1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
2.監査証明について
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っております。その内容は以下のとおりであります。
(1) 会計基準等の内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、監査法人等が主催するセミナー等に参加する等を行っております。
(2) IFRSの適用については、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握を行っております。また、IFRSに基づく適正な連結財務諸表を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針及び会計指針を作成し、それらに基づいて会計処理を行っております。
|
|
|
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|
(単位:千円) |
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注記 |
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
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当連結会計年度 (2025年9月30日) |
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資産 |
|
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|
流動資産 |
|
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現金及び現金同等物 |
8 |
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営業債権及びその他の債権 |
9,31 |
|
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|
|
その他の金融資産 |
10,31 |
|
|
|
|
その他の流動資産 |
11 |
|
|
|
|
流動資産合計 |
|
|
|
|
|
非流動資産 |
|
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|
|
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有形固定資産 |
12 |
|
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|
|
使用権資産 |
17 |
|
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|
のれん |
13 |
|
|
|
|
無形資産 |
13 |
|
|
|
|
投資有価証券 |
10,31 |
|
|
|
|
その他の金融資産 |
10,31 |
|
|
|
|
繰延税金資産 |
15 |
|
|
|
|
その他の非流動資産 |
11 |
|
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|
非流動資産合計 |
|
|
|
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|
資産合計 |
|
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負債及び資本 |
|
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|
負債 |
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|
流動負債 |
|
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|
|
営業債務及びその他の債務 |
18、31 |
|
|
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|
借入金 |
16、31 |
|
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|
リース負債 |
31 |
|
|
|
|
その他の金融負債 |
16、31 |
|
|
|
|
未払法人所得税 |
|
|
|
|
|
引当金 |
19 |
|
|
|
|
その他の流動負債 |
20 |
|
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
|
|
非流動負債 |
|
|
|
|
|
借入金 |
16、31 |
|
|
|
|
リース負債 |
31 |
|
|
|
|
引当金 |
19 |
|
|
|
|
繰延税金負債 |
15 |
|
|
|
|
その他の非流動負債 |
20 |
|
|
|
|
非流動負債合計 |
|
|
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
|
|
資本 |
|
|
|
|
|
資本金 |
21 |
|
|
|
|
資本剰余金 |
21 |
|
|
|
|
利益剰余金 |
21 |
|
|
|
|
自己株式 |
21 |
△ |
|
△ |
|
その他の資本の構成要素 |
21、30 |
△ |
|
△ |
|
親会社の所有者に帰属する持分合計 |
|
|
|
|
|
非支配持分 |
|
△ |
|
|
|
資本合計 |
|
|
|
|
|
負債及び資本合計 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
|
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
売上収益 |
6、23 |
|
|
|
|
売上原価 |
24 |
△ |
|
△ |
|
売上総利益 |
|
|
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
24 |
△ |
|
△ |
|
その他の収益 |
25 |
|
|
|
|
その他の費用 |
25 |
△ |
|
△ |
|
営業利益 |
|
|
|
|
|
金融収益 |
26 |
|
|
|
|
金融費用 |
26 |
△ |
|
△ |
|
税引前利益(△損失) |
|
|
|
△ |
|
法人所得税費用 |
15 |
△ |
|
|
|
当期利益 |
|
|
|
|
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|
|
当期利益の帰属 |
|
|
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|
|
親会社の所有者 |
|
|
|
|
|
非支配持分 |
|
|
|
|
|
当期利益 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1株当たり当期利益 |
|
|
|
|
|
基本的1株当たり当期利益(円) |
28 |
|
|
|
|
希薄化後1株当たり当期利益(円) |
28 |
|
|
|
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
|
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
当期利益 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益 |
|
|
|
|
|
純損益に振り替えられることのない項目 |
|
|
|
|
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
27 |
△ |
|
△ |
|
純損益に振り替えられることのない項目合計 |
|
△ |
|
△ |
|
|
|
|
|
|
|
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
|
|
|
在外営業活動体の換算差額 |
27 |
△ |
|
△ |
|
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 |
|
△ |
|
△ |
|
税引後その他の包括利益 |
|
△ |
|
△ |
|
当期包括利益 |
|
△ |
|
△ |
|
|
|
|
|
|
|
当期包括利益の帰属 |
|
|
|
|
|
親会社の所有者 |
|
△ |
|
△ |
|
非支配持分 |
|
|
|
|
|
当期包括利益 |
|
△ |
|
△ |
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
|||||||
|
|
資本金 |
資本 剰余金 |
利益 剰余金 |
自己株式 |
その他の資本の構成要素 |
||||
|
|
新株 予約権 |
在外営業 活動体の 換算差額 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
合計 |
|||||
|
2023年10月1日時点の残高 |
|
|
|
|
△ |
|
|
△ |
|
|
当期利益 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益 |
27 |
|
|
|
|
|
△ |
△ |
△ |
|
当期包括利益合計 |
|
|
|
|
|
|
△ |
△ |
△ |
|
新株予約権の行使 |
30 |
|
|
|
|
△ |
|
|
△ |
|
自己株式の取得 |
21 |
|
|
|
△ |
|
|
|
|
|
連結範囲の変更 |
7 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
その他 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有者との取引額合計 |
|
|
|
|
△ |
△ |
|
|
△ |
|
2024年9月30日時点の残高 |
|
|
|
|
△ |
|
△ |
△ |
△ |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
非支配持分 |
合計 |
|
|
合計 |
|||
|
2023年10月1日時点の残高 |
|
|
|
|
|
当期利益 |
|
|
|
|
|
その他の包括利益 |
27 |
△ |
|
△ |
|
当期包括利益合計 |
|
△ |
|
△ |
|
新株予約権の行使 |
30 |
|
|
|
|
自己株式の取得 |
21 |
△ |
|
△ |
|
連結範囲の変更 |
7 |
|
△ |
△ |
|
その他 |
|
|
|
|
|
所有者との取引額合計 |
|
|
△ |
|
|
2024年9月30日時点の残高 |
|
|
△ |
|
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
|||||||
|
|
資本金 |
資本 剰余金 |
利益 剰余金 |
自己株式 |
その他の資本の構成要素 |
||||
|
|
新株 予約権 |
在外営業 活動体の 換算差額 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
合計 |
|||||
|
2024年10月1日時点の残高 |
|
|
|
|
△ |
|
△ |
△ |
△ |
|
当期利益 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益 |
27 |
|
|
|
|
|
△ |
△ |
△ |
|
当期包括利益合計 |
|
|
|
|
|
|
△ |
△ |
△ |
|
新株予約権の行使 |
30 |
|
|
|
|
△ |
|
|
△ |
|
自己株式の取得 |
21 |
|
|
|
△ |
|
|
|
|
|
支配継続子会社に対する持分変動 |
21 |
|
△ |
|
|
|
|
|
|
|
利益剰余金への振替 |
|
|
|
△ |
|
|
|
|
|
|
その他 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有者との取引額合計 |
|
|
△ |
△ |
△ |
△ |
|
|
|
|
2025年9月30日時点の残高 |
|
|
|
|
△ |
|
△ |
△ |
△ |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
非支配持分 |
合計 |
|
|
合計 |
|||
|
2024年10月1日時点の残高 |
|
|
△ |
|
|
当期利益 |
|
|
|
|
|
その他の包括利益 |
27 |
△ |
|
△ |
|
当期包括利益合計 |
|
△ |
|
△ |
|
新株予約権の行使 |
30 |
|
|
|
|
自己株式の取得 |
21 |
△ |
|
△ |
|
支配継続子会社に対する持分変動 |
21 |
△ |
|
△ |
|
利益剰余金への振替 |
|
|
|
|
|
その他 |
|
|
|
|
|
所有者との取引額合計 |
|
△ |
|
|
|
2025年9月30日時点の残高 |
|
|
|
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|
(単位:千円) |
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注記 |
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
|
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
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税引前利益(△は損失) |
|
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△ |
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減価償却費及び償却費 |
|
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|
減損損失(又は戻入れ) |
|
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|
金融収益 |
|
△ |
|
△ |
|
金融費用 |
|
|
|
|
|
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) |
|
|
|
|
|
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) |
|
△ |
|
|
|
引当金の増減額(△は減少) |
|
|
|
△ |
|
その他 |
|
△ |
|
△ |
|
小計 |
|
|
|
|
|
利息及び配当金の受取額 |
|
|
|
|
|
利息の支払額 |
|
△ |
|
△ |
|
法人所得税の支払額 |
|
△ |
|
△ |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
|
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
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定期預金の預入による支出 |
|
△ |
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定期預金の払戻による収入 |
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|
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|
有形固定資産の取得による支出 |
|
△ |
|
△ |
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無形資産の取得による支出 |
|
△ |
|
△ |
|
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 |
7 |
△ |
|
△ |
|
投資有価証券の取得による支出 |
|
△ |
|
△ |
|
投資有価証券の売却による収入 |
|
|
|
|
|
関係会社株式取得のための前払金の支出 |
36 |
|
|
△ |
|
貸付金の回収による収入 |
|
|
|
|
|
その他 |
|
|
|
△ |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
|
△ |
|
△ |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
|
|
短期借入金の純増減額(△は減少) |
29 |
△ |
|
△ |
|
長期借入れによる収入 |
29 |
|
|
|
|
長期借入金の返済による支出 |
29 |
△ |
|
△ |
|
リース負債の返済による支出 |
29 |
△ |
|
△ |
|
新株予約権の行使による収入 |
|
|
|
|
|
非支配持分からの子会社持分取得による支出 |
21 |
|
|
△ |
|
その他 |
|
|
|
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|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
|
|
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) |
|
|
|
△ |
|
現金及び現金同等物の期首残高 |
|
|
|
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|
現金及び現金同等物に係る換算差額 |
|
△ |
|
△ |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
8 |
|
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株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社であります。その登記されている本社及び主要な事業所の住所は当社のウェブサイト(https://hybridtechnologies.co.jp/)で開示しております。当社の連結財務諸表は、2025年9月30日を期末日とし、当社及びその子会社(以下「当社グループ」という。)から構成されております。
当社グループは、ハイブリッド型サービスによる単一セグメントで構成されております。詳細は注記「6.セグメント情報」に記載しております。
