第3 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1)連結経営成績に関する定性的情報

当社グループの当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上収益は61,561千米ドル(8,915百万円)と前年同期に比べ7,410千米ドル(1,073百万円、13.7%)の増収となりました。営業利益は7,136千米ドル(1,033百万円)と前年同期比と比べ643千米ドル(93百万円、9.9%)の増益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4,890千米ドル(708百万円)と前年同期と比べ811千米ドル(117百万円、19.9%)の増益となりました。四半期包括利益については、当第3四半期連結累計期間において、日本円が対米ドルで25.9%円安が進み、税引後その他の四半期包括利益で8,798千米ドル(1,274百万円)の損失を計上したことにより、3,906千米ドル(566百万円)の損失となっております。

 

当第3四半期連結累計期間における報告セグメントごとの業績は、以下のとおりです。

 

(マネジメントサービス事業)

マネジメントサービス事業は、アジアを中心とする世界15拠点にて、2022年9月30日現在で約250名のプロフェッショナルが、クライアント企業に対してM&AやDX導入をテーマとした現場常駐型(PMO型)の各種経営支援を提供しております。

当事業においては、主要な地域の中で、引き続き米中関係の緊張や新型コロナウイルス感染症対策の影響を受けたグレーターチャイナ地域で売上収益が471千米ドル(68百万円、8.8%)の減収、急速な円安の影響を受けて、日本地域で441千米ドル(63百万円、3.0%)の減収となったものの、新型コロナウイルス感染症対策の影響が軽減しつつある東南アジア地域では前年同期比520千米ドル(75百万円、6.9%)の増収、インドや欧州、北米などその他の地域でも増収となっております。その結果、当第3四半期連結累計期間のセグメント売上収益は29,174千米ドル(4,225百万円、前年同期は29,256千米ドル(4,237百万円))(セグメント間収益含む)、セグメント損益は6,720千米ドル(973百万円)の利益(前年同期は8,099千米ドル(1,173百万円)の利益)となりました。

 

マネジメントサービス事業における、当第3四半期連結累計期間及び前年同期の地域別売上収益の内訳は以下のとおりです。

 

(地域別売上収益の内訳)

当第3四半期連結累計期間
(2022
年1月1日~2022年9月30日)

前第3四半期連結累計期間
(2021
年1月1日~2021年9月30日)

千米ドル

百万円

千米ドル

百万円

日本

14,098

2,042

14,539

2,105

東南アジア

8,083

1,170

7,563

1,095

グレーターチャイナ

4,895

709

5,366

777

インド

403

58

166

24

中東

1,009

146

1,668

242

欧州

631

91

397

57

北米

1,681

243

1,243

180

グループ間取引消去

2,707

392

2,969

430

合計

28,093

4,068

27,973

4,051

 

 

(参考:現地通貨の売上推移)

当第3四半期連結累計期間
(2022
年1月1日~2022年9月30日)

前第3四半期連結累計期間
(2021
年1月1日~2021年9月30日)

日本(百万円)

1,916

1,682

グレーターチャイナ(千人民元)

23,194

36,684

(注)その他の地域については、原則として米ドルで計上しているか、少額のため割愛しております。

 

(プリンシパル投資事業)

プリンシパル投資事業は、マネジメントサービス事業を通じて培った経営人材のプラットフォームを活用し、中小/新興企業に対して当社グループ自らの資金を投下する他、ゼロから事業立ち上げを伴うインキュベーションにも積極的に取り組んでおります。これまでの投資活動の結果、現在では、パーソナルケア領域及びペットケア領域を重点領域と定め長期的な投資を継続しております。また、将来の重点領域となるべきビジネスシーズに対する投資も、戦略投資領域として積極的に投資を行っております。

 

パーソナルケア領域は、主要な連結子会社である株式会社SOLIAを通じて、「ALOBABY(アロベビー)」、「HALENA(ハレナ)」、「AMBiQUE(アンビーク)」及び「MELCE(メルス)」などのパーソナルケア商材をアジア全域に展開しております。

当領域においては、特に「ALOBABY(アロベビー)」及び「AMBiQUE(アンビーク)」の新規顧客増加や既存顧客のリピート率向上により、円建て決算ベースの売上収益は前年同期比で731百万円の増収となりました。一方で、急激な円安の影響で、米ドル建て決算ベースの売上収益は前年同期比で3,595千米ドル(521百万円)の増収にとどまっております。その結果、当第3四半期連結累計期間のセグメント売上収益は17,595千米ドル(2,548百万円、前年同期は14,000千米ドル(2,027百万円))、セグメント損益は1,566千米ドル(227百万円)の利益(前年同期は791千米ドル(115百万円)の利益)となりました。

 

ペットケア領域は、主要な連結子会社である株式会社ライフメイト動物病院グループ及び株式会社ライフメイト動物救急センターを通じて、動物病院運営を中心に事業を展開しています。

