第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、当社グループは、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴う経済活動の正常化が進み、インバウンドの復調や個人消費に持ち直しの動きが見られました。しかしながら、不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格の高騰、物価の上昇など、依然として先行き不透明な状況が継続しております。このような環境の中、当社グループは、「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」というミッションのもと、理美容店舗に対して、店舗とお客様のつながりをサポートする、クラウド型予約管理システム 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び、複数の理美容店舗の集客サイト及び自社予約エンジンの在庫・ 料金等を一元管理する予約一元管理システム「かんざし」の提供を通じた事業展開を行ってまいりました。理美容サービスにおけるネット予約の普及等を背景に店舗の規模の大小に関わらず店舗経営の情報システム化は加速しており、当社グループの更なるシェア拡大を目指しております。 当第2四半期連結累計期間においては、当社グループのシェア拡大に向けて、営業力向上のため、教育体制や研修制度の見直しを行っておりました。教育の効果も出てきていることから、契約数も増加傾向にあります。全国に複数店舗を展開するチェーン店舗への導入もあり、当社サービスの契約件数の増加と共に売上高の増加につながっております。全国各地で開催されている理美容業界イベントへのブース出展も継続的に行い、当社サービスの更なる認知拡大のための施策も積極的に取り組みました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は935,251千円、営業利益は53,285千円、経常利益は49,124千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は9,407千円となりました。

 なお、当社グループは理美容ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における資産合計は5,029,111千円となり、前連結会計年度末に比べ67,674千円減少いたしました。

 これは主として、現金及び預金の増加63,054千円、のれんの減少134,771千円によるものです。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における負債合計は1,880,807千円となり、前連結会計年度末に比べ58,267千円減少いたしました。

 これは主として、賞与引当金の増加33,598千円、長期借入金の減少110,707千円によるものです。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は3,148,304千円となり、前連結会計年度末に比べ9,407千円

減少いたしました。

 これは、親会社株主に帰属する四半期純損失9,407千円を計上したことによる利益剰余金の減少によるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ63,054千円増加し、2,013,990千円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は171,376千円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益49,124千円の計上、のれん償却額134,771千円の計上によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は4,756千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,262千円等によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は103,565千円となりました。これは、長期借入金の返済による支出103,565千円によるものです。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

 重要な研究開発活動はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。