(1)連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。
本連結財務諸表は、2025年12月19日に代表取締役社長 平川 和真によって承認されております。
(2)測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要性がある会計方針」に記載の通り、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しおります。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、千円未満を四捨五入して表示しております。
(4)会計方針の変更
当社グループは、当連結会計年度より強制適用となった基準書及び解釈指針を適用しております。これによる当社グループの連結財務諸表に与える重要な影響はありません。
(1)連結の基礎
当社グループの連結財務諸表は、当社及び子会社の財務諸表を含めております。
子会社とは、当社グループにより支配されている企業(組成された事業体を含む)であります。当社グループがある企業への関与により生じる変動リターンに晒されている、又は変動リターンに対する権利を有している場合で、その企業に対するパワーにより、当該変動リターンに影響を与えることができる場合には、当社グループはその企業を支配しております。子会社の財務諸表は、支配獲得日から支配を喪失する日までの間、当社グループの連結財務諸表に含まれております。
子会社の財務諸表は親会社と統一された会計方針を適用しております。当社グループ内の債権債務残高及び取引、並びに当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。なお、子会社の決算日は、当社の決算日と一致しております。子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配持分の調整額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。子会社の包括利益は非支配持分が負となる場合であっても親会社の所有者と非支配持分に帰属させております。
(2)企業結合
① 共通支配下の企業以外との企業結合
当社グループは、取得法を適用して各企業結合を会計処理しております。企業結合で移転された対価は、移転した資産、取得企業に発生した被取得企業の旧所有者に対する負債及び取得企業が発行した資本持分の取得日の公正価値の合計額として測定され、該当する場合は条件付対価を含めております。企業結合により取得した識別可能な資産及び引き受けた負債を、取得日の公正価値で測定しております。企業結合における取得関連費用は発生時に費用処理しております。
取得日時点における移転された対価、すべての非支配持分の金額及び以前に保有していた被取得企業の資本持分の総額が、識別可能な資産及び引き受けた負債の取得日における正味の金額を超過した差額を、のれんとして認識しております。一方、この差額が負の金額である場合には、直ちに純損益で認識しております。
企業結合の当初の会計処理が連結決算日までに完了しない場合、当社グループは、完了していない項目については暫定的な金額で報告しております。その後、新たに入手した支配獲得日時点に存在していた事実と状況について、支配獲得日時点に把握していたとしたら企業結合処理の認識金額に影響を与えていたと判断される場合、測定期間の修正として、支配獲得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正します。測定期間は支配獲得日から最長で1年間としております。
② 共通支配下の企業との企業結合
共通支配下における企業結合とは、企業結合当事企業もしくは事業のすべてが、企業結合の前後で同一の企業により最終的に支配され、かつ、その支配が一時的ではない場合の企業結合であります。
当社グループでは、すべての共通支配下における企業結合取引について、継続的に帳簿価額に基づき会計処理を行っておりま。
(3)外貨換算
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しております。また、各連結対象企業に含まれる個別財務諸表は、その企業の営業活動が行われる主たる経済環境の通貨(機能通貨)で表示されます。
① 外貨建取引
外貨建取引は、取引日における直物為替レートを適用することにより、当社グループの各機能通貨に換算しております。外貨建の貨幣性資産及び負債は、決算日の為替レートにより機能通貨に換算しております。取得原価で測定している外貨建非貨幣性項目は、取引日における為替レートで機能通貨に換算しております。公正価値で測定している外貨建非貨幣性項目は、当該公正価値の測定日における直物為替レートで機能通貨に換算しております。当該換算及び決済により生じる換算差額はその期間の純損益として認識しております。ただし、取得後の公正価値変動をその他の包括利益に計上する資本性金融資産については、換算差額をその他の包括利益に計上しています。
② 在外営業活動体の財務諸表
在外営業活動体の資産及び負債は、決算日の直物為替レートにより、収益及び費用は、為替レートが著しく変動している場合を除き、期中の平均為替レートで換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額はその他の包括利益として認識しております。在外営業活動体が処分された場合には、当該営業活動体に関連する累積換算差額を処分時に純損益として認識しております。
(4)金融商品
① 金融資産
当社グループは、通常の方法によるすべての金融資産の売買は、原則として約定日に認識及び認識の中止を行っております。通常の方法による売買とは、関係する市場における規則又は慣行により一般に定められている期間内での資産の引渡しを要求する契約による、金融資産の購入又は売却をいいます。
(ⅰ)金融資産の分類及び測定
当社グループでは、金融商品について、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(FVTOCI金融資産)又は純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(FVTPL金融資産)に分類しております。
(a) 償却原価で測定する金融資産
当社グループは、以下の条件を満たす金融資産を、償却原価で測定する金融資産に分類しております。
・契約上のキャッシュ・フローの回収を保有目的とする事業モデルに基づいて、金融資産を保有していること
・金融資産の契約条件により、特定の日に元本及び元本残高に対する利息の支払いのみのキャッシュ・フローが生じること
償却原価で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値に取引費用を加算して測定し、当初認識後は実効金利法による償却原価で測定しております。また、利息収益及び認識の中止に係る利得又は損失は当期の純損益として測定しております。
(b) FVTOCI金融資産
当社グループは、公正価値で測定する金融資産のうち、当初認識時に事後の公正価値の変動をその他の包括利益に表示するという取消不能な選択をした資本性金融資産については、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するFVTOCI資本性金融資産に指定、分類しております。
FVTOCI資本性金融資産は、当初認識時に公正価値にその取引に直接起因する取引費用を加算して測定しております。当初認識後の公正価値の変動はその他の包括利益として認識し、その他の資本の構成要素に計上しております。また、当該金融資産の認識を中止した場合及び公正価値の著しい下落がある場合には、その他の包括利益累計額を直ちに利益剰余金に振り替えております。
FVTOCI資本性金融資産に係る受取配当金は、当該配当金が明らかに投資の取得原価の回収を示している場合を除いて、配当受領権が確定した時点で金融収益として認識しております。
(c) FVTPL金融資産
当社グループは、上記の償却原価で測定する金融資産又はFVTOCI金融資産に分類されない金融資産を、FVTPL金融資産に分類しております。
FVTPL金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、当初認識後の公正価値の変動から生じる評価損益、配当収益及び利息収益を純損益として認識しております。
(ⅱ)金融資産の減損
償却原価で測定する金融資産については、予想信用損失に対して貸倒引当金を認識しております。
予想信用損失は、契約に基づいて当社グループが受け取るべき契約上のキャッシュ・フローと、当社グループが受け取ると見込んでいるキャッシュ・フローとの差額の現在価値です。
貸倒引当金の変動は純損益に計上しております。
当初認識後は、報告日において、金融資産を次の3つのステージに分類し、それぞれ以下の通り、予想信用損失を測定しております。
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説明 |
予想信用損失の測定方法 |
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ステージ1 |
金融商品の信用リスクが当初認識時よりも著しく増大していないもの |
12ヶ月の予想信用損失 |
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ステージ2 |
金融商品の信用リスクが当初認識時よりも著しく増大しているもの |
全期間の予想信用損失 |
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ステージ3 |
信用減損の証拠がある金融商品 |
全期間の予想信用損失 |
当社グループでは、原則として契約で定められた支払期限を30日超過した場合に、金融資産の信用リスクが当初認識時より著しく増大していると判断しており、支払期限を90日超過した場合に債務不履行が生じていると判断しております。債務不履行に該当した場合、又は発行者又は債務者の著しい財政的困難などの減損の証拠が存在する場合、信用減損しているものと判断しております。
なお、上記にかかわらず、重大な金融要素を含んでいない営業債権等は、貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しております(単純化したアプローチ)。
予想信用損失の測定に当たっては、過去の事象、現在の状況及び将来の経済状況の予測についての、報告日において利用可能な合理的で裏付け可能な情報を用いております。なお、当社グループは、営業債権の予想信用損失を見積もる際に、予想信用損失の引当マトリクスを用いた実務上の簡便法を採用しております。
また、金融資産の全部又は一部分を回収できないと合理的に判断される場合は、金融資産の帳簿価額を直接償却しております。
(ⅲ)認識の中止
当社グループは、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅したか、あるいは、金融資産が譲渡され、その金融資産の所有に係るリスク及び経済価値のほとんどすべてが移転した場合に、当該金融資産の認識を中止しております。
② 金融負債
(ⅰ)金融負債の分類及び測定
当社グループは、金融負債を償却原価で測定する金融負債又は純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(FVTPL金融負債)に分類しております。
(a) 償却原価で測定する金融負債
当社グループは、以下のものを除くすべての金融負債を、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
・FVTPL金融負債(デリバティブ負債を含む。)
・金融保証契約
・企業結合において認識した条件付対価
償却原価で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値から取引費用を減算して測定し、当初認識後は実効金利法による償却原価で測定しております。
(b) FVTPL金融負債
FVTPL金融負債は、当初認識時に公正価値で測定し、当初認識後の変動はヘッジ会計の要件を満たしている場合を除き、純損益として認識しております。
(ⅱ)認識の中止
当社グループは、金融負債の義務が履行されたか、免責、取消し、又は失効した場合に当該金融負債の認識を中止しております。
③ 金融資産及び金融負債の表示
金融資産と金融負債は、当社グループが認識された金額を相殺する強制可能な法的権利を有し、かつ純額ベースで決済する又は資産を実現すると同時に負債を決済する意図が存在する場合にのみ相殺し、連結財政状態計算書において純額で認識しております。
(5)現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許預金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。
(6)有形固定資産
有形固定資産の測定には原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で表示しております。取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体、除却及び原状回復費用の当初見積額を含めております。
減価償却費は、取得原価から残存価額を控除した償却可能額を各構成要素の見積耐用年数にわたり定額法により算定しております。減価償却方法、見積耐用年数及び残存価額は各年度末に見直しを行い、変更がある場合には、会計上の見積りの変更として、見積りを変更した期間及び将来に向かって適用しております。
減損については、「(10)非金融資産の減損」に記載の通りです。
主な見積耐用年数は、以下の通りであります。
・建物及び附属設備 3-15年
・器具及び備品 2-15年
(7)のれん
のれんの償却は行わず、毎期及び減損の兆候が存在する場合には、その都度、減損テストを実施しております。のれんの減損テスト及び減損損失の測定については「(10)非金融資産の減損」に記載の通りです。
(8)無形資産
無形資産の測定には原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で表示しております。個別に取得した無形資産は、当初認識時に資産の取得に直接起因する費用を含む取得原価で測定しております。また、のれんとは別に企業結合で取得した識別可能な無形資産は、支配獲得日の公正価値で測定しております。自己創設無形資産は、資産化の要件を満たすものを除き、関連する支出は発生時に費用処理しております。
耐用年数を確定できる無形資産の償却費は、償却可能額を見積耐用年数にわたり定額法により算定しております。償却方法及び見積耐用年数は各年度末に見直しを行い、変更がある場合には、会計上の見積りの変更として、見積りを変更した期間及び将来に向かって適用しております。
減損については、「(10)非金融資産の減損」に記載の通りです。
主な見積耐用年数は、以下の通りであります。
・ソフトウェア 5年
・顧客関連資産 3-12年
(9)リース(当社グループが借手となるリース取引)
当社グループは、契約の開始時に、当該契約がリース又はリースを含んだものであるのかどうかを判定しております。契約が特定された資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを含んでおります。
なお、契約が特定された資産の使用を支配する権利を移転するか否かを評価するために、当社グループは、契約が特定された資産の使用を含むか、当社グループが使用期間全体にわたり資産の使用からの経済的便益のほとんどすべてを得る権利を有しているか、及び当社グループが資産の使用を指図する権利を有しているかについて検討しております。
リースの契約時に、短期リース及び原資産が少額であるリース以外のリース構成部分について、使用権資産及びリース負債を認識しております。リース開始日において、使用権資産は取得原価で、リース負債は同日現在で支払われていないリース料の現在価値で測定しております。
使用権資産の取得原価は、リース負債の当初測定額、当初直接コスト、前払リース料等の調整額で構成されております。また、リース料の現在価値を算定する際に使用する割引率には、リースの計算利子率が容易に算定できる場合、当該利子率を使用し、そうでない場合は追加借入利子率を使用しております。
リース期間はリースの解約不能期間に、リースを延長するオプションの対象期間(当社グループが当該オプションを行使することが合理的に確実である場合)、リースを解約するオプションの対象期間(当社グループが当該オプションを行使しないことが合理的に確実である場合)を加えたものとして決定しております。
開始日後において、使用権資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。ここで、使用権資産を減価償却する際には、IAS第16号「有形固定資産」の減価償却の要求事項を適用しております。また、減損しているかどうかを判定し、識別された減損損失を会計処理する際には、IAS第36号「資産の減損」を適用しております。
使用権資産の減価償却は、原資産の所有権がリース期間の終了時までに当社グループに移転する場合又は借手の購入オプションの行使が合理的に確実な場合には、開始日から原資産の耐用年数の終了時まで、それ以外の場合には、開始日から使用権資産の耐用年数の終了時、又はリース期間の終了時のいずれか早い方までにわたり、定額法により実施しております。
開始日後において、リース負債は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映するように帳簿価額を減額しております。また、リース料の変動又はリースの条件変更を反映するか、又は改訂後の実質上の固定リース料を反映するように帳簿価額を再測定しております。
当社グループは、短期リース又は原資産が少額であるリースに関連したリースについては、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース料総額をリース期間にわたり定額法で費用認識しております。
(10)非金融資産の減損
繰延税金資産を除く当社グループの非金融資産の帳簿価額は、毎期、減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候がある場合には、当該資産の回収可能価額に基づき減損テストを実施しております。のれん及び耐用年数を確定できない無形資産及び未だ利用可能でない無形資産は、償却を行わず、減損の兆候の有無にかかわらず年に一度、又は減損の兆候がある場合はその都度、減損テストを実施しております。
資産又は資金生成単位の回収可能価額は、処分コスト控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方で測定しております。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間価値及びその資産の固有のリスクを反映した割引率を用いて現在価値に割り引いて算定しております。
