第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、当社は2023年12月22日開催の臨時株主総会における定款一部変更の決議により、決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更いたしました。その経過措置として、前事業年度は2023年4月1日から2023年12月31日までの9か月間となっております。このため、前中間会計期間は2023年4月1日から2023年9月30日までの6か月間であり、以下の前年同期比較については、当該期間との比較により記載しております。

 

(1)経営成績の分析

当中間会計期間における国内景気動向は、緩やかに回復しており、先行きについては、雇用・所得環境が改善する中での各種政策効果もあり、引き続き緩やかな回復が続くことが期待されております。一方、中国経済の先行き懸念、海外景気の下振れ、物価上昇、中東地域をめぐる情勢等のリスク等によって今後十分注意していく必要があると認識しております。

このような環境の中、当社は、協業パートナーとの連携強化を通じた中長期的な売上拡大、および、その中長期的な売上を達成するための、人材の確保「ヒト」と技術・製品サービスの強化「モノ」を最重要視し、様々な取組みを行ってまいりました。

それらの取組みによって、データサイエンス人材の採用強化施策を通じた採用者数の増加、ならびに、退職者数の低減、アナリティクスコンサルティング事業におけるデータ利活用支援やAIモデル構築、AIプロダクト事業におけるR2Engineを中心とした各AIプロダクトの導入等により、売上増加を図りました。

 以上の結果、当中間会計期間の売上高は471,372千円(前年同期比13.0%増)、営業利益は7,972千円(前年同期比34.1%減)、経常利益は7,626千円(前年同期比33.7%減)、中間純利益は4,376千円(前年同期比39.3%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 (資産の部)

 当中間会計期間末の資産合計は859,170千円となり、前事業年度末に比べ69,606千円増加いたしました。

 流動資産は633,804千円となり、前事業年度末に比べ79,902千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が122,077千円増加した一方で、売掛金及び契約資産が29,429千円減少したことによるものであります。

 固定資産は225,365千円となり、前事業年度末に比べ10,295千円減少いたしました。これは主に、ソフトウェアが7,874千円減少したことによるものであります。

 (負債の部)

 当中間会計期間末の負債合計は188,126千円となり、前事業年度末に比べ41,448千円増加いたしました。

 流動負債は175,126千円となり、前事業年度末に比べ41,448千円増加いたしました。これは主に、未払金が15,053千円、未払法人税等が7,611千円増加したことによるものであります。

 固定負債は13,000千円となり、前事業年度末に比べ変動はありませんでした。

 (純資産の部)

 当中間会計期間末の純資産合計は671,043千円となり、前事業年度末に比べ28,158千円増加いたしました。これは主に、資本金が11,890千円、資本準備金が11,890千円増加したことによるものであります。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ122,077千円増加し、当中間会計期間末には483,317千円となりました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において営業活動の結果獲得した資金は、117,042千円(前年同期は199,944千円の獲得)となりました。これは主に、増加要因として売上債権及び契約資産の減少額29,429千円、減価償却費25,695千円及び法人税等の還付額17,960千円等があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間において投資活動の結果使用した資金は、18,385千円(前年同期は10,279千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出13,969千円等があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間において財務活動の結果獲得した資金は、23,421千円(前年同期は14,341千円の獲得)となりました。これは主に、株式の発行による収入23,565千円等があったことによるものであります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。