第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第1四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の第5類移行により、国内での人の流れの回復や国外観光客の受け入れ拡大等、消費や雇用、所得環境の改善がさらに進み、経済活動が活発になる一方、全世界的なインフレの影響が残り、為替相場の変動による消費者物価の上昇、頻発する異常気象等、経済活動の下振れリスクも残る不透明な状況が続いておりました。

このような環境のもと、「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトとした運営店舗「わくわく広場」は、地域の食のセレクトショップとして、近隣生産者の積極的な開拓や売場の拡大、自社物流の強化に努めてまいりました。また、積極的な新規出店を行い、規模拡大に取り組む一方、FC事業を見直し、経営資源の集中を行いました。

これらの取組みにより、当第1四半期累計期間において、当社の重要な経営指標である流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)は6,872,250千円(前年同期比11.0%増)となりました。店舗における販売商品の種類別割合は、弁当・惣菜・パン類が約33%、加工品等が28%、野菜・果実等が約27%、その他が約12%となっており、地元のおいしい食品が集まる「地域の食のセレクトショップ」を実現しております。また、当第1四半期累計期間において、11店舗の新規出店を行う一方、2店舗のFC契約を終了し、前事業年度末より9店舗増加し175店舗となりました。さらに、生産者の登録件数拡大に取り組み、登録生産者数は前事業年度末より546件増加し29,161件となりました。

以上の結果、営業収益は1,978,251千円(前年同期比10.9%増)、営業利益は265,351千円(前年同期比5.5%減)、経常利益は261,055千円(前年同期比5.6%減)となり、四半期純利益は144,734千円(前年同期比8.6%減)となりました。

なお、当社事業は単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

② 財政状態
a.資産

当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比べ412,524千円増加し、8,077,613千円となりました。これは主に、流通総額の増加等により売掛金が391,162千円増加し、新規店舗の出店等により有形固定資産が216,882千円増加した一方、売掛金の増加や税金の支払等により現金及び預金が136,559千円減少したこと等によるものです。

 

b.負債

当第1四半期会計期間末における負債総額は、前事業年度末と比べ268,605千円増加し、5,646,006千円となりました。これは主に取引量の増加に伴い買掛金が386,081千円増加した一方、借入金返済により長期借入金が89,279千円減少、税金の支払により未払法人税等が81,718千円減少したこと等によるものです。

 

c.純資産

当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比べ143,918千円増加し、2,431,606千円となりました。これは主に四半期純利益が144,734千円となったこと等によるものです。

 

(2)経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第1四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。

 

(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。