資金生成単位については、継続的に使用することにより他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから、概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資産グループとしております。企業結合により取得したのれんは、結合のシナジーから便益を得ると見込まれる資金生成単位に配分しており、当該資金生成単位は内部報告目的で管理されている最小の単位で、事業セグメントの範囲内となっております。
個々の資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を純損益に認識しております。
資金生成単位に関連して認識した減損損失は、まずこの単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分し、次に資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額するように配分されております。
過年度に認識した減損損失については、決算日において、減損の戻入れの兆候の有無を判定しております。
減損の戻入れを示す兆候があり、個々の資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を上回る場合には、回収可能価額と過年度に減損損失が認識されていなかった場合の減価償却控除後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失の戻入れを認識しております。
なお、のれんに関連する減損損失は戻入れておりません。
(11)引当金
当社グループは、過去の事象の結果として現在の債務(法的債務又は推定的債務)を有しており、当該債務を決済するために経済的便益を有する資源の流出が必要となる可能性が高く、かつ当該債務の金額について信頼できる見積りが可能である場合に引当金を認識しております。
貨幣の時間価値が重要な場合には、決済のために要すると見積もられた支出額の現在価値で測定しております。現在価値の算定には、貨幣の時間価値とその負債に固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いております。
当社グループは、引当金として、主に資産除去債務、補償対策引当金、事業構造改善引当金及び退職給付引当金を認識しております。引当金の内容は、注記「19. 引当金」をご参照ください。
(12)資本
① 普通株式
当社が発行した普通株式は、発行価額を資本金及び資本剰余金に計上し、その発行に直接起因する取引費用(税効果考慮後)は資本剰余金から控除しております。
② 自己株式
自己株式は取得原価で評価 され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却又は消却において利得又は損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本剰余金として認識しております。
(13)従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行われず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しております。
賞与及び有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な債務を負っており、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。
(14)株式に基づく報酬
当社グループは、持分決済型の株式に基づく報酬として、ストック・オプション制度を導入しております。
ストック・オプションは、付与日における公正価値で測定しております。ストック・オプションの公正価値を決定するための詳細は、注記「30.株式に基づく報酬」に記載しております。
付与日に決定した公正価値は、最終的に権利が確定すると予想されるストック・オプションの数の見積りに基づき、権利確定期間にわたって費用として認識し、同額を資本の増加として認識しております。
(15)収益
当社グループでは、以下の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する。
ステップ5:履行義務の充足時に(又は充足するにつれて)収益を認識する。
顧客との契約から生じる収益の主要な区分ごとの収益認識基準は以下の通りです。
① ストックサービス提供による収益
ストックサービスとは、日本国内で弊社所属のプロジェクトマネージャーおよびシステムエンジニアをアサインし、要件の整理や仕様の確定業務を行うとともに、ベトナム国内に顧客専属の開発チームを組織することで、顧客が自社開発チームと同じように、柔軟かつスピーディーに開発を進めることができるサービスです。
ストックサービスの提供を収益の源泉とする取引は、契約期間で発注する仕事量の最低保証を行う契約に基づく取引が含まれております。このような取引は、日常的又は反復的なサービスであり、契約に基づき顧客にサービスが提供される時間の経過に応じて履行義務が充足されると判断しており、役務を提供する期間にわたり顧客との契約において約束された金額を按分し収益を認識しております。
② フローサービス提供による収益
フローサービスとは、開発案件ごとに設計、仕様、デザインなどに基づいて顧客と開発契約を締結し、開発案件の上流工程から下流工程までの包括的なプロセスで品質を担保した成果物を納品する開発サービスです。
フローサービスの提供を収益の源泉とする取引は、顧客の要求する要件を満たすソフトウェアを開発し、納品する契約に基づく取引が含まれております。このような取引については、開発の進捗に応じて顧客の資産が増加するとともに顧客が当該資産の支配を獲得するため、これに応じて当社グループの履行義務が充足されていくものと判断しており、完成までに要する総原価を合理的に測定できる場合には、原価比例法(期末日における見積総原価に対する累積実績発生原価の割合に応じた金額)で収益を認識しており、合理的に測定できない場合は、発生した原価のうち回収されることが見込まれる費用の金額で収益を認識しております。顧客に請求する日より先に認識された収益は、契約資産として認識しております。
(16)政府補助金
政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、補助金が受領されることについて合理的な保証が得られる場合に認識しております。発生した費用に対する補助金は、補助金で補償することが意図されている関連コストを費用として認識する期間に純損益として認識しております。
(17)金融収益及び金融費用
金融収益は、主として受取利息及び為替差益から構成されております。受取利息は、実効金利法により発生時に認識しております。
金融費用は、主として支払利息及び為替差損から構成されております。支払利息は、実効金利法により発生時に認識しております。
(18)法人所得税
法人所得税は、当期税金及び繰延税金で構成されており、その他の包括利益に計上される項目から生じる場合又は企業結合から生じる場合を除き、純損益に含めております。
当期税金は、各報告日時点において制定又は実質的に制定されている税率を乗じて算定する当期の課税所得又は損失に係る納税見込額あるいは還付見込額に過年度の納税調整額を加味したものであります。
繰延税金資産及び負債は、資産負債法により、会計上の資産及び負債の帳簿価額と税務上の資産及び負債金額との一時差異に対して認識しております。なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を認識しておりません。
・のれんの当初認識から生じる将来加算一時差異
・会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引(企業結合取引を除く)によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異
・子会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高い場合
・子会社に対する投資に係る将来減算一時差異で、予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合、又は当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が低い場合
繰延税金資産及び負債は、決算日までに制定又は実質的に制定されている税率及び税法に基づいて、資産が実現する又は負債が決済される時に適用されると予想される税率を使用して算定しております。
繰延税金資産及び負債は、当期税金資産及び負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合に相殺しております。
繰延税金資産は、未使用の税務上の欠損金、税額控除及び将来減算一時差異のうち、将来課税所得に対して利用できる可能性が高いものに限り認識しております。繰延税金資産は各報告日に見直し、税務便益が実現する可能性が高くなくなった部分について減額しております。
(19)1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。
希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在的普通株式の影響を調整して計算しております。
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下の通りであります。
・収益認識(注記「3.重要性がある会計方針(15)収益」)
・使用権資産及びリース負債の識別(注記「3.重要性がある会計方針(9)リース」)
・繰延税金資産の回収可能性(注記「3.重要性がある会計方針(18)法人所得税」)
・引当金の会計処理と評価(注記「3.重要性がある会計方針(11)引当金」)
・株式報酬の公正な評価単価(注記「3.重要性がある会計方針(14)株式に基づく報酬」)
・投資有価証券の評価(注記「3.重要性がある会計方針(4)金融商品」)
・のれんの評価(注記「3.重要性がある会計方針(7)のれん、(10)非金融資産の減損」)
また、上記のうち、特に重要なものは、フローサービスの収益認識の計上、投資有価証券の評価、及びのれんの評価と考えております。
収益認識及び受注損失引当金の計上
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
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(単位:千円) |
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前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
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一定の期間にわたり収益認識した金額のうち当連結会計年度末の残高(契約資産) |
5,260 |
6,538 |
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受注損失引当金 |
- |
- |
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループが提供するサービスのうち、フローサービスは、受託開発型のサービスであり、開発の進捗に応じて顧客の資産が増加するとともに顧客が当該資産の支配を獲得するため、これに応じて当社グループの履行義務が充足されていくものと判断しております。そこで、完成までに要する総原価を合理的に測定できる場合には、原価比例法(期末日における見積総原価に対する累積実績発生原価の割合に応じた金額)で収益を認識しており、合理的に測定できない場合は、発生した原価のうち回収されることが見込まれる費用の金額で収益を認識しております。そのため、収益額の測定には見積りが伴います。
また、顧客より受注済みの案件のうち、当該受注契約の履行に伴い、翌連結会計年度以降に損失の発生が見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積もることが可能なものについては、将来の損失に備えるため翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を計上しております。そのため、受注損失引当金の測定にも、見積りが伴います。なお、当連結会計年度において、計上すべき受注損失引当金はありません。
今後の開発業務の進捗に伴い、予想し得ない工数の大幅な増加等により当該見積りが変更された場合、翌連結会計年度以降の当社グループの連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。
投資有価証券の評価
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
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(単位:千円) |
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前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
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投資有価証券 |
345,341 |
222,906 |
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループが保有する公正価値で測定する投資有価証券が、活発な市場における公表価格によって測定できない場合には、観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値を用いて評価しております。観察不能なインプットを含む評価技法によって算定される公正価値は、適切な基礎率、事業計画の仮定及び採用する計算モデルの選択など、当社グループの経営者による判断や仮定を前提としております。これらの見積り及び仮定は、前提とした状況の変化等により、金融商品の公正価値の算定に重要な影響を及ぼす可能性があります。
のれんの評価
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
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(単位:千円) |
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前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
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のれん |
826,282 |
1,113,000 |
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループは、のれんについて、注記「3.重要性がある会計方針 (10)非金融資産の減損」に従って、減損テストを実施しております。減損テストにおける回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうちいずれか高い金額としております。使用価値は、貨幣の時間価値及び個別資産又は資金生成単位に固有のリスクに関する現在の市場の評価を反映した割引率を用いて、見積将来キャッシュ・フローを割引いて算定しております。将来キャッシュ・フローの見積りにあたって利用する事業計画は、原則として5年を限度としております。事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フローの成長率は、資金生成単位が属する市場もしくは国の平均成長率を勘案して決定しております。割引率は、各資金生成単位の加重平均資本コスト等を基礎に算定しております。将来の事業計画、成長率、割引率等の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定されますが、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があります。
IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」
2024年4月に公表されたIFRS第18号は、2027年1月1日以降に開始する事業年度から適用されます。IFRS第18号は、IAS第1号「財務諸表の表示」と置き換わり、IAS第1号は廃止されます。IFRS第18号においては、主として純損益計算書の財務業績に関する表示及び開示に関する新たな規定が設けられています。また、IFRS第18号の公表と併せてIAS第7号「キャッシュ・フロー計算書」の改訂等が行われています。これらの適用による連結財務諸表への影響については検討中です。
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、ハイブリッド型サービスによる単一セグメントでありますが、関連情報としてサービスによる売上収益を「ストックサービス」と「フローサービス」の2分野で評価しております。
(2)セグメント収益及び業績
(3)サービス別の売上収益
サービスごとの外部顧客に対する売上収益は以下のとおりであります。
(単位:千円)
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売上収益の区分 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
ストックサービス |
2,795,150 |
2,551,502 |
|
フローサービス |
339,944 |
473,241 |
|
合計 |
3,135,094 |
3,024,742 |
(4)地域別に関する情報
① 外部顧客への売上収益
当社グループは、外部顧客の国内売上収益が連結損益計算書の売上収益の90%以上を占めるため、地域別の売上収益の記載を省略しております。
② 非流動資産(金融資産および繰延税金資産を除く)
(単位:千円)
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前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
日本 |
1,422,373 |
1,706,131 |
|
ベトナム |
306,302 |
359,535 |
|
合計 |
1,728,674 |
2,065,667 |
(5)主要な顧客に関する情報
主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
|
相手先 |
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
||
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金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
