度にサービス提供を開始したパートナーからの保守運用業務によるストック収益、及び投資一任サービスを提供したパートナーの顧客が保有するAUMの増加等に伴って増加する従量課金収益が売上高の拡大に寄与しました。
サービスの初期開発については、当第1四半期連結累計期間中の新規ローンチはなかったため、「BaaS」上での稼働サービス数は8サービス(前連結会計年度末時点:8サービス)となっております。
保険インフラストラクチャビジネスでは、新規パートナーの獲得に向けた「Inspire」の機能の拡充と、合意済みのパートナーへの「Inspire」の初期導入支援に注力いたしました。当第1四半期連結累計期間においては、「Inspire」の機能を拡充、初期導入先向けへの開発業務に注力しました。
初期導入支援については、当第1四半期連結累計期間中の新規ローンチはなかったため、「Inspire」上での稼働社数は9社(前連結会計年度末時点:9社)となっております。
クレジットインフラストラクチャビジネスでは、引き続きクレジットインフラストラクチャの基盤開発に注力しました。
コスト面については、証券インフラストラクチャビジネス、保険インフラストラクチャ、及びクレジットインフラストラクチャビジネスともに、将来のビジネス拡大に備えるために、引き続き人材採用を中心とした先行投資を行ってまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の金融インフラストラクチャ事業の売上高は400,562千円(前年同期比56.1%増)、セグメント損失は214,935千円(前年同期は279,732千円のセグメント損失)となりました。
(ⅱ)フィンテックソリューション事業
フィンテックソリューション事業では、金融機関向けにデジタルトランスフォーメーション及びデジタルマーケティングの支援を行っております。
ソリューションビジネスでは、引き続きシステム構築を支援した、株式会社三菱UFJ銀行「Money Canvas」の追加機能拡充の支援等を進めました。
以上の結果、フロー収益が拡大し、当第1四半期連結累計期間のフィンテックソリューション事業の売上高は295,562千円(前年同期比115.1%増)、セグメント利益は25,376千円(前年同期は37,712千円のセグメント損失)となりました。
(ⅲ)ビッグデータ解析事業
ビッグデータ解析事業は、ビッグデータを保有する企業のデータ利活用の促進を支援しており、企業の持つビッグデータを機関投資家や官公庁に提供するデータライセンスビジネスや、企業のデータ利活用を支援するデータ解析支援ビジネスを行っております。
データライセンスビジネスでは、機関投資家向けにオルタナティブデータを提供する「Alterna Data」において分析基盤の拡充をいたしました。
以上の結果、「Alterna Data」の契約件数が引き続き好調に伸長し、当第1四半期連結累計期間のビッグデータ解析事業の売上高は256,233千円(前年同期比14.4%増)、セグメント利益は42,654千円(前年同期比12.3%減)となりました。
(2) 財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産合計は19,505,981千円となり、前連結会計年度末に比べて1,796,155千円増加いたしました。
流動資産は19,034,585千円となり、前連結会計年度末と比較して1,723,330千円増加いたしました。これは主に証券業における預託金、信用取引資産、並びに短期差入保証金があわせて1,414,134千円、現金及び預金が410,049千円増加したこと等によるものであります。
固定資産は471,395千円となり、前連結会計年度末と比較して72,824千円増加いたしました。これは主に長期差入保証金が45,785千円、無形固定資産が21,064千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は10,848,762千円となり、前連結会計年度末と比較して1,940,847千円増加いたしました。
流動負債は10,769,759千円となり、前連結会計年度末に比べて1,944,058千円増加いたしました。これは主に証券業における預り金、信用取引負債、並びに受入保証金が1,652,023千円、その他に含まれる預り金が247,642千円増加したこと等によるものであります。
固定負債及び特別法上の準備金は79,002円となり、前連結会計年度末に比べて3,210千円減少いたしました。これは繰延税金負債が3,210千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は8,657,218千円となり、前連結会計年度末に比べて144,692千円減少いたしました。これは主に非支配株主持分が22,728千円、資本金が4,816千円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失により利益剰余金が140,145千円、資本剰余金が29,535千円減少したこと等によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。