当領域においては、2022年7月1日、動物向けの高度医療を担う二次診療及び夜間救急診療を実施する株式会社アニマルメディカの動物病院事業を承継したことを受け、円建て決算ベースの売上収益は前年同期比で388百万円の増収となりました。一方で、急激な円安の影響で、米ドル建て決算ベースの売上収益は前年同期比で2,325千米ドル(337百万円)の増収にとどまっております。その結果、当第3四半期連結累計期間のセグメント売上収益は6,958千米ドル(1,008百万円、前年同期は4,633千米ドル(671百万円))、セグメント損益は210千米ドル(30百万円)の利益(前年同期は195千米ドル(28百万円)の利益)となりました。

 

戦略投資領域は、将来の重点領域となるべきビジネスシーズに対する投資として、主にアジア各国における飲食事業やシニア向けサービスといった事業に投資を行っております。

当領域においては、新型コロナウイルス感染症の影響が軽減した飲食事業の業績が大きく改善したことに加え、2022年9月1日に北海道札幌市で飲食事業を展開する株式会社ARUKIを完全子会社化したことで、売上収益は前年同期比で1,315千米ドル(190百万円)の増収となりました。また、保有するアイペットホールディングス株式会社の株価が堅調に推移したことで、161千米ドル(23百万円)の非資金利益を計上しております。その結果、当第3四半期連結累計期間のセグメント売上収益は9,254千米ドル(1,340百万円、前年同期は7,939千米ドル(1,150百万円))、セグメント損益は1,078千米ドル(156百万円)の利益(前年同期は257千米ドル(37百万円)の利益)となりました。

 

以上の当社グループの売上収益をまとめると以下のとおりです。

 

(グループの売上収益の内訳)

当第3四半期連結累計期間
(2022
年1月1日~2022年9月30日)

前第3四半期連結累計期間
(2021
年1月1日~2021年9月30日)

千米ドル

百万円

千米ドル

百万円

マネジメントサービス事業

29,174

4,225

29,256

4,237

プリンシパル投資事業

33,807

4,896

26,572

3,848

(内訳)

パーソナルケア領域

17,595

2,548

14,000

2,027

ペットケア領域

6,958

1,008

4,633

671

戦略投資領域

9,254

1,340

7,939

1,150

グループ間取引消去

1,420

206

1,677

243

合計

61,561

8,915

54,151

7,842

 

(2)連結財政状態に関する定性的情報

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は89,516千米ドル(12,963百万円、前連結会計年度83,849千米ドル(12,142百万円))となり、前連結会計年度比5,667千米ドル(821百万円)増加となりました。これは主に、ペットケア領域及び戦略投資領域における事業拡大のため実施した事業及び子会社の取得により、のれんが8,963千米ドル(1,298百万円)増加したことによるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は40,047千米ドル(5,799百万円、前連結会計年度末は33,042千米ドル(4,785百万円))となり7,005千米ドル(1,014百万円)増加となりました。これは主に、ペットケア領域における事業拡大のため実施した事業の取得に係る借入により、非流動負債として計上される有利子負債が6,033千米ドル(874百万円)増加したことによるものであります。

 

(資本)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は49,469千米ドル(7,164百万円、前連結会計年度末は50,807千米ドル(7,357百万円))となり、前連結会計年度末比1,338千米ドル(194百万円)減少となりました。これは主に、急激な円安の影響を受け、在外営業活動体の換算差額が8,787千米ドル(1,272百万円)減少したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より9,312千米ドル(1,348百万円)減少し、29,201千米ドル(4,229百万円)となりました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は、6,589千米ドル(954百万円、前第3四半期連結累計期間は7,071千米ドル(1,024百万円)の増加)となりました。これは主に、マネジメントサービス及びプリンシパル投資事業の営業収入の堅調な推移によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、10,089千米ドル(1,461百万円、前第3四半期連結累計期間は1,489千米ドル(216百万円)の減少)となりました。これは主に、ペットケア領域及び戦略投資領域における事業拡大のため実施した子会社及び事業の取得による支出9,410千米ドル(1,363百万円)によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は、1,414千米ドル(205百万円、前第3四半期連結累計期間は5,225千米ドル(757百万円)の減少)となりました。これは主に、借入による収入8,592千米ドル(1,244百万円)によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は2022年11月1日開催の取締役会決議に基づき、Auctus Advisors Private Limited(以下、「オークタス」といいます。)の株式を取得し子会社化する株式譲渡契約を、同日付で締結しました。また、2022年11月7日開催の取締役会において、オークタスの株主及びその関係者に対して、第三者割当の方法で新株発行を行うことを決議いたしました。詳細は「第5 経理の状況 1 四半期財務書類 要約四半期連結財務諸表注記」の「14.後発事象」をご参照ください。