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株式会社エアトリ |
590,157 |
18.8 |
808,579 |
26.7 |
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
(Wur株式会社の株式取得)
(1)企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称:Wur株式会社
事業の内容:インターネットサービスの企画・開発・運営
② 取得日
2024年4月1日
③ 取得した議決権付資本持分の割合
67%
④ 被取得企業の支配の獲得方法
現金を対価とした株式の取得
⑤ 企業結合を行った主な理由
当社が顧客に提供する「ハイブリッド型サービス」は、顧客の上流工程を担う日本人のプロジェクトマネージャー、実装工程を担うベトナムの豊富なIT人材、日本に常駐し双方の橋渡し役となるベトナム人ブリッジエンジニアを柱に、顧客のプロダクト開発を一気通貫で行う体制を備えております。
今後も当社が非連続な成長を遂げるには、既存の強みに加え、事業戦略やプロダクト構想のフェーズから顧客に入り込み、新規事業開発のパートナーとして、プロダクトの企画や、最適なアーキテクチャーの提案をすることで他社との差別化を図り、新規顧客の獲得を行うことが必要となっております。
被取得企業は、Webシステム・アプリ開発事業を展開しており、大きく2点の強みを有しております。
・Web・システム・アプリ開発の新規立ち上げに経験豊富な人材を有していることによる、主にプロダクト戦略やUX/UIデザイン等の上流工程の対応力。
・代表者である閏間氏が、複数の事業会社での新規サービス立ち上げ、プロダクトのマーケティング経験を有していることによる、ローンチ後のサービスのグロースハックに関する豊富な知見。
上流工程の対応力と、サービスローンチ後のグロースハックに強みを持つ被取得企業が当社グループに入ることで、当社グループの顧客のDX推進における対応領域の拡大を実現し、従来参入することが難しかったサービス構想段階の案件に介入できるようになることを期待しております。
被取得企業においては、当社グループの豊富な開発リソースや、顧客ネットワークを活用したリードの増加を通じて、更なる事業成長を実現できると考えております。
結果、両者の非連続な成長に寄与すると判断し、被取得企業の株式取得の決議に至りました。
(2)取得対価の公正価値及びその内訳
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金額(千円) |
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現金 |
174,200 |
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取得対価の合計 |
174,200 |
(注)当企業結合に係る取得関連コストは、25,300千円であり、当連結会計年度において、連結損益計算書上の「販売費及び一般管理費」にて費用処理しております。
(3)取得日現在における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値
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金額(千円) |
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現金 |
174,200 |
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支払対価の合計 |
174,200 |
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現金及び現金同等物 |
69,008 |
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営業債権 |
26,099 |
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顧客関連資産 |
41,000 |
|
その他の資産 |
3,366 |
|
負債合計 |
△95,939 |
|
純資産 |
43,535 |
|
非支配持分 |
△14,367 |
|
のれん |
145,032 |
|
合計 |
174,200 |
(注)1.取得対価は、支配獲得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しております。
2.企業結合により識別した顧客関連資産は、取得対価の配分に際し超過収益法を用いて公正価値を測定しており、既存顧客減少率、EBITDA率、割引率等の仮定に基づいて測定しております。
3.のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。認識されたのれんは、税務上損金算入が見込まれるものはありません。
4.非支配持分は、識別可能な被取得企業の純資産に対する持分割合相当額で測定しております。
(4)取得に伴うキャッシュ・フロー
|
|
金額(千円) |
|
取得により支出した現金及び現金同等物 |
174,200 |
|
取得時に被取得企業が保有していた現金及び現金同等物 |
△69,008 |
|
子会社株式の取得による支出 |
105,192 |
(5)業績に与える影響
取得日以降に被取得企業から生じた売上収益及び当期利益は、連結損益計算書に与える影響が軽微のため記載を省略しております。
(6)企業結合が期首に完了したと仮定した場合の連結に与える影響(プロフォーマ情報)
企業結合が期首に実施されたと仮定した場合、当社グループの売上収益及び損益は、それぞれ3,244,466千円、63,504千円であったと算定されます。
このプロフォーマ情報は概算額であり監査証明を受けておりません。
また、当該情報は必ずしも将来起こりうるべき事象を示唆するものではありません。また、実際に出資が期首時点に行われた場合の当社グループの経営成績を示すものではありません。
(ドコドア株式会社の株式取得)
(1)企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称:ドコドア株式会社
事業の内容:総合デジタルマーケティング事業
② 取得日
2024年7月17日
③ 取得した議決権付資本持分の割合
80%
④ 被取得企業の支配の獲得方法
現金を対価とした株式の取得
⑤ 企業結合を行った主な理由
当社が顧客に提供する「ハイブリッド型サービス」は、顧客の上流工程を担う日本人のプロジェクトマネージャー、実装工程を担うベトナムの豊富なIT人材、日本に常駐し双方の橋渡し役となるベトナム人ブリッジエンジニアを柱に、顧客のプロダクト開発を一気通貫で行う体制を備えております。
円安の進行など外部環境が大きく変動する中、今後も当社が非連続な成長を遂げるには、今までのベトナム国内を中心とした開発体制に加え、日本国内にも開発拠点を設けることで、サービス提供体制を多様化するとともに、外部環境からの影響の分散を図ることが重要と考えております。また、当社の既存サービスは一定規模以上のDX推進需要に対して優位性を発揮できるものの、よりスピーディにローコストでシステム開発を行える体制や中小企業向けのDX支援サービスの需要に対応する体制の構築も重要となっております。
被取得企業は、新潟を拠点として中小企業向けのDX支援事業を展開しており、大きく3点の強みを有しております。
・拠点を置く新潟県内における被取得企業の知名度の高さを活かした新潟エリアのエンジニア採用実績、及びリモート開発体制の構築により新潟のみならず日本全国の優秀なエンジニアの採用実績
・Flutter(Dart)やWordPress型開発等のフォーマットによる受託開発を主としていることによる、中小企業のニーズに合致したローコストで標準化された品質の開発体制
・Salesforceやkintone、freee等のDXツールの導入や運用等での営業支援やバックオフィス業務支援
中小企業向けにローコストで受託開発が可能な開発体制を構築しており、システム開発に留まらず、営業支援やバックオフィス業務効率化に強みを持つ被取得企業が当社グループに入ることで、当社グループの顧客のDX推進における対応領域の拡大を実現し、従来獲得することが難しかった顧客群や参入することが難しかったサービスの提供ができるようになることを期待しております。
また、新潟県内での高い知名度とリモート開発体制の構築ノウハウを生かした日本全国の優秀なエンジニア採用力を活かし、当社グループとして日本国内のエンジニアチームを強化することで、サービス提供体制を多様化するとともに、為替変動等の外部環境からの影響の分散を図ることができるものと考えております。結果、両者の非連続な成長に寄与すると判断し、被取得企業の株式取得の決議に至りました。
(2)取得対価の公正価値及びその内訳
|
|
金額(千円) |
|
現金 |
208,000 |
|
取得対価の合計 |
208,000 |
(注)当企業結合に係る取得関連コストは、29,736千円であり、当連結会計年度において、連結損益計算書上の「販売費及び一般管理費」にて費用処理しております。
(3)取得日現在における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値
|
|
金額(千円) |
|
現金 |
208,000 |
|
支払対価の合計 |
208,000 |
|
現金及び現金同等物 |
40,966 |
|
営業債権 |
51,487 |
|
顧客関連資産 |
36,000 |
|
その他の資産 |
103,748 |
|
負債合計 |
△352,953 |
|
純資産 |
△120,753 |
|
非支配持分 |
24,151 |
|
のれん |
304,603 |
|
合計 |
208,000 |
(注)1.取得対価は、支配獲得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しております。
2.企業結合により識別した顧客関連資産は、取得対価の配分に際し超過収益法を用いて公正価値を測定しており、既存顧客減少率、EBITDA率、割引率等の仮定に基づいて測定しております。
3.のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。認識されたのれんは、税務上損金算入が見込まれるものはありません。
4.非支配持分は、識別可能な被取得企業の純資産に対する持分割合相当額で測定しております。
(4)キャッシュ・フロー情報
|
|
金額(千円) |
|
取得により支出した現金及び現金同等物 |
208,000 |
|
取得時に被取得企業が保有していた現金及び現金同等物 |
△40,966 |
|
子会社株式の取得による支出 |
167,034 |
(5)業績に与える影響
取得日以降に被取得企業から生じた売上収益及び当期利益は、連結損益計算書に与える影響が軽微のため記載を省略しております。
(6)企業結合が期首に完了したと仮定した場合の連結に与える影響(プロフォーマ情報)
企業結合が期首に実施されたと仮定した場合、当社グループの売上収益及び損益は、それぞれ3,388,209千円、79,447千円であったと算定されます。
このプロフォーマ情報は概算額であり監査証明を受けておりません。
また、当該情報は必ずしも将来起こりうるべき事象を示唆するものではありません。また、実際に出資が期首時点に行われた場合の当社グループの経営成績を示すものではありません。
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
(株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティングの株式取得)
当社は、2025年8月14日開催の取締役会において、IF Business Consulting株式会社(以下「IFBC社」)が運営する経営コンサルティング事業を分社型分割し、新たに設立した株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティングの全株式を取得し、子会社化いたしました。
(1)企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称:株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティング
事業の内容:経営コンサルティング事業
② 取得日
2025年8月15日
③ 取得した議決権付資本持分の割合
100%
④ 被取得企業の支配の獲得方法
現金を対価とした株式の取得
⑤ 企業結合を行った主な理由
当社が顧客に提供する「ハイブリッド型サービス」は、顧客の上流工程を担う日本人のプロジェクトマネージャー、実装工程を担うベトナムの豊富なIT人材、日本に常駐し双方の橋渡し役となるベトナム人のブリッジエンジニアを柱に、顧客のプロダクト開発を一気通貫で行う体制を備えております。さらに、今後は「既存事業における開発対応領域の拡大」「顧客に提供するソリューションの拡大」「サービスを提供するマーケットの拡大」の3つの成長の軸で事業を拡大し、「グローバルIT総合サービス」の提供を目指しています。これらのうち、「開発対応領域の拡大」において、2024年4月には新規事業立ち上げやDX戦略コンサルティング領域に強みを持つWur株式会社をグループに迎えることで、サービス開発における上流工程への対応力を拡充しました。
本株式取得においてIF Business Consulting株式会社から分割され、被取得企業に継承された経営コンサルティング事業では、顧客の事業戦略、基幹システムの導入、大規模なPMO、業務改善などを支援しています。主に国内大手コンサルティング会社との協業関係を通じた豊富な支援実績を持ち、多種多様なキャリアや知見を有するコンサルティング人材と、顧客の課題の間での高精度なマッチングによる、高い継続率やリピート率を誇っております。様々な需要に対応できる多様なコンサルティング人材へのアクセスと、高い継続率を実現するコンサルティング人材と案件の高いマッチング精度を強みとする被取得企業が当社グループに参画することで、顧客のサービス開発よりもさらに上流にある経営戦略、DX戦略からサービスの開発、運用までを網羅する包括的な支援を可能とし、高いシナジーを発揮できると見込んでおります。その結果、当社グループの非連続な成長に寄与すると判断し、被取得企業の株式取得に至りました。
(2)取得対価の公正価値及びその内訳
|
|
金額(千円) |
|
現金 |
323,958 |
|
取得対価の合計 |
323,958 |
(注)当企業結合に係る取得関連コストは、3,094千円であり、当連結会計年度において、連結損益計算書上の「販売費及び一般管理費」にて処理しております。
(3)取得日現在における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値
|
|
金額(千円) |
|
現金 |
323,958 |
|
支払対価の合計 |
323,958 |
|
取得資産及び引受負債の公正価値 |
|
|
営業債権 |
13,654 |
|
顧客関連資産 |
48,000 |
|
その他の資産 |
3,386 |
|
その他の負債 |
△27,800 |
|
純資産 |
37,241 |
|
のれん |
286,717 |
|
合計 |
323,958 |
(注)1.取得対価は、支配獲得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しております。当連結会計年度末において、資産及び負債の公正価値を精査しており、取得原価の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っております。
2.企業結合により識別した顧客関連資産は、取得対価の配分に際し超過収益法を用いて公正価値を測定しており、既存顧客減少率、EBITDA率、割引率等の仮定に基づいて測定しております。
3.のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。認識されたのれんは、税務上損金算入が見込まれるものはありません。
(4)キャッシュ・フロー情報
|
|
金額(千円) |
|
取得により支出した現金及び現金同等物 |
323,958 |
|
子会社株式の取得による支出 |
323,958 |
(5)業績に与える影響
取得日以降に被取得企業から生じた売上収益及び当期利益は、連結損益計算書に与える影響が軽微のため記載を省略しております。
(6)企業結合が期首に完了したと仮定した場合の連結に与える影響(プロフォーマ情報)
企業結合が期首に実施されたと仮定した場合、当社グループの売上収益及び当期損益は、それぞれ3,059,852千円、58,745千円であったと算定されます。
このプロフォーマ情報は概算額であり監査証明を受けておりません。
現金及び現金同等物の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
現金及び要求払預金 |
1,359,122 |
916,620 |
|
合計 |
1,359,122 |
916,620 |
営業債権及びその他の債権の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
売掛金 |
313,997 |
283,620 |
|
契約資産 |
5,260 |
6,538 |
|
未収入金 |
1,894 |
3,182 |
|
貸倒引当金 |
△19,447 |
△6,916 |
|
合計 |
301,704 |
286,424 |
営業債権及びその他の債権は、契約資産を除き償却原価で測定する金融資産に分類しております。
(1)投資有価証券及びその他の金融資産の内訳
投資有価証券及びその他の金融資産の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
償却原価で測定する金融資産 |
|
|
|
立替金 |
544 |
159 |
|
預託金 |
204 |
206 |
|
敷金及び保証金 |
61,802 |
71,357 |
|
その他 |
30 |
30 |
|
小計 |
62,580 |
71,752 |
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
株式 |
60,062 |
28,428 |
|
小計 |
60,062 |
28,428 |
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
株式 |
285,279 |
194,478 |
|
小計 |
285,279 |
194,478 |
|
合計 |
407,921 |
294,658 |
|
流動資産 |
544 |
159 |
|
非流動資産 |
407,377 |
294,499 |
|
合計 |
407,921 |
294,658 |
(2)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の主な銘柄及び公正価値等は以下の通りであります。
前連結会計年度(2024年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
銘柄 |
金額 |
|
ジラフ株式会社 |
29,796 |
|
株式会社だんきち |
23,980 |
|
株式会社インテリジェンスデザイン |
21,685 |
|
株式会社otta |
21,205 |
|
株式会社ORIGRESS PARKS |
20,821 |
|
アジアンブリッジ株式会社 |
20,217 |
|
株式会社foriio |
20,092 |
当連結会計年度(2025年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
銘柄 |
金額 |
|
ジラフ株式会社 |
21,782 |
|
株式会社インテリジェンスデザイン |
21,685 |
|
株式会社otta |
21,205 |
|
株式会社foriio |
20,092 |
短期的な株式上場の蓋然性が低い場合であっても、事業シナジー最大化が想定される投資先の株式を取得し保有することがあります。その保有目的に鑑み、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しております。
(3)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の認識の中止
当社グループは、資産の効率化や取引関係の見直し等を目的として、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の一部を売却することにより、認識を中止しております。
各連結会計年度における売却時の公正価値及び売却に係る累積利得又は損失は以下の通りです。
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
公正価値 |
累積利得又は損失 |
公正価値 |
累積利得又は損失 |
|
- |
- |
11,806 |
4,433 |
(4)利益剰余金への振替額
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産は、認識を中止した場合、その他の包括利益として認識されていた累積利得又は損失を利益剰余金に振替えております。利益剰余金に振替えたその他の包括利益の累積損失(税引後)は、当連結会計年度において、△134,445千円であります。なお、前連結会計年度においては、該当する利益剰余金への振替はありませんでした。
その他の資産の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
その他の流動資産 |
|
|
|
前渡金 |
887 |
263 |
|
前払費用 |
26,323 |
44,546 |
|
未収消費税 |
42,485 |
69,338 |
|
未収還付法人税 |
110 |
17,432 |
|
合計 |
69,806 |
131,579 |
|
その他の非流動資産 |
|
|
|
長期前払費用 |
6,854 |
5,739 |
|
前払金 |
- |
184,035 |
|
合計 |
6,854 |
189,774 |
増減表
有形固定資産の帳簿価額の増減、取得原価並びに減価償却累計額及び減損損失累計額は以下の通りであります。
帳簿価額
|
(単位:千円) |
|
|
建物及び附属設備 |
器具及び備品 |
合計 |
|
2023年10月1日 |
54,608 |
27,032 |
81,640 |
|
取得 |
1,010 |
4,070 |
5,080 |
|
企業結合による取得(注 3) |
1,459 |
3,127 |
4,586 |
|
売却又は処分 |
△921 |
- |
△921 |
|
減価償却費 |
△7,498 |
△11,522 |
△19,020 |
|
減損損失 |
△6,168 |
- |
△6,168 |
|
在外営業活動体の換算差額 |
△481 |
△455 |
△935 |
|
2024年9月30日 |
|
|
|
|
取得 |
106 |
7,418 |
7,524 |
|
資産除去債務の認識に伴う資産の計上 |
1,036 |
- |
1,036 |
|
売却又は処分 |
- |
△44 |
△44 |
|
減価償却費 |
△3,994 |
△11,301 |
△15,295 |
|
減損損失 |
△25,600 |
△10,124 |
△35,724 |
|
在外営業活動体の換算差額 |
△54 |
△120 |
△174 |
|
2025年9月30日 |
|
|
|
(注)1.有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
2.有形固定資産の減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれております。
3.企業結合の内容については、注記「7.企業結合」に記載しております。
取得原価
|
(単位:千円) |
|
|
建物及び附属設備 |
器具及び備品 |
合計 |
|
2024年9月30日 |
|
|
|
|
2025年9月30日 |
|
|
|
減価償却累計額及び減損損失累計額
|
(単位:千円) |
|
|
建物及び附属設備 |
器具及び備品 |
合計 |
|
2024年9月30日 |
△ |
△ |
△ |
|
2025年9月30日 |
△ |
△ |
△ |
(1)増減表
のれん及び無形資産の帳簿価額の増減、取得価額並びに償却累計額及び減損損失累計額は以下の通りであります。
帳簿価額
|
(単位:千円) |
|
|
のれん |
無形資産 |
|||
|
ソフトウェア |
ソフトウェア 仮勘定 |
顧客関連資産 |
合計 |
||
|
2023年10月1日 |
376,648 |
14,671 |
10,892 |
173,771 |
199,334 |
|
取得 |
- |
5,112 |
- |
- |
5,112 |
|
企業結合による取得(注2) |
449,634 |
708 |
- |
77,000 |
77,708 |
|
科目振替 |
- |
10,729 |
△10,729 |
- |
- |
|
償却費 |
- |
△10,549 |
- |
△31,250 |
△41,799 |
|
在外営業活動体の換算差額 |
- |
△987 |
△163 |
- |
△1,150 |
|
2024年9月30日 |
|
|
|
|
|
|
取得 |
- |
4,795 |
- |
- |
4,795 |
|
企業結合による取得(注2) |
286,718 |
- |
- |
48,000 |
48,000 |
|
償却費 |
- |
△12,197 |
- |
△46,167 |
△58,364 |
|
在外営業活動体の換算差額 |
- |
△365 |
- |
- |
△365 |
|
2025年9月30日 |
|
|
|
|
|
(注)1.無形資産の償却費は、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含まれております。
2.企業結合の内容については、注記「7.企業結合」に記載しております。
3.無形資産に含まれている自己創設無形資産の帳簿価額は、以下の通りであります。
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
ソフトウェア |
16,839 |
9,144 |
|
合計 |
16,839 |
9,144 |
取得原価
|
(単位:千円) |
|
|
のれん |
無形資産 |
||
|
ソフトウェア |
顧客関連資産 |
合計 |
||
|
2024年9月30日 |
|
|
|
|
|
2025年9月30日 |
|
|
|
|
償却累計額及び減損損失累計額
|
(単位:千円) |
|
|
のれん |
無形資産 |
||
|
ソフトウェア |
顧客関連資産 |
合計 |
||
|
2024年9月30日 |
|
△ |
△ |
△ |
|
2025年9月30日 |
|
△ |
△ |
△ |
(2)重要な無形資産
重要な無形資産に関する情報は以下の通りであります。
|
|
帳簿価額(単位:千円) |
残存償却期間 |
||
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
||
|
株式会社ハイブリッドテックエージェント |
顧客関連資産 |
125,125 |
113,208 |
9.5年 |
|
イクシアス事業(注) |
顧客関連資産 |
26,479 |
16,229 |
1.6年 |
|
Wur株式会社 |
顧客関連資産 |
34,167 |
20,500 |
1.5年 |
|
ドコドア株式会社 |
顧客関連資産 |
33,750 |
24,750 |
2.8年 |
|
株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティング |
顧客関連資産 |
- |
46,667 |
5.8年 |
(注)2023年10月1日の吸収合併により、株式会社イクシアスに係る顧客関連資産は、存続会社である当社に引き継がれております。
(1)資金生成単位
当社グループは、概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資金生成単位でグルーピングを行っており、原則として、経営管理上の事業区分を基準として資金生成単位を識別しております。
(2)のれんの減損テスト
のれんについて、毎期及び減損の兆候が存在する場合には、その都度、減損テストを実施しております。資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額のうち重要なものは、以下の通りです。
|
(単位:千円) |
||
|
資金生成単位 |
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
株式会社ハイブリッドテックエージェント |
195,247 |
195,247 |
|
イクシアス事業(注) |
181,401 |
181,401 |
|
Wur株式会社 |
145,032 |
145,032 |
|
ドコドア株式会社 |
304,603 |
304,603 |
|
株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティング |
- |
286,718 |
|
合計 |
826,282 |
1,113,000 |
(注)2023年10月1日の吸収合併により、株式会社イクシアスに配分されたのれんは、存続会社である当社に引き継がれております。
各資金生成単位グループののれんの回収可能価額は、使用価値により測定しております。使用価値は、過去の経験と外部からの情報を反映し、経営者が承認した事業計画(5年)を基礎とし、事業計画を超える期間については、成長率として1.2%(前連結会計年度1.0%)を用いて算出した見積りキャッシュ・フローを現在価値に割り引くことにより算定しております。
割引率は加重平均資本コストに基づく割引率を用いており、減損テストに使用した割引率は5.6%~13.9%(前連結会計年度5.3%~13.8%)であります。
当連結会計年度の減損テストにおいて、資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を上回っている金額及び予想将来キャッシュ・フローの仮定が変化した場合に見積回収可能価額と帳簿価額が同額になるために必要な予想将来キャッシュ・フローの変動値は以下の通りです。
|
|
回収可能価額が帳簿価額を 上回っている金額(千円) |
予想将来キャッシュ・フローの変動値(注) |
|
株式会社ハイブリッドテックエージェント |
313,965 |
△52.7% |
|
イクシアス事業 |
4,350,017 |
△85.0% |
|
Wur株式会社 |
405,902 |
△71.9% |
|
ドコドア株式会社 |
68,054 |
△15.5% |
|
株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティング |
136,770 |
△30.1% |
(注)予想将来キャッシュ・フローの変動値は、当連結会計年度末における割引率が同水準であると仮定し、回収可能価額の算出の前提となる将来の全期間の予想将来キャッシュ・フローが平均的に変動することを前提とした感応度となります。
(3)減損損失
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
当社グループは、当社の子会社であるHybrid Technologies Vietnam Co., Ltd.が持つダナン拠点の閉鎖を決定したことに伴い、帳簿価額を回収可能価額まで減額した結果、減損損失6,168千円を連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
当社グループは、当社の本社オフィスの閉鎖・移転を決定したことに伴い、帳簿価額を回収可能価額まで減額した結果、減損損失35,724千円を連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は以下の通りであります。
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
2023年10月1日 |
純損益を通じて認識 |
その他の包括利益において認識 |
企業結合 |
2024年9月30日 |
|
繰延税金資産 |
|
|
|
|
|
|
未払賞与 |
1,909 |
△232 |
- |
- |
1,677 |
|
貸倒引当金 |
614 |
3,001 |
- |
415 |
4,032 |
|
未払金 |
3,111 |
4,511 |
- |
- |
7,623 |
|
資産除去債務 |
4,735 |
△326 |
- |
- |
4,409 |
|
リース負債 |
196,494 |
△26,360 |
- |
- |
170,134 |
|
繰越欠損金 |
- |
6,062 |
- |
- |
6,062 |
|
投資有価証券 |
11,664 |
5,756 |
△1,931 |
- |
15,489 |
|
その他 |
11,083 |
△260 |
- |
1,228 |
12,052 |
|
合計 |
229,611 |
△7,848 |
△1,931 |
1,643 |
221,477 |
|
繰延税金負債 |
|
|
|
|
|
|
除去費用資産計上額 |
3,994 |
△575 |
- |
- |
3,419 |
|
使用権資産 |
187,922 |
△27,750 |
- |
15,489 |
175,660 |
|
無形資産 |
58,352 |
△11,222 |
- |
24,964 |
72,094 |
|
為替差益 |
9,191 |
△9,191 |
- |
- |
- |
|
その他 |
8,450 |
△1,901 |
- |
- |
6,549 |
|
合計 |
267,909 |
△50,639 |
- |
40,453 |
257,722 |
(注)1.純損益を通じて認識された額の合計と繰延税金費用との差額は、為替の変動の影響によるものであります。
2.繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異、繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩し、予測される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しております。なお、認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しております。
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
2024年10月1日 |
純損益を通じて認識 |
その他の包括利益において認識 |
企業結合 |
2025年9月30日 |
|
繰延税金資産 |
|
|
|
|
|
|
未払賞与 |
1,677 |
△17 |
- |
- |
1,659 |
|
貸倒引当金 |
4,032 |
△3,808 |
- |
- |
223 |
|
未払金 |
7,623 |
△4,161 |
- |
- |
3,461 |
|
資産除去債務 |
4,409 |
△2,258 |
- |
- |
2,151 |
|
リース負債 |
170,134 |
△41,945 |
- |
- |
128,189 |
|
繰越欠損金 |
6,062 |
88,411 |
- |
- |
94,473 |
|
投資有価証券 |
15,489 |
△8,538 |
△6,951 |
- |
- |
|
減損損失 |
- |
8,432 |
- |
- |
8,432 |
|
その他 |
12,052 |
4,845 |
- |
3,286 |
20,183 |
|
合計 |
221,477 |
40,961 |
△6,951 |
3,286 |
258,772 |
|
繰延税金負債 |
|
|
|
|
|
|
除去費用資産計上額 |
3,419 |
108 |
- |
- |
3,526 |
|
使用権資産 |
175,660 |
△55,078 |
- |
- |
120,582 |
|
無形資産 |
72,094 |
3,052 |
- |
- |
75,147 |
|
その他 |
6,549 |
175 |
1,491 |
- |
8,215 |
|
合計 |
257,722 |
△51,743 |
1,491 |
- |
207,470 |
(注)1.純損益を通じて認識された額の合計と繰延税金費用との差額は、為替の変動の影響によるものであります。
2.繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異、繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩し、予測される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しております。なお、認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しております。
3.前連結会計年度及び当連結会計年度の繰延税金資産のうち、前連結会計年度及び当連結会計年度に損失が生じており、繰延税金資産の回収可能性が将来の課税所得の有無に依存している納税主体に帰属しているものはそれぞれ40,276千円及び44,854千円です。当社グループは、取締役会において承認された事業計画を基礎とした将来課税所得の予測額に基づき、税務便益が実現する可能性が高いとの判断によるものであります。
4.前連結会計年度において新規に取得したドコドア株式会社は、当社が取得する以前に損失が続いていたことによる繰越欠損金が生じていたことから、取得日時点では繰延税金資産の回収可能性が低いとして、繰延税金資産を一部計上しておりませんでした。当社にて取得後は黒字が継続しており、また、当連結会計年度においてドコドア株式会社が新たに策定した事業計画に基づいて再評価を行った結果、繰延税金資産の回収可能性が高まったと判断したことから、当連結会計年度において繰延税金資産を計上しております。
(2)繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異等
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は、次の通りであります。
|
(単位:千円) |
||
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
将来減算一時差異 |
143,401 |
247,133 |
|
(44,214) |
(77,899) |
|
|
繰越欠損金 |
267,757 |
- |
|
(83,272) |
- |
|
|
合計 |
411,158 |
247,133 |
|
(127,486) |
(77,899) |
|
(注)将来減算一時差異及び繰越欠損金は一時差異等ベースの金額であり、( )内に税額ベースの金額を記載しています。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の繰越期限は、次の通りであります。
|
(単位:千円) |
||
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
1年目 |
- |
- |
|
2年目 |
- |
- |
|
3年目 |
53,973 |
- |
|
4年目 |
75,617 |
- |
|
5年目以降 |
138,167 |
- |
|
合計 |
267,757 |
- |
(3)法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
当期税金費用 |
|
|
|
当事業年度 |
80,286 |
40,607 |
|
小計 |
80,286 |
40,607 |
|
繰延税金費用 |
|
|
|
一時差異の発生及び解消 |
△37,612 |
△105,734 |
|
税率の変更等 |
△5,840 |
△4,249 |
|
小計 |
△43,452 |
△109,983 |
|
合計 |
36,834 |
△69,376 |
(注)1.従前は未認識であった税務上の欠損金又は過去の期間の一時差異から生じた便益のうち、当期税金費用の減額のために使用した額は、当連結会計年度において18,327千円であり、これは当期税金費用に含めております。なお、前連結会計年度において該当する事項はありません。
2.従前は未認識であった税務上の欠損金又は過去の期間の一時差異から生じた便益のうち、繰延税金費用の減額のために使用した額は、当連結会計年度において69,222千円であり、これは当期税金費用に含めております。なお、前連結会計年度において該当する事項はありません。
法定実効税率と平均実際負担税率との差異要因は以下の通りであります。
|
(単位:%) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
法定実効税率 |
30.6 |
30.6 |
|
未認識の繰延税金資産の変動 |
1.2 |
620.6 |
|
永久に損金に算入されない項目 |
3.2 |
△19.2 |
|
住民税均等割 |
1.6 |
△12.2 |
|
法人税等軽減税率 |
△0.2 |
11.5 |
|
連結子会社の税率差異 |
1.9 |
△167.4 |
|
連結子会社の留保利益 |
△0.5 |
4.1 |
|
その他 |
0.2 |
1.0 |
|
平均実際負担税率 |
38.0 |
468.9 |
(注)1.当社グループは、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した親会社の法定実効税率は、前連結会計年度、当連結会計年度ともに30.6%であります。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されております。
2.当連結会計年度は税引前損失を計上したため、正の値は税金費用の減少、負の値は税金費用の増加方向を表しております。
(4)法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に公布され、2026年4月1日以降に開始する連結会計年度から防衛特別法人税が課されることになりました。これに伴い、繰延税金資産および繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、2026年10月1日以降に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については従来の30.6%から31.5%に変更し計算しています。この変更による影響は軽微であります。
(1)借入金の内訳
借入金の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
平均利率 (%) |
返済期限 |
|
1年内返済予定長期借入金 |
87,403 |
130,333 |
1.79 |
- |
|
短期借入金 |
16,000 |
- |
- |
- |
|
長期借入金 |
232,483 |
418,342 |
1.83 |
2026年~2034年 |
|
合計 |
335,886 |
548,674 |
- |
- |
|
流動負債 |
103,403 |
130,333 |
- |
- |
|
非流動負債 |
232,483 |
418,342 |
- |
- |
|
合計 |
335,886 |
548,674 |
- |
- |
(注)1.平均利率については、2025年9月期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.借入金は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
3.借入金の担保に供している資産はありません。
4.返済期間については、当連結会計年度末残高に対する返済期間を記載しております。
(2)その他の金融負債の内訳
その他金融負債の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
預り金 |
28,413 |
23,921 |
|
預り保証金 |
9,406 |
8,270 |
|
合計 |
37,819 |
32,191 |
|
流動負債 |
37,819 |
32,191 |
|
非流動負債 |
- |
- |
|
合計 |
37,819 |
32,191 |
(注)その他の金融負債は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
当社グループが、借手としてリースしている資産は主にオフィスであります。リース契約の一部については、延長オプション及び解約オプションが付与されております。また、リース契約によって課された制限(配当、追加借入及び追加リースに関する制限など)はありません。
(1)使用権資産に関連する損益
使用権資産に関連する損益は、以下の通りであります。
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
使用権資産減価償却費 |
|
|
|
建物を原資産とするもの |
128,457 |
127,683 |
|
減価償却費計 |
128,457 |
127,683 |
|
リース負債に係る金利費用 |
24,675 |
25,463 |
|
短期リース費用 |
552 |
1,909 |
|
少額資産リース費用 |
2,270 |
4,783 |
|
変動リース料 |
2,512 |
2,410 |
(2)使用権資産
使用権資産の帳簿価額の内訳は、以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
建物を原資産とするもの |
757,226 |
599,893 |
|
合計 |
757,226 |
599,893 |
使用権資産の増加額は、前連結会計年度49,803千円、当連結会計年度165,388千円であります。
リースに係るキャッシュ・フローについては、注記「29.キャッシュ・フロー情報」、リース負債の満期分析については、注記「31.金融商品(2)財務上のリスク管理」に記載しております。
営業債務及びその他の債務の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
未払金 |
188,361 |
203,109 |
|
合計 |
188,361 |
203,109 |
営業債務及びその他の債務は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
引当金の内訳及び増減は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
資産除去債務 |
補償対策 引当金 |
事業構造改善 引当金 |
退職給付 引当金 |
合計 |
|
2023年10月1日 |
18,275 |
9,651 |
- |
- |
27,927 |
|
期中増加額 |
- |
23,704 |
17,690 |
- |
41,394 |
|
企業結合による増加 |
448 |
- |
- |
- |
448 |
|
割引計算の期間利息費用 |
165 |
- |
- |
- |
165 |
|
期中減少額(目的使用) |
△569 |
△5,818 |
- |
- |
△6,387 |
|
在外営業活動体の換算差額 |
△311 |
△1,205 |
- |
- |
△1,517 |
|
2024年9月30日 |
18,008 |
26,331 |
17,690 |
- |
62,030 |
|
期中増加額 |
1,139 |
130,359 |
- |
13,941 |
145,439 |
|
割引計算の期間利息費用 |
102 |
- |
- |
- |
102 |
|
期中減少額(目的使用) |
△1,344 |
△134,521 |
△17,690 |
- |
△153,555 |
|
期中減少額(戻入) |
- |
△1,796 |
- |
- |
△1,796 |
|
在外営業活動体の換算差額 |
△109 |
△585 |
- |
- |
△693 |
|
2025年9月30日 |
17,797 |
19,789 |
- |
13,941 |
51,527 |
引当金の連結財政状態計算書における内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
流動負債 |
45,270 |
25,323 |
|
非流動負債 |
16,760 |
26,204 |
|
合計 |
62,030 |
51,527 |
資産除去債務には、当社グループが使用する賃借事務所・建物等に対する原状回復義務に備え、過去の原状
回復実績に基づき将来支払うと見込まれる金額を計上しております。これらの費用は、事務所等に施した内部
造作の耐用年数を考慮して決定した使用見込期間経過後に支払われると見込んでおりますが、将来の事業計画
等により影響を受けます。
補償対策引当金は、将来のプログラムの無償補償費用の支出に備えるため、過去の実績率及び案件別の発生
見込額に基づく将来発生見込額を計上しております。これらの費用のほとんどは1年以内に発生するものと見
込まれます。
事業構造改善引当金は、事業構造の改善に伴い発生することが見込まれる損失に備えるため、当連結会計年度末で合理的に見積ることが可能なものについて、事業構造改善引当金として翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を計上しております。これらの費用のほとんどは1年以内に発生するものと見込まれます。
退職給付引当金は、ベトナム労働法により失業保険対象外の外国籍従業員に対して勤務年数1年につき0.5か月分の退職金を支払う義務があるとして、当期より退職給付引当金を計上しております。
その他の負債の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
その他の流動負債 |
|
|
|
未払費用 |
16,532 |
16,946 |
|
前受金 |
60,149 |
19,854 |
|
未払賞与 |
58,915 |
50,535 |
|
未払有給休暇 |
53,037 |
47,897 |
|
未払消費税等 |
24,433 |
23,715 |
|
合計 |
213,065 |
158,947 |
|
その他の非流動負債 |
|
|
|
長期未払金 |
7,653 |
- |
|
合計 |
7,653 |
- |
(1)授権株式数及び発行済株式総数
授権株式数及び発行済株式総数の増減は以下の通りであります。
|
|
授権株式数 (株) |
発行済株式 (株) |
資本金 (千円) |
資本剰余金 (千円) |
|
2023年10月1日残高 |
29,000,000 |
11,274,048 |
908,307 |
905,690 |
|
期中増減(注)2 |
- |
125,500 |
7,240 |
11,651 |
|
2024年9月30日残高 |
29,000,000 |
11,399,548 |
915,547 |
917,341 |
|
期中増減(注)3 |
- |
56,000 |
4,006 |
△5,027 |
|
2025年9月30日残高 |
29,000,000 |
11,455,548 |
919,553 |
912,314 |
(注)1.当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっております。
2.前連結会計年度において、新株予約権の行使により発行済株式の総数が、125,500株増加しております。
3.当連結会計年度において、新株予約権の行使により発行済株式の総数が、56,000株増加しております。
(2)自己株式
自己株式の増減は、以下の通りであります。
|
|
|
(単位:株) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
自己株式 |
|
|
|
期首残高 |
76 |
78 |
|
期中追加(注)1、2 |
2 |
2 |
|
期末残高 |
78 |
80 |
(注)1.前連結会計年度において、単元未満株式の買取請求により2株を取得しております。
2.当連結会計年度において、単元未満株式の買取請求により2株を取得しております。
(3)資本剰余金
日本における会社法(以下「会社法」という。)では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。
(4)利益剰余金
会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。
(5)その他の資本の構成要素
その他の資本の構成要素の内容及び目的は、以下の通りであります。
① 新株予約権
当社はストック・オプション制度を採用しており、会社法に基づき新株予約権を発行しております。なお、契約条件及び金額等は「30.株式に基づく報酬」に記載しております。
② 在外営業活動体の換算差額
在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる為替換算差額であります。
③ その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動額であります。
(6)非支配持分の取得
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
当連結会計年度において、当社グループは、当社連結子会社であるドコドア株式会社の持分10%を追加取得しております。これにより、同社株式の所有割合は、80%から90%となりました。当該取引は資本取引として会計処理しており、追加取得の対価6,230千円と追加取得に際して減少した非支配持分からの子会社持分取得による支出の帳簿価額6,192千円との合計である、12,422千円を資本剰余金の減少として処理しております。
(1)配当金支払額
該当事項はありません。
(2)配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
該当事項はありません。
(1)収益の分解
当社グループは、ハイブリッド型サービスによる単一事業分野において事業活動を行っており、売上収益の内訳は注記「6.セグメント情報」に記載しております。なお、当社グループの売上収益は全て顧客との契約から生じたものであります。
(2)契約残高
顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債の内訳は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
顧客との契約から生じた債権 |
313,997 |
283,620 |
|
契約資産 |
5,260 |
6,538 |
|
契約負債 |
75,910 |
28,687 |
前連結会計年度及び当連結会計年度に認識された収益について、期首現在の契約負債残高に含まれていた金額は、それぞれ4,337千円及び60,149千円であります。
契約資産は、フローサービス提供による収益について、一定期間にわたり充足した履行義務に係る対価に
対する当社グループの権利であり、支払いに対する権利が無条件になった時点で債権に振り替えられます。
顧客との契約から生じた債権は、履行義務の充足後、別途定める支払条件により、主として1年以内に対価を受領しています。また、当社グループの顧客との契約から生じた債権に重要な金融要素はありません。
契約負債は、主に顧客からの前受金に関連するものであります。
なお、営業債権及び契約資産に関する減損損失については、「31.金融商品」にて記載しております。
(3)残存履行義務に配分した取引価格
当社グループにおいては、個別の契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。
また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。
(4)契約コストから認識した資産
当社グループにおいて、契約の獲得または履行のコストから認識した資産はありません。
売上原価及び販売費及び一般管理費の内訳は以下の通りであります。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
従業員および役員に対する給付費用 |
|
|
|
業務委託費 |
|
|
|
減価償却費及び償却費(注) |
|
|
|
支払手数料 |
|
|
|
支払報酬 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
合計 |
|
|
(注)「減価償却費及び償却費」は、連結財政状態計算書上「その他の非流動資産」に含まれる長期前払費用の償却額を含みます。
その他の収益の内訳は以下の通りであります。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
受取賠償金 |
|
|
|
政府補助金 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
リース負債取崩益 |
|
|
|
共済戻入益 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
合計 |
|
|
その他の費用の内訳は以下の通りであります。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
事業構造改善費用 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
原状回復費用 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
合計 |
|
|
金融収益の内訳は以下の通りであります。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
受取利息 |
|
|
|
償却原価で測定する金融資産 |
|
|
|
為替差益 |
|
|
|
合計 |
|
|
金融費用の内訳は以下の通りであります。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
支払利息 |
|
|
|
リース負債に係る利息費用 |
|
|
|
資産除去債務に係る利息費用 |
|
|
|
投資有価証券評価損 |
|
|
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
合計 |
|
|
その他の包括利益の各項目別の当期発生額及び純損益への組替調整額、並びに税効果の影響は以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
純損益に振り替えられることのない項目 |
|
|
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
当期発生額 |
△23,401 |
△96,136 |
|
税効果額 |
△1,931 |
△8,407 |
|
小計 |
△25,332 |
△104,542 |
|
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
|
在外営業活動体の換算差額 |
|
|
|
当期発生額 |
△92,082 |
△58,212 |
|
組替調整額 |
- |
- |
|
税効果調整前 |
△92,082 |
△58,212 |
|
税効果額 |
- |
- |
|
小計 |
△92,082 |
△58,212 |
|
合計 |
△117,414 |
△162,755 |
基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
親会社の所有者に帰属する当期利益(千円) |
53,015 |
18,732 |
|
親会社の普通株主に帰属しない当期利益(千円) |
- |
- |
|
基本的1株当たり当期利益の計算に使用する 当期利益(千円) |
53,015 |
18,732 |
|
加重平均普通株式数(千株) |
11,354 |
11,414 |
|
普通株式増加数 |
|
|
|
新株予約権(千株) |
538 |
451 |
|
希薄化後の加重平均普通株式数(千株) |
11,892 |
11,865 |
|
基本的1株当たり当期利益(円) |
4.67 |
1.64 |
|
希薄化後1株当たり当期利益(円) |
4.46 |
1.58 |
(1)財務活動から生じた負債の変動
財務活動から生じた負債の変動は以下の通りであります。
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
2023年 10月1日 |
キャッシュ ・フローを 伴う変動 |
キャッシュ・フローを伴わない変動 |
2024年 9月30日 |
|||
|
連結範囲の変動 |
為替変動 |
新規リース |
その他 |
||||
|
短期借入金 |
14,996 |
△52,746 |
53,750 |
- |
- |
- |
16,000 |
|
長期借入金 |
- |
178,374 |
141,512 |
- |
- |
- |
319,886 |
|
リース負債 |
956,631 |
△123,757 |
50,478 |
△19,284 |
- |
△55,744 |
808,323 |
|
合計 |
971,627 |
1,871 |
245,740 |
△19,284 |
- |
△55,744 |
1,144,209 |
(注)前連結会計年度における「リース負債」の「その他」は、主にリース契約の解約やリース負債の再測定による減少を含みます。また、長期借入金のキャッシュ・フローを伴う変動には、借入関連手数料の支払が含まれております。
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
2024年 10月1日 |
キャッシュ ・フローを 伴う変動 |
キャッシュ・フローを伴わない変動 |
2025年 9月30日 |
||
|
為替変動 |
新規リース |
その他 |
||||
|
短期借入金 |
16,000 |
△16,000 |
- |
- |
- |
- |
|
長期借入金 |
319,886 |
228,788 |
- |
- |
- |
548,674 |
|
リース負債 |
808,323 |
△121,649 |
△9,798 |
165,388 |
△199,355 |
642,909 |
|
合計 |
1,144,209 |
91,139 |
△9,798 |
165,388 |
△199,355 |
1,191,583 |
(注)当連結会計年度における「リース負債」の「その他」は、主にリース契約の解約やリース負債の再測定による減少を含みます。
(2)非資金取引
重要な非資金取引の内容は「(1)財務活動から生じた負債の変動」のキャッシュ・フローを伴わない変動に記載の通りであります。
(1)株式に基づく報酬制度の内容
当社は、ストック・オプション制度を採用しております。ストック・オプションは、企業価値向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、当社の株主総会において承認された内容に基づき、当社の取締役会決議により、当社の取締役、執行役員及び従業員に対して付与されております。当社が発行するストック・オプションは、全て持分決済型株式報酬であります。行使期間は割当契約に定められており、その期間内に行使されない場合は、当該オプションは失効いたします。当社が発行しているストック・オプションの内容は、以下の通りであります。
|
|
付与数(株) |
付与日 |
行使期限 |
権利確定条件 |
|
第1回 |
1,728,200 |
2018年6月19日 |
2028年5月31日 |
付与日以後、権利確定日(2020年5月31日)まで継続して勤務していること。 |
|
第2回 |
307,000 |
2019年10月16日 |
2029年10月16日 |
付与日以後、権利確定日(2021年10月16日)まで継続して勤務していること。 |
|
第3回 |
125,000 |
2021年1月16日 |
2031年1月16日 |
付与日以後、権利確定日(2023年1月16日)まで継続して勤務していること。 |
|
第4回 |
252,000 |
2021年4月15日 |
2031年4月15日 |
付与日以後、権利確定日(2023年4月15日)まで継続して勤務していること。 |
|
第5回 |
399,000 |
2022年9月8日 |
2032年9月7日 |
付与日以後、権利確定日(2024年9月30日)まで継続して勤務していること。 |
|
第6回 |
342,700 |
2023年9月11日 |
2033年9月10日 |
付与日以後、権利確定日(2025年9月30日)まで継続して勤務していること。 |
|
第7回 |
374,000 |
2025年3月7日 |
2035年3月6日 |
付与日以後、権利確定日(2027年9月30日)まで継続して勤務していること。 |
(2)ストック・オプションの数及び加重平均行使価格
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
||
|
株式数 (株) |
加重平均行使価格 (円) |
株式数 (株) |
加重平均行使価格 (円) |
|
|
期首未行使残高 |
1,455,000 |
387.1 |
1,252,500 |
396.8 |
|
付与 |
- |
- |
374,000 |
498 |
|
行使 |
△125,500 |
97.3 |
△56,000 |
132.1 |
|
失効 |
△77,000 |
702.3 |
△46,000 |
627.9 |
|
満期消滅 |
- |
- |
- |
- |
|
期末未行使残高 |
1,252,500 |
396.8 |
1,524,500 |
424.3 |
|
期末行使可能残高 |
648,800 |
125.2 |
592,800 |
124.6 |
(注)1.期中に行使されたストック・オプションの権利行使時点の加重平均行使価格は、前連結会計年度において97.3円、当連結会計年度において132.1円であります。
2.期末時点で未行使のストック・オプションの行使価格は、第1回新株予約権が30.7円、第2回新株予約権が200.0円、第3回新株予約権が177.0円、第4回新株予約権が177.0円、第5回新株予約権が744.0円、第6回新株予約権が637.0円、第7回新株予約権が498.0円であります。
3.期末時点で未行使のストック・オプションの加重平均残存契約年数は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ6.7年及び6.6年であります。
(3)期中に付与されたストック・オプションの公正価値及び仮定
期中に付与されたストック・オプションの公正価値は、以下の前提条件に基づき、モンテカルロ・シミュレーションを用いて評価しております。
|
|
当連結会計年度 |
|
|
第7回ストック・オプション |
|
公正価値 |
498円 |
|
付与日の株価 |
450円 |
|
株価変動性(注) |
47.10% |
|
配当利回り |
-% |
|
無リスク利子率 |
1.36% |
|
行使価格 |
498円 |
(注)株価変動性は、当社の実績株価変動性を基に見積もっております。
(1)資本管理
当社グループは、持続的な成長を通じて、企業価値を最大化することを目指して資本管理をしております。
当社グループが資本管理において用いる主な指標は、ROE及びEPS等であります。これらの指標については、経営者に定期的に報告され、モニタリングしております。なお、当社グループが適用を受ける重要な資本規制はありません。
(2)財務上のリスク管理
当社グループは、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(信用リスク・流動性リスク・為替リスク・金利リスク)に晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、一定の方針に基づきリスク管理を行っております。
① 信用リスク管理
信用リスクは、保有する金融資産の相手先が契約上の債務に関して債務不履行になり、当社グループに財務上の損失を発生させるリスクであります。
当社グループは、与信管理規程に従い、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況を定期的に把握する体制としております。
なお、当社グループは、特定の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクを有しておりません。
各年度末における、金融資産のステージ別の帳簿価額(貸倒引当金控除前)は、以下の通りであります。
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
|
営業債権及び契約資産 |
319,257 |
290,158 |
|
償却原価で測定するその他の金融資産 |
|
|
|
ステージ1の金融資産 |
64,474 |
74,934 |
|
ステージ2の金融資産 |
- |
- |
|
ステージ3の金融資産 |
- |
- |
連結財務諸表に表示されている金融資産の帳簿価額は、当社グループの金融資産の信用リスクに係るエクスポージャーの最大値であります。
営業債権及び契約資産に係る年齢分析内訳は、以下の通りであります。
前連結会計年度(2024年9月30日)
(単位:千円)
|
延滞日数 |
貸倒引当金が 12ヶ月の予想 信用損失と 等しい金額で 測定されるもの |
貸倒引当金が全期間の予想信用損失に 等しい金額で測定されるもの |
合計 |
||
|
信用リスクが当 初認識以降に著 しく増大した金 融資産 |
信用減損 金融資産 |
営業債権及び 契約資産 |
|||
|
延滞なし |
64,474 |
- |
- |
296,697 |
361,171 |
|
30日以内 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
30日超60日以内 |
- |
- |
- |
335 |
335 |
|
60日超90日以内 |
- |
- |
- |
4,013 |
4,013 |
|
90日超 |
- |
- |
- |
18,212 |
18,212 |
|
合計 |
64,474 |
- |
- |
319,257 |
383,731 |
当連結会計年度(2025年9月30日)
(単位:千円)
|
延滞日数 |
貸倒引当金が 12ヶ月の予想 信用損失と 等しい金額で 測定されるもの |
貸倒引当金が全期間の予想信用損失に 等しい金額で測定されるもの |
合計 |
||
|
信用リスクが当 初認識以降に著 しく増大した金 融資産 |
信用減損 金融資産 |
営業債権及び 契約資産 |
|||
|
延滞なし |
74,439 |
- |
- |
281,942 |
356,381 |
|
30日以内 |
- |
- |
- |
104 |
104 |
|
30日超60日以内 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
60日超90日以内 |
- |
- |
- |
986 |
986 |
|
90日超 |
495 |
- |
- |
7,126 |
7,621 |
|
合計 |
74,934 |
- |
- |
290,158 |
365,092 |
貸倒引当金の増減は以下の通りであります。
(単位:千円)
|
|
営業債権及び 契約資産 |
償却原価で測定するその他の金融資産 |
||
|
単純化したアプローチを適用した金融資産に係る貸倒引当金 |
ステージ1の金融資産に係る貸倒引当金 |
ステージ2の金融資産に係る貸倒引当金 |
ステージ3の金融資産に係る貸倒引当金 |
|
|
2023年10月1日 |
12,288 |
- |
- |
- |
|
企業結合による増加 |
4,527 |
- |
- |
- |
|
繰入額(純額) |
2,632 |
- |
- |
- |
|
目的使用 |
- |
- |
- |
- |
|
その他 |
- |
- |
- |
- |
|
2024年9月30日 |
19,447 |
- |
- |
- |
|
繰入額(純額) |
△12,532 |
- |
- |
- |
|
目的使用 |
- |
- |
- |
- |
|
その他 |
- |
- |
- |
- |
|
2025年9月30日 |
6,916 |
- |
- |
- |
② 流動性リスク管理
流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり、支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。
当社グループは、適切な返済資金を準備し、継続的にキャッシュ・フローの計画と実績をモニタリングすることで流動性リスクを管理しております。
金融負債の期日別残高は以下の通りであり、契約上のキャッシュ・フローは利息支払額を含んだ割引前のキャッシュ・フローを記載しております。
前連結会計年度(2024年9月30日)
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(単位:千円) |
|
|
帳簿価額 |
契約上のキャッシュ・フロー |
1年以内 |
1年超 2年以内 |
2年超 3年以内 |
3年超 4年以内 |
4年超 5年以内 |
5年超 |
|
非デリバティブ金融負債 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
借入金(一年以内の支払予定を含む) |
335,886 |
335,886 |
103,403 |
84,625 |
79,817 |
4,158 |
3,648 |
60,236 |
|
営業債務及びその他の債務 |
188,361 |
188,361 |
188,361 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
リース負債 (一年以内の支払予定を含む) |
808,323 |
906,655 |
128,619 |
128,671 |
128,458 |
112,783 |
43,711 |
364,414 |
|
合計 |
1,332,570 |
1,430,903 |
420,383 |
213,296 |
208,275 |
116,941 |
47,359 |
424,650 |
当連結会計年度(2025年9月30日)
|
(単位:千円) |
|
|
帳簿価額 |
契約上のキャッシュ・フロー |
1年以内 |
1年超 2年以内 |
2年超 3年以内 |
3年超 4年以内 |
4年超 5年以内 |
5年超 |
|
非デリバティブ金融負債 |
|
|
|
|
|
|
|
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|
借入金(一年以内の支払予定を含む) |
548,674 |
548,674 |
130,333 |
127,445 |
50,746 |
47,916 |
47,916 |
144,319 |
|
営業債務及びその他の債務 |
203,109 |
203,109 |
203,109 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
リース負債 (一年以内の支払予定を含む) |
642,909 |
707,660 |
135,765 |
128,413 |
124,450 |
111,808 |
23,957 |
183,266 |
|
合計 |
1,394,692 |
1,459,443 |
469,206 |
255,858 |
175,196 |
159,724 |
71,873 |
327,585 |
③ 為替リスク管理
当社グループは、日本とベトナムで事業を展開しており、当社グループの各機能通貨とは異なる通貨による外部取引及びグループ間取引の結果、為替の変動リスクに晒されております。当社グループは、当該リスクを管理することを目的として、為替相場の継続的なモニタリングを行っております。
(ⅰ)為替感応度分析
以下の表は、当社グループの為替リスクエクスポージャーに対する感応度分析であります。
感応度分析は、期末日現在における、為替差額を当期利益で認識する外貨建の営業債権・債務等から生じる為替リスクエクスポージャーに対して、日本円が1%円高となった場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響を示しております。本分析においては、その他の変動要因(残高、金利等)は一定であることを前提としております。
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
ベトナムドン |
407 |
△1,239 |
|
米国ドル |
△648 |
△618 |
④ 金利リスク管理
当社グループの有利子負債のうち変動金利のものは、金利の変動リスクに晒されております。当社グループは、金利変動リスクを低減するため、変動金利の有利子負債について金利変動をモニタリングし、急激な金利変動時には借換を行うなどして金利リスク管理を行う方針であります。
なお、現在の金利リスクは当社グループにとって重要なものではないと考えているため、金利感応度分析は行っておりません。
(3)金融商品の公正価値
金融商品の公正価値について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、レベル1からレベル3まで分類しております。
レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格(無調整)
レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値
公正価値測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しております。
金融商品のレベル間の振替は、各連結会計年度末において認識しております。なお、当連結会計年度においてレベル1、2及び3の間の振替はありません。
① 償却原価で測定する金融商品
償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は以下の通りであります。
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 (2024年9月30日) |
当連結会計年度 (2025年9月30日) |
||
|
帳簿価額 |
公正価値 |
帳簿価額 |
公正価値 |
|
|
その他の金融資産 |
62,036 |
63,510 |
71,593 |
68,361 |
(注)短期金融資産、短期金融負債については、公正価値は帳簿価額と近似しているため、上表に含めておりません。
上記の金融商品の公正価値の測定方法は、以下の通りであります。
(その他の金融資産)
敷金、保証金及び預託金により構成されており、契約期間に応じて国債の利回り等適切な指標で割り引く方法により、公正価値を見積っており、レベル2に分類しております。
② 公正価値で測定する金融商品
公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、以下の通りであります。
前連結会計年度(2024年9月30日)
|
(単位:千円) |
||||
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レベル1 |
レベル2 |
レベル3 |
合計 |
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
|
|
資本性金融商品 |
- |
- |
60,062 |
60,062 |
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
|
|
資本性金融商品 |
- |
- |
285,279 |
285,279 |
|
合計 |
- |
- |
345,341 |
345,341 |
当連結会計年度(2025年9月30日)
|
(単位:千円) |
||||
|
|
レベル1 |
レベル2 |
レベル3 |
合計 |
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
|
|
資本性金融商品 |
- |
- |
28,428 |
28,428 |
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 |
|
|
|
|
|
資本性金融商品 |
- |
- |
194,478 |
194,478 |
|
合計 |
- |
- |
222,906 |
222,906 |
(レベル3に分類した金融商品の公正価値測定)
(ⅰ)公正価値の評価技法及びインプット
レベル3に分類される活発な市場における公表価格が入手できない非上場株式における、観察可能でないインプットを使用した公正価値の評価技法及びインプットは、以下の通りです。
|
評価技法 |
観察可能でないインプット |
観察可能でないインプットの範囲 |
|
|
2024年9月30日 |
2025年9月30日 |
||
|
割引キャッシュ・フロー法 |
割引率 |
5.5%~13.6% |
6.3%~55.0% |
|
|
永久成長率 |
1.0% |
1.2% |
|
|
非流動性ディスカウント |
30.0% |
30.0% |
|
|
EV/EBITDA倍率(注) |
6.3倍~12.4倍 |
5.4倍~16.3倍 |
(注)継続価値算定のために、類似会社の倍率を使用しています。
(ⅱ)感応度分析
重要な観察可能でないインプットのうち、割引率、非流動性ディスカウントが上昇(低下)した場合は、非上場株式の公正価値が減少(増加)します。一方、永久成長率、EV/EBITDA倍率が上昇(低下)した場合は、非上場株式の公正価値は増加(減少)します。
(ⅲ)評価プロセス
非上場株式の公正価値は、当社グループの担当部門がグループ会計方針等に従って、四半期ごとに入手可能な直前の数値を用いて測定しています。公正価値の評価結果は適切な権限者がレビュー、承認しており、公正価値の変動の根拠と併せて経営者に報告がなされております。
(ⅳ)レベル3に分類した金融商品の調整表
各年度におけるレベル3に分類された金融商品の調整表は、以下の通りであります。
|
(単位:千円) |
||
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
期首残高 |
337,272 |
345,341 |
|
取得 |
50,268 |
19,966 |
|
売却 |
- |
△11,806 |
|
利得及び損失 |
|
|
|
純損益(注)1 |
△18,797 |
△31,634 |
|
その他の包括利益(注)2 |
△23,401 |
△98,961 |
|
期末残高 |
345,341 |
222,906 |
|
報告期間末に保有している資産について 純損益に計上された未実現損益の変動(注)1 |
△18,797 |
△31,634 |
(注)1.純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。
2.その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に含まれております。
当連結会計年度末の主要な子会社の状況は以下の通りであります。
|
名称 |
所在地 |
報告セグメント |
議決権の所有割合 |
|
Hybrid Technologies Vietnam Co., Ltd. |
ベトナム ホーチミン市 |
ハイブリッド型サービス |
100% |
|
Hybrid Techno Camp Co., Ltd. |
ベトナム ホーチミン市 |
ハイブリッド型サービス |
100% |
|
株式会社ハイブリッドテックエージェント |
東京都 |
ハイブリッド型サービス |
100% |
|
Wur株式会社 |
東京都 |
ハイブリッド型サービス |
67% |
|
ドコドア株式会社 |
新潟県 |
ハイブリッド型サービス |
90% |
|
株式会社ハイブリッドビジネスコンサルティング |
東京都 |
ハイブリッド型サービス |
100% |
(1)関連当事者との取引
前連結会計年度(自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)
|
(単位:千円) |
||||
|
種類 |
名称 |
取引の内容 |
取引金額 |
未決済金額 |
|
その他の関係会社 |
株式会社エアトリ |
ハイブリッド型サービスの受注 |
590,157 |
54,228 |
|
役員(子会社取締役) |
本間 孝之 |
債務被保証(注4) |
36,920 |
- |
|
役員(当社取締役) |
閏間 莉央 |
債務被保証(注5) |
13,416 |
- |
(注)取引条件及び取引条件の決算方針等
1.関連当事者との取引条件は、個別に交渉の上、決定しております。
2.債権に対して貸倒引当金は設定しておりません。
3.取引価格については、独立した第三者による算定結果を踏まえて決定しております。
4.連結子会社のドコドア株式会社の銀行借入に対して債務保証を受けており、取引金額は期末時点の保証残高を記載しております。なお、保証料の支払はありません。
5.連結子会社のWur株式会社の銀行借入に対して債務保証を受けており、取引金額は期末時点の保証残高を記載しております。なお、保証料の支払はありません。また、閏間 莉央はWur株式会社の取締役も兼任しております。
当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)
|
(単位:千円) |
||||
|
種類 |
名称 |
取引の内容 |
取引金額 |
未決済金額 |
|
その他の関係会社 |
株式会社エアトリ |
ハイブリッド型サービスの受注 |
808,579 |
59,156 |
|
役員(子会社取締役) |
本間 孝之 |
債務被保証(注4) |
16,696 |
- |
|
役員(当社取締役) |
閏間 莉央 |
債務被保証(注5) |
10,308 |
- |
(注)取引条件及び取引条件の決算方針等
1.関連当事者との取引条件は、個別に交渉の上、決定しております。
2.債権に対して貸倒引当金は設定しておりません。
3.取引価格については、独立した第三者による算定結果を踏まえて決定しております。
4.連結子会社のドコドア株式会社の銀行借入に対して債務保証を受けており、取引金額は期末時点の保証残高を記載しております。なお、保証料の支払はありません。
5.連結子会社のWur株式会社の銀行借入に対して債務保証を受けており、取引金額は期末時点の保証残高を記載しております。なお、保証料の支払はありません。また、閏間 莉央はWur株式会社の取締役も兼任しております。
(2)経営幹部に対する報酬
当社の取締役及び監査役に対する報酬は、以下の通りです。
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日) |
当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) |
|
基本報酬及び賞与 |
96,630 |
136,580 |
|
合計 |
96,630 |
136,580 |
当社グループにおいて、開示すべき重要な事項はありません。
当社グループにおいて、重要な偶発債務はありません。
(NGS Consulting Joint Stock Companyの株式取得による企業結合)
当社は、2024年12月16日付「ベトナム国内への事業展開に向けたNGSC社の株式取得(連結子会社化)に関する基本合意のお知らせ」で公表しましたNGS Consulting Joint Stock Company(以下、NGSC社)の株式取得に関し、2025年4月30日開催の取締役会において決議し、同日付で締結した株式譲渡契約及びNGSC社の運営に関する株主間契約に基づき、2025年10月1日に同社の発行済株式の40%を取得いたしました。また、株主間契約の締結より、当社がNGSC社の取締役の指名権を持つこと、当社の意思を反映したNGSC社の運営を行うことなどについて、NGSC社の他の株主と合意し、これらの条件によって、実質支配力基準に基づき、NGSC社を当社の連結子会社化いたしました。
(1)企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称:NGS Consulting Joint Stock Company
事業の内容:ITコンサルティング、IT開発及びシステム導入支援
② 企業結合を行った主な理由
当社は、2024年11月14日に発表した2024年9月期決算発表、及び2024年11月29日に公開した「事業計画及び成長可能性に関する事項」にて定義した新たな成長戦略として、
・既存事業における開発対応領域の拡大
・顧客に提供するソリューションの拡大
・サービスを提供するマーケットの拡大
の3つの軸で事業拡大を図り、「グローバルIT総合サービス」の提供を目指すこととしています。
NGSC社は、当社が株式を取得する以前において、NGS Telecommunication and Equipment Joint Stock Companyの子会社であり、ヴィエティンバンク(銀行)や、ベトナム航空等、各業種のベトナム国内大手顧客に対する、ERP、クラウド、CRMなどの幅広いソリューションを用いた開発・導入支援、トレーニングやオペレーション支援等の豊富なコンサルティング実績を誇っております。
同社は、2018年の設立から、顧客の需要に合致するシステムの導入コンサルティング領域を軸に事業領域の拡大を続け、現在は400名規模の事業体制を構築しております。MicrosoftやDell、SAP、Wolters Kluwer、FINASTRA等の世界的に展開するソリューションプロバイダのパートナー認証を取得し、その豊富な実績からMicrosoft Partner of the Year賞やBestSuccess Factors (HXM) Partner賞を受賞するなど、プロバイダからも高く評価されております。このような幅広いソリューションの提供体制のもと、同社はエネルギー、銀行・金融、航空、製造業などを中心に、各業界のベトナム国内大手企業に対し、150件以上の支援実績を有しております。
顧客に提供するソリューションの拡大、及び日本国外マーケットへの進出を目論む当社が、ベトナム国内で様々なソリューションの提供実績を有するNGSC社の株式を取得することで、当社の成長を力強く推進することができること、また、日本国内への事業展開を目指しているNGSC社にとっても当社グループの事業ネットワークとの協業が有効に機能すると見込まれることから、両社の成長戦略を相互にサポートできる有力なパートナーになり得ると考え、NGSC社の株式取得に至りました。
③ 取得日
2025年10月1日
④ 被取得企業の支配の獲得方法
現金を対価とする株式取得
⑤ 結合後の企業の名称
変更はありません。
⑥ 取得した議決権付資本持分の割合
40%
⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価として株式(議決権40%)を取得し、実質支配力基準により子会社化したことによるものです。
(2)被取得企業の取得原価及び対価の種類
|
取得の対価 |
現金 |
320億VND(184,035千円) |
|
取得原価 |
|
320億VND(184,035千円) |
なお、条件付対価契約が含まれており、取得の対価に一定の調整が行われる可能性があります。
(3)主要な取得関連費用の内容及び金額
|
アドバイザリー費用等 |
24,139 |
千円 |
(4)取得日現在における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値
現時点では確定しておりません。
(親会社及びその他の関係会社の異動)
2025年10月1日付で、当社のその他の関係会社であった株式会社エアトリ(以下「エアトリ社」)が、以下のとおり、その他の関係会社に該当しないこととなると共に、当社の親会社に該当することとなりました。
(1)異動の理由
エアトリ社と、当社の主要株主であり、その他の関係会社であるSoltec Investments Pte. Ltd.(以下 「Soltec社」)は2025年8月21日、当社の議決権の行使に際して、エアトリ社の意思と同一の内容の議決権を行使することに同意しました。
これにより、2025年10月1日以降、エアトリ社の当社に対する実質的な支配が認められることから、当社はエアトリ社の連結子会社及び特定子会社と判断されることとなりました。
(2)株式会社エアトリの概要
名称:株式会社エアトリ
事業の内容:エアトリ旅行事業、ITオフショア開発事業、訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業、メディア事業、投資事業(エアトリCVC)、地方創生事業、クラウド事業、マッチングプラットフォーム事業、CXOコミュニティ事業、HRコンサルティング事業、航空会社総代理店事業、レンタカー事業、海外ツアー事業、法人DX推進事業・ヘルスケア事業、人材ソリューション事業、クリエイティブソリューション&DX事業、AIロボット事業、ゴルフイフサポート事業、外貨自動両替機事業、町家宿泊・日本文化体験事業
(3)異動前後における株式会社エアトリの所有する議決権の数及び議決権所有割合
|
|
属性 |
議決権の数(議決権所有割合)(注2) |
||
|
直接所有分 |
合算対象分 |
合計 |
||
|
異動前 |
その他の関係会社 |
31,151 |
3,500 |
34,651 |
|
(27.20%) |
(3.06%) |
(30.26%) |
||
|
異動後 |
親会社 |
31,151 |
3,500 |
34,651 |
|
(27.20%) |
(3.06%) |
(30.26%) |
||
(注)1.本件は、当社の議決権行使に関して、当社の主要株主であるSoltec社(議決権34.52%)が、エアトリ社の意思と同一の内容の議決権を行使することに同意したことによるものであり、保有株式数、議決権数の変動はありません。
2.2025年9月30日時点の総議決権数に対する割合を記載しています。
(4)開示対象となる非上場の親会社等の変更の有無
本件異動後は、新たに当社の親会社となるエアトリ社が、当社に与える影響が最も大きくなるため、Soltec社は開示対象となる非上場の親会社等から除かれることとなります。なお、エアトリ社は東京証券取引所に上場しているため、本件異動後、開示対象となる非上場の親会社等はありません。
当連結会計年度における半期情報等
|
|
中間連結会計期間 |
当連結会計年度 |
|
売上収益(千円) |
1,561,345 |
3,024,742 |
|
税引前中間(当期)利益(△は損失)(千円) |
17,027 |
△14,796 |
|
親会社の所有者に帰属する中間(当期)利益(△は損失)(千円) |
△26,256 |
18,732 |
|
基本的1株当たり中間(当期)利益(△は損失)(円) |
△2.30 |
1